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2007.07.20 (Fri)

蒼色のとき 第4章 第6話

いけない、いけない
勝手に顔がにやけちまう!

笹木とデート
どこに行こうかな~

は?なんだよ秋
気持ち悪い?うるせー!!
俺はな、笹木とのデートコースを考えるのに忙しいんだ!
はあ?だから武史は詰めが甘いって?

ふふ、この勝負
絶対俺の勝ちは決まってるからな!

【More・・・】

昨日笹木と一緒に帰った帰り
いきなり俺は人気があるなんて言い出した

それで、なりゆきで賭けをすることになった
そのかけの内容って言うのが
俺が1週間以内に俺が誰かに告白されるかどうかってこと

ま、されるわけないか
最後に告白されたのは中学のころだったような
それ以来そんな浮いた話は俺にくることもなく
今に至るというわけだ

だいたい、なんで笹木は俺に人気があるなんて話になったんだ?
それに、負けたら勝ったほうの言うことをきくなんて
なんであえて負ける勝負を俺に挑むんだ?


あ!まさか
笹木、本当は俺とデートがしたいのでは!

そうか!自分で誘うのは恥ずかしいから
賭けなんてして、俺に勝たせて
デートに誘ってもらおうって思ってるんじゃ!!

そうだよな!じゃなかったら
すでに勝敗が決まっている勝負を挑むわけないよな


なんだよ笹木・・・・
本当は俺とデートがしたかったのか~
まいるな・・・・



まいるのは俺のとんでもない妄想力です・・・・
また俺は何を勝手に妄想して暴走してるんだ・・・




「おはよう!伊藤くん。どう?告白されちゃった?」


「おはよう笹木。残念ながら勝負は俺の勝ち!いまだに告白0だからな!」


校門をくぐってすぐ、笹木に声をかけられた

あれから6日
俺は誰からも告白されていない
これはこれで悲しいが
勝利は確実に俺のもの!!
ははは、覚悟しておけよ笹木
俺のすばらしいデートプランをお前にお見舞いしてやるぜ!(←本気であほ)



「ふふ、今日を含めてあと2日あるからね。油断は禁物だよ!」


油断なんてしてないさ!
だって勝負は俺の勝ち!
告白なんてされないされない

スキップ交じりで玄関に入って下駄箱を開ける

・・・・・・・・?

何かな?この白い封筒にかわいらしい文字は

よく見ると手紙のような気がするんだけど・・・・
手紙だな・・・・
「伊藤くんへ?」

はい、私は伊藤です
まあ、俺宛の手紙なのね・・・・



「伊藤くん?何してるの?」


「うお!!笹木!」


俺の肩から笹木がちょこっと顔を出す
か、かわいいな~
じゃなくて!!

俺は持っていた手紙を咄嗟にポケットに入れてしまった
どんな内容の手紙なのか分からないけど
なんとなく笹木には見られたくなかったんだ・・・・




休み時間
秋にも笹木にも気づかれないように
教室を出て、誰にも見えないところでさっきの手紙を開ける

封を切ったら花みたいな香りがした
やっぱり手紙の主は女なのか?

え~っと、なになに・・・


“伊藤くんへ

突然こんな手紙をだしてごめんなさい

以前からあなたのことが好きです

ずっと見ていました

須藤さんとつきあっていると思っていままで告白できませんでした

もしよければ、明日の16:00に

屋上に来てください


森永 美穂“



こ、これは・・・・
完全なるラブレターではないでしょうか?


森永美穂?聞いたことねぇな~
誰だ?どんな女だ?



しまった・・・・
これじゃ賭けは俺の負けじゃないですか?

しかし、笹木に
「俺、告白されちゃった~見て見てラブレター」

なんて言えない!!

自慢か?自慢してんのか?って思われちまう!

けど、勝負をしているわけだし
うそついて隠して
ばれて、笹木に軽蔑されるのはもっと嫌だし・・・・

ど、どうしよう
っていうか、俺、明日の放課後屋上行ったほうがいいのか?

行ったほうがいいよな
俺は笹木が好きなんだし・・・・
ちゃんと断らないと





「武史!」


「・・・・なんだよ秋か・・・」


昨日は結局笹木に告白のこと言えなくて
悶々としたまま朝をむかえちまった・・・・

はあ、今日が勝負の最終日
笹木に正直に言わないとな~

なんだろう、告白されたんだって
笹木に言うのがメチャメチャいやだ!

別に付き合ってるわけじゃないのに
なんか悪いことをしているみたいでものすごくいやだ・・・



けど、あの手紙をもらったことで
俺は少し浮かれている

誰かが俺のことを好きで
見ていてくれている
ストーカーとか、そういうのは嫌だけど
そんなんじゃないって分かるから


自分に少しだけ
自信がつく・・・



「なんだとはなんだよ!ま、いっか」


「なんかあったのか?」


「今日ね、真由と3人でカラオケ行こうっていってたじゃん?」


「あ、ああ」


「真由ちょっと遅れるから先に行ってって」


「何?今日なんかあったっけ?」


「それがさ~今朝2年生に告白されて、放課後に返事を聞かせてくださいって言われて返事しに行くみたいだから」



何!?
こ、告白だぁ?
笹木!俺だって!俺だって告白を・・・・



「何?武史?心配してんの?大丈夫、真由は知らない男の人とつきあうわけないじゃん」


「あ・・・まあそうだけど・・・」


「真由は思わせぶりな態度はしないよ。だからきっぱり断ってくるんじゃない?」



・・・・そうだよな・・・・
笹木は、思わせぶりな態度をとったりはしない
優しくしてその気にさせて
ふられるつらさを
誰よりも知ってるから・・・・


だから、俺もちゃんとしなきゃな・・・・



「秋、俺も今日、用事できたからカラオケ中止でいいか?」


「うん?いいけど?」



俺も、ちゃんと断らなきゃ
手紙もらって、好きっていわれて
いい気になってる場合じゃない

俺には好きな人がいるんだから
告白してくれた子に
思わせぶりな態度なんてしちゃいけない


そして、明日笹木に
賭けに負けたって言おう
告白されたってちゃんと言おう・・・・



放課後、俺は屋上に向かっていった
手紙の返事をするために!




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09:31  |  蒼色のとき  |  TB(0)  |  CM(3)  |  EDIT  |  Top↑

なんて可愛そうなやつ…。妄想壁は私もありますって言うかありまくります(笑)!まさに伊藤くんと私は同じ境遇!もちろん、私は全然もてませんがね(笑)!…告白、なんて甘酸っぱい言葉だろう(笑)
大地オサム |  2007年07月20日(金) 10:33 | URL 【コメント編集】

妄想壁は私にもあります
この話の登場人物に妄想が多いのは、大半私の性格が反映しています

告白って甘酸っぱい響きですよね!

告白するのも勇気がいるけど
断るのも結構つらいものです
サクラサル |  2007年07月20日(金) 21:03 | URL 【コメント編集】

★告白・・・

サクラサル先生♪もう一つの仕事前に我慢できずに来てしまいました!!(苦笑)
妄想壁・・俺もあり過ぎですね~(苦笑)って言うか
男だったら、絶対あるはず!(笑)
告白・・ん~・・高校時代は、告白された方だったかな??こんな俺でも(苦笑)断り方を知らなかった俺は・・。あとは言えません。とても!!(苦笑)
玲一 |  2007年07月31日(火) 16:39 | URL 【コメント編集】

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