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2007.12.13 (Thu)

Home sweet home

恨み、憎しみ、ねたみ、ひがみ

そういったものが私の額に当たった

滴り落ちる血を見て


私は体が震えた

【More・・・】



りゅうちゃんに体を支えられて
私はなんとかその場に立っていることができた
涼香さんが、ハンカチで額を押さえてくれて
血はなんとか止まったけど
ジンジンする・・・痛い
こんなことをするまで私のことを恨んでいる人がいるなんて

信じられない


そりゃ、自分が万人から好かれる人間とは思っていないけど
ここまで嫌われる人間だとも思わなかった



「誰だ!!ひなに石をぶつけたやつは!!」



りゅうちゃんが人だかりに向かって叫ぶ
だけど犯人は出てこない
当たり前だ
こんなことをして名乗るような人だったら
石を投げることなんてしない




「こんなことして恥ずかしくないの!!そんなんだから会長にもりゅうにも嫌われるのよ!」


りゅうちゃんに続いて涼香さんも叫んだ
椿もそれに乗じてみんなに向かって叫んだ


みんな、私のために
うれしい、お礼を言いたいけど
頭がモーローとしてきて
目の前もぼんやりかすむ・・・





薄れ行く意識の中
会長の姿を捉えた
その顔は・・・・いつもニコニコ笑って
つかみどころのない会長とは違った

私には分かる
怒ってる
しかも、今までと違う

本当に、「キレてる」ってこういうことを言うんだ・・・




「いい加減にしろよ・・・・」



「東雲?」



「会長?」




「いい加減にしろ!誰だ!藤井にこんなことをした奴は!出て来い!出てこないなら、1人ずつしらみつぶしに探してやる」



私は、その言葉を最後に
意識を失った・・・・












「・・・・っ!」




目を開けると、真っ白な天井が映った
あ・・・・頭・・・・

何かはってある、ということは治療してあるってことだよね
それに、ベッドの上だし
ここは、保健室?


そっか、私・・・意識失ったんだ





「よかった~~~!目ぇ覚めたんだ~」



ベッドから出て、カーテンを開けると
椿が私にいきなり抱きついていた

びっくりしたけど
椿の体温を感じたら
不思議と落ち着いた

ふと周りを見ると
涼香さんとりゅうちゃんもそこにいた




「ひな、よかった・・・・・」



「りゅうちゃん。ありがと・・・それに涼香さんも・・・ずっと付いててくれたの?3人とも」



「うん、りゅうがね、ひなちゃんが目を覚ますまでここにいるって聴かないからさ~だったら私たちもここにいるって。ね、りゅう?」



「うるせー」




なんか、恥ずかしいけどうれしい
みんなにここまで大事にされて
私は幸せ者だな

わ、分かってるけどね?
りゅうちゃんは私のこと妹として心配してるのは
だけど、うれしい
それに、やっぱり少し期待してしまう


あ、そういえば
会長の姿が見当たらない
どこに行ったんだろう




「ね、会長は?どこに行ったの?」




「あ・・・・・あいつは・・・・」



なんだか歯切れの悪いりゅうちゃん
どうしたんだろ、会長なんか会った?
私が意識を失う前に
確かすごくキレてて
で、そのあとどうなったんだろ




「・・・・あのね・・・・石を投げたのはりゅうのファンの子だったの・・・・それと、りゅうとひなちゃんが同棲してるって記事と写真を提供したのはやっぱり副会長だったの」



涼香さんが、りゅうちゃんの変わりに事の経緯を話してくれた
犯人が副会長っていうのはわかったけど
会長がどうなったかっていうのが全然分からない
それに、涼香さんも歯切れが悪いし



「あ・・・椿ちゃん、あとはお願い!!」



「え・・・・!私ですか?あ~~~~、えっとね・・・」



「ね、そこまで隠されるとかえってきになるんだけど」



「ち、ちがうのひな!隠してるわけじゃないんだけど・・・その・・」



き、気になる!なんなの?なんで隠すの黙ってるの?
なんでそんなに躊躇するの?
そんなに隠さなきゃいけないような恐ろしいことでもあったの?






「いや、俺がいう・・・男だからな」



「りゅうちゃん・・・・・?」



みんなの顔がこわばる

りゅうちゃんも深呼吸をし始めた
いったい、何の話をするつもりなんだ



「あのな・・・あのあと、東雲がものすごくキレて・・・」


「うんうん、それはなんとなく覚えてる」



「それで、人だかりの中から副会長の姿を捕らえて」



「はいはい、捕らえて」



「鬼と化した」



「・・・・・・はい?」




りゅうちゃんの話じゃよく分からない
キレて鬼と化したってどういうことでしょうか?

副会長の身になにがあったんだ・・・?





「あぁ、りゅうの話じゃよく分からない!あのね・・・副会長って、こういう風にいつも髪の毛2人に束ねてるでしょ?」


そういいながら、涼香さんは、副会長の髪型を真似した
私も、その姿を見て、うんうんってうなづいた
で、それがどうしたんだって?




「会長が、その髪の束の一つをギュッてつかんで、ぐいぐい引っ張って、みんなの前から連れ出そうとして・・・・そのときの形相がなんというか鬼のようで・・・」




「でね、それでね、そのまま会長を暴走させたら大変なことになるってことでね、私と涼香さんで会長を止めて・・・今、生徒会室に監禁してる」




「か、監禁!!!???」





な、なんで監禁にいたったの?
そこまで会長大変だったの?
っていうか、そのまま暴走させたら、副会長、会長にどんな目に合わされてたの!
っていうか、副会長はどうなったの?




「あぁ、副会長だったら、涼香がひなの変わりに仕返ししてくれてるから安心しろ」



安心って・・・りゅうちゃん、その言い方なんか間違ってないですか?
私の変わりに仕返しって、涼香さん副会長に何をしたんですか?


「仕返しって言うか・・・・あれは、涼香さんの恨みつらみを感じたんですけど?」


「やだ~椿ちゃん!そんな大げさなもんじゃないよ!ちょっと2、3発殴っただけだよ!」




涼香さん、前にも副会長に対してキレたことあったけど
大人しくて清楚な人だと思ったけど
意外と強い?っていうか、怖い人?
涼香さんだけは、敵にまわしちゃいけないのかもしれない





「ま、でも今回の1件で、会長はひなちゃんにぞっこん?ってみんなも思い知っただろうし、もうひなちゃんに対して嫌がらせはしないと思うよ?」




「そうそう、お兄さんもしっかりとひなを抱きしめていたし、兄弟ってことは言ってないけど、2人の間に入る隙間はないって、みんなに見せ付けられたし?」



「椿も涼香さんも何を言って・・・・それにりゅうちゃんは・・・・」



あ、だめだよ、そんなの私の口から言うことじゃない
りゅうちゃんの気持ちを、私が言ってはだめだ

言いかけた言葉を飲み込む
間違っても口が滑らないように気をつけなくちゃ






「俺は認めないけど、東雲と付き合うのは!・・・・だけど、今東雲を落ち着かせるにはひなの力が必要だから・・・・これ」



そう言ってりゅうちゃんが私にくれたのはどこかの部屋の鍵だった




「会長、生徒会室に閉じ込めてる・・・行ってやって、俺の気が変わらないうちに早く」




会長が今どんなことになってるかも気になるし
私の代わりに怒ってくれたのは事実だから
お礼もいいたいし
だから、それだけだから


私はその鍵を受け取って
生徒会室に向かって走っていった



この行動が、私の
そのあとの気持ちを

大きく揺らすことになるとは思わなかった




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10:05  |  Home sweet home  |  TB(0)  |  CM(1)  |  EDIT  |  Top↑

★再び今晩は(^^)v

ひなちゃん・・無事!・・とはいい難いですが・・
なんとか元気そうでよかった~・・(>。<)
それにしても・・涼香さんだけではなく、会長も実は隠れキレキャラだったとは!!(苦笑)
でも・・この終わり方・・なんだか気になりますねぇ~・・(^~^)
会長とひなちゃんの間でなにが??~
古田 |  2007年12月16日(日) 00:28 | URL 【コメント編集】

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