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2007.06.18 (Mon)

蒼色のとき 第一章 第二話 私と真由

お前ら本当に仲がいいなって?
まあね、小さいころから隣にいるからね~仲もよくなるでしょ?
うっうるさい!そりゃ、最近は友達としてじゃなくて異性として好き・・・だけど
告白?いいの!そんなのまだしなくても
ゆっくり、ゆっくり恋を育んでいくんだから
ちょっとお兄ちゃん!笑わないでよ!!

【More・・・】

「おはよう!秋」

「おはよう~真由!」

今日も真由はかわいいな~
走って駆け寄ってくる姿も本当にかわいい。あ~私が男だったら彼氏になりたいな~
小さいから無理って?だから・・・ほっとけ!

「あっ!伊藤くんだ」

と真由が指をさす方向に武史を発見。
ふふ、須藤秋必殺の挨拶をかましてやろう!

「秋?」

「しーっだよ!真由」

武史に気づかれないようにそっと近づく、そして・・・


ばこっ!!

「いって~~~!!てめぇ!秋!!」

「へへ~とろとろ歩いてるからだよ~おはよう」

「この悪がきが~!!背後から襲うなって何回言ったらわかる!お仕置きだ!」

といって武史は私の頭を右腕でロックして、空いている左手をグーにしてこめかみをぐりぐりした。
う・・・本気だ・・・イタイ・・・でも・・・うれしい・・・
って!!これじゃマゾじゃないですか!!
ちがう!ちがう!!そっちの気はぜんぜんないから!!

「仲がいいのは結構だけど、その辺にしてあげたら、伊藤くん?秋は女の子なんだよ?」

「おっす!笹木・・・って!いいの、秋は手のかかる子供だから」

「誰が子供だ~!!隙あり!チョ~ップ!」

武史の腕が外れた隙に、私は大きくジャンプして武史の脳天めがけてチョップを振り下ろす。(だって、武史身長180センチ近くあるんだよ?)

「ふ・・・甘い!たぁ!!」

「いたぁい!」

逆にチョップを食らってしまった・・・・私としたことが、深くだわ・・・

「あはは、本当に仲いいよね二人とも。本当に付き合ってないの?」

「付き合ってない!なんで俺がこんな悪がきと」

う・・・確かに付き合ってないけど、そんなあっさり否定されるのもちょっとな~
なにさ、いつもはこの話題のときは笑ってごまかしてるくせに~真由がちょっと美人だからっていいかっこうしてさ。
私はいつもみたく軽く流して肯定も否定もしないでほしかったのにな~

「私だって武史みたいな親父くさいやつごめんだね~。あっと、こんな馬鹿にかまってたら遅刻しちゃうよ?行こう真由」

私は真由の手をとって教室に向かって歩き始めた。
その場にいたくなかった。なんか面白くないんだもん。



「今回のテストは難しかったか?平均点低すぎだぞ?トップは笹木だ!みんなも笹木をみならえよ?」

昨日まで期末テストで、今日は返却日。
さすが真由、またトップだ。返ってきたテスト全部クラストップだよ~
すごいな~美人な上に頭もいいなんて・・・・
えっ?私?平均点よりちょっと上ってところかな~
いいの!私には人並みはずれた運動能力があるから!あはは(むなしい・・・)

「すげぇな、笹木。俺かなり間違っててさ~ちょっと答え見せてくんない?」

「伊藤君は秋に見せてもらったほうがいいんじゃない?」

「秋?秋と俺だったら頭のレベル同じだから役に立たん!」

「・・・・今のは聞き捨てならないんだけどな~私のほうがあんたより頭いいんだからね!!」

と、自習をいいことに私たちは教室の真ん中で騒ぎ始める。
男子は「またか~」と暖かく見守ってくれているけど、女子の目はきつい。

武史とは幼馴染で、小さいころから知ってるからいまいち自覚ないんだけど、武史は女子の間に人気がある。
顔がかっこいいとか、優しいとかっていう理由でめちゃめちゃもてる。
でも告白される回数は少ない。私が常にそばにいるから。
みんなの間で私は彼女になっているらしい。
武史のファンに何回か呼び出されたこともあったような・・・・
全員その場でシメっちゃったから顔とかよく覚えてないけど。
え?乱暴だって?目には目をなんです~手を出したのはあっちが先だからね!!


「オッス!桜木。ねえねえ、武史と真由見なかった?」

「あ~俺も探してたんだよね、武史。どこいったんだ?あいつ」


昼休み、私と武史と真由恒例の購買パン買いじゃんけんで見事負けた私は、パンを買いに購買に走った。
戦利品であるパンを持って帰ってきたのに、武史と真由の姿がない。
だから、廊下できょろきょろしてた武史の友達の桜木に声をかけたというわけだ。

「あいつ~今人気の“おふくろの味肉じゃがロール”買ってこいって行ったくせにどこにいきやがった!!」

「なんだそのへんな名前のパンは・・・・まぁいいや、一緒に探そうぜ?」

ということで、私はなぜか桜木と一緒に並んで武史と真由を探すことになった。
屋上、空き教室、多目的ホール。どこを探しても姿がない。
いったいどこへ行ったのやら・・・・・

「須藤、あそこにいるの武史じゃね?」

桜木が私の肩をつかんで窓際に寄せる。窓の外から見えるのは、職員室のある校舎で、よく見ると武史の姿があった。

「あ!真由もいた!!なんだ~先生に呼び出されてたんだ」

「そっか、あの二人美化委員だったけな」

「だったらメールでもなんでも入れてくれればよかったのに!!」

私は窓のサッシにぶら下がって職員室をのぞく。小さい私はこうしないと窓の外すら見えない。悲しいけど。

「そのかっこかなりおかしいんだけど、写真撮って武史に送っていい?」

「あはは、そんなことしたら顔の原型なくなるよ?桜木?」

と、少々バイオレンスな会話をする私たち。
あ!武史がこっちに気づいて手を振ってる。私は桜木と一緒に手を振り替えした。


「ねえねえ、向こうにいるの伊藤くんじゃない?」

「本当だ!やっぱりかっこいいね~。ってとなりにいるの笹木さんじゃないの?」

「むかつくけどビジュアル的にはお似合いね~。そこにいるおチビさんと違って」

聞こえるようにいやみをいう女子生徒2名。悪かったねチビで
あんたたち武史に相手されないからってどういうこというのどうかと思うぞ?

「おい・・・いいのか?言われっぱなしで」

「いいよ、慣れてるし。武史と真由のとこに行こう?桜木」

私はぶら下がっていたサッシから降り、桜木の腕を引っ張って歩き出した。
けど、彼女たちの攻撃は終わらない。

「本当のことだから逃げるんでしょ?あんたなんて笹木さんに勝ってるところひとつもないもんね」

「本当、よく一緒にいれるよね。私だったらやだな笹木さんといるの。比べられるなんてみっともないもの」

あ~腹たってきた・・・・私の中傷だけならまだしも、今の言い方って遠まわしに真由のことも否定しているような気がするんだけど。
そりゃ私たちはつりあってないよ?だから何?つりあってなかったら友達にすらなれないわけ?

「ごめん・・・桜木・・・ちょっと暴れていいかしら」

「好きにしてください・・・」

私は振り返って、彼女たちに近づいた。
異様な殺気を感じたのか彼女たちは後ずさりする。

「いい加減にしなさいよ?秋のことそれ以上悪く言ったら私があんたたちを半殺しにするわよ?」

「真由?」


いつの間にここにいたんだろうか、振り返ったら真由が立っていた。
武史もその後ろにいる。
やだな~今の聞かれてたのかな・・・・って、それにしても真由の口から半殺しにって、ある意味私より怖いんですけど。

「あんたたち伊藤君に相手にされないからって秋に八つ当たりするのはどうかと思うけど?」

「八つ当たりなんてわたしたち・・・」

「・・・・秋は確かに口より手のほうが早くてどうしようもない悪がきだけど、あんたたちに悪く言われるようなやつじゃないんだよね。」

武史・・・・ちょっと一言多いんじゃないかな~
かばってくれてうれしいけど・・・・


「これ以上秋にひどいこと言うんだったら、もう二度と俺に話しかけないでくれる?」

「・・・・行こ・・・」

彼女たちはばつが悪くなったのか、足早にその場を去っていった。
けど、なんだか気まずくて顔を上げられない。

「ごめんね、私のせいで秋、ひどいこと言われて」

「・・・?なんで真由が謝るの?悪いことしてないじゃん」

真由は少しつらそうな顔をして私を見ている。
どうしてそんな顔をするの?

「笹木さんは何も悪くないよ!しいていえば武史が悪い」

と、この重い空気に耐えられなくなったのか、桜木が大きな声をだす。

「俺?なんで?」

「そうだね、悪いのは武史だ!あんたが女子にいい顔するからだよ!」

「俺が?いつ?」

武史が悪いということでこの場は片付けることにした。
あ・・・武史怒らないで?だって、こうでもしないと真由がつらそうだし・・・



いろんなことがあったけど、屋上でみんだ一緒にご飯を食べた。なぜか桜木もそのまま居座ったけど。
真由はいつもの真由だったから私は安心していたんだ・・・・。


「あっ!チャイムなったぞ!教室もどるか」

武史の一言で私たちは腰を上げる。
桜木、武史は先に屋上を出て行った。
私もと続こうとしたときに真由に腕をつかまれた。


「真由?」

「・・・ちょっと話がしたいんだけど、次の授業さぼんない?」

「・・・・いいけど・・・話って?」

「私、秋の友達やってていいのか、聞きたくて・・・」


「え・・・・?」




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テーマ : 自作小説 - ジャンル : 小説・文学

20:41  |  蒼色のとき  |  TB(0)  |  CM(1)  |  EDIT  |  Top↑

★面白い!

さぁ3話目に突入いたします!なんか私のテンションも上がってきました!
大地オサム |  2007年07月07日(土) 17:18 | URL 【コメント編集】

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