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2008.03.05 (Wed)

Home sweet home

パパさんの海外転勤が決まった

後は、私がついていくかどうかだけ


ここにりゅうちゃんと2人で残るという選択肢はないらしい

高校生を置いて両親がいなくなるなんて

できるわけがないと

私とりゅうちゃんが言う前に


パパさんに言われてしまったから

【More・・・】






私がついていかないと言ったら
お母さんは日本に残ることになる

そしたら
お母さんは、結婚したばかりのパパさんと離れ離れにならなきゃいけない


けど、絶対お母さんは
私のことを第一に考える

「お母さんにはひながすべてだから」って

苦しそうに笑うんだ


そんなお母さんは見たくないけど
このままりゅうちゃんと離れ離れになるのは嫌だ


信じていないわけじゃない
だけど
離れたら
私なんか忘れられちゃうんじゃないかと思う

それに
私は揺らいでいる

浜崎くんのこと





ずるいよ、いきなりあんなふうに抱きしめるなんて
あんな告白ないよ!

あきらめないから
隙があれば掻っ攫っていくからなんて


どきどきしてあのときのことが頭から離れない


私が好きなのは
りゅうちゃんだけなのに










「転校?」



「うん・・・・どうしようか悩んでるんだ」





やっぱり、こういうときは
りゅうちゃんでも涼香さんでもない
1番の親友である椿に相談したかった


私のこと1番わかっているのも
なんだかんだで椿だから





「でも、このままだとお兄さんと離れちゃうよ?」



「うん、でも・・・・お母さんが苦しいのも見たくない」





「パパさんの転勤って何年くらい?」



「たしか5年って言ってた」





5年って長い
私はまだ15歳だけど
5年経ったらもう20歳になってる
立派な大人だ

それにりゅうちゃんだって21歳になっているわけだし
今ですらまわりにキレイで
りゅうちゃんにつりあった人が並んでいるのに

5年も離れたら
りゅうちゃんの世界はさらに広がって
私以外の女の人を見つけるかもしれない

そうなったら
私の戻ってくる場所は
なくなってしまうんだ

りゅうちゃんの温かい腕の中には
もう戻れないんだ



好きにならなければ
兄弟でいられれば
こんな苦しい思いをしなかったかもしれない

浜崎くんもきっとこの胸の痛みを感じていたに違いない





「けどさ、そういう風に考えてるのってひなだけじゃないんじゃない?」



「そうかな」



「お兄さんだって同じこと考えてると思う。ひながアメリカに行ったら金髪美少年と浮気するかもって!」




「そんなことするわけないじゃん!」




私の心の隙間を埋めたのはりゅうちゃんだ
ずっと1人だった寂しかった心を
そんな人、他にいない
たとえ相手がどんな美少年だって・・・・
変わりになんかなるはずない




「だから、お兄さんもそう思ってるって、俺がひな以外を好きになるわけがないって」



「・・・・・・・かな・・・・」





「絶対そうだから!それに、こういう大事な話は自分だけで決めることじゃないよ?ちゃんと相手と相談しなくちゃ。2人のことなんだからさ」





そう背中を叩かれた
椿なりに励ましてくれるのがわかる


うん、それに
椿の言っていることは正しいと思う

りゅうちゃんはきっと椿が言ったとおりのことを言うと思う

だけど
人の気持ちは
気持ちまでは縛っておけないから・・・







「はぁ・・・・・」



「大きなため息だな。幸せ全部飛んでいくぞ」




廊下に1人だと思って油断してたのに
この声・・・・




「会長・・・・・・」



「や!1人なんてめずらしいな」





相変わらず神出鬼没で
意味なく爽やか・・・・

一発殴らせてもらったら
このもやもやすっきりするかな
いや、しないか
痛いだけで





「聞いちゃったけど・・・・・転校するかもって本当?」




「・・・・・本当によく人の話聞いてますね・・・・・」






「そう?」



って!そんなの当たり前~
見たいな顔しないでよ!
誰にも聞かれたくなくて
わざわざ椿を人目のないところに呼んだのに

この人本当はエスパーか何かなんじゃないの?
そうだ、絶対にそうだ
そのほうが辻妻があう





「何1人で納得してんの・・・・?ま、いいけど?」



「別に、なんでもないです~」





「それよりさ、親父さんの転勤に神崎ついていかないって、本当?」



「聞いていたんですよね?本当ですよ」




全部聞いているくせに
こうしてわざわざ確認するあたりがいやらしいというかなんというか
もうなれたはずだけど
さすがに




「ひなは、迷ってるんだ。なんで?」



「なんでって・・・・・そんなの」



私のわがままで
お母さんがパパさんと離れ離れになるかもしれないからだよ
それも全部聞いていたくせに
本当にいやらしいんだから





「自分がいい子のままでいたいからだろ?」



「いい子でいたい?私が?」




「そう、お母さんの悲しい顔は見たくない・・・だからどうしようなんて・・・・本当にひなはいい子だね?」




「な・・・なんですかそれ!」




本気でむかついてきた
冗談にしては性質が悪い

私は別にいい子を演じようとかそんなこと
全然考えていないのに!






「それに、俺が神崎だったら、何がなんでも親を説得して2人でいられる道を選択するな~。自分が海外についていくか、ひなとの関係をちゃんと話して、許しがもらえるまで頭を下げるとか」



「りゅうちゃんのことを今引っ張りださないで下さい!」




「あ、そうだ!ひなにもう1つ選択肢があった」




私が怒っているの
絶対にわかっているはずなのに
顔色1つ変えずに
会長は話を進めていく

なによ、もう1つの選択肢って・・・・






「ひなが神崎と別れて、俺と新しい恋をしちゃうってのはどう?」




「はぁ?」




ふざけないでよ!馬鹿じゃないの!
私はりゅうちゃんと離れたくなくて
離れたらどうなるんだろうって不安で仕方なくて

でもお母さんが悲しそうな苦しそうな顔をするのは見たくなくて
だからこんなに悩んでいるのに

何が俺と新しい恋をしようだよ!
馬鹿にしないで!




「待てって!冗談なんかじゃない。ひなより後にはなるけど、卒業したら必ず俺はお前を追いかけてアメリカに行く。1人なんかにさせないし、ひなが不安にならないようにずっとそばにいてあげる」




「そんな・・・・・口から」



でまかせを言うのはやめて
って言おうとしたけど

会長の顔が真剣で
冗談を言っているようには見えなくて

しかも私は
会長が言っていることが無茶苦茶だってわかってるのに
一瞬、会長の胸に飛び込んでいきそうになった


だけど、その衝動を無理やり理性で抑える







りゅうちゃん
私、今・・・・
足元がふらふらしている

しっかりたっている自信がないよ


どうしよう
どうすればいい?


どうするのが
私にとってりゅうちゃんにとってみんなにとって
いい選択なのか・・・・








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13:10  |  Home sweet home  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

★こんばんわ。

会長は一筋縄ではいかないですねv-219
浜崎君より手強そうですからねぇv-11
えり^^ |  2008年03月06日(木) 21:17 | URL 【コメント編集】

★No title

えりさんへ

コメント遅くなりました~~

会長は本当に手ごわいし、何を考えているか分かりませんv-12
そろそろラストバトルを開始したいと思います!!
サクラサル |  2008年03月09日(日) 13:20 | URL 【コメント編集】

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