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2007.07.19 (Thu)

蒼色のとき 第4章 第5話 人気ギャンブル

好きな人に好かれたい
ただのクラスメートから友達になったら
その先の関係になりたいと思うのは当然の欲求だと思う

でも、その当然の欲求を
満たせないでいる・・・・

【More・・・】

「最近、秋うかれてると思わない?」


「ああ、確かに。うかれてまわりが見えなくなってるな」


昼休み、いつものように3人でメシを食っている
ただいつもと違うのは
秋がやたらうかれていることだ

まあ、見当はつく
直樹と何かあったんだな
しかもいいことがあったに違いない

どうせ秋のことだから
キスでもしたんだろうな
あいつならそれだけで舞い上がりそうだ

けど、それだけで幸せになれるんだからいいよな
直樹はどうか知らねぇけど
あいつも男だし、キスだけじゃ物足りないよな


だけどな、直樹
おまえは好きな女と両思いだからまだましだ
俺なんて片思いもいいところだ
しかも、相手は俺の気持ちを知っているのに
何も言ってこない・・・・


脈なしなのか?
でも、遊園地に行ったとき
ちょっとだけどいい雰囲気になったんだけどな

なに?あれはやっぱり俺の勘違いなのか?
勝手に1人でうかれているだけなのか?


はぁ・・・・
片思いも、長いことやってると肩がこるんですよ・・・・



笹木は俺のことただの「友達」としか思ってないのか?
でも、メールを送れば返してくれるし
最近は、笹木からメールを入れてくれることもある

たいした内容ではないけど
そのメールは消すことができなくて保存してたりする・・・・

われながら乙女だな~って感じだけど



「伊藤くん?今日の放課後また委員会あるんだって」


「マジで?本当うちの委員長会議やるの好きだよな~」


「秋は・・・・・うかれてるから聞いてないか・・・・」


「だめだ、あいつは今、色ボケしてる」


口では面倒みたいに言ってるけど、本当はかなりうれしい
委員会があれば、それだけ笹木と長くいることができる

その委員会だって、笹木がやるって言ったから立候補したわけであって
そもそも俺は、そういう活動が嫌いだ
嫌いだけど、好きな奴がいると思えば
天国だったりするんだけどな




「じゃあね~委員会頑張ってね~」


「うん!秋も直樹くんによろしくね」


ようやく直樹に会えるのがうれしいのか
スキップ交じりで秋は帰っていった
本当に見ていて飽きない奴だよな

ま、俺も笹木と一緒にいれるから
うかれてるけどな・・・・
絶対表情になんかださないけど!


「じゃ、行こうか」


「お、おう」


こうやって、肩を並べて歩いていたら
俺たちどういう風にみえるかな~
恋人同士?
いや~そうだったらいいよな・・・・


って、何を言ってるんだ俺
どう考えても笹木とつりあってないだろう
背は、まあ結構高いほうだからいいとして
顔がな~べつにかっこいいというわけじゃないし

笹木は、本当にきれいな顔をしている
秋には悪いけど、直樹とならんだら
絶対にお似合いだと思う

本物の美男美女だよな~
いいな、俺が直樹ほどの顔があったら
笹木に告白してるよな
自信もって・・・・


まつげ長いな~
唇も薄くて、柔らかそう
触れたら気持ちよさそうだな・・・・




「伊藤くん?」


「あ・・・・」


やばい!やばい!
また妄想スイッチが入った!
しかもめちゃくちゃやらしい想像したぞ今・・・・

ごめん笹木!
想像の中でおまえにキスをしてしまった俺を許してくれ!
でも嫌いにならないで!!


「伊藤くん?どうかした?具合悪いなら委員会休んで帰る?」


「大丈夫!全然OK」


何を言いたいのかわからないぞ俺・・・
ま、俺が変だってこと笹木はとっくに知ってるから
いまさらなんだけどさ・・・・




長い長い会議が終わった・・・
外、もう真っ暗じゃん・・・
たく、くだらない話で集めんなよ、委員長!!


「笹木さん!」


「はい?」


2年生の男子が、笹木に話しかけてきた
こいつ嫌いなんだよね
確かに顔は良いかもしれないけど
なんかいやらしさが前面に出ててさ~
女子には人気だけど
男子の間じゃ相当嫌われてるんだよな~

お前みたいなやらしいやつが
笹木に近づくんじゃねぇ!

って、言えない自分が情けない・・・・



「もう暗いし、送ってくよ?家どっち?」


ふ、ふざけんな!!
笹木を送っていくのは俺なんだよ!
お前は1人で暗闇の中帰れ!
そして、闇に飲み込まれて二度と人間界に戻ってくるな!!

だから、思ってるならそう言ってやれよ、俺・・・・
あぁ、秋だったら言えるんだよな
うらやましい、後先考えない秋が
今だけは・・・・



「ごめんなさい。私、伊藤くんと帰る約束してるんです。」


「あ・・・・そう・・・」


え・・・・そうだっけ?
確かに、委員会のある日は俺と一緒に帰ってるけど
別に約束してるわけじゃ・・・

けど、そいつじゃなくて、俺と一緒に帰るって言ってくれたのは
めちゃめちゃうれしいんですけど・・・・


笹木に断られたからって俺を睨むんじゃねぇよ!
ふん!お前はそこで指でもくわえてみてろ!
はは!いい気味だぜ!


「伊藤くん、帰ろう」


「おう!じゃあ、先輩お先に~」


俺は、睨んでる先輩に対して
思いっきり笑顔で挨拶していった
けけけ、悔しがってる悔しがってる

ま、それにしてもやっぱり笹木ってもてるんだよな~
これだけきれいだったら無理もないけど
でも、何かいやだな
いやだっていってもしかたないけど
笹木は俺の彼女でもなんでもないし
ただの、友達だし


う・・・自分で言ってて悲しい


「ごめんね、なんか伊藤くん巻き込んで・・・でも、私あの人苦手で」


「わかるわかる!俺もあいつ苦手」


「「なんかいやらしいよね~」」



って、ハモった・・・・
はは、笹木も同じこと思ってたのか
なんかいいなこういうの
同じ感覚って・・・・


「伊藤くんもそう思ってたんだ!よかった~私の感覚が変なのかと思った!あの人女子に人気あるから」


「本当だよな!なんであれが人気あるのか不思議」


「伊藤くんが人気あるのは知ってるけどね」


「へ・・・・?俺?」


「うん、人気あるんだよ伊藤くん知らなかった?」


人気?俺が?
いやいや、そんなもんはないって!

確かに過去に何人かに告白されたことあったけど
でも、笹木にくらべれば全然だぞ?


「伊藤くん、秋とつきあってるって思われてるから他の女の子が近寄れないんだよ」


「え・・・俺なんて別に」


「うそなんかついてないよ!じゃあ賭けてみようか!ここ1週間の間に伊藤くんが告白されたら私の勝ち!されなかったら伊藤くんの勝ち!」


「賭けって、何を賭けるんだ?」


「そうだね~負けたほうは勝ったほうの言うこと聞くってどう?」


「いいね!のった!」



ふふふ、笹木
この勝負は俺がもらった!
なぜなら、俺はこの1週間で告白なんてされないからだ!
自分で言っててむなしい・・・・

負けたほうがいうことを聞くか・・・
何をしてもらおうかな・・・
こんないい機会ないし

そ、そうだ・・・・
俺が勝ったら
デ、デートにいくってのはどうだろうか・・・・



ナイス!ナイスアイデア俺!

よし、そうと決まったら早速デートプランを考えなくては!!



俺は舞い上がっていた
絶対勝負に勝てると
そして笹木とデートできると信じきっていた・・・


けど、勝負はふたを開けてみないとわからない
落とし穴は、気づかないところに空いているんだ・・・・


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08:19  |  蒼色のとき  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

説に願います…伊藤君よ…。幸せになって下さい!このデートに誘う絶好の口実を手に入りそうで入らないんかな?…続ずきが楽しみにしてます。
大地オサム |  2007年07月19日(木) 10:17 | URL 【コメント編集】

私はいじわるなので、そう簡単に真由とデートはさせません!(笑)

ちょっと遠回りさせるのが大好きなんです!
サクラサル |  2007年07月19日(木) 22:20 | URL 【コメント編集】

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