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2007.12.23 (Sun)

Home sweet home

「ばか!」


「な、なに、急に!!」



ひ、人が緊張してるってのに
いきなりばかってことはないんじゃないの?



「ばかって言うほうがばかなんですー!!」



「そうやってすぐムキになる・・・・ま、緊張がとけただろ?」

【More・・・】





なに?じゃあ今のわざと?
私が緊張してるってわかったの?

それでこんなこと・・・・・言ったんだ・・・
そっか、やるなりゅうちゃん
緊張なんてすっかりとれちゃったよ



「それでだな、話を続けるぞ・・・・」



「あ、うん・・・」





「あのとき、お前が逃げてからが大変だった・・・・涼香の質問攻めにあった」



りゅうちゃんいわく
あの日、私が「りゅうちゃんは涼香さんが好きだ」と言って逃げた後
涼香さんから、今のはどういうことだ!ってしつこいくらい聞かれたらしい

それで、今のはひなの勘違いだと、俺とお前は幼馴染で
お互いそれ以外の感情がない、それでいいだろ!ってことになった・・・


ま、その間
なんだかんだと涼香さんに言われてぐったりしたらしいけど
うん、その様子が手に取るようにわかる
涼香さんが少しでも切れようものなら
流血事件の幕開け!って感じがするもんね・・・・



「なんで涼香にそんなこと言ったんだよ」


「えっと、それは・・・」





『好きじゃなかったら、きっぱり断って、何を言われても知らん顔できればいいと思うの。だけど、こんなに苦しくて会長の思いを受けて涙を流すなんて・・・ほんの少しでも会長のことを好きだって気持ちがあるんじゃないの?』



『じゃあ、りゅうのことが好きなのに、会長に気持ちを揺らされてる自分が嫌い?』



『りゅうのことが好きだったら、自分の気持ちりゅうに正直に言えばいいじゃない!兄弟だけど血はつながってないし、籍も入ってないんでしょ?だったらなんの問題もないじゃない!』




涼香さんが、あんなこと言うから
だから、思わず言ってしまった
私がりゅうちゃんに告白できない理由は
りゅうちゃんが好きな人が、涼香さんだからだよって
どうしても言いたかった

けど、りゅうちゃんの好きな人が涼香さんじゃないとしたら
思いっきり私の空回りじゃない?
おかしいよね・・・あほだよね・・・・
笑いたきゃ笑えばいいさ!


だからって、りゅうちゃんが私を好きということには
ならないよねぇ
それとこれとは別だし

ま、ここで
りゅうちゃんと本当の兄弟になるいいチャンスなんじゃない?

いっそのこと、「りゅうちゃん」って呼ぶんじゃなくて
「お兄ちゃん」って呼んだほうがいいかもね
そのほうが私も自覚が沸くってものだよ





「何、一人でうなづいてるんだよ」


「あ・・・なんでもない」



ふうん・・・って言いながら
りゅうちゃんは私の腕を引っ張って
その勢いで、私とりゅうちゃんはベッドに倒れた


ちょ・・・・ちょっと・・・
これは、この距離感はやばいのではないでしょうか?


こんな近くにりゅうちゃんの顔が
顔が・・・・
う、うう・・・
だめだ!さっき決心したのに
もう揺らいでいる


顔が真っ赤になっていくのが分かる
鼓動も早い・・・
りゅうちゃんに気づかれないうちに
早く離れなくちゃ!


そう思って、りゅうちゃんから一生懸命体を離そうとしてるのに
なかなか離してくれない
もう、いったい何を考えてるのか・・・




「俺のことはちゃんと話した、次はひなが話す番」



「な、何を話せと・・・・」




話をするにも何も
こんな近距離で・・・話をするどころじゃないよ!
せっかくさっき緊張を解いてくれたのに
意味ないよ!
心臓、破裂寸前だ・・・・






「東雲・・・・あの時なんの話をしたの?」



「・・・・・・あのとき?」



「俺らが、東雲を監禁してたとき、助けに行ったろ、おまえ」




あぁ、あの時ね・・・・
あの時は・・・・



確か、あの時もこんな風に会長に抱きしめられて
それで・・・



『本当の俺は余裕なんてない!お前が好きなんだ・・・お前じゃなきゃだめなんだ・・・そばに、いて欲しいんだ』




そうだ、会長にそんなことを言われたんだ
それで、私はどうしていいのかわからなくて
で、涼香さんにあって・・・

あぁ、そういう流れだった
すっかり忘れていた


私は、どうしたって会長の気持ちに答えられない
だって、今こうして
りゅうちゃんがそばにいて
恥ずかしいけど、うれしくて

やっぱり・・・・
りゅうちゃんじゃなきゃだめだって
思ってる





「東雲と何かあったのか?」



「・・・・・おまえじゃなきゃだめだって・・・好きだって」




「・・・・・ひなはどうなの?」



「どうって?」



「ひなは、東雲のことどう思ってるんだ?」




りゅうちゃんは真剣な目で
私をじっと見て
私の答えを待っている

ねえ、りゅうちゃんは
私がもし会長を好きと言ったらどんな反応する?

ここは駆け引きの部分?
りゅうちゃんが、私のことをどう思っているのか
確かめるにはいいチャンス?




けど、でも・・・・
そんな人の気持ちを試すみたいなこと
やっぱり私にはできない・・・・か・・・






「だって私・・・・好きな人いるもん、会長の気持ちには答えられない」




「・・・・・誰?好きな人って」




誰って・・・・気づいていないか
そうだよね
気づかれていたらそれこそ大変だ
私だけが気づかれていないと思って過ごしていたとしたら
考えただけでも恐ろしい・・・・

ここは、秘密にしておくのが一番だよね
うん、そうだそうだそれがいい





「俺?」



「・・・・・え?」




俺?って・・・それは
ひなの好きな人は俺?って聞いたってことだよね?
え、ちょっと待って?
なんでそんなこと聞くの?

私がりゅうちゃんを好きだって
気づいてるの?




「・・・顔、赤くなってる・・・・そうなんだ、本当に」



「・・・・そ、それはりゅうちゃんがへんなことを言うから・・・なんでそんな・・・」



やばい、恥ずかしくてロレツが回らない
顔も、さっき以上に赤くなってる、あつい
やば、目が見れない




「涼香に怒られたから」



「涼香さん?」




「りゅうがちゃんとひなちゃんを見ていないから、捕まえていないから、会長なんかに横入りされるんだってさ。ま、確かに、涼香の言うとおりだよな」



ちょっと待って?言っている意味がよく分からない
会長がよこはいり・・・えっと、どういうことでしょうか?

それよりも、涼香さん
あんたも勝手に私の気持ちをりゅうちゃんに言うなよ
いや、お互いさまだけどさ




「まさか、東雲がひなを好きになるなんて・・・思わなかったな」



「そ、それは私だって思ってるよ」



会長が、涼香さんを好きだといった会長が
なんで私を好きになるんだって思うよ
不思議だよ・・・
けど、人を好きになるって理屈じゃないから
だから、どうしようもないことなんだよ


あぁ、思い出した
どうしよう会長のこと

あそこまで言われたら
どんなに付き合えないって言っても
あきらめてくれなさそうだし



「俺がずっとひなに近づく男を遠ざけていけば、大丈夫だって思ったんだけどな」



「大丈夫って・・・・何が」



「ちょっと時期は早くなるけど、まあいいか」


「もう、だから・・・・さっきから何の話か分からないよ」




一人でぶつぶつ言ってさ
一人で納得してさ
何を言いたいのか全然わからないよ~~

私がりゅうちゃんを好きって知っているんでしょ?
それの答えはどうなってるのさ!



「俺もひなが好きだ!だから、東雲のところになんか行くな!」



「・・・・・・・・・」




「黙るなよ!俺、これでも真剣なんだけど」



えっと、今のは・・・・
聞き間違えじゃないんだよね・・・・・?






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★サクラサル先生!今晩は(^^)v

お久しぶりです!!(>。<)
先生の作品、読みたくてもなかなかゆっくりと見れる時間がなく・・今日になってしまいましが・・・
クリスマスの夜には最適な、最高のプレゼントを頂けた気がします(^^)v
ひなちゃんとりゅうさん♪お互いの気持ちを、遠回りしながらでも再確認できて良かった♪
なんだか胸奥があったかくなりました(^^)
でも・・りゅうさんがうらやましいぃ・・・・
何故俺今一人なんでしょう~・・とほほ・・
古田 |  2007年12月25日(火) 00:04 | URL 【コメント編集】

古田さんへ

クリスマスプレゼントになって幸いです。
お仕事忙しいんですね~
体には気をつけてください!

クリスマスに一人・・・それはそれで寂しいですが、大事なのは、好きな人と心がつながっていることですよ!
1日遅れのメリークリスマス!です。
サクラサル |  2007年12月26日(水) 07:56 | URL 【コメント編集】

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