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2007.12.08 (Sat)

Home sweet home

初キスってさ、もう少し感動するものだと思ったんだよね

好きな人と、思いを確認し合って

それから、唇を重ねる・・・

そういうものだと思っていたのに

現実は、ひどい、そして残酷だ・・・・

【More・・・】







体育祭の日、会長にキスをされた
会長の思いも伝えられた


断ったのに、好きになれないっていったのに
無理やり、唇を奪われた

感動も何もなくて
ただ、泣いた・・・悔しくて
好きじゃない人に奪われた悔しさ

そして、少し罪悪感

りゅうちゃんに・・・・


どうしてか分からないけど、りゅうちゃんに罪悪感を感じている
だから、昨日から
まともにりゅうちゃんの顔をみることができないでいる





「ねえ、りゅうくん・・・・ひな、学校で何かあったの?」


「・・・・それが、俺もわからなくて、何を聞いても“何もない”しか言わなくて」



リビングで、お母さんとりゅうちゃんが話をしているのが聞こえる
みんなに心配をかけてるって分かってるのに
明るく振舞うことができない
ショックだったんだもん

まだ、あの感触を体が覚えていて
目をつぶれば、会長の姿が目に浮かぶ


どうすれば、会長の顔を忘れられるの?
怖いの、目をつぶることが
眠りにつくことが
夢をみることが・・・・・







「・・・・な、ひな?」



「・・・・りゅうちゃん・・・」




ベッドにうずくまっているところに、りゅうちゃんがやってきた
手にはホットミルクを持っている
私を落ち着かせようとしてくれてるのかな
うれしいけど
その気遣いが、今は痛い
よくわからないけど、会長とキスをしてしまって
罪悪感を感じている
りゅうちゃんの顔をまともにみれない
こんなに優しくしてくれてるのに
私は何もしてあげられない・・・・





「なあ、何があったんだ昨日?」



「なにもないよ?いつもどおり・・・・体育祭の疲れが少し残ってるだけ」



普通に振舞ってるつもりでも
りゅうちゃんにはすぐに見破られる
もしくは私の演技が下手なのか・・・・


「嘘、ついてもばれる・・・・なあ、東雲と何かあったのか?」



「・・・会長となんて、何もない・・・」



会長の名前を聞いて、手が震える
だけど、それを悟られたくなくて
持っていたカップを机に置いた
動揺するな、私・・・
ばか・・・・・





「何もなかったら、こんなに体が震えるわけないだろ?言えよ!何をされたんだ東雲に!」



「な、何も・・・されて・・・・」



だめだ・・・・思い出してしまう
りゅうちゃんの顔を近くでみればみるほど
昨日の会長とのことが
フラッシュバックする・・・・

お願いだから消えて!その記憶消して!
じゃないと、私・・・・りゅうちゃんの顔をまともに見れない



また涙がこぼれる
昨日のことを思い出して
りゅうちゃんに対する罪悪感で胸がいっぱいになって
声にはならない、ただ涙だけが
目からこぼれる
顔が熱くなって、胸が苦しくて・・・・




「何をされたんだ・・・・」




「・・・・・・キス、された・・・・」




ようやく出た言葉だった
その言葉を口にしたら
今まで我慢していた感情があふれ出した


「・・・会長が、私を好きって・・・私は断ったんだけど・・・・絶対手に入れるって・・それで・・・逃げることもできなくて、されるがままで・・・・なんだかりゅうちゃんに申し訳なくて、あんなに気をつけろって言われたのに・・・馬鹿だ、私・・・」




それを聞いたりゅうちゃんは私の体をぎゅって抱きしめてくれた
強くて、でも優しくて
会長にだっこされたときとはやっぱり違う
すごく、落ち着いて
少し、どきどきする・・・・


でも、私はまだ
涙を流し続けている







「大丈夫だ、もうひなには指一本触れさせないから・・・俺がそばにいなかったばっかりに・・・ごめんな、怖かっただろ?」




「ううん・・・・こうしてりゅうちゃんがいてくれるなら、私は大丈夫だから・・・」







あぁ、私・・・・
りゅうちゃんが好きなんだ

会長の言うとおり
りゅうちゃんのことを異性として好きなんだ


会長にキスをされて
それで初めて自分の気持ちに気づくなんて
馬鹿だ・・・・


初めてのキスは
好きな人としたかった・・・・

りゅうちゃんとしたかった




だけど、それはどんなことがあっても叶わない夢
だって、りゅうちゃんは私のお兄ちゃんだから

それに、りゅうちゃんは涼香さんが好きだから

たとえ、他人として出会っても叶わなかった



だから、今はこうして

りゅうちゃんのぬくもりを感じていられるなら
兄弟でもいい


今は、今だけは
こうして恋人のように
抱きしめられていたい・・・・











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