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2007.07.17 (Tue)

蒼色のとき 第4章 第3話 幸せな悩み 直樹サイド②

言われるまで気づかなかった
つきあうってことは
その先に、そういう行為をすることもあるってこと

秋ちゃんのことが好きだし
大事にしたい
けど、考え出したら止まらない
君を、抱きしめたい・・・・・

【More・・・】

学校を出てからずっと考えている
秋ちゃんとのこれからのこと

俺も男だし、はっきりいえばしたい!
手をつないで仲良く歩くのもいいけれど
もっと、深く、秋ちゃんとつながりたいんだ!

うわ・・・俺、やらしい
想像しただけで顔が熱くなる・・・

おさまれ、おさまるんだ俺の熱!
もう少しで秋ちゃんがのる駅に着いちゃうじゃないか!!

変なことを考えているなんて知れたら
秋ちゃんに嫌われるかもしれないだろ!




「直樹くん!」


「あ・・・秋ちゃん!!」


下を向いてたから気づかなかった
もう、秋ちゃんが乗る駅に着いたんだ・・・・
思わず変な声を出してしまった・・・
うわ~どうしよう、今の俺、絶対挙動不審・・・・



「ひさしぶりだね。メールも電話もしてるけど、元気だった?」


「もちろん、秋ちゃんも元気そうでよかった」



あ~やっぱり秋ちゃんはかわいいな~
笑った顔を見るだけで幸せな気持ちになるな
小さくて腕の中に入れたら隠れちゃいそうだし・・・・

腕の中に入れる=抱きしめる・・・・


って!また何を変な想像してるんだ俺!!
だめ!だめだって!ここは電車だって
みんな見てるんだから!
いくら秋ちゃんがかわいいからって
こんなところで抱きしめたらだめなんだって!!


「直樹くん・・・・?どうかした?」


「ううん!なんでもないよ!それよりも熱いよね~もう9月だっていうのに」


なんとか話をそらすことに成功!!
秋ちゃんに変に思われないように気をつけないと

油断すると、すぐにいやらしい妄想のスイッチが入る
だめだ・・・今日は2人きりになるようなところには行かないようにしよう・・・


「ねえ、秋ちゃん、おなか空かない?ラーメン食べに行こうよ!」


「いいね、ラーメン!!暑い日に熱いラーメン食べるってのがいいよね!!」


「じゃあ、次の駅でおりよう!」


よかった、ラーメン屋なら人もたくさんいるし
なんとか理性が働きそうだ・・・・
いや、働かなかったら、俺、ただの変態になってしまう・・・




「おいし~ここのラーメン最高!!」


「よかった~ここね、俺のお勧め!部活の帰りによく寄るんだ!」


食べる姿もかわいいな~
汁がはねたって関係ない!!みたいな豪快な食べ方がいいよね

前に女の子連れてきたときは
そんな食べ方じゃラーメンのびちゃうよ!!と言いたくなるような
食べ方で、もう二度と誘うものか!って思ったことあったな


卓が言っていたな・・・
デートに誘うときに、つれていく場所を考えるのが大変だって

秋ちゃんに関してはそんなことない
どこに誘っても喜んでくれるし、楽しんでいる
俺も、秋ちゃんが誘ってくれるとうれしいし、楽しい
趣味も食べ物の趣向も同じだから、大変なことってなにもない

そういう意味でも、俺はいい人を見つけたのかもしれない
秋ちゃんは、どう思ってるだろうか・・・・


「どうしたの?ぼーっとしてると麺のびちゃうよ?」


「あ・・・・またぼーっとしちゃった・・・・あ、秋ちゃん」


かわいいな~もう、今日かわいいって思うの何回目だろう・・・
口元にねぎがくっついているのにも気づかないで
人の心配なんてしちゃうんだからな~
どれどれ、とってあげよう


「あ・・・・」


うわ・・・・唇やわらかい・・・・
前にキスしたときは夢中だったからよくわかんなかったけど
秋ちゃんの唇ってやわらかいんだな・・・

思わず触っちゃったけど、どうしよう
唇の感触を知っちゃったら、さらに変な妄想が頭の中で
くるくる回るんだけど・・・・


そ、そして秋ちゃん!
お願いだから、そんな顔しないでよ・・・・
ほ、ほっぺ赤くしてこっち見ないで・・・
し・・・したくなる
こんな人がいっぱいいるのに
秋ちゃんにキスしたくなるじゃんか!!



「ありがと・・・ねぎなんてつけて恥ずかしいね」


「ううん・・・・そんなこと・・・」


うわ・・・この間が恥ずかしい・・・・
どうしよう、何か話さなきゃ・・・
いや、無理に話すこともないか
目の前にはラーメンがある
とりあえずひたすら食べてればいいじゃん!!

それからのことは
食べ終わった後に考えればいいじゃん!!


と、自分に言い聞かせて
目の前にあるラーメンを勢いよくすする
秋ちゃんも、同じように、ひたすらラーメンを食べている


秋ちゃんも・・・・
さっき、俺と同じこと考えたかな・・・
キス・・・したいな~とか・・・
いや、俺だけか・・・・




「おなかいっぱいだね~ご馳走してくれてありがとう」


「ううん、誘ったのは俺だし、秋ちゃんが喜んでくれてよかった」


普通に話しているけど、なんとなくいつもと雰囲気が違う
これって、秋ちゃんもさっきのこと意識してるって事だよね?


幸い、今は回りに誰もいないし
もし、キスをするなら、絶好のチャンスかもしれない!!


秋ちゃんは隣にいる
手を伸ばせばすぐに届く距離にいる

1回してるんだ、大丈夫
自然に、自然に・・・・・


「「いた!!」」


おでこに鈍い痛みが走る・・・・
どうやら、お互い振り向くタイミングが一緒だったらしく
おでこ同士がぶつかってしまったようだ・・・・


「い・・・・た・・・ご、ごめん直樹くん・・・」


「お、俺こそ・・・大丈夫?俺けっこう石頭だから・・・」



「ぷ・・・・ははは」


おでこを真っ赤にしている秋ちゃんを見て思わず笑ってしまった・・・・
目頭に涙をためてウルウルしている顔もまたかわいい

さっきまで、あせっていた自分がおかしくなる・・・


「直樹くん?」


「ご、ごめん・・・・まさか一緒に振り向くとは思わなくて・・・」


「もう!笑い事じゃないよ~せっかく勇気をだして振り返ったのに!!」


「勇気?」


「あ・・・・なんでもないよ!」


「なんでもなくないよ!教えて!勇気って、なんの勇気?」


「なんでもない!」


あ、そっぽ向いちゃった
でも、一度口に出した言葉は
二度としまうことができないんだからね!
どんな手を使ってもはかせてみせよう!


「な!直樹くん!やめて~」


「じゃあ、教えて?」


俺は秋ちゃんの背後から腕を伸ばしてわきの下をくすぐり始める
逃げようとしている秋ちゃんを片方の手で押さえて
さらに激しくくすぐる


「わ・・・わかった・・・言う、言うから!!」


「よしよし、いい子いい子。じゃ、解放してあげよう!」


顔を真っ赤にして、肩で息をしている
ちょっといじめすぎたかな?


「って・・・いうか、初めて抱きしめてもらうのがわきの下くすぐりって・・・・」


「え・・・?」



秋ちゃんに言われて、さっきの自分の行動を振り返る・・・・
俺、無意識に秋ちゃんを抱きしめた
しかも背後から・・・さらにわきの下くすぐったりなんてして・・・・

うわ・・・恥ずかしい
何やってんだよ俺!!

さっきまであんなに抱きしめたいとかどうやってキスしようとか考えてたくせに

恐ろしい、本能って・・・・



「直樹くんには適わないや・・・・」


「え?なんで?」


「だって、私は直樹くんといるとどきどきしちゃって、触れることもできないのに、直樹くんはさらっと私に触れる・・・」


「そ!それは!」



さっきのは無意識だからできたことであって
意識してるときは、そんなことできないよ!!
さっきのは、秋ちゃんが隠そうとするから
だから、つい・・・・


「そ、それより勇気ってなに?何の勇気?」


「そ、それは・・・」


「さっき、ラーメン屋さんでねぎを取ってもらったとき・・・指が触れてすごくどきどきして・・・」



「え・・・・うん・・・」



「キス・・・したいなって思った・・・」




うわ・・・本当?
秋ちゃんも、俺と同じこと考えてくれてたんだ・・・
どうしよう、すっごいうれしい


「・・・・う~恥ずかしい・・・・げ、幻滅しないでね・・・」


幻滅なんてするもんか!
それどころかうれしくて舞い上がってるんだけど、俺

っていうことは、キ、キス・・・・してもいいってことだよね・・・


俺は、秋ちゃんの肩に手を置いて
そっと顔を近づける

そして、やわらかい唇に
自分の唇を重ねた


愛しい君と
2回目のキス・・・・・



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07:52  |  蒼色のとき  |  TB(0)  |  CM(4)  |  EDIT  |  Top↑

★朝からバスの中で笑っちゃいました(笑)

二人のバカップル振りに笑ってしまいました(笑)…想像して下さいバスの中で携帯画面を見て笑うオッサンの姿を(笑)!かなりキモいでしょう(笑)!にしても、思春期の男子生徒の内面をうまく描写されてますね(^-^)まさに、ヒデキ感激です(^-^)
大地オサム |  2007年07月17日(火) 09:07 | URL 【コメント編集】

笑ってもらえてよかったです!
バスの中で笑う・・・私も携帯画面見ながら一人で笑うことありますよ。
まわりの視線がちょっと痛いですけど(笑)

思春期の男の子の葛藤を書くのが好きです!
昔男友達にいろいろ話を聞いたのがこんなところで役立つとは!
サクラサル |  2007年07月17日(火) 14:41 | URL 【コメント編集】

これは実話か!?
って思うほど上手く書けてますね!

秋ちゃんみたいな女の子が目の前にいたらなぁ・・・
その子のために今以上に仕事して稼いで休みの日には毎週どこか連れて行ってあげたいと思いましたwww
yuki |  2007年07月18日(水) 01:04 | URL 【コメント編集】

yukiさんへ

そういってもらえるとうれしいです

秋はお気に入りのキャラクターで、書くのが楽しいです

仕事大変だと思いますが体に気をつけてくださいね!
サクラサル |  2007年07月18日(水) 06:55 | URL 【コメント編集】

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