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2007.08.24 (Fri)

蒼色のとき 第7章 トライアングル 第3話

彼が何を考えているのかわからない

不意に来て、突然消える

でも、かならず何かあとを残して行く


ほどかれた髪を見ながら

私は考える・・・・


今度は何が起こるんだろう・・・・

【More・・・】


「武史が・・・・迎えにくるの遅れるからこんなことに・・・・」



「・・・・ごめん・・・・本当に何もされなかったか?」



「ヘアゴム・・・もってかれたくらい・・・・」




ほどかれた髪を触りながら
なぜ彼があんなことをしたのか考えていた


あのヘアゴムをどうするつもりなんだろう
絶対なにか変なことに使うつもりなんだ・・・・




「わり・・・携帯鳴ってる・・・・」


真由かな?
でも、なんか様子が違う・・・・なんだろ・・・

武史の顔がだんだん険しくなってくるような気が・・・・




「秋・・・直樹・・・替わって」


「へ・・・・?」


なんで武史の携帯に電話するの?私に用事だったら私の携帯にかけてくれればいいのに
っていうか風邪は大丈夫なの?



「もしもし?大丈夫?」


「・・・・・よかった・・・・武史と一緒だったんだ・・・・」


ほっとしたような声と、苦しそうに咳き込む声が聞こえた
どうしたの?今日は直樹くんが武史に私の送りを頼んだんでしょ?


まさか・・・・花沢くん
直樹くんのところに行ったの?
あのヘアゴムをもって

なんか誤解を招くようなことでも言ったの?



「武史と一緒ってことは卓に何もされてないんだね?よかった・・・そ、それだけだから・・・」



それだけ言って一方的に電話を切った
というか、力尽きた?
風邪引いて、熱があるのに
私のことが心配だから
わざわざ?



「武史!私いまから直樹くんのところに行く!!」



「はぁ?もう8時だぞ?」


「だって・・・・」



だって、心配なんだもん・・・
直樹くん、そうとう具合が悪いはずなのに
私のことを心配して電話してくれて

私だって直樹くんのこと心配だよ
顔を見て安心したいんだ


わかってるよ?
こんなのエゴだって

でも・・・・
どうしても・・・・



「しょうがねーな・・・・送ってく・・・・帰りはタクシーでも拾えよ?」



「うん・・・ありがとう」


家から反対方向の直樹くんの家まで武史が送ってくれた

家のチャイムを鳴らしても誰も出てこない
しかも、家の電気がどこもついていない・・・・


誰もいないの・・・・
親は?っていうか直樹くんは?

まさかあまりにも症状が悪くって病院に運ばれたとか!?


ど・・・どうしよう!!


「ちょっと待て・・・・鍵・・・開いてる」


「え・・・・?」


本当だ・・・鍵が開いてる
悪いと思いながらそっと家にはいっていく

そのまま直樹くんの部屋まで足を運ぶ

真っ暗な家の中はやけに寂しくて
こんなところで一人で寝ることを考えると怖かった
直樹くん、こんなところで一人なの?

それとも・・・・病院に・・・・



「直樹くん・・・・入るよ~」


いるかどうかもわからないけど
一応断って部屋に入る

部屋もやっぱり真っ暗で
中は良く見えない


確か・・・電気はこの辺にあったはず

手探りで部屋の電気を探してつけた・・・・・!!!???



「な!直樹くん!!!!」



「直樹!!!!」


電気をつけたら私の足元すぐに
直樹くんが倒れていたのを見つけた

な・・・なんでこんなところで寝てるの?
いや・・・倒れた?


だって、携帯電話が近くに落ちてるし・・・・


「とりあえずベッドに運ぶぞ!」


「は、はい!!!」





「・・・・・あれ・・・・秋・・・・武史・・・・?なんでここに」


運んでいる途中で直樹くんが気がついた
なんでって・・・・



「お前・・・・なんでこんなところで寝てるんだよ・・・・親は?」



「・・・・今日は・・・どっちも出張で・・・・・」



じゃ、じゃあ、ずっと一人だったの?
誰も家にいないの?

じゃあ、どうしてたの今日1日!!!

あぁ、やっぱり学校なんて休んで看病にくればよかった!




「じゃあ、秋・・・今日はここに泊まっていけよ。おばさんには俺がちゃんと言っておくから」



「うん。ありがと武史・・・・・」




それから勝手に台所を借りておかゆを作って
直樹くんのパジャマを変えた

こんなに汗をかいているのに着替えもしないで・・・・
悪くなる一方だよ・・・・
よかったここに来て




「ごめんね・・・・風邪うつしちゃうかも・・・」



「気にしないでよ・・・・直樹くんが心配で勝手にきただけだから」



「でも・・・顔見れてよかった・・・・卓になんかされたのかと思って・・・心配で」



やっぱり・・・花沢くんここにきたんだ
なんでそんなことするんだろう
何を考えているのか全然わからない



「秋が・・・・卓にもっていかれるって思っちゃって・・・そしたら、いても立ってもいられなくって・・・・」



「直樹くん・・・・・私はここにいるよ!絶対に直樹くんの手を離さないから!だから・・・・」



両手で直樹くんの手を強く握る
私はここにいるって
直樹くんを安心させようと思って

ううん・・・違う

私が安心したかったんだ


直樹くんの手を握って
直樹くんを感じたかった



不安で
不安で

たまらないのは私も同じ・・・・



私たち
こんなにお互い好き合っているのに


たった一人の人のせいで

離れ離れになんかなりたくない・・・・



お願いだから・・・
これ以上私たちの邪魔をしないで


もう
私のことはあきらめて

花沢くん・・・・・






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07:45  |  蒼色のとき  |  TB(0)  |  CM(4)  |  EDIT  |  Top↑

★花沢は…

情報戦略の優位性を熟知しとりますな!
ゲリラ戦になれば情報が命綱やからね!
しかし、
信じあってる者に対してはまったく無駄事…。
より、結束を強くするだけってやつですな!

花沢…。
森永とお幸せに(笑)!
大地オサム |  2007年08月24日(金) 13:57 | URL 【コメント編集】

★大地さんへ

そっか・・・・花沢くんは森永さんと幸せになうるっていう手もありますね・・・・

お互い曲者同士だから・・・・

でも、一筋縄じゃいかないんですよ!!

波乱起こしちゃう予定です!
サクラサル |  2007年08月25日(土) 08:10 | URL 【コメント編集】

★うぅ・・花沢・・やっぱり嫌な奴かも!!

サクラサル先生!おはようございます♪
花沢・・いやな奴ですねぇ・・(苦笑)
性格やっぱりひんまがっていると思います!
(笑)
直樹の秋ちゃんを凄く大切にしてるのがひしひしと感じるだけに尚辛い・・・
お互いを信じ尊重しあっていけばこそ・・なんですが・・・どうなるんでしょうか??
うわぁ~・・気になります!!
古田 |  2007年08月26日(日) 09:21 | URL 【コメント編集】

★古田さんへ

そうなんです。花沢はひん曲がっております。

でも、そうなった理由もあるんですよ・・・
またおいおい書いていきたいと思います!
サクラサル |  2007年08月26日(日) 10:18 | URL 【コメント編集】

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