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2007.08.15 (Wed)

蒼色のとき 第6章 変化 第4話

俺にはわからない

裏切った彼女を

また追いかけてくる男の気持ち


どこまで追いかけて

自分の存在を

いつまでも

覚えていてもらいたいのか?

【More・・・】

「い・・・・伊藤くん・・・・」



青ざめた笹木の顔
震える体

立っているのもやっとっていう感じで・・・・


放課後分かれて数十分の間に
いったい笹木に何があったんだ?


「ごめんね・・・・ごめん・・・・」



「何?何があったんだ?」



笹木が怖がっていた意味が
ようやく分かった・・・・


校門の外に白い車が止まっている
それに乗っているのは見覚えのある顔

夏に遊園地で会った男


笹木の・・・・・いや
笹木を裏切った前の男・・・・




なんでいまさらここに来るんだ?


笹木に何の用事だ?


いまさら、彼女とよりを戻したいとか
そんなこといいにきたのか?




「ごめん・・・・あの人・・・私に話があったみたいなんだけど・・・でも」



「いいよ・・・俺が話してくる。秋がまだ教室にいたから、笹木は秋のところに行ってて」



笹木は大きく頷いて校舎に入って行く
それを見届けてから
俺は白い車の持ち主のところまで歩いて行った


どんな神経してんだよ!このやろう!



「・・・・・ちょっと話があるんですけど」



運転席の窓を2回ノックして
その男を呼び出した


男はあっさりと車からでて
俺の前に立った


やっぱり大人なんだな
背丈がうんぬんとかじゃなくて
もっている雰囲気が大人


笹木は・・・・こういう男が好きなんだろうか





「君は・・・・真由の彼氏?」



「真由とか・・・気安く呼ぶんじゃねーよ!別れたんだろ?いまさら何の用だよ!」



男を俺はきつくにらみつける
どんなに外見が良くたって
お前がやっていることは
最低な行為なんだぞ!


自分を好きになってくれた女を
最低な形で裏切った

それなのに、いまさら何の用か知らないけど
のこのこ笹木の前に現れやがって!





「真由と話がしたいんだ。呼んできてくれないか?」



「俺に話せよ!笹木はあんたになんて会いたくないんだ!だから逃げられたんだろ?」



強気の俺に、男は鼻で笑う
なんだ・・・どこまでもいけすかねぇやろうだな!!



「なんだよ・・・・」



「君は子供過ぎるよ?真由に用事があるんだ。君にじゃない。君に話したってなんの意味もないんだ!いいから真由を呼んできてくれ!」




なんだよこいつ
人のことがき呼ばわりして
しかも、何気に馬鹿にしたよな?

お前みたいな最低なやつに
馬鹿にされる義理はまったくねーんだよ!!





「もしかして殴りたい?顔にそう書いてあるけど?いいよ?それで真由を呼んでもらえるなら」




・・・・どこまでも人を馬鹿にするやつだな・・・・
だめだ!殴ったらこいつの思うつぼだ!

我慢しろ!
暴力で笹木を守っても
なんの意味もない・・・・



「殴る勇気もないならさっさと真由を呼んでくれないか?そもそも、君みたいな人に真由を任せられないよ・・・・」




だめだ・・・堪忍袋の尾が切れる・・・

いいよな?ここまで言われたんだぞ?
殴ってもいいよな?
一発くらい・・・・





「ふざけんなーーーー!!女をなんだと思ってんだよ!このおっさん!!」


後ろから秋の声がしたと思ったら
風のように俺を横切って

きれいにジャンプしたと思った瞬間

秋のケリが
男のみぞおちにきれいに入った・・・・!




「秋!!」



「ふん!ざまーミロ!真由を武史を馬鹿にした罰じゃ!」



「・・・・・・・っ・・・・・」



あたりまえだ
秋のケリをまともにくらったんだ
丈夫なやつじゃなかったら
1週間はメシを食えないぞ・・・・


見たところそんなやわではないと思うけど



「秋・・・・お前なんで」



「武史が、武史がこの男を殴っても真由は喜ばない。だから、だから私が変わりにケリを入れてあげたの!あーすっきりした!」



やることむちゃくちゃだけど
こいつも笹木が心配なんだよな・・・・・

やりすぎな気がしないでもないけど



「・・・・・き、君たち・・・・」



「あ、起きた!結構丈夫なんだね」



「感心するところそこじゃないから・・・・」




「どうしても、真由にあわせるつもりはない・・・そういうことか?」



「だから・・・・そう言ってるだろ?なんだよいまさら、笹木をこれ以上傷つけにきたのかよ!」




ふらふらしながらも男は立ち上がって
しばらく俺らを見て車に戻る

なんだよ・・・逃げんのかよ!


だめだ!このまま返したら
また笹木の家の前で待ち伏せるかもしれない!




「おい!ここで会えないからって!また笹木の家のまえで待ち伏せしようとか思ってないだろうな!」



「・・・・・君には関係ないだろ?俺は真由に用事があるんだ」



そんなことさせるか!
あんなにおびえて俺のところまで来たんだぞ!
普段、あんなに強気なのに
その笹木をあんなにおびえさせるお前に
二度と近づけるもんか!!




「・・・・・真由に会うなとは言いません。けど、真由が会いたいと思わないのに、会いに来るのはやめてください。また同じ目にあうだけです」



秋・・・・おまえ
何を言ってるんだ?


笹木の様子を見なかったのか?
会いたいと思うわけないだろ?
それなのに・・・・




「そうだね・・・・分かった、じゃあ、これ真由に渡しておいて・・・・真由の気が変わったら連絡が欲しいって」




男は秋に名刺のようなものを渡して
その場から去っていった


連絡なんてするわけない!
させるもんか!


「おい・・・・それ・・・・」



「真由に渡すよ?」



「なんで!笹木の様子見なかったのか?あんなにおびえて・・・・それなのに」



「武史!」


秋の叫び声と同時に俺は、頬を強く叩かれた
ばちん!という響きが
そこら中に響く・・・・



「・・・・・?」



「よーく聞け武史!」



「あぁ?」



叩かれた頬がじんじんしてきて、俺はそこを抑えながら秋のほうを振り向く
なんだ?叩いた次は説教か?
意味がわからんぞ!




「真由は!いつかあの男の人と向き合わなきゃならないんだ!逃げてばっかりいられないんだ!そうしないと、いつまでも新しい恋なんてできないんだ!!」



「秋・・・・・?」



「会わせないようにするのは簡単・・・でも、いつまでもこうしていたって何も変わらない・・・・違う?」




秋・・・・おまえ、俺が知らない間に
ずいぶん大人になったんだな・・・・



うん、そうだな
逃げてたってなにも始まらないんだ


いつか、過去と決別しなきゃいけない
そうしなきゃ
いつまでも笹木は過去に縛られたままになる



笹木・・・・今、お前はどうしたい?








「秋・・・・伊藤くん・・・・・」



私は教室の窓から、2人のやりとりをずっと見ていた

おびえて逃げることしかできなかった私

支えてくれる友達・・・・



分かっているの
過去と向き合って
断ち切らなきゃいけないことも

でも、今は・・・まだ
そんな事ができなくて・・・・・




「笹木・・・・さん?」



「森永さん!」




本当にこの人、
なんでこんな時間まで学校に残ってるんだろうか・・・・
今は、会いたくなかったんだけどな



「いつまでそうやって逃げてるの?」



「・・・・・」


「どうでもいいけど、その気がないならいつまでも伊藤くんに甘えるのやめてもらえないかな?」


「そんなの・・・・」


「笹木さんがそんなだから、いつまで伊藤くん、次に進めないんじゃない」


・・・・・そんなこと
あなたに言われなくても
分かっている・・・・




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09:56  |  蒼色のとき  |  TB(0)  |  CM(10)  |  EDIT  |  Top↑

★やっぱり伊藤やなぁ…(苦笑)!

秋ちゃんの行動力を少し分けてもらいなさい(笑)!
にしても…。
森永は本当にいいタイミングで出てきますなぁ。
笹木よ!森永の話に耳を傾けるな!
術をかけられるぞ!
大地オサム |  2007年08月15日(水) 10:54 | URL 【コメント編集】

★サクラサル先生!!最高です!!!

いやぁ~・・何がって?秋ちゃんが♪
こんなヤツ殴ったれ!!と思った瞬間・・・
秋ちゃんの素晴らしい蹴りが・・・最高です♪
強く優しい・・秋ちゃん・・ますます素敵な女性になtってます!!
しかし・・出そうだなぁ・・と思ったらでましたね!くの一!!(笑)笹木さん!負けるな!!!返り討ちに期待します!(笑)
古田 |  2007年08月15日(水) 12:28 | URL 【コメント編集】

★No title

コメント有難うございました
小説とか詩が書ける人ってあこがれますね
そういう才の無い私からすればどうしたらそんなに言葉が出てくるんだい?って気持ちです
Johnny |  2007年08月15日(水) 20:04 | URL 【コメント編集】

★大地さんへ

高校2年生へと進学したので
秋も少し大人になりました!!

恋は人を変えるんですよ!!

なんちゃって・・・・

森永さんは・・・・
くの一ですから!!
どこからでも出てきますよ!
サクラサル |  2007年08月15日(水) 20:36 | URL 【コメント編集】

★古田さんへ

秋のケリが炸裂しました!
作者自身もすっきりです!!

あんな男、本当にいたら相当嫌な奴ですよね!

でも、嫌な奴にもそれなりにいろいろあったはずなんです!
そういうことちゃんと書けたらいいな~と思います
サクラサル |  2007年08月15日(水) 20:37 | URL 【コメント編集】

★Johnnyさんへ

こちらこそコメントありがとうございます!

小説だなんて・・・・
ただのつたない文章です・・・

お暇なときもしよかったら読んでください!
サクラサル |  2007年08月15日(水) 20:39 | URL 【コメント編集】

★No title

こんばんは m(_ _)m

鉢合わせはしたのね。。
秋ちゃんの登場、キレイな蹴り
思わず場面想像をしちゃいました(笑)
また遊びに来ます。

あと・・・
新作をアップしましたよー!!
遊びに来てくださいね!!

ランクアーップのポチ!!
ドダドゥド |  2007年08月16日(木) 01:23 | URL 【コメント編集】

★ドダドゥドさんへ

鉢合わせしました!
お約束な展開ですが・・・・

そこにスパイスをと思って
秋にきれいなケリを入れてもらいました!

新作読みにいきますね!!
サクラサル |  2007年08月16日(木) 08:29 | URL 【コメント編集】

★No title

6章1話からまた読ましてもらってます!
この話で一旦区切りをつけるため(今から晩飯なんだけど全部読んじゃいそうなので・・・)にコメントします・・・

秋はやっぱりいい奴でしたね・・・
かっこいいですww
惚れますたっ!!!
さーて笹木はどうなんだろ・・・
笹木、頑張れよww
yuki |  2007年08月25日(土) 19:48 | URL 【コメント編集】

★yukiさんへ

コメントありがとうございます!

第6章は、真由の気持ちの区切りをテーマにしております!

第4話の秋はかっこよく登場してみました!

続きも読んでくれるとうれしいです!
サクラサル |  2007年08月26日(日) 10:14 | URL 【コメント編集】

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