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2007.07.22 (Sun)

蒼色のとき 第4章 第9話

ごめん・・・・ひとりにしてくれないかな・・・・
あぁ、聞いたんだ
そうだよ、俺はひどいことをしたんだよ

好きな女がいるのに
他の女とデートして
そんなの、俺が思ってなくたって
思わせぶりな態度をとったって思われてもしかたないもんな


なあ秋、俺どんな顔して学校に行けばいい?

【More・・・】

はあ、どんなときでも朝はやってくる
ずっと夜だったらいいのに・・・・

どんな顔して笹木に会えばいいんだよ

昨日、笹木
つらそうな顔してた

そうだよな・・・
笹木は誰よりも
裏切られるつらさを知ってるんだよな
だから、だから俺が森永にしたこと許せないんだ・・・・


はあ・・・・

森永に謝ろう
笹木に会ったら、ちゃんと話をしよう

反省しているってことと、俺は笹木が好きだってこと


「おはよう武史!」


「おう・・・・秋・・・・」


「う、朝からテンション低い・・・無理もないけど」


「秋・・・」


「うん?」


「ちゃんと笹木に話せば、笹木は許してくれると思うか?」


「・・・・・うん・・・・武史の誠意が伝われば真由も分かってくれるとおもうけど」



誠意ね・・・・
それをうまく伝えなきゃ意味がないんだよな

教室が一歩一歩近づいてくる・・・・
はぁぁぁ・・・
笹木に会ったら、どんな顔をしようか
ちゃんと普通の顔ができるだろうか・・・・



「あ!おはよー真由!」


え・・・・・
ま、まだ心の準備ができてな・・・・



「あ・・・」


思いっきり笹木と目が合った・・・
そらしたいけど、そらせない
けど、何をいっていいのか分からない・・・・



「ちょ・・・ちょっと・・・2人とも・・・・」



笹木、眉間にしわよってる
やっぱり、怒ってるのかな昨日のこと・・・


「もう!!言いたいことがあるなら口を使って言いなさい!!」


沈黙に耐えかねた秋はその場をとっとと離れてしまって
俺と笹木は2人きりになってしまった


う、ますます気まずい

いや、でもチャンスだ!
笹木に誠意を見せるチャンスだ!
俺がちゃんと反省してることと、笹木のことが好きだって・・・ちゃんと


「昨日はごめんね・・・ちょっと言いすぎた・・・・」


「へ?」


「伊藤くんに対してちょっと言い過ぎた・・・私には関係ないことなのに」


「え、あ、いや・・・・」


まさか笹木のほうから謝ってくるなんて思ってもないから
俺から、話しづらくなった・・・
あ、どうしよう・・・え、えっと

えっとじゃねーよ!!
笹木は全然悪くないんだから、謝る必要ないだろ!


「笹木・・・あの」


「つきあうの?」


「へ?」


「あの子と付き合うの?」


「え、それはないけど・・・・」



はれ?なんだろう
さっきまでの緊張が和らいだ、不思議・・・・


「ご、ごめん!!私には関係ないよね!ただちょっと気になったっていうか」


そうか!それだ!


「あやまる必要なんかねーよ!もっと気にしてくれて構わない!」


「え?な、なに?」



笹木が俺のことを気にしてくれた
俺が誰かと付き合うことを気にしてくれている
つまり、笹木が俺に関心を持っているってこと・・・

だからだ、だからさっきまでの緊張が取れたんだ
笹木に気にかけてもらってるって
それだけで、俺は幸せなんだ!!


「い、今のは別に深い意味はないから!!」


顔を真っ赤にして必死に弁解している
うん、分かってる、俺のことが男として好きとか
そういうんじゃないことは十分分かってる
分かってるけど・・・
うれしいんだ・・・・


「でも、俺のこと少しは気にしてくれてるってことだよな?」


「え、うんまあ・・・」


「うん!それだけでうれしい!」



俺、今どんな顔してるかな?
たぶんすっげえにやけてると思う
だってうれしいから・・・・


「森永には悪いことしたから、ちゃんと謝るよ・・・・」


「そっか・・・」


「笹木」


「うん?」


「俺、やっぱり笹木のこと大好きだ!じゃあ!」



言いたいことだけいって走って逃げる!
どさくさとはいえ、面と向かって告白してしまった!!

笹木は、俺が好きだってことは知ってる
けど、それは秋の口から聞いたことであって
俺の口から伝えるのは初めてであって・・・


初めての告白があんな形で
しかも逃げるって・・・
ほんと、ありえない
ありえないけど・・・

ああいうとき、顔を合わせてられない

どこまでだめなんだ俺は・・・・




まあ、とりあえず森永を探さなくては
確か、隣のクラスだったはず・・・・



隣の教室をのぞいて森永を探したけど
いないな・・・・
どこ行ったんだろ?いつも一緒にいる友達は教室にいるし


「なあ、森永どこいったか知らない?・・・・あそう、ありがと」


朝っぱらから裏庭に行くなんて
何かあったのか?
まいっか、とりあえず行ってみるか




さすがに朝は誰も裏庭にいないな・・・
静かで落ち着いてるし
授業たるいときここでサボろうかな・・・


お、いた・・・・


「森永!」


「伊藤くん、おはよう」


「おう・・・」


なんだろ、いつもと雰囲気が違う
ふわふわした優しそうないつものイメージとちがって
今日はなんかとげがありそうな・・・・

俺のせいか?


「どうしたの?こんなところに」


「あぁ、探してて」


「もしかして昨日のこと?」


「おう、悪かったなと思って・・・て、なんで朝からこんなところに」


「屋上、見てみて?」


不適な笑みを浮かべて森永は屋上を指差した
その先にはカップル
朝から熱々でなによりですな・・・・
で、それが何か?


「昨日、男の方に告白されたの」


「ふーん・・・・って!昨日?」


「そう、ごめんなさいって断ったら、今日はこのありさま」


「はあ・・・」


世の中には節操のない人間がたくさんいますな・・・
昨日森永に告白して、振られたらすぐに違う女って・・・・
どんな神経してんだかまったく


「私ね、ここ3ヶ月の間に5回告白されてるの」


「5回も?」


「うん、でも全員断った、そしたらすぐに違う女と付き合ってる」


ろくでもない男にばっかり好かれるんですね・・・・
それはそれでもててるのにうれしくないような


「男なんてみんなそんなのばっかりなのかな?」


そ、それは・・・
確かに、俺もお前に告白されて
それで浮かれて一緒に映画なんて見に行って
それで、思わせぶりな態度もとったけど・・・・


「中には、ちゃんと真剣におまえのこと好きな男だっていたかもしれないぞ?」


好きで、好きで、ずっと見続けて
やっとの思い出告白して・・・・
でも、ふられちゃって

片思いをずっとしていると疲れてくる
だから、そんなときに


「自分を見ているって、好きだっていわれたら・・・」


うれしくなって、ついつい、そっちに行ってしまおうとする
心が弱っているとなおさら
その気持ちがうれしくて甘えてしまう


「でも、それって相手にとって一番傷つくことなんだよな。本当は他に好きな人がいるのに、代わりにされるんだ・・・・はっきり断られるよりつらいことなのに」



「伊藤くん・・・・?」


「笹木に言われたんだ・・・それで気づくなんて、だめだよな俺。森永を傷つけちまって・・・ほんと、ごめんな・・・」



「伊藤くんは、笹木さんのことばっかり考えてるんだね」


「へ?そ、そうか?」


「そうだよ。いいな笹木さん、伊藤くんにこんなに思われて」



俺、森永に謝りにきたのに
なんでここで笹木の名前だすかな
仮にも自分を好きと言ってくれてるやつのまえで
他の女の名前をだすなんて
不謹慎だ!!え~い!ばか!俺のばか!!


「でも、ますます気に入っちゃった!伊藤くん・・・」


へ・・・?
なんだ?唇にやわらかいものが・・・・


!!!!!!?????



「ふふ、いただいちゃいました!」


「な・・・・なにを!!」


森永・・・今おまえ
俺にキスをしたよな?
そうだよな、したんだよな!?


な、なんで・・・・


「伊藤くんだったら私ちゃんと恋愛ができそう!というわけで、伊藤くんがどんなに笹木さんを好きでも私あきらめないから!」



じゃあねという声と授業開始の予鈴が重なる・・・・
あと5分で授業がはじまるのに
俺は、動けなかった・・・


キス・・・?された・・・?
伊藤くんだったらちゃんと恋愛ができそう?

なんだ、そのちゃんとした恋愛って・・・・

しかもなんでキスなんてするんだ・・・


わ、わけがわからんぞ!!

ど、どうすればいいんだ俺は!!



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23:20  |  蒼色のとき  |  TB(0)  |  CM(4)  |  EDIT  |  Top↑

★やられちゃいましたね(笑)

伊藤よ…優しさだけではあかんよ…。意思表示をきっちりしな!にしても森永さん、わたしはあなたの事を『くのいち』と呼ばせていただきます(笑)
大地オサム |  2007年07月23日(月) 09:24 | URL 【コメント編集】

★やっちゃいました

森永さんやっちゃいました・・・・

新キャラなのにこんなあつかいです
森永さんにもいろいろあったんですよ・・・
そのことも今後触れていきますね!
サクラサル |  2007年07月23日(月) 22:49 | URL 【コメント編集】

手ごわい恋のライバルがきたー。

むふふふぁ(乱←
N&E |  2007年10月05日(金) 22:52 | URL 【コメント編集】

ぬこさんへ

はい、森永は手ごわいですよ~~~
なんせくの一なので!(笑)
サクラサル |  2007年10月05日(金) 23:39 | URL 【コメント編集】

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