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2007.08.25 (Sat)

蒼色のとき 第7章 トライアングル 第4話

こうして手を取り合って

お互い好きだって言い合っているのに

不安は・・・・


私たちを離れ離れにする・・・・


ねぇ、私たちは


もうもとには戻れないのかな・・・・

【More・・・】



一晩かけて看病したかいあって
直樹くんは回復した

40度近くあった熱は
平熱までに下がって

なんとか学校に行けそうだった

よかった・・・・


「もう大丈夫。ありがとう秋」


「ううん・・・・よかった元気になって!」



ねえ、私たちは
これから何があっても一緒だよね?


こうしてこれからも
何度も朝を迎えられるよね?


お願い神様
そうだよって言って・・・・

じゃないと・・・・
不安に押しつぶされそうになる






「おはよう秋!直樹くんもう大丈夫!」


「うん!真由もありがとう!アリバイ協力!!」



昨日は真由のところに泊まるって武史に言ってもらった
ま、お母さんにはなんとなくばれているような気がするけど

お母さん直樹くんのこと気に入ってるから大丈夫だよね?




「武史に聞いたよ?花沢くん、また来たんだって?」


「うん・・・・ヘアゴムとられて・・・直樹くんがいろいろ心配して・・・まあ・・」




花沢くん・・・昨日、寂しそうな顔をしていた
なんでだろう・・・あの顔
頭から離れない


気のせいだったらいいんだけど
でも



「秋は、人のこと考えすぎるくせがあるから・・・」


「真由?」


「だから・・・・あまり花沢くんに関わらないほうがいいと思う」



真由・・・・
うん、そうだね
あまり考えないようにするよ

邪魔されたって
私たちは別れないんだから!




「秋!今日もバイトなのか?」


「うん!バイバイ!」


「気をつけろよ!」



武史と真由に見送られてバイト先に向かう
新しい人が入るまでの代理だけど
バイトは楽しい
このまま続けてもいいかな?と思うけど
直樹くんに会えなくなるのは嫌だし・・・・




「秋ちゃん。今日も来てるよ!美少年!いいね~若いって・・・おじさんうらやましいよ」


「今日も?」


今日もってなんだ?
昨日は直樹くんは来てないし・・・・
考えられるのは・・・・



やっぱり・・・花沢くん・・・・


この人・・・・いったいなんだろう


考えないようにしようとしたけど
やっぱりちゃんと話をしたほうがいいのかな・・・・



「いらっしゃいませ・・・・」



「はい、いらっしゃいました!秋ちゃんが来るの待ってたんだ!エスプレッソお願いね」


「・・・・・あの・・・・なんで・・・来るの?」



こういう言い方って良くないと思う
けど、ストレートに聞かないとはぐらかせれてしまいそうだから

でも、花沢くんはちょっと間をおいて
いつもみたくおどけた表情・・・・



「ここのコーヒーがおいしいから」


やっぱり・・・そうやってはぐらかす

とらえどころのない人

どこかの誰かさんにそっくり・・・・・




「・・・・・もう来ないで・・・・私、直樹くんとは別れないから」



「恋愛は自由でしょ?前にも言ったけど。俺に可能性がないわけじゃないし」



どうしてあきらめてくれないの?
どうすればあきらめてくれるの?

お願いだから私と直樹くんの間を邪魔しないで・・・・


こうして毎日店にこられたら
いやおうなしにも
花沢くんのことを考えてしまう・・・・


いやだ・・・・

直樹くん以外の人のことを考えるの




「秋ちゃん・・・・」


「なに?」



「俺のこと考えてるでしょ・・・」



・・・・・・・・・・・・・

なんで、そんなこと分かるの?
顔に出てた?
いやだな
見透かされてるみたいで・・・・



「俺のこと気にしてなかったら、俺がここに来たって構わないはずでしょ?」



「・・・・・・」



「でも、秋ちゃんは俺がここに来ることを気にしている・・・それって・・・」



「な・・・・何?」




他にお客さんがいるのに・・・
仕事に戻らなきゃいけないのに


花沢くんの答えを待っている

ほら、ドアの付近に影が見えてる

お客さんが新しく入ってくる


接客をしなきゃならないのに


花沢くんを構っている場合じゃないのに


どうしてだろう


体が動かない・・・・




「秋ちゃん!お客さん!」



「は!はい!」



その言葉でようやく正気に戻る
でも、花沢くんは私から視線をそらさない

話を続けようとしている・・・・





「秋ちゃんが俺のことを好きになる確率があがったっていうことじゃない?」



な・・・・何を言ってるの?

そ、そんなわけないじゃない・・・・

憶測でものを言うのやめてよ!



「どういうことだ卓?」



「な・・・・」



「どういうって?聞いてたんだろ?そういうこと」




どうして・・・
こんなところで鉢合わせになるの?


一番聞かれたくない人に
こんなこと聞かれるなんて・・・・



「そ・・・・そんな可能性はないよ!」




「・・・秋・・・・バイト中だろ?戻ったほうがいい・・・・」



「直樹くん・・・・」



それは、確かにそのとおりだけど
そんな風に冷たい言いかたをされたら

不安だよ・・・



あれから、直樹くんと花沢くんは同じテーブルに座って何かを話していた
気になったけど、今はバイト中で
しかも今日はいつになく忙しい・・・・


直樹くんたちのテーブルについたのは他のバイトだった・・・・






「お疲れ・・・・さっきはごめん・・・・」


「ううん・・・よかった、待っていてくれて」



職員玄関から出たら直樹くんがいた
正直、待っているなんて思ってなかったから
ほっとした・・・
それと同時に
直樹くんが何を考えているのか
怖くなった・・・・




それからしばらく沈黙が続いた
直樹くんとの沈黙はきらいじゃない
けど、今は
この静かさが思い・・・・・




最初にその沈黙を破ったのは
この空気に耐えられなくなった私・・・・



「さっき・・・・花沢くんが言ったことだけど・・・・絶対にないから!花沢くんを好きになる可能性は0だから!だから・・・・」



「じゃあ、なんでそんなにむきになるの?」



「むきになんて・・・・」


昨日、確認しあったじゃん・・・・
私は直樹くんが好きで
直樹くんは私が好きで・・・・



なのに、どうしてそんな言い方をするの?




「花沢くんと何を話していたの?」



「・・・・・・・・」



「黙ってないで教えてよ!」



「・・・・・どうして気になるの?」



「だ・・・って・・・・・」



「卓のことなんとも思ってなかったら、俺たちがなんの話をしていたって気にならないはずだ!それなのに、そんなに気にするなんて・・・・卓のこと・・・・少しは考えてるってことだろ?」



そんな・・・つもりは全然ないよ・・・
話している内容が気になったのは
直樹くんの様子が変だから

それに、花沢くんがあんなことを言うから
ちょっと気になったっていうのもあって

それだけなのに・・・・


でも、そう思っていることを
どうして口にできないの私は・・・・




「・・・・・ごめん・・・俺ちょっと変だ・・・家もう近いし・・・ここで・・・」



「直樹くん!!」



そのまま、私のほうを振り向くことなく走っていってしまった

いつもは、お互い離れがたくて
なんども
なんども振り返るのに


これじゃいつまでたっても帰れないね?って・・・言い合って
笑い合っていたのに・・・・


どうして・・・


花沢くんに何を言われたの?


私たち
ずっとこんな感じなの?













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07:38  |  蒼色のとき  |  TB(0)  |  CM(9)  |  EDIT  |  Top↑

★直樹の気持ちわかります…

好きだからこそ言いたくない事でもって言ってしまう事ってありますよねぇ…
私も学生時代そんな事がありました(笑)直樹よ…
自分のヤキモチで潰してまうことあるから気を付けてな…
大地オサム |  2007年08月25日(土) 10:08 | URL 【コメント編集】

★No title

やっと第7章まで読み終えましたww

秋ちゃんと直樹くん達、切ないですねー・・・・。
好きあってるのにうまくいかないなんて・・・・。
でも自分も高校生になったらこんな恋愛、
してみたいな!!・・・・なーんて思います(^^*)

それではこれからも続き楽しみしてますので、
頑張って下さい!!
潮里 |  2007年08月26日(日) 00:17 | URL 【コメント編集】

★直樹は短気??(苦笑)

サクラサル先生!再びおはようございます!!
秋ちゃん・・まんまと花沢の策略に(秋ちゃんだけじゃないか!?)ハマってるような気が!!(苦笑)
駄目じゃん!直樹!!何故そこで切れて逃げる??話あえ~!!(苦笑)
なんて偉そうな俺ですが・・俺もピンチは何度となく経験してますんで(苦笑)わかるなぁ~・・
一回疑い出すときりがなくなる・・信じたい!って思っても、言葉では違うこと言ってる。・・そんで一人になって考えて落ち込んだりするんだよなぁ~・・
(苦笑)このまま花沢の策略にハマったまんまなんて事!!ないですよね??うわぁ~めちゃ気になるかも!!(涙)直樹~!!しっかりしてくれ~!!
あ!先生!!小説ランキング3位入賞おめでとうございます♪今後とも応援していきますんで!頑張ってください!!
古田 |  2007年08月26日(日) 09:28 | URL 【コメント編集】

★大地さんへ

好きだからこそ
信じられないこともあるんですよね・・・
大地さんも学生時代にこんな思い出があるんですか?
サクラサル |  2007年08月26日(日) 10:19 | URL 【コメント編集】

★潮里さんへ

ここまで読んでくれてありがとうございます!

恋愛・・・はたくさんしたほうがいいですよ!
つらいこともあるけど
それ以上に幸せなことも多いですよ~

たくさん経験してください!
サクラサル |  2007年08月26日(日) 10:20 | URL 【コメント編集】

★古田さんへ

ありがとうございます!
自分でも3位に入るとは思わなくて・・・ちょっとどきどきです!


直樹は短気というよりも
ちょっと猜疑心が生まれちゃったというかんじですかね~
お互い思いやっているからこその
不安って言うものがここで爆発したってことです。
サクラサル |  2007年08月26日(日) 10:22 | URL 【コメント編集】

★サクラサル先生!

学生時代に関わらず社会人なってからも結構経験しとります(笑)
大地オサム |  2007年08月26日(日) 10:59 | URL 【コメント編集】

★No title

こんばんは m(_ _)m

うーん・・・
微妙なすれ違い。
若いからこそ、束縛しちゃい気持ちも
あるのかなぁ。。

次の話は・・・
また遊びに来ますネ!!

ではでは・・・
ランクアーップのポチ!!
ドダドゥド |  2007年08月26日(日) 23:42 | URL 【コメント編集】

★ ドダドゥドさんへ

若いからこそ束縛したり、物事が一直線にしか考えられなかったりすると思うんですよ。

だからこそ、すれ違ったりするのかな?って思っています。
サクラサル |  2007年08月27日(月) 07:56 | URL 【コメント編集】

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