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2007.07.25 (Wed)

蒼色のとき 第4章 第10話

笹木にいきおいで告白して
その流れで森永に謝りにいって
森永の話を聞いて
気がついたら・・・・

森永の口と俺の口が重なって・・・・


お、俺は何をしてるんだ!?

【More・・・】

「武史?今日1日なにしてたの?真由心配してたよ?」


ベランダ越しに秋が俺の部屋に入ってきた
手には俺の好きなメロンパンが袋に大量に入っていた
いくら好きだからって、その量はどうかと


「真由からの差し入れなんだけど・・・いらないならあげない!」


「笹木から!!ばか!残さず全部食う!」


笹木からとなれば話は別!
それは俺のだ、返さないぞ!!


笹木・・・・あんなへんな形で告白して
しかも逃げ去った俺を気遣ってくれて・・・・


う・・・・ファーストキスは笹木とがよかったのに



「で、森永さんにちゃんと断ったの?」


「あぁ・・・・もちろ・・・・」



やべ、思い出した
顔あつ~
ばか、おさまれ!秋が変な目で見てるじゃねーか!!



「何かあったの?」


「べ、別に・・・・何もないけど」



いくら秋でも、言えることと言えないことがある・・・・
ファーストキスが好きでもなんでもない女で
しかも奪われたなんて

情けないにもほどがある・・・・

メロンパンでもやけ食いしよ・・・ありがと笹木
これはやけ食いしなさいって意味なんだよな?そうなんだよな?


ん?なんか紙切れが入ってる・・・なんだ?領収証か?
違う・・・なんかメッセージか?


“元気ないみたいだから、これ食べて元に戻って
明日はちゃんと授業うけるんだよ!“


笹木・・・・
こんな情けない俺にメッセージを残してくれるなんて
俺は、俺は幸せ者だ~~!!


「真由も心配してるんだから、明日はちゃんと授業うけなよ!」


「おう、秋もありがとな・・・・」


「む、なんかこう素直だと逆にやりにくい・・・・」



秋も笹木もこんなに心配してくれてるんだ・・・
今日のことは忘れよう

俺が笹木を諦めないと同じで
森永も俺を諦めないってことで・・・・
人の気持ちだけは変えることもできないから
だったら、それは仕方ないことだよな?


俺は笹木のことが好きだし
それは森永にもちゃんと伝えている
だから、これ以上は思わせぶりな態度はとらないでおこう



「おはよう伊藤くん。もう大丈夫?」


「おう!元気元気!昨日はメロンパンサンキュな!」


本当はメロンパンよりもあのメッセージカードのほうがうれしかった
けど、そういうのがなんとなく恥ずかしい
昨日の告白の方が何倍も恥ずかしいと思うけど・・・・
ああいうのは勇気が必要なんだ、それと勢いが・・・・



「おはよう伊藤くん」


「も、森永・・・はよ・・・」


「つれないな~昨日あんなこと・・・・」


俺はとっさに森永の口をふさいだ
そしてそのまま森永を連れてその場から走り出した

こいつ、何を言おうとした!!


「もう!いきなり口をふさぐなんて!大胆だね伊藤くん!」


「だ・・・・っていうかお前何を言おうとした!!」


「何って?昨日伊藤くんとキスをしたって言おうと思って」


「そ、それはお前が勝手に!」


「もしかしてファーストキスだった?」




こ、こいつは・・・・
そうだよ!初めてだよ!
それがどうしたこのやろう!!

なんだこいつ、すっかりキャラ変わってねーか?
こっちが素なのか?


「ふふ、記念すべき伊藤くんのファーストキスは私がいただいちゃった?」


確かに、異性とするキスはお前が始めてだけど
でも、これをキスにカウントしていいんだろうか

森永とキスをしても
唇の感触以外、何も感じなかった

キスってもう少しどきどきするもんだと思ってた
いや、森永に無理やりされたときもある意味どきどきしたけど
けど、このどきどきはちょっと違うよな・・・・


「授業始まるから私教室に戻るからね!」


「お!おい!!」



あ~なんだかあいつといるといつの間にかあいつのペースにはまっちまう・・・

笹木や秋の前で余計なことを言いませんように・・・・



しかし、しかしである・・・
俺の願いははかなく散ってしまうのであった・・・・




「私、伊藤くんとキスしたんで!」


「はあ・・・・」



あいつは!何をいいだすか!
わざわざ昼休み笹木と秋を呼び出して
そんなことを言う必要がなんであるんですか!!


秋には彼氏がいてラブラブで
笹木は俺が勝手に片思いをしているわけであって・・・・

ライバル宣言とかしても意味ねーし!!
な、何をしでかすんですかこの子は!!


「森永!!」


「あ!伊藤くん!聞こえたかな?言っちゃった!」


言っちゃったじゃねー!
何を考えてるんだこいつは
なんでわざわざ言う必要がある



「伊藤くんのファーストキスは私がもらっちゃったから」


だから!なんでそんなこと言う必要があるんだ!!
あぁ!こうなったらやけだ!やけだ俺!!


「ちがう!ファーストキスなんかじゃない!」


「照れてるの?伊藤くん?かわいい」


「武史・・・・あんた何やってんのさ!」


「あの、伊藤くん・・・私は・・」



「俺の、俺のファーストキスは秋の兄ちゃんだ!!」



はい、もちろんです
3人とも固まっております・・・
当たり前だよね
ファーストキスが男って・・・・


「小学生のころ秋の兄ちゃんと遊んでたら、転んだ弾みに・・・・」



そう、いわゆる事故チューってやつです・・・
笑いたきゃ笑ってください・・・・


「そ、そんなのキスのうちに入らないじゃない!」


森永が怒っております
けど・・・森永とのキスをキスというなら・・・・


「好きな女以外とするキスは、みんな同じだ・・・だから、森永に昨日されたキスは秋の兄ちゃんとしたのと同じだ。何も何も感じなかった・・・」


「・・・・・・」


森永の眉間にしわがよる
怒ってるのか?まあ、事故チューと同じにされたら怒るかもしれない
けど、本当だ・・・
俺は、何も感じなかった
たぶん、笹木以外のやつとキスしたって
俺は何も感じないんだ




森永は唇をかみ締めて、一瞬俺の方をみたけど
何も言わないでその場からいなくなった
秋がそのあとを追った



「伊藤くん・・・・」


「あ、笹木!あの、言い訳がましいけど、キスはむりやり・・・」


「うん、そうかなと思った・・・・」


そっか、それならよかった
けど、残されちゃって何を話していいのやら・・・・
気まずいムードが流れる
どうしよう、何か言ったほうがいいのか?
いや、俺が口を開くと余計なこといいそうだな

うん、ここは黙っていたほうがいいのか・・・・



「伊藤くんのファーストキスって、秋のお兄ちゃんだったんだ・・・」


「あ、笑った?今笑っただろ・・・」


「ご、ごめん・・・・事故でキスって・・・」


そ、そんなに肩を震わせて笑うことないだろ!
あれは不可抗力だ
そう、そして森永のキスも完璧不可抗力です!!



「っていうか、笹木さ・・・」


「何?」


「昨日の・・・その・・・・告白なんだけど・・・」


「うん。うれしかったよ!ちゃんと伊藤くんの口から聞けて」


「ほ、本当に?」


「本当に」


笹木はにこっと笑った
だから、それはうそじゃないって分かった
うれしかった・・・か、そっか、嫌がられてはいないし流されてもないや・・・・
よかった・・・・


「それより、いいの?森永さん・・・・怒ってたし秋が追いかけて言っちゃったよ?」


「あぁ、今はいいや・・・・なんか俺が追いかけても事態が悪化するだけのような」


それもそっかと笹木は笑った
笹木、俺が森永とキスしたっていうの
あんまり気にしてないのか?

う・・・・なんかショック・・・・
告白はうれしいって言ってくれたのに・・・・



「ねえ、伊藤くん」


「うん?」


「こんなときになんだけど、賭けの報酬まだもらってないんだよね」


「賭け・・・・あ、ああ!!」


すっかり忘れてた、俺笹木のいうことなんでも聞かなきゃいけないんだった!
いろいろあって頭からすっかり抜けてたぜ・・・・


「ご要望はなんですか?なんなりと申しつけください!あ、勉強教えてとかはなしね!」


「なんなりとって・・・・うん、そうだな~映画は1人で見ちゃったし・・・」


「もう1回見に行ってもいいよ」


「あれはもう公開終わったから!そうだ!」


「え・・・・」


「次の日曜日、伊藤くんの予定は私がもらいます!」


「え~と、どういうことでしょうか」


「遊びに行こう?秋を誘ったんだけど直樹くんとデートで断られて私暇なんだよね、だめ?」



いいに決まってる!たとえ秋の代わりだろうが
なんだろうが、笹木といられるなんらなんでもいいです!!
その日1日俺は笹木の下僕になってもかまわない!!


「あ、デートじゃないから」


「相変わらずきびしい・・・」



けど、まあいいか
笹木と2人きりになれるならなんだって・・・・



告白の返事をあせる必要なんてない
笹木は俺の気持ちを知ってるんだ
ゆっくり、ゆっくり考えて
返事をしてくれればそれでいい


少なくとも、一緒に休日を過ごそうというんだから
嫌われてるわけじゃない・・・・

だから今は
笹木と過ごすこの時間を大切にしょう・・・・




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07:57  |  蒼色のとき  |  TB(0)  |  CM(4)  |  EDIT  |  Top↑

★No title

女は魔物や…森永さん怖い…。

ふと思いました。
秋ちゃんが空手家なんですよね?
森永さんはクノイチですから忍者ですよね…?

戦ったらどっちが強いんやろ(笑)
大地オサム |  2007年07月25日(水) 11:42 | URL 【コメント編集】

★No title

大地さんへ

そうですね~体力だけなら秋の勝ちなんですが、なにせ頭より体が先に動くタイプなので、くのいちの森永さんにはかなわないかも・・・・

なにせ忍者なので忍法使っちゃいますから
サクラサル |  2007年07月25日(水) 22:00 | URL 【コメント編集】

★No title

大胆キタ━━━━ヽ(´д`*)ノ━━━━!!!!
森永さんかっこいいww
でも、ふられちゃったよ。
可哀想・・・
逆転劇を期待です・・・

後、どうでもいいよぉ!とか言われそうなんですけど自分もメロンパン大好きですww
よく、コンビニで買って朝食べますヽ(´ー`)ノ

yuki |  2007年07月25日(水) 23:48 | URL 【コメント編集】

★No title

yukiさんへ

私もメロンパンが好きなので、小説の登場人物の好きな食べ物にメロンパンを使う率高いんですよ~
おいしいですよねメロンパン♪
サクラサル |  2007年07月26日(木) 06:49 | URL 【コメント編集】

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