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2007.08.10 (Fri)

蒼色のとき 第5章 幸せの落とし穴 第10話

あなたの吐息を
あなたの鼓動を

こんなに間近で感じたことがあっただろうか・・・・


流れる汗も
熱い吐息も

すべて
すべてが

愛おしい・・・・

【More・・・】

初めて入る直樹くんの部屋
黒と白でまとめてある
シンプルな部屋


コルクボードには
今まで私と一緒にとった写真がたくさん貼ってあって
ちょっと照れくさいけど
うれしかった


その隅に
花沢くんと撮った写真も何枚か貼ってあった

2人とも笑顔で楽しそうで
それを見るのが
すごくつらかった・・・・



「ごめん・・・・今家に誰もいなくて・・・・飲み物こんなのしかなくて・・・」


「ううん・・・ありがと・・・」


差し出されたジュースを受け取って口に含む
直樹くんは私の隣に座って、同じようにジュースを飲んだ



家に誰もいないんだ・・・・・

つまり・・・2人きりなんだ・・・



ついさっきまで
道の真ん中で直樹くんと抱き合っていた


そして初めて
「秋」って呼び捨てにされた・・・・


みんなからそう呼ばれているのに
べつになんてことないことなんだろうけど・・・・


うれしかった・・・・


そ、それに・・・・


「ずっと秋を抱きしめていたい」って・・・


あれってどういう意味なんだろうか・・・・


えっと、私が深く考えすぎなのかな
いや、そ、そんなやらしい意味で直樹くん言ったわけじゃないよね?


もののたとえだよね・・・ずっと一緒にいたい!みたいな



「あ・・・・秋・・・・」



「へ?あ・・・はい!!」



やだ・・・声裏返った
は、恥ずかしい・・・意識してんのばればれじゃんか



「やっぱり・・・変かな?よ、呼び捨てにするの・・・」



「そ!そんなことない!うれ・・・うれしいよ!!」


お互い顔を真っ赤にして見つめ合う
う・・・・だめだ・・・・もう・・・



「「あははははは!!」」


2人同時に噴出してしまう
だめだ・・・何緊張してるんだろ
そう思ったら急におかしくなった

さっきまでの緊張が
うそのようにとけていく


うん、これが2人の自然体なんだ



「言い慣れないことしたらだめだよね・・・・なんかおかしくなってきた」


「はは。でも本当にうれしかったよ!秋って呼び捨てにされるの。恋人同士って感じで」


「うん・・・そうだね」



優しいいつもの直樹くんの笑顔
近づいてくるきれいな顔

重なる唇

自然に受け入れられる


好き・・・・
すごく好き


離れたくないって
こんな感じ


ううん・・・離れたくないっていうよりも
もっとくっついていたい
そんな感じ



「ご・・・ごめん・・・・これ以上くっついてるとやばい・・・」



「え・・・・でも・・・・」



「お、俺も一応健全な男の子なんで・・・その、好きなことこんなにくっついているといろいろね・・・あるんだよ」


そういって私に背を向けてしまった
耳まで真っ赤になってる
あ・・・・ははは・・・・
うん
そ、そうだね


でも・・・・私今は



「離れたくないな・・・・」


直樹くんの背中にしがみつく
広いんだな背中も
いつもは正面から抱きしめられるから
胸の広さは分かっていたけど

背中も広くて
男の子なんだな
私とは違う・・・


聞こえる鼓動
速くなってるのがわかる


心地よいリズム
落ち着く音

ずっと聞いていたい



「秋・・・・あのさ・・・・これは・・・その、拷問に近いんだけど」


「直樹くんが・・・思うようにしてくれていいよ。私、直樹くんと離れたくないから」


「や、で、でも・・・・こんな・・・あ・・・」


自分でも大胆なことを言ったと思う
けど、本当のことだもん
ずっとくっついていたい

そりゃ、いろいろ初めてなこともたくさんあるけど

怖いっていう気持ちもあるけど
それでもずっと
くっついていたいよ

今日、このまま離れてしまうのは
絶対いやなんだ




「し、知らないよ?俺もうとまらないから」


「うん大丈夫」



お互い向き合って
いつもより深いキスを繰り返す


全身が熱くなって

このまま2人で溶けてしまって
一つの形になってしまうくらい


熱く、強く
抱きしめあって・・・・



怖いとか
痛いとか


そんなことよりも


こうして直樹くんと
重なりあうことが
何よりもうれしかった



「秋・・・・・愛してる・・・」


「うん・・・・私も・・・」





重なりあった指を絡ませて
私たちは深い眠りについた







「やば・・・・着信何件も入ってる・・・親も、真由も・・・わ!武史からも!」



窓から差し込んでくる光がまぶしくて目が覚めた
気がついたら朝で
かばんの中で光っている携帯を取り出したら
何十件もの着信に驚いた


あちゃ~無断外泊しちゃったよ・・・・



「あ・・・俺も着信いっぱい入ってる・・・・あ・・・武史から20件も入ってる・・・・」



「「あ・・・・」」


気がつけばお互い裸のままで
朝日のおかげではっきり見えてしまって・・・

き、昨日は無我夢中だったからよくわからなかったけど
は・・・恥ずかしい!!!



「あ!あっち見て!!」


「ご!ごめん!うん!着替え終わるまでこっち見てるから大丈夫!」



あんなことがあっても私たちは変わらない
それが少しうれしい・・・



「と、とりあえず真由と武史に電話しなきゃ・・・・」



「そ、そうだね。2人とも心配してるだろうし・・・」




予想通り2人はすごく心配してて
真由には「無事でよかった」と泣きつかれ
武史にはものすごく怒られた


私の親には真由の家に泊まっているということになっていて
すごく助かった

直樹くんとの付き合いが公認とはいえ
さすがに直樹くんの家に泊まってきました!
とは言えないもんね・・・・


「俺・・・やっぱり秋の両親にちゃんと話をしたほうが」


「だ!だめだよ!!そんなことしたらお父さんに殺されるよ!!うちのお父さん・・・たぶん熊より強いから」



いったい親になんの話をするというんだろう・・・
まさか・・・秋さんと×××・・・だ!だめだって!!



「と、とにかく学校に行かなきゃね!」


「そ、そうだね・・・・」



着替えて直樹くんの家をでて駅に向かった
その間もずっと手をつないでいた





「今までよりもずっと秋を近くに感じられるよ」


「うん・・・」



「どんなことがあっても俺は秋が好きだから。卓にも渡さないから」



「うん・・・・」




いつまでもいつまでも
こうして手をつないで
一緒にいたいね


どんな障害も乗り越えられる
そんな2人になりたいね




いろんなことがあった
出会いと別れを繰り返して


傷ついて傷つけあって

それでも私たちは
離れない

このつないだ手を
ずっと離さないでいようね





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07:22  |  蒼色のとき  |  TB(0)  |  CM(7)  |  EDIT  |  Top↑

★秋ちゃん直樹お幸せに!

今回の物語は久々にニコニコしながら読めました(^-^)!ういういしくていいですよね!秋ちゃんも可愛いかった(^-^)直樹も男になったしね(^-^)!っていってもこの二人の運命はこのままうまくいくはずがないですよね~(笑)!忍が2人もいるんですからね(笑)
大地オサム |  2007年08月10日(金) 09:00 | URL 【コメント編集】

★No title

こんにちは m(_ _)m

この話だけ読みました。
お盆休み中に、本格的に読みたいと思って
います。

直樹くん、秋ちゃん・・・
純愛モノなのかなぁ???

楽しみながら
1話から追いつこうと思います。

では ぽち!!
ドダドゥド |  2007年08月10日(金) 11:44 | URL 【コメント編集】

★一つに・・・

サクラサル先生!今晩は♪
二人が一つになった瞬間・・・凄く初々しかったですね(^^)/とても微笑ましい♪
二人の心臓のばくばくとした音が聞こえたような気がしました♪
くの一と忍・・どちらも強敵!??(汗)
二人には、本当!どんな苦難も乗り越えて行って欲しい!!!切に願います!!(力説)

古田 |  2007年08月11日(土) 22:33 | URL 【コメント編集】

やっと二人は結ばれて・・・
まだ続きがあるようです!

あ、真由と武史を忘却してた。
N&E |  2007年10月16日(火) 18:12 | URL 【コメント編集】

N&Eさんへ

二人は結ばれました・・・が・・・ここからがまた試練があるのです!

真由と武史は、またおいおい出てきますよ~
サクラサル |  2007年10月17日(水) 09:39 | URL 【コメント編集】

こんにちは、藍色イチゴです。
新たなライバル登場ですね。
恋には何かと障害がついてくるものなのでしょうか?

この先、何があっても、直樹君と秋さんには幸せになってもらいたいですね。

それでは、また。
藍色イチゴ |  2008年06月22日(日) 10:10 | URL 【コメント編集】

藍色イチゴさんへ

恋には障害がつき物(?)なので
簡単に幸せは手に入らない分
本当に好きな人と結ばれたときは幸せもひとしおなのかな?と思っています。
サクラサル |  2008年06月23日(月) 10:05 | URL 【コメント編集】

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