*All archives   *Admin

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告  |  EDIT  |  Top↑

2008.02.24 (Sun)

Home swwet home

「聖・・・あのさ・・・話がしたいんだけど」



「うん、いいよ」




俺が姉貴を好きだと告白してから
気まずくて
口を聞かなかったのに
どうしたんだろう
俺と話がしたいなんて・・・・

【More・・・】



ずっと、姉貴のことが好きだった
なんでもできて
才能にあふれて
変に正義感が強いとこも
好きだった


それはただの憧れで
自分もこうなりたいと思っていた気持ちを
恋愛感情と錯覚していたんだ



バカだな俺・・・
口に出して初めてわかるなんて


本当に好きになるっていうのは
胸がドキドキして
ずっと考えてしまうことなんだ


みんなを巻き込んで
自分を好きだといってくれた
涼香まで傷つけて



そして・・・・
本当の兄ちゃんみたいに仲良くしてくれた
りゅうちゃんにまで嫌な思いさせて


本当に好きな人も
傷つけてしまって



俺の存在ってなんなんだよ
なんで・・・・
こうなんだろういつも・・・





姉貴に「好き」と伝えれば楽になれると思ったのに


むしろつらさは倍になった


藤井さんを好きだと気づいてしまったから





だから
藤井さんに「好き」だと伝えたかった

だけど
それを伝えることで
藤井さんを困らせて
りゅうちゃんに嫌な思いをさせて


姉貴とも気まずいままで

どこにも居場所がなくて






「聖?入るよ?」



「あ、あぁ・・・・・」




そうだった、俺と話がしたいっていったのに
自分の世界に入っていた



遠慮がちに姉貴が部屋に入ってきた
いつもどおり
ソファに座って、そこにおいてあるクッションを抱きかかえる

姉貴のくせ
小さいころから変わらない




「どうしたの?話って」



「その、私・・・・・やっぱり聖のことは弟としかみれなくて・・・だから」



「もう、いいんだよ・・・・俺の方こそごめん・・・・姉貴に対する気持ちは恋じゃなかったんだよ」




「え・・・・?」




自分が勘違いしていたこと
姉貴に対する本当の気持ち

そして


今、本当に好きになった人のことを
全部話した



言葉にすることで
幾分すっきりした

姉貴は・・・・・

驚いた顔をして
それから少し深呼吸をして

真剣な表情で俺を見つめた




「聖・・・・私は、前みたく聖とちゃんと兄弟関係を作っていけることがうれしい。だけど・・・ひなちゃんって、りゅうの彼女だよね?義理の妹だけど」




「うん・・・・だけど・・・俺は、2人に別れてほしいとかそんなこと思ってるわけじゃないから」



「ねえ、涼香とは、もうよりは戻せないの?」




やっぱり
姉貴はそこが一番気になるよな
なんたって、姉貴と涼香は小さいころから仲がいい
双子みたいだって近所でも言われていて

姉貴も涼香のことが大好きで・・・・
そんな大好きな涼香が
俺のことを好きで
しかも、こんな俺のことをまだ好きでいてくれてる

姉貴としては
涼香とよりを戻してほしいと思うはずだ

だけど


俺は・・・・




「ごめん・・・・またそんなことしたら、余計に涼香を傷つける」



「うん、そう・・・・だよね」



わかってはいたんだけど
もしかしたらねって姉貴が苦しそうに笑う


それを見ると
俺は罪悪感でいっぱいになる

俺が、姉貴を好きだと勘違いなんかしなかったら
忘れるために涼香を利用することもなかったのに


もしかしたら
純粋に涼香を好きになれたかもしれないのに・・・・







「ねえ、聖はひなちゃんを好きなだけでいいって言ったけど・・・・そんなことできるの?」




「なんで?」




「だって、好きってことはさ、自分を見てほしいって思うじゃない・・・・最初はどんなにそう思っていても、どんどん欲張りになってきて、それだけじゃ我慢できなくなる・・・それが、好きってことじゃないの?」




会長と同じこと言ってる





俺だって
本当は藤井さんに自分を見てほしい

りゅうちゃんじゃなくて
会長でもなくて
俺を見てほしい



姉貴を好きと言っていて
涼香を傷つけて
うじうじ悩んでいた俺を
救ってくれたときのように

俺だけを見ていてほしい・・・



だけど、りゅうちゃんのことも
俺は好きだから・・・・

傷つけたくないんだ
俺の存在のせいで
2人が別れるなんて
絶えられないから・・・・・・・









「ちょっと前の私だったら、聖の考えに賛成だった・・・彼氏がいる人を好きになるなんて無駄なことだって・・・・早い段階であきらめたほうがいいって、そう思っていた。だけど・・・・好きなことやめられないから、だから・・・・聖には後悔のないようにしてほしいの・・・・涼香のときのような間違いを起こしてほしくないから」





「姉貴・・・・」




「話はそれだけ・・・・よく考えて。おやすみ」





抱いていたクッションを置いて
姉貴は部屋を出て行った








姉貴の言葉が頭の中でリプレイされる
「好きなことはやめられない」



だけど、やめなきゃ2人が傷つく
でも
だからって、自分の気持ちを押し殺そうとしたら

また、涼香と同じことを
誰かにしてしまうかもしれない






俺はどうすればいい?
自分に正直に生きたほうがいい?
それとも

自分に嘘をついて
前と変わりなく
藤井さんとはただのクラスメイトで
りゅうちゃんとは幼馴染で

2人の恋を応援する・・・・





どっちにしたって
苦しいことには変わりない


俺は
俺はどうしたいんだろう・・・・









ランキングに参加中です。クリックいただけるとうれしいです。

更新のはげみになります!




人気blogランキングへ


ゆったりTeaTimeしませんか? 青春生き残りゲーム、漫画版はこちら

テーマ : 自作連載小説 - ジャンル : 小説・文学

13:34  |  Home sweet home  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

コメントを投稿する


 管理者だけに表示  (非公開コメント投稿可能)

▲PageTop

この記事のトラックバックURL

→http://aoironotoki.blog109.fc2.com/tb.php/230-4f90fd55
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | BLOGTOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。