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2007.07.08 (Sun)

蒼色のとき 第3章 第2話 恋愛中毒

子供か、俺は・・・
次の日が楽しみで寝れないなんて
アホだ・・・間抜けだ・・・
完全に中毒だ・・・

【More・・・】

「武史・・・あんた着ていく服選ぶのに何時間かかってんの?」


「いいだろ~。おまえだって直樹ってやつとデートするときの服選ぶの散々つきあってやったんだから」


「それにしたって・・・」


水曜日、久しぶりに笹木に会うんだから少しくらいいいかっこうしたいってのが男心じゃないか?
それに、いつもは制服でしかあってないわけだし、私服姿で会うのはこれが初めてなわけだし
それだったら余計に、センスがいいとか思われたいじゃんか・・・・
たしかに、夕方に秋を呼び出して今は夜の9時なんだけどさ


「私だって明日着てく服まだ選んでないのに~」


「おまえらは毎日のように会ってるからべつに構わないだろ、何を着ていたって」


「私だって久しぶりに会うよ!お互い部活で忙しかったから」


「そうなの?だったら俺たちじゃまじゃないの?」


そうだったんだ。てっきり毎日のように会ってるとばっかり思ってたのに
こいつらも久しぶりに会うんだったら俺と笹木いないほうがいいんじゃないのか?


「う~ん・・・確かに。でも、直樹くんに2人の話をしたら会いたいっていうし、武史のことだから、どうせ真由に会いたくて悶々としていると思ったし」


お見通しですね・・・・
確かに悶々としてましたよ!なんとか会える口実まで考えて
結局電話も出来ないへたれだったけどさ


「あ!それ!その格好でいいんじゃない?武史ってさ、男だけどピンク似合うよね」


「そ・・・そうか?笹木の横にならんでもおかしくないか?」


「真由は普段スポーティーな格好してるし、バランス取れてると思うけど?」



とまあ、秋の一言で着ていく服は決定した
なんだかんだ文句を言いながらも秋は付き合ってくれた
そんでまあ、今は夜中の1時・・・・

明日は9時の約束だろ・・・
早く寝ないと目の下にクマができるよな
それはかっこう悪いよな~

けど、考えれば考えるほど
明日、笹木に会えると思えば思うほど
興奮して眠れないわけで・・・



「よかった・・・クマはできてないな・・・」


朝っぱらから鏡の前でにらっめっこ・・・
約束は9時なのに、今はまだ6時だったりする

睡眠時間はたったの3時間・・・
けど不思議と眠たくない
会えるって思っているだけなのにすげえな・・・

待ち合わせは遊園地の近くのバス停
秋と一緒にそこまで行くんだけど、大丈夫なのか?
俺と秋は幼馴染で、別に男女の関係はぜんぜんないけど
一緒に歩いているところ見て、秋の彼氏、嫉妬とかしないよな・・・・


「その辺のことは説明してるから大丈夫。あんたも心配性だよね」

「だって、前に誤解された~とか言って泣いてたじゃんか」


「な・・・泣いてないよ・・・」


たく、意地っ張りなところは男ができても変わらないな~
つきあう前に誤解されたって言ってたことあるくせに
ま、秋が大丈夫っていうならそれでいいんだけどさ



「あ!真由もう来てるよ!ま~~~ゆ~~~!」


バス停に立っている笹木を見つけて、秋は走り出した
本当は俺も走ってすぐに笹木の顔を見たかったけど
それはさすがに恥ずかしくてできないよな・・・
子供だと思われたくないし・・・


「おはよう。久しぶりだね伊藤くん」


「おっおう!久しぶり」


って、声裏返ってんじゃねーよ俺!
もっと気のきいたことしゃべれよ俺!
なんでオウム返しなんだよ!
ばか!俺のばか!


そ・・・それにしても・・・・
初めて私服見た・・・
秋が言ってたとおり、スポーティーって感じのかっこうだけど
すっげぇかわいい・・・
うわ、制服じゃわかんないけど、胸もあるんだな・・・
腰もほそっ・・・食ってんのか?ちゃんと・・・
抱きしめたら・・・折れそうだな

抱きしめたら・・・って!俺は何へんな想像をしてるんだ!!


「伊藤くん、具合でも悪いの?」


「ううん。きっと変な妄想してるだけだから放っておけばいいよ」


秋!笹木に変なこというな!え・・・いや、当たってるけど
変な妄想してるけどさ・・・


「おい、お前の彼氏まだか?」


「そうだね・・・遅れてくることなんてめったにないのに・・・」


そんな会話をしていると、人ごみの中から、一生懸命走っている男の姿が見えた
近づいてくると、その男は手を振り出した
は・・・恥ずかしいやつ・・・
よくできるなそんなこと



「直樹くん!?」


「え!?」


人が見ているにも関わらず
大きく手を振って走ってくる奴が・・・・?
マジで?俺にはできないぞ・・・・


「ご・・・ごめんね秋ちゃん、遅れちゃって」


「ううん、でも心配したけどね」


「秋ちゃんに会えると思ったら昨日なかなか眠れなくて・・・寝坊しちゃって」


「直樹くん・・・・」



お前ら!公衆の面前でラブラブ会話とムードだしてんじゃねぇよ!!
人が見てるぞ!通り過ぎていく人までお前らを見てるぞ!
恥ずかしくないのか!
一緒にいる俺の方が恥ずかしいぞ!


「あ・・・秋?え~と、仲良くしてるとこ悪いんだけど・・・この人が直樹くん?」


「あ・・・ご、ごめん・・・つい・・・」


「は、はじめまして片瀬直樹といいます。秋ちゃんから2人の話をよく聞いてますよ」


うわ・・・
よくよく見ると本当にきれいな顔してるんだな・・・
前に、電車で見たことあったけど、そんときはよく顔見えなかったしな
秋からは聞いてたけど予想以上

なんか、笹木と並んだら最強にお似合いかも・・・
今わかった、秋が前に笹木と比べられるのがちょっといやだって言ってたの・・・

俺もいや、なんか自分がすげぇ、不細工に思えてくる
こんなきれいな奴がとなりにいたら・・・


「ちょっと、武史!ボーっとしてないで自己紹介してよ!」


秋に話しかけられてようやく現実世界に戻った・・・
俺の悪いくせだよな・・・いきなり妄想はじまるの・・・


「はじめまして。伊藤武史です。秋とは幼馴染で腐れ縁ってとこかな?」


自己紹介なのになんで疑問形なんだ俺?
アホか俺!


とまあ、簡単な自己紹介も終わって、4人で遊園地へと向かっていく
当然、秋は直樹と2人で乗り物に乗る。
ということは、俺は笹木と2人で乗ることになるわけで・・・・
やべぇ、緊張する・・・
ジェットコースターとか乗って俺変なこと叫んだらどうしよう・・・


「伊藤くん?大丈夫?さっきから心ここにあらずって感じだけど・・・」


「だっ大丈夫!笹木はジェットコースターとか大丈夫?」


「うん!久しぶりだけどね。楽しみにしてたんだ!早く乗ろう?」


うわーーーなんですか、その笑顔は
なんてかわいいんだ・・・
やばい、また心臓わしづかみにされた・・・


そういえば、初めて笹木に会ったときもそうだったな・・・
懐かしいな、ちょっと前まではこうして話をすることもできなかったのに・・・


笹木に出会って、俺は初めて「恋」っていうのを知ったんだよな・・・・



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