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2007.12.15 (Sat)

Home sweet home

生徒会室の鍵を開けると

イスに縛り付けられた会長がいた


こんなの、漫画の世界とか、ドラマの世界とかでしか見たことないから

びっくりした・・・


ここまでされるようなこと

会長したんだと思うと、ちょっと笑った

【More・・・】










「あの、助けにきました」





「あぁ、ありがと」




なんか変な感じだな~私が会長を助けにくるなんて
それにしても、私が倒れてから今の時間まで
結構経ってるよね?
その時間ずっとこうだったの?

りゅうちゃんも涼香さんもひどいことするな




「今、ほどきますね」



「あぁ・・・・・なあ、頭大丈夫か?」




「え、はい。ちゃんと手当てしてもらったみたいで、もう痛くないです。」



結構頑丈に縛ってあって、なかなかほどけない
しかたないから、引き出しにしまってあるカッターを持ってきて
縄を切った
ようやく切れた縄から見えた会長の手首は
真っ赤にはれていた
なんだか、私のせいだと思うと
苦しかった

私は、会長の気持ちに答えられないのにさ




「よかった・・・・」




「え?」




縄がほどけた会長は
私のほうを向いて、それから
ぎゅっと私を抱きしめた
力強いけど、痛くない
会長の心臓の音が聞こえる
どくんどくん、早いリズムを刻んでいる。




「あの・・・私は大丈夫ですから」



「俺のせいでごめん・・・・こんな目にあわせて本当にごめん」




「いや、会長?もう大丈夫だから・・・・本当に、だから離してください」


どうしよう、会長ずっと私を抱きしめたまま・・・
困ったな、このままじゃ何もできないし
うぅ・・・・


私を心配してくれたのはうれしいけど
でも、自分のこともう少し心配したほうがいいと思うんだけど
手首、真っ赤だし
ずっと監禁されていただろうから
おなかだって空いてるだろうし・・・





「もう、あんな目にあわせないために、ずっと俺のそばにいろ」



「いや、あの・・・・それは・・・・」



「俺の目に見えるところにいて、俺が守れる範囲にいて、何かあったら、俺がすぐに駆けつけられるところにいてくれ」




「あの、でも・・・・・」




いつもえらそうな会長が
こんなに必死になるなんて
どうして?どうしてここまで私のことを思ってくれるの?
まだ出会って間もないのに
そこまで、言ってくれる価値が私にあるの?





「こんなに好きになれるのは、きっとお前が最後かもしれない。そばにいて、ずっと、目の届く範囲にいて、俺が守っていきたいんだ・・・・神崎とは、そういうわけにいかないだろ?」




確かに、りゅうちゃんと私は
そばにこそいられるけど
りゅうちゃんが私に注ぐ愛情は、兄弟に対しての愛情で
恋人に対するものじゃない

だから、りゅうちゃんが、涼香さんと
ううん、他の誰かと付き合うことがあったら
一緒に暮らしていても
気持ちはグッと離れていく


私とりゅうちゃんの未来は、そういう風に決まっている

だけど・・・・・

会長と付き合ったら
本当に他人だから
付き合うこともできる
こんなに私を好きと言ってくれる人は
それこそ最後なのかもしれない




「私は・・・・りゅうちゃんが・・・・」




「そんなのは知ってる!けど、俺は・・・・」




「会長らしくない・・・・こんな余裕のないの会長じゃないよ」





「本当の俺は余裕なんてない!お前が好きなんだ・・・お前じゃなきゃだめなんだ・・・そばに、いて欲しいんだ」






会長の気持ちが、大きいと感じれば感じるほど
私はどうしようもなくなる
涙が勝手にこぼれてきて
どうしていいのか分からない

どうして、最初から両思いの人と出会うことができないんだろう
どうして、こんなに苦しまなきゃならないんだろう






「ごめんなさい会長・・・・今は何も考えられない」



「藤井・・・・」





どうしようもなくなって、私は生徒会を後にした
助けてくれた会長にお礼も言わないで
ただ泣いて、帰ってきただけ

会長が、ここまで自分を思ってくれるとは思わなかった
会長の気持ちが重たいけど、うれしくも思う


分かるから、好きという気持ちがよく分かるから
私も、りゅうちゃんが好きだから
叶わない思いを知っているから、だから・・・・






「ひなちゃん!!どうしたの?」



「涼香さん・・・・」




「会長に何かされたの?」




涼香さんの質問に
私は首を横にふる
それは違うってことを言いたかったんだけど
言葉にできない

そのかわり、涙がぽろぽろこぼれていく


涼香さんは、私の背中をさすりながら
泣き止むまで待っていてくれた



それからしばらくして、落ち着いた
そして、さっき会長に言われたことを
涼香さん話した


「ひなちゃん・・・・・ひなちゃんはさ、会長のこと好きなの?」




「・・・・・え?」



「好きじゃなかったら、きっぱり断って、何を言われても知らん顔できればいいと思うの。だけど、こんなに苦しくて会長の思いを受けて涙を流すなんて・・・ほんの少しでも会長のことを好きだって気持ちがあるんじゃないの?」





「・・・・・私は・・・・わからない。最初は嫌いだったけど、接しているうちに、思ったより嫌な人じゃないって分かったし、だから・・・・」





だからって、会長の気持ちを受け入れるのかって言われたら
それは違うと思う
今の状態で付き合ったら
感情に流されただけで
本当に会長を好きとは違うと思う


だって、私は・・・・
りゅうちゃんのことが






「じゃあ、りゅうのことが好きなのに、会長に気持ちを揺らされてる自分が嫌い?」




「え・・・・・?」




「りゅうのことが好きだったら、自分の気持ちりゅうに正直に言えばいいじゃない!兄弟だけど血はつながってないし、籍も入ってないんでしょ?だったらなんの問題もないじゃない!」




「いや、その・・・・・問題はいろいろあるというか」





問題大有りだよ!
だって、りゅうちゃんは涼香さんのことが好きなんだよ?
涼香さんが他の人に片思いをしているから
りゅうちゃんは涼香さんに思いを告げないだけで

りゅうちゃんは・・・・・





「何か問題があるの?」



「いや、その・・・・・」





「問題がないならいいじゃない!りゅうも絶対ひなちゃんのことが好きだよ!!」




違うよ、問題だらけだよ・・・・
だって、りゅうちゃんは・・・・






「だって、りゅうちゃんは・・・・・」



「りゅうは?」





「りゅうちゃんは涼香さんが好きなんだよ!」




言った・・・・言ってしまった
だけど、本当のことだもん
りゅうちゃんは私のことなんて妹としか思ってない
女として好きなのは、涼香さんなんだよ

だから私は
どんなに好きになっても思いを告げても
りゅうちゃんを困らせるだけなんだよ
これからも同じ屋根の下で暮らさなきゃならないの
気まずいまま一緒に暮らすなんてできないから
だから
この気持ちは、絶対にりゅうちゃんに言ったらいけないんだ





「・・・・ひな・・・お前、何を言って」



「りゅうちゃん!!」





一番聞かれたくない人が
私たちの後ろに立っていた


私たち3人は

その場にしばらく立ち止まっていた








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テーマ : 自作連載小説 - ジャンル : 小説・文学

10:33  |  Home sweet home  |  TB(0)  |  CM(4)  |  EDIT  |  Top↑

★うわぁあああ(>、<;)

サクラサル先生三度めの今晩は(^^)/
たっ・・大変ですっ!!
これから三人はどうなっちゃうんでしょうか??
りゅうさんの本当の好きな人って??
わからない気になることだらけです!!(>、<)
続きが気になります!!
うぅ・・・本当・・どっちなんだろう??
古田 |  2007年12月16日(日) 00:36 | URL 【コメント編集】

古田さんへ

コメントたくさんありがとうございます。
ひなは、ただいま混乱中です!
会長の真剣な思いも、りゅうを思う気持ちも・・・
そして、作者の私の頭も混乱中です。
この先、どうやって結末まで持っていこうかな~と。
サクラサル |  2007年12月16日(日) 09:29 | URL 【コメント編集】

★こんばんわ。

二人って本当はもう両思いな気がするんですが。
このじれったさがまたいいですね。
えり^^ |  2007年12月16日(日) 22:45 | URL 【コメント編集】

えりさんへ

じれったさが、また物語を盛り上げてくれればと・・・
でも、まだひなの気持ちはゆらゆら揺れているのです。
どうやってお話を展開させるか考え中です。
サクラサル |  2007年12月18日(火) 09:30 | URL 【コメント編集】

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