*All archives   *Admin

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告  |  EDIT  |  Top↑

2007.06.20 (Wed)

蒼色のとき 第一章 第四話 自虐女発動!

幸せが逃げるぞって?
幸せなんてとっくの昔に逃げて飛んで行ったよ・・・
失恋したのかって?
本当にデリカシー無いよねお兄ちゃんって。
おまえの兄貴だからな?
もう二度と部屋に入ってくるな!!

【More・・・】

武史の好きな人が真由だってわかってから1週間。
正直精神的に落ち込みまくりです・・・・
武史の部屋で真由の写真を見つけて、かわいくない私の性格が手伝って、恋のキューピッドを買って出て・・・・

はぁ・・・だからこの1週間、私・真由・武史で行動することが多かった。
真由の前では緊張してなかなか話が出来ないって武史がいうから、何をするのも私が間に入ったさ・・・・

なんで、好きな男の恋を応援しなきゃなんないのさ・・・・
おかげで疲れがどっとたまったよ・・・・
本当はこんなことしたくない。けど、武史を目の前にすると、気持ちとは正反対のことを言ってしまうんだ・・・・。


「よ!恋する少年。今日も真由と一緒にお食事しませんか?」

「秋!!もっと小さい声で話せよ!聞こえたらどうするんだ!!」

「クラス公認になって周りから固めたら楽かなと思って」

顔を真っ赤にして反撃する武史。
その顔ですらかわいいとか思うんだから私は重症だと思う。
でも、こんな風に照れたりするのは、私のことじゃなくて、真由のことだからなんだよね。

「つーかさ、毎日一緒に昼とか食べて、笹木は怪しいとか思ってないのか?」

「怪しいって?」

「俺が・・・・その笹木に気があるとか、ばれてたらどうしようとか」

「あんた、真由と付き合いたいんじゃないの?」

「それは、そうだけど・・・・」

「じゃあ、別に問題ないんじゃない?食べるんだったら昼休み屋上にきてよね」

私は武史の返事を聞かないで自分の席に戻る。
武史の気持ちが真由にばれて、もしかして真由も武史のことを好きだとしたら、
二人は両思いなわけで・・・・
そしたら、私は今まで見たいに武史と二人っきりで遊んだり、帰ったり、そういうことができなくなるわけで・・・・

応援するって言ったけど、うまくいってほしくないのが本音で。
しばらくは、真由と武史の三人で一緒に過ごす時間が続けばいいと思っているんだ。
私は、ずるい人間なんだよ・・・・
武史に嫌われたくない、でも武史と真由がうまくいくのもいやって思ってる。
どうしようもない・・・・


「秋?最近元気ないけど・・・・なにかあった?」

「え?そうかな?そんなことないよ、元気だよ~部活だって張り切ってるし」

「そう?なんか無理をしているように思うんだけど・・・」

するどい・・・・真由のするどさは侮れない。
だから心配、気づいてるかもしれない。武史が真由のこと好きってこと。
もし、気づいているなら真由は武史のことどう思ってるんだろう。
こんなに仲良しなのに、お互い恋愛の話はしない。
私もそういうことに疎いし、真由もあんまり関心がなさそうだから、今までそんな話題がなくても気にしなかったけど、今はめちゃめちゃ気になる。

「伊藤くんと何かあったの?」

ギクーーーーーー!!!!!

す・・・するどすぎるよ真由・・・・・
気づかれるな~動揺するな私!!

「なんもないよ?武史は相変わらずお馬鹿だけど」

「誰が馬鹿だって!!」

ゴスっと鈍い音と一緒に武史の声が頭から聞こえた。

「いった~い・・・武史!!背後から襲うなっていってるでしょ!!」

「人のことを馬鹿にしてるからだ!!殴り足りないわ!!」

コーラーのペットボトルで人の頭叩いといて何を平然としてるか!!
許すまじ!武史!覚悟しろー!!

「ほんと、秋と伊藤くんは仲良しだね。」

その言葉に私たちの動きは止まる・・・・
普段だったらうれしい言葉なんだけど、今は複雑。
ほら、武史なんて硬直しちゃってるし・・・・

「別に、家が隣同士なだけだから!俺はこいつの保護者って感じだからな」

「そうそう、家が隣ってだけなの。なんだったら今度遊びにおいでよ。私の部屋から武史の部屋にジャンプできるから突撃してやろ?」


「秋!!!」

あらら・・武史のやつ顔を真っ赤にして。
どうせ今あんたの脳内では、真由が自分の部屋に遊びにきたことでも想像してんだろ!やらし~

「変な目でみるな」

「うるさいスケベ!」

小声で攻撃してきた武史の足を私は思いっきり踏みつけた。
これくらいしたっていいもん。
どうせ、私は失恋してるんだから。
武史にとって私は手のかかる子供でしかないんだから・・・・



「よ!須藤!恋する武史の話きいたか?」

「桜木も知ってたの?」

体育館に移動する途中に桜木に拉致されて、私はいま男子更衣室にいる。
あぁ、今こうして離れている間に武史と真由は二人っきりなんだと思ったら自分勝手な嫉妬がメラメラ沸いてきた・・・・

「なに?こんなところに呼び出して!!」

「いやね、俺は武史の親友として恋を応援したいわけよ」

「はいはい・・・・」

「それで、須藤に協力してもらいたいんだよね」

「なにを・・・・」

「え~とね」


・・・・・・・・え・・・・
なんでそんな役を私がやらないといけないの?

「そんなの本人同士の問題じゃんか。他人が入っていいことじゃないよ!」

「だけど、武史のあの性格だったらいつまでたっても告白なんてしないだろうし」

「そんなのあんたに関係ないじゃん」

「なんだよ。須藤ってやっぱり武史のこと好きなの?」

「はぁ?」

「そんなにムキになって否定するなんて・・・もしかして」

く・・・こんなところで私の気持ちがばれてなるものか!
この気持ちは一生隠していくって決めたんだから

「そんなわけないじゃん!面倒だっただけだよ!こうなったら私が恋のキューピッドでも架け橋にでもなってやるわ!!」

「さすが須藤!!よ!男前~!!」


うれしくもないおだてにのせられた振りをした。
こうでもしないとボロが出そうだったから・・・・

なんで私がこんなことしなきゃならないのさ
もう少し、三人で一緒にいたかった
もし、これがうまくいったら私と武史は前のように一緒にいれない

あぁ、私。
どこまで自分で自分を惨めにすれば気が済むんだろう。




ランキングに参加中です。クリックいただけるとうれしいです。




09:56  |  蒼色のとき  |  TB(0)  |  CM(3)  |  EDIT  |  Top↑

★(泣)

私の高校時代をリアルに思い出してきました(苦笑)
大地オサム |  2007年07月07日(土) 20:13 | URL 【コメント編集】

★No title

こんにちは m(_ _)m

コメントありがとうございました。
第4話まで読みました。

幼馴染の2人の掛け合いが絶妙。
面白いです。

この後、自虐走った秋さん、どんな展開になる
のか楽しみです。

最後に・・・
趣味、だんなイジメとありましたが、もしかして
Sですか??(笑)
ドダドゥド |  2007年08月04日(土) 14:38 | URL 【コメント編集】

★No title

ドダドゥドさんへ

コメントありがとうです!

えっと・・・・私は基本Sですね(^^;)
たまに立場が逆になりますが・・・・
サクラサル |  2007年08月04日(土) 17:41 | URL 【コメント編集】

コメントを投稿する


 管理者だけに表示  (非公開コメント投稿可能)

▲PageTop

この記事のトラックバックURL

→http://aoironotoki.blog109.fc2.com/tb.php/5-cc4560a6
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | BLOGTOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。