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2007.12.22 (Sat)

Home sweet home

答えは決まっている

付き合って欲しくなんかない


恋人になることができないなら

私のものにならないなら

誰のものにもなって欲しくない

これが本音


だけど・・・・・



そんなことは

口が裂けても言えるわけない

【More・・・】












「どうって・・・・それはりゅうちゃんと涼香さんの気持ち次第なんじゃない?」



なるべく、平静を装って
動揺していることを隠すように
あたりさわりのないことを言った


嘘だけど、こう言うのが、一番いいと思った


「付き合ってほしくないよ!」とか
「誰のものにもならないで!」とか
そんなの私のエゴでしかないから
言っちゃいけないと思った


嘘をつかなきゃと思った





「そうか・・・・・分かった・・・・明日、ちゃんと学校に来いよ?そして家に帰って来いよ?」



ぽんぽんと私の頭をなでて
りゅうちゃんは家に帰っていった

背中が見えなくなるまで
私はそこに立っていた

もしかしたら振り返るかもって思ったけど
りゅうちゃんはまっすぐ
一度も振り返ることなく
消えていった




馬鹿だよね、自分で出した答えに自分で傷ついてさ
だけどこれ以外になんて言えばよかった?
私には分からないよ



りゅうちゃん、涼香さんと付き合うのかな
それとも・・・・





「ひな、いつまでそこに立ってるの?夏とはいえまだ寒いよ?」



「あ、うん・・・・そだね」




「まあ、ひながあれでいいって言うなら、私は何も言わないけどさ」



「うん・・・・あれでいいんだよ」




これで、私はりゅうちゃんと本当の兄弟になれる
好きなんて、気づかなかったら
ずっと楽しくいられたのに

好きと気づいてしまったら
もう、どうしようもなくなって
こんなに苦しくなるなんて思わなかった




ねえ、会長・・・・
会長もこんなに苦しいの?
こんなに苦しいのに
恋をしているの?


おかしいね・・・・
自ら苦しい道を行くのが「恋」なんてさ


誰もが、幸せになれるわけじゃないのにさ










「ひな!もう!いきなりお友達の家に泊まるなって言ってるでしょ!」



「ごめんなさい・・・・」




翌日、学校に行って
ちゃんと家に帰ったら

玄関を開けたお母さんがそう叫んだ
たぶん、ご近所さんに聞こえてるだろうな

はあ、もう高校生なんだから
もう少し娘を信用してよ
変なことしてないから



「みんな心配したんだから、何かあったのかなって!特に龍くん!」


「りゅうちゃんが?」



「そうよ!思いつめたような顔してさ・・・・・とにかく、龍くんが帰ってきたらちゃんと謝るのよ!」





謝れって言ってもなぁ、昨日会ったし、ちゃんと
けど、思いつめたような顔って
涼香さんと何かあったのかな?

やっぱりフラれちゃったのかな

うぅ、私が余計なことを言ったのが原因なのかな

言ってしまったものは取り消せないけどさ
でも・・・うぅ・・・・
どうしよう

って、私昨日からどうしようばっかり言ってる





「ただいま~」



「あ!龍くんおかえり~ひな帰ってきてるわよ!」





やば!こんなこと考えていたら
帰ってきた!
まだ何にも考えてないのに
どうしよう、あぁ・・・・あぁぁぁぁぁぁぁ!!


と、とりあえずここは・・・・





「ひな!入るぞ・・・・って!何してんだよ!」



「あ、あの・・・申し訳ありませんでした」




とりあえず、謝るっていったら「土下座」しか思いつかなくて
三つ指ついて土下座してみました
はい、行動が意味不明です
けど、これしか思いつかなかったんだよ~~~!




「何に対して申し訳ないんだ?」



「えっと・・・・涼香さんに余計なことを言ってしまって・・・それで・・・りゅうちゃんが思いつめているのかなぁなんて・・・」




「・・・・・・まあ、あのあとは大変だったけどな」




やっぱり!そりゃそうだよね
涼香さんだって、いきなり
ずっと幼馴染だったと思っていたのに
自分のことを好きだったなんて
そりゃどっきり以外の何者でもない

どう反応していいかわからないもんね
はぁ、本当に今思うと
とんでもないこと言ったな




「涼香には変な顔をされるし、俺やひなをつけていた新聞部には写真を撮られて変な記事を書かれるところだったし・・・いろいろ大変だったんだよ」




「はぁ、そうですよね」




新聞部、しつこくいまだに追いかけてくるな
この学校は平和すぎるんだよ
もう少し、社会情勢に目を向けて・・・あ、今はその話関係ないけど

涼香さんが変な顔・・・
ということは、フラれてしまったということなんだろうか

あぁぁ、私が余計なことさえ言わなければ
2人はまだお友達でいられたのに
私はなんてことをしてしまったんだろう
今からでも2人の友情を取り戻すことは可能なんだろうか




「おまえ、何かものすごい勘違いをしていないか?」



「・・・・・へ?」




「俺が涼香にフラれたって思ってるだろ」




はい、思ってますが・・・・
違うの?
涼香さんの好きな人はやっぱり
りゅうちゃんで、2人は両思い?ってことになったの?

それはそれで嫌だけど
だから?だから昨日椿の家の前であんなこと言ったの?


うぅ・・・・
聞きたくない、2人が付き合うってことになっていたら
そんなこと聞きたくない!


昨日までは兄弟になれるって思ったけど
やっぱり本人を目の前にすると

無理だ


好きなものは好きだ
だから、嘘なんかつけないよ







「俺は涼香にふられてないからな」



「じゃあ・・・・」




「付き合ってもいない」




「・・・・・・?どういうこと?」




「だから、俺は涼香のことを女として好きじゃないし、涼香には好きな男がいる。だから、俺たちは付き合ったりしない、ゆえに!俺はふられてない!ということだ」






好きじゃない?
嘘・・・・つくなよ


だって、あのときのりゅうちゃんの反応は
どう見たって、誰が見たって
涼香さんのことが好きに決まってるでしょ?

なんで嘘なんかついて・・・・




「嘘、ついてると思ってるだろ?」



「うん・・・・」




「はぁ・・・・まだあの時俺が顔を赤くしたの勘違いしてんのか」




だって、好きじゃなかったら
図星じゃなかったら

あんな反応しないでしょ普通!

なにさ、ため息ついて勿体ぶって!



「しょうがないな・・・・少し話しをするか」



りゅうちゃんは、私の横にゆっくり座って
じっと目を見て
話はじめた









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