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2007.12.06 (Thu)

Home sweet home

誰が信用する?会長が私を好きだなんて

よく考えて、つりあい取れていないでしょ?

散々まわりに言われてる、自分でもよく分かる

それなのに、どうして会長は私を好きと言うんだろうか・・・

【More・・・】









「話すことなんてないです」



「俺はあるんだけど?ちょっと逃げないでよ」



「そ、それは会長が近寄るから」



「近寄らなきゃ話ができない」





私が一歩下がれば、会長が一歩進む
さっきからこのやり取りが続く
けど、それももう終わる
だって、この先は行き止まりだから・・・・


夕日が差した校舎は真っ赤に染まって
2人の影が長く伸びる
廊下はシーンと静まってそれがすごく怖い・・・


椿は、この先の教室で私を待っている
大きな声を出せば、椿が駆けつけてくれるかもしれないけど
その声を出すことができない


怖い、怖い・・・・誰か
りゅうちゃん、助けて!!





「怖くて声が出ない?」



「・・・・・いい加減にしてください・・・からかうのはやめて」



「からかう?まだ何も言っていないけど?」




ほら、その態度がからかっている以外の何者でもない!
なんなの?私をからかって何が楽しいの?
私を好きだなんておかしなことを言って、それの何が楽しいの?

分からない、分からないよ会長!!




「俺は・・・・・藤井がいい。藤井にそばにいて欲しい」


「・・・・・・なんで?なんで私?」



にこにこ笑っていた顔が真剣なものに変わって
会長の顔がますます私に近づいてきた
そんな顔で、そばにいて欲しいなんていわれても
どこまで本気にすればいいのか分からない



「自分を見せれるのは藤井だけなんだ」



「そ、そんなの会長の勝手じゃない!会長が誰にでもいい顔しないで、その本性のままでみんなと接すればいいだけじゃない!」


私にしか見せれないなんて、会長の勝手じゃない
本性を見せたいなら、涼香さんにでも副会長にでも誰にでも
その本当の姿見せればいいじゃない!
なんで、私にしか見せないの!っていうか
なんで、本性を見せられる=好きになるの?
そんなのおかしいじゃん!好きに結びつくものじゃない!




「あのとき、俺の心をがっちりつかんだのは、藤井なんだよ」



「あのとき・・・・?」


「世の中の女が全部会長のことを好きになると思ったら大間違いですよ!私だって会長のこと好きになんかなりません!そ、そんな自分勝手な人好きになんかなりません!!」



そのセリフは、りゅうちゃんに対する嫌がらせを会長がしていたって聞いて
いてもたってもいられなくて、会長に投げつけた奴だよね?
一字一句丁寧に全部覚えてるんですか・・・
で、それがなんだって言うんだよ・・・・




「ずっと、いい子で育ってきて、どこで自分をだしていいのか分からなくなった
気がついたら、周りから持ち上げられて、自分の思い通りに何でもことが進むようになった」




「典型的なお坊ちゃんタイプですね・・・・・」





「恋愛も全部自分の思い通りになると思ったのに、涼香は違った、俺、初めて失恋したんだよな・・・悔しくて、でも俺だったらどうにかなると思ったけど、だめだった」




ずいぶんと自信過剰な・・・・
そんな風に過ごしていれば、誰でも有頂天になって
なんでも思い通りに行くと思うかもね
だからって、会長のしたことを肯定するつもりないけど



「自分で認めたくなかったことを、初めて言ってくれたのが藤井だったんだよ」




「・・・・それが、なんで好きになる理由なんですか」




「気づかされたんだよ、藤井のおかげで、自分がどれだけわがままで勝手だったか、すごく。それで今までの自分を反省しようって気にもなれたし」




「いや、だから・・・・それがいったい」




話が見えない、会長が私のあの一言で自分のわがまま人生を反省するのは一向に構わないけど
だからってなんでそれが好きってことになるのか分からない
どうでもいいから私を早く解放して!
どっきりでした!っていうならそれでも構わないから!


「そんなこと、はっきりいった女は藤井が初めてなんだ、あれからずっと藤井のことを考えてる・・・藤井の前にいると本当の自分が出せるんだ・・・涼香じゃだめだ、俺が本当に欲しいのは、藤井のような人なんだよ」




「・・・・・・な、なんで・・・?私じゃなくたって、会長のことを好きっていってくれる人はたくさんいるでしょ?その中で会長が自分を出せる人を探せばいいんじゃないですか?なんで私なんですか?」


会長の目に嘘を感じなくて
私はさらに体が硬直する
緊張で手に汗をかいている・・・
いますぐこの場所から立ち去りたくてどうしようもない

会長が私を好きと言ってくれることが
嘘じゃないって思えたけど
だからって私はどうすればいいのかわからない
ただ、いえるのは・・・・


「私は・・・会長のことを好きじゃないです」



それだけ
それだけしかいえない
冗談はやめて!とか、嘘ばっかり!とか
そんな雰囲気じゃないんだもん



「分かってる・・・・藤井が俺のことを好きじゃないことも、自分じゃ自覚していないけど、神崎のことを好きなことも全部知ってる」



「・・・・・私は!りゅうちゃんのことを好きなんかじゃ・・・」




「ほら、すぐそうやってむきになる、それって本当のことを言われて動揺してる証拠だ」



「ちが・・・・」




りゅうちゃんのことが好きなわけじゃない
好きだけど・・・それはりゅうちゃんを兄弟として
家族として好きなだけ
だから・・・・そんな異性として好きなわけじゃない
だけど
そんな風に会長に何回も言われると
だんだん自分の気持ちが分からなくなってくる




「今、藤井が俺のことを好きじゃないなら、これから好きにさせるだけだから」



「・・・・・・?」




私の頬に会長の手が触れた
びくっとしたけど、その手をはらうことができなくて
そのまま固まっている

そして次の瞬間
会長のくちが私のくちに触れた





「覚えておいて、俺は本気だから」



くちをはなしたあと
会長はそれだけ行って、その場から立ち去ってしまった

固まったまま動けなくて
今起きたことを受け入れられないでいる








「ひな~~~!ひなひな!」



椿が走ってくるのが見えるけど
私はそれに反応できない


体が動かない
どうして・・・・




「遅いから迎えにきたよ?って・・・ひな?どうしたの?」



「・・・・・・椿・・・・・私・・・」




椿の顔を見たら、顔の筋肉が一気に緩んだ
涙があふれて止まらなくて
椿にしがみついて泣いた

なんで泣いているのか分からないけど
とにかく泣いた・・・・





私・・・これからどうすればいいんだろう






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10:42  |  Home sweet home  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

ひゃ~(゜∀゜)かなりお久しぶりですね!!!
気が付いたら、ひなちゃんが先輩に・・・・(笑

体調大丈夫ですか??
自分も最近全然コメント残せなくてごめんなさい(><`)
でもサクラサル先生のお話はいつも楽しみにしてますから!!
潮里 |  2007年12月08日(土) 00:27 | URL 【コメント編集】

潮里さんへ

コメント&心配してくれてありがとうです。
体調はなんとか回復していますよ!
物語はゆっくりですけど更新しますので、また見にきてくださいね。

こっちこそ、潮里さんのブログに顔だけ出してる状態なので・・・
サクラサル |  2007年12月08日(土) 10:27 | URL 【コメント編集】

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