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2008.04.02 (Wed)

仲良し(前編)

こんにちは~
「Home sweet home」の連載も無事終了しました

ひなとりゅうのラブラブっぷりをもっと書きたかった!とか
なんでこんな展開にしちゃったんだろ・・・とか

心残りはたくさんありますが
無事終了できてよかったです

今まで読んでくれた皆様!ありがとうございます!

「蒼色のとき」は皆様の優しさでできております!!本当に!



それと、アンケートのご協力ありがとうございました!
参考にさせていただきます!

同人誌を作ってみたくて・・・
時間はかかるかもですが
できたら報告します!



さて、今回・・・・
短編小説を前編後編の2本仕立てで載せちゃいます!

なんだかノリで書いた
ものすごい甘酸っぱいお話なので・・・・

サクラサル・・・・青春してんな~っていう
温かい目で見てください!

それでは・・・・
興味のある方は続きからどうぞ!


【More・・・】


仲良し(前編)




いつも仲良しでいいよねって言われて
でもどこかブルーになってた
あれは恋だった







「淳、本当にその歌好きだな」



「だっていい歌じゃない?かわいいっていうか?」




夕暮れの河原沿いを
幼馴染の悠と2人乗りしながら
私は大声で歌を歌うのが好きだ


片田舎だから
あんまり人もいなくて良い感じ




「お前に恋なんて分かるのかよ」



「ひど~~い!それなりに分かってるよ!私だってもう14歳なんですから」



「もうって・・・・いったいどんだけ成長したんだよ、去年と」




うるさい!って意味をこめて
悠の頭にチョップを食らわす
そのせいでバランスが崩れて少し自転車が傾いたけど
悠は上手にバランスを取り戻した

さすが・・・・運動神経だけは一人前!




「どんだけって・・・・まあ、それなりに」




去年より身長が2センチ伸びた
だけど悠は5センチも伸びた
小学校を卒業するころは同じくらいだったのに
悔しいな・・





悠と私は同じマンションのお隣さん
お母さんたちが仲がよくて
小さいころからお互いの部屋を行き来していた
今となってはどっちも自分の家みたいに行き来している



女友達には
悠と付き合ってるの?とかよく聞かれるけど
小さいころからそばにいるせいで
男女の感覚が私たちにはない

お風呂こそもう一緒に入ってないけど
同じ布団に寝るくらいなら
なんの抵抗もない

幼馴染というよりも
そこまで来るともう家族みたいなものだ



それに、さっきは悠に見栄を張ってしまったけど
「恋」というものが私にはさっぱり分からない


友達の中には
彼氏がいる人も何人かいて
それなりの経験をしている人もいる


私だってもう中学2年生だし
それなりの経験の内容くらいわかる


だけど、自分には縁遠い話のような気がして
いまいちみんなの話についていけない

彼氏がいない人も
好きな男の子がいるみたいで
みんなで集まれば必ず「恋」の話になる



今日は好きな人とお話ができたとか
目が合ったとか・・・・


そういう話をしているときのみんなは
目がキラキラ輝いていて
なんだかいつもより可愛く見える


だめだ・・・
きっと私には一生
縁のないものかもしれない

最近はそう思う



だって、女の子と「恋」の話をするよりも
悠とプレステやってるほうが楽しいしね








「悠・淳お帰り~~~おやつあるよ!」



今日は私の家で昨日のゲームの続きをすることになった
玄関を開けるとほらこのとおり
お母さんは悠も自分の子供のように接している
悠もそれに違和感がないらしくて
「やった!」とか喜んでるし


うんうん、私は今のままでいいや
「恋」なんて別にしなくても全然いい


みんなの話についていけないのは
ちょっと寂しいけどさ











「悠、前見て歩かないと怪我するよ?」



「お前じゃあるまいし、誰が怪我なんか・・・・・・」



「あ!」





時すでに遅し!
悠が階段を踏み外してそのまま落下していく

あわてて手を差し出したけど間に合わなくて
あっけなく悠は階段の下に落ちていった



まあ・・・・
3段目からなんだけどさ




悠は頑丈だから心配してないけど
最悪なことに





「い・・・・た・・・・」



「ご!ごめん!!大丈夫!?」




たまたまそこを歩いていた女の子が下敷きになってしまった

私はあわててその女の子に駆け寄る
怪我をしていたらすぐに保健室に運ばなくちゃ!



「大丈夫?ごめんなさい・・・この馬鹿がよそ見して歩いてるから」



「馬鹿は余計だ・・・・って、本当に大丈夫?」



「あ・・・・・はい・・・・・なんともないですから・・・・」





うわ・・・・
かわいい・・・・


顔を上げたその女の子の顔が可愛くて
私も悠も見とれてしまった

制服のリボンの色が同じだから
同じ学年なんだろうけど見たことない

その子は顔を真っ赤に染めて
なんでもないとしきりに手を振っていた

見たところ、怪我をしている様子もなくて
私も悠もホッとした・・・・





「って!悠が怪我してる!ひじ!ほら!」



「・・・・あ、本当だ・・・けど、ただの絣傷だし大丈夫」



「だけど血が出てるし、保健室で絆創膏もらったほうがいいかも」



「あっ!あの!これ・・・・・・・使ってください」




さっきの女の子がポケットから小さいタオルを出して悠の前に差し出す
可愛い刺繍がほどこしてある
ピンクの可愛いタオル



「大丈夫だって、こんなのなめて置けば治るし」


「だ!だめです!ばい菌が入っちゃいますよ!」



さっきまでもじもじしていた女の子が
はっきひじにタオルを当てる
そしてそのまま走ってどこかに行ってしまった


変わった子だな・・・かわいいけど





「どうしよう・・・・血、洗っても落ちないよな?」



「うん・・・・・・・」



私と悠は困ってしまって
しばらくその場で考え込んでしまった







その日から4日
日曜日の朝っぱらだというのに
悠に叩き起こされて
私たちは街でショッピングなどをしている



それも・・・・




「新井さんにタオルを買いなおそうと思って」


だって・・・・
いつの間にあの子の名前を聞いたの?って聞いたら

顔を赤くしてさ

あの後、2組と3組の教室のぞいて
新井さんがいたから名前を聞いて
お礼をして・・・・

それで、弁償する!って言ってきたから
今日は何がなんでも同じものを見つける!ってさ・・・・


何を張り切ってるんだか





「ああいう可愛いタオルって、女が入りそうな店にあるだろ?俺1人じゃ入りづらいから付き合ってくれよ・・・・」




「・・・・・めんどくさ~~~私だってあんまり可愛い店なんか入ったことないんですけど!」




それに、今日は部活もないし
久しぶりに公園まで自転車飛ばしてバスケやろうって言ってたのに
何が悲しくて街で買い物なんかしなきゃなんないのさ


ぶつぶつ言っていると
悠が立ち止まって私の腕をグイっとつかんで
自分のほうに引き寄せた




「は・・・・・・悠?何?どうしたの?」




「この店・・・・ありそうじゃね?」



悠が指をさした店は
何というかかわいらしい雑貨店で
店の外も中もピンクだらけで
確かに、あれと同じものが置いてあってもおかしくないと思った


けど・・・・・この店に入るの?
私が?



無理!無理無理!ありえない!

なんで私がこんなパステルな世界に入らなければならないの?
確かに可愛らしい店だけど
恥ずかしい!無理です!本気で!
悠1人で入ってください!!




っていう私の抵抗はむなしく
力ずくで悠に連れて行かれてしまった



ちぇ・・・前まで力も互角だったのに
いつの間に私より力もちになったんだろ
それに、よくみると腕が筋肉質になってきたな
私とは・・・・う~ん、ちょっと違うよな


いつの間にかこんなに成長しちゃって・・・
そりゃ、お前いったいどこが成長したんだよ!って言われちゃうよね



店の中はなんだか落ち着かない
私の持っている物とは正反対の雑貨ばっかり置いてある

嫌いじゃないけど
私には似合わないっていうかなんっていうか・・・・・



あ・・・でも、これは可愛いかも


と、その物を手に取ろうとしたら
脳天にチョップが落ちた


あまりの痛さにその場にしゃがみこんでしまう
前言撤回!
成長したのは体だけだ!中身はガキのままだ!



「ったく、探し物もしないで何を見ているかと思えば・・・・なに?このサルトウさんって・・・・」



「キーホルダー・・・・なんかこの店っぽくなくてつい目に留まっちゃったんだよ!さ、早くハンカチ探してこの店でよう!」



悠の背中を押して
私たちはまたタオルを探し始めた
さっさと見つけて家に帰ってゲームの続きをしよう



店内をうろうろすること20分


あ・・・見つけた!たぶんコレだ!

ピンクのタオル
確か刺繍がしてあったはずだ

うん、間違いない!これだ!



見つけたよ!って悠に言ったら
悠はすっごくよろこんで
それをレジに持っていった
店の外で待っていたら
なんだかタオル1枚にしては大げさな
包みを手にしていた



「プレゼント用にって言ったらさ・・・・こんな風にされちまって・・・明日もって行くの恥ずかしいな」



「本当・・・・悠に似合わないね」





悠は持っていた紙袋を人目につかないように
両手で抱えて歩き始めた

その姿がなんだか面白くて
かばんから携帯を取り出して
間抜けな姿の悠を写真に撮って
私は走り出した


「てめ!待て!」って怒った悠が私を追いかけてくる

その調子で私たちは家まで走って帰った




こんな平穏な日々が
ずっと続くと思っていた


←続く



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