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2007.07.07 (Sat)

蒼色のとき 第3章 第1話  片恋

高校に入学して初めての夏休み
つまり、何か口実を見つけないと笹木に会えないわけだ・・・
というわけで、俺はさっきからずっと腕を組んで考えている
笹木に会う口実を見つけるために

【More・・・】

秋に頼めばいいんだろうけど
あいつ最近できた彼氏と遊ぶのに忙しいみたいだし
相手にしてくれないというか、なんというか
前だったら、勝手に俺の部屋に入ってきて
人のプレステ起動して遊んでたんだけどな・・・


なんだろうな、べつに秋のことを女として好きとかじゃない
でも、いないと物足りない
小さいときからずっと一緒だったもんな


「う~ん、これが娘を嫁がせるときの親父の気持ちなんだろうか・・・」


「武史!あほなこと言ってないでちょっと買い物に行ってきてよ!」


「ノックもしないで部屋に入るなって言ってるだろうが!」


あ~デリカシーのない親だよな・・・
人がもの思いにふけてるっていうのに・・・


「秋ちゃんにふられて落ち込んでるのはいいけど、家にいるなら少しは手伝いなさい!」


「ふっ・・・ふられてねぇし!変なこというな!」


俺はお袋から金を預かって買い物に出かけた
なんだよ、あのニヤニヤした笑い
秋に彼氏が出来て、俺がふられたとか思ってるんだろうな、お袋のやつ

ん、待てよ・・・・
お袋が思ってるんだから、親父だって、近所のおばちゃんだって
それに、秋の家族もそう思ってるのか!?

違う!俺と秋はそんな関係じゃないし!
それに、秋が俺のことを好きだったんだぞ!
別に俺が秋を好きでふられたわけじゃないんだぞ!


って、そんなのみんな知らないし・・・
アホか、俺・・・・


やっぱり、年頃の男女が一緒にいれば
そういう風に見られても仕方がないのかな

だったら、俺と笹木はまわりから見たらどんな風にみえるんだろうか・・・・

最近は一緒にいることが多くなった
秋が気を利かせてるのか、昼休みとか放課後とか一緒に過ごしてるよな
けど、笹木はいまだに俺のこと「伊藤くん」って呼ぶし
俺も、「笹木」としか呼べないから
友達・・・・ともいえないよな~


秋が直樹って奴のことで悩んでいたときも、笹木は
「なんでも話せる男友達がいて、秋は幸せね」
なんて、言ってたよな

それって、俺は秋の友達で、笹木の友達ではないってことだよな・・・・



「はあ・・・・・」


大きなため息がでた
笹木に出会ってまだ数ヶ月
けど、俺の心は笹木に支配されている
今だって、偶然でもなんでもいいから会えないかなって思ってる


たとえば・・・・
あそこの角を曲がったら偶然、笹木の姿を見つけて

『一週間ぶりだな・・・笹木』


『伊藤くん・・・一週間見ない間になんだかたくましくなってる・・・』


『笹木に会えない分、自分を鍛えていたんだ・・・笹木を守れるくらい強くなりたくて』


『伊藤くん・・・』



「笹木!!」



・・・・・しまった・・・・
完璧に妄想の世界にトリップしてしまった
商店街の皆さんの視線が痛い・・・・

さっさとお袋に頼まれたもの買ってかえろう・・・
そして家で思う存分妄想しよう
それくらいただだし・・・




買い物を済ませて家に帰った
お袋の小言を受け流して部屋に戻ってベッドに横になる

さ、妄想をはじめよう・・・・
そうだな~今度は笹木が・・・・って、妄想するくらいなら電話でもなんでもして
一緒に遊べばいいじゃんか


けど、俺と二人でなんて会ってくれないだろうし、どうせ
電話して断られるのに耐えられそうにないし
あぁ、俺ってどこまでへたれなんだろう



「・・・・電話?誰だ・・・?」


珍しいな電話なんて、秋も桜木も連絡はメールばっかりだしな
秋だったら直接部屋に入ってくるだろうし
って、携帯どこにいった?


「あった、あった・・・え~と・・・・・・・え!?」


ディスプレイをみたら、「着信 : 笹木 真由」って出てる・・・
さ、笹木!?
笹木が俺に電話・・・・!?


「もっもしもし!!」


き、緊張して声が裏返る
かっこわりぃ~
最悪俺・・・・


「あ、よかった出てくれて、今話しして大丈夫?」


「お、おう!大丈夫・・・」


「うん、よかったあのね」



一週間ぶりの笹木の声だ・・・
やっぱりかわいいな~声までかわいい
夏休み前になんとかアドレスを交換できてよかった・・・・



「遊園地にいかない?」


「え・・・・?俺と?」


「うん、あさっての水曜日なんだけど、都合どうかな?」



大丈夫に決まってるじゃないですか!
もう何にも予定ないし、あったって笹木を優先するに決まってるじゃないか!!


「だっだいじょうぶだ!!暇・・・暇だし!」


「本当?よかった~秋がね?遊園地の招待券4人分あるからって、秋と直樹くんと武史と私の4人で行こうって」


「え・・・・」


秋も来るの・・・?しかも彼氏連れで?
それって、Wデートとかっていうやつですか?

あはは、そうだよね
いきなり2人で会うわけないですよね・・・・


盛り上がっていたテンションが一気に下がる・・・
喜んで上がっていた分余計に下がった・・・・



「あれ?伊藤くん?おーい?」


あぁ、どうせ会うなら2人きりがよかった・・・
けどまあ、会えることには変わりないし・・・うん、よしとしよう・・・


「武史!私がくることが何かご不満?」


「秋!?いたのかよ!」


「しっかり、真由の横にいたんだけど。ごめんね~2人きりじゃなくて」


「いや!別に俺は・・・・」


「武史の都合が悪いなら桜木でも構わないし」


「それはだめだ!!」


「だったら、水曜日あけといてね!詳しくは家に帰ったら説明に行くから」




まあ、いいか
他に人がいたって、会えることには変わりないし
初めて笹木から電話がきたし・・・・

水曜日に、笹木に会える
学校以外で・・・・
勝手に顔がにやける・・・
やべぇ


夜になって秋が窓越しに部屋に入ってきた
俺のにやけてる顔を見て「気持ち悪い・・・」なんていいやがったけど
今日は何を言われてもされても許せる

あぁ、早く水曜日にならねぇかな~




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08:35  |  蒼色のとき  |  TB(0)  |  CM(5)  |  EDIT  |  Top↑

★あ゛ー

続きが読みでー
大地オサム |  2007年07月07日(土) 21:58 | URL 【コメント編集】

大地オサムさんへ

たくさんコメント残してくれてありがとうです!
読んでくれてうれしいです!

「秋」は私の高校時代がモデルです。

これからもよろしくお願いします!
サクラサル |  2007年07月08日(日) 16:05 | URL 【コメント編集】

サクラサルさんへ…
本当は全てにコメントを残すつもりだったんですが、よくよく考えると…

『アラシと勘違いされるんちゃうやろか…』

って思い、コメントをひかえました。

失礼な言い方して申し訳ございません…。
『秋ちゃん』はサクラサルさんの高校時代の分身なんですね…。なんか楽しそうですね。
私の高校時代は…。まぁいいじゃないですか(笑)

あのもし宜しければサクラサルさんとリンクはらせていただきたいんですがいかがなもんでしょうか(^-^!)?

それと、小説頑張って下さいね!楽しみにしております!
大地オサム |  2007年07月09日(月) 10:41 | URL 【コメント編集】

こんにちは~
リンクOKです!うれしいです

今にして思えば楽しかったですよ
高校生活

あのころは、それなりに悩みもありましたけど

また読んでくださいね
サクラサル |  2007年07月09日(月) 11:29 | URL 【コメント編集】

リンクはらせていただきますね!!
これで私もサクラサルさんの新作を楽しみに出来ます(^-^)!

私も小説を書こうとチャレンジしたことはあるんですけどもどうにも筆が進みません。

なんかコツってあるんですか?

書いてるうちに話が全然違う方向にいっちゃうんです(笑)!

頭の中にあるストーリーを紙にトレースしていく作業のはずなんですがなかなか難しいですよね…。
大地オサム |  2007年07月09日(月) 12:58 | URL 【コメント編集】

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