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2007.11.30 (Fri)

Home sweet home

「ああなった涼香を俺も止める自信はないけど、けが人が出る前になんとかしないと!!」

りゅうちゃんですら止められない涼香さん・・・

って、いったいなんなの???

【More・・・】




涼香さんを追いかけて私とりゅうちゃんは走り出した
普段おっとりしているとは思えないほどのスピードで
涼香さんは目的に向かって走っている
見失わないようにするのがやっとだ・・・
こ、これは・・・確かに止められないかもしれない




「てめーら!私のかわいいひなちゃんに手を出しやがって!」



角を曲がったところで、涼香さんの大声が聞こえた
っていうか、てめけら?って言った?
こ、言葉遣いが
普段の涼香さんじゃないんですが!!



「しまった・・・・キレたか・・・・」



「キレたって・・・・・?」




「涼香ってさ、自分が何をやられても気にしないんだけど、自分が大事にしているものを傷つけられると、すぐキレるんだよ・・・・」




自分が大事にしているもの・・・・じゃあ、この場合は
私ってこと?
こんな状況なのに、私ってばうれしくて顔が熱くなる・・・



「涼香を止めないと・・・けが人がでる」



「けが人・・・・・」



「あいつさ、中学のときに飼っている子犬を同級生にいじめられてさ・・・・そのあと、金属バットもって殴りこみに行ってさ・・・そりゃもう、目を反らしたくなるような大惨事だった」




りゅうちゃんが目をそらしたくなるような大惨事
金属バット?
す、涼香さん?
あんなか細い腕をして実はものすごく強い?

じゃあ、今この教室に入っている人たちは
涼香さんに確実にやられるよね?
と、止めなきゃ!!





「神崎・・・・今、涼香がものすごい形相で走ってるのが見えたんだけど」



「東雲には関係ねーよ!帰れ!」



会長!なんでこんなところに現れて!
あ、でも
男の人が2人がかりだったら止められるかもしれない!
今はどーこー言ってる場合じゃない!
一刻も早く涼香さんを止めて、けが人を出さないようにしなきゃ!



怖いけど、思い切って声がする教室を開ける
そこには・・・・
確かに目を反らしたくなる光景が

あの涼香さんが・・・
完全にどこかにイッてしまわれた顔をしている・・・
いやー!!戻ってきて!!





「てめぇ、私に対する嫌がらせじゃ納まらなくて、ひなちゃんにまで手を出したのか?」



「う・・・うるさい!あんたも藤井もむかつくのよ!ちょっと顔がいいからって調子にのらないでよね!」




涼香さんに胸元をつかまれているのは副会長だった
私に嫌がらせをしてる犯人は副会長だろうなと思ってはいたけど
ビンゴ!だったんだ

こんなやつ苦しんでも構わない、と思ったけど
明らかに顔色が変わっているのが分かる・・・
死人が出る前に止めなくちゃ!



「涼香!もういいから副会長を離せ!」



「りゅう!あんたひなちゃんがあんな目に合ったのよ!許せるわけ?」



「許せない!だけど・・・肉体的に苦痛を浴びせたって事態は変わらないぞ!」




りゅうちゃんの説得にも応じない涼香さん
このままじゃ副会長の命が危険だ!(おおげさ)
どうしよう、力ずくで止めるしかない?
でも、私の力じゃ知れてる・・・





「いいから離せ涼香!ここは俺が解決する!」


固まっていた私とりゅうちゃんをおいて
会長は涼香さんに近寄って
副会長をつかんでいる手をとった

やっと開放された副会長は
ごほごほってせきをして、息を整えている
青かった顔が赤みをさしはじめた
とりあえずよかった・・・・

けど、涼香さんの怒りは収まらない
さっきまで副会長に向けていた怒りが
会長に向けられた




「だいたい、あんたがひなちゃんを巻き込んだのよ!その前には関係ないりゅうまで巻き込んで!そんな人を私が好きになるとでも思ってるの!誰かを傷つけて得られるものなんて、すぐに手から離れていくんだから!ひなちゃんにあやまりなさいよ!りゅうにあやまりなさい!あんたのせいで、みんなが苦しんだのよ!」


怒りながら、涙を流して涼香さんは会長に言った
じっと目を見つめて反らそうとしない
会長・・・会長はなんて答える?




「ちょっと!あんた何様よ!会長にそんな口きいて!ふざけないで」



「てめぇは黙ってろ!卑怯者!会長が好きなら好きって堂々としてろよ!てめぇ見たいな陰険なやろうがいるから世の中よくならないんじゃ!」



涼香さん・・・相変わらず副会長には暴言吐きまくりですね・・・
いや、すっきりするからいいけど
それよりも会長だよ
どうなの?ここまで涼香さんに言わせて


私の前では、涼香さんにもりゅうちゃんにも悪いことをしたっていったけど
本人たちにはちゃんと謝っていないわけだし
ちゃんとしたほうがいいと思うんだよね

これはいいチャンスだと思う





「そうだよな・・・・俺が悪かった、涼香にも神崎にも藤井にも嫌な思いをさせて本当に悪かった・・・ごめん・・・・」




「東雲?どうした?何か悪いものでも食べたのか?」



「・・・・人が謝ってるときは黙って聞け!」




それ、私も会長に言われたな
私とりゅうちゃんって、他人だけどやっぱり兄弟なのかな~
なんか複雑・・・・




「涼香・・・俺はおまえのことが好きだった、そして、手に入らないからって、自分勝手やった、お前を傷つけてることにも気づかなくてごめんな・・・」




「・・・・・・わかればいいのよ・・・・それより!ひなちゃんのこと、もう解放してよね!そうしないと、あんたのファンからまた嫌がらせさせられるから」




涼香さん・・・・どんな状況でも私のことを考えてくれる
本当のお姉さんみたいだ
りゅうちゃん、いい女を好きになったね
涼香さんだったら、りゅうちゃんをとられてもいいかな・・・・

ん?りゅうちゃんをとられる?え?それってどういうこと?
なんで私、そんなことを考えちゃったんだ?

この前からなんか変なことを考える
私・・・・どうしちゃったんだ?






「涼香、悪いけどそれはできないな」



会長がいつもの怪しい笑顔に戻った
この表情をするときは、決まってよくないことが起こる
主に私に・・・・

会長は、私の方に近づいてきた
りゅうちゃんがそれに気づいて私を自分の後ろに隠す


な、何をする気?





「俺、藤井のこと気に入っちゃったから!解放はできないな!」



そう言って、りゅうちゃんの後ろから私を無理やり引っ張って
ぎゅっと抱きしめた・・・

ちょ、ちょ、ちょー!!あんた何を考えてるですか!
き、気に入ったってどういうこと?
私はペットでもおもちゃでもないっつーの!!



「会長!あんた何考えてんのよ!ひなちゃんを放しなさい!」



「東雲!ばか!ひなから離れろ!!」




「大丈夫!何かあったら俺が藤井を守るから、神崎はお役御免!ということで」




ということでじゃないよ!ばか会長!
いいから私を解放しろ!いつまで抱きしめてるんだよ!!
苦しい・・・・うわ~~~!な、なんだよ!!





「会長!どういうことですか!藤井さんを気に入ったなんて!やめてください!会長には似合いません!」




副会長があわてて駆け寄ってきた
まだいたんだ・・・っていより悪かったねお似合いじゃなくて
いや、似合ってたまるかってこよもあるんだけど




「そういえば、副会長の処分がまだだったね?」



「え・・・・処分?」





「俺の視界に二度と入るな!生徒会をやめてもらう!」




さっきまでニコニコ笑っていた会長と打って変わって真剣な顔
副会長は、突きつけられた現実に放心状態・・・・





この先、生徒会は
私たちは、どうなっていくんだろう・・・・






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