*All archives   *Admin

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告  |  EDIT  |  Top↑

2007.11.12 (Mon)

Home sweet home

家が広いと戸惑いが多い

まず、2階にもシャワー室があるなんて聞いていない

そう、聞いていないから

私は何にも悪くない!悪くないったら悪くない!


むしろ、悪いのは、あいつのほうだ!

【More・・・】

「あら?ひな・・・・顔色悪いけどどうしたの?」


「なんでもないよ」



朝、そうそれも5時くらいに
2階の奥からシャワーが出ている音がして
気になって、そこまでいったら
シャワー室から裸で登場したんだもん

神崎息子が!!



そう、裸も裸・・・全裸ってやつですよ
上もなければ下もない
なんにも履いていないんだよ?

人間ってさ、あまりにも驚くと
その、声が出ないんだよね
初めて知ったけど


男の人の全てを初めて見た
そんなに驚くほど汚いものでもきれいなものでもなかったけど
目に焼きついて離れないのはなんででしょう・・・






「おはよう龍くん!」


「おはようママさん・・・・とひな・・・・」



「あ・・・・」




朝早くからシャワーを浴びていたくせに
なんで今の時間に起きてくるんだこいつ!
さっさと学校に行って、永遠に帰ってくるな!!




「ひな・・・・」



「な、なによ・・・」



「エッチ・・・・」



お母さんにもパパさんにも聞こえない小さな声で
神崎息子が私にそういった
しかもうっすら笑みまで浮かべやがって

そっちは見られるの初めてじゃないかもしれないけど
こっちは見るの初めてなんだよ!
あんな朝早くからシャワーなんぞ浴びやがって
部屋で汗をかくような何をしていたんだこのやろーーー!!



「見たくて見たわけじゃないから」


そういって、思いっきり息子の足を踏みつけてやる



「ぐ・・・・」



テーブルの下の、誰にも見えないところでさらに踏みつける
ふん!今朝の私はこれ以上の驚きだっつーの!!


ご飯を食べ終わって、家を出た
学校だけが唯一の安らぎ空間だわ、本当
それなのに、こいつ・・・なんでついてくる?



「学校、行かないんですか?」



「なあ、いつまでそんな他人行儀なわけ?」



「いつまでって・・・他人ですから、私籍そっちに入ってないし」


神崎息子を遠ざけようと早歩きになる
さっさとバス停に行って、バスに乗って
学校に行きたい
うっとおしい!この男!!



「俺はいいんだけどさ、他人って言われても、だけど、親父はそうじゃないぜ?ママさんだって、悲しんでると思うけど?」


お母さんが悲しんでる?
なんで?しかもパパさんまで悲しんでるってなんで?



「お!バスが来るぞひな!じゃあな、今日迎えに行くから!」



「こなくていいです!」



急いでバスに乗って、一番奥の席に座る
チラッと外を見ると、神崎息子が手を振っている

振り替えしてなんかやらないから!

でも、バスが動き出してもまだ手を振っている
あの人、いったい何を考えてるんだろう
なぞ・・・・



私が、神崎さんをパパさんと呼んでいるにはわけがある
なかなか、「お父さん」って呼べなくて
でも、いつまでも神崎さんって呼ぶわけにいかないし
結構悩んだんだよね

息子といい、パパさんといい人懐っこいひとだから
家にいるとちょくちょく話しかけられるし

それだったら、「パパさん」って呼んだらどうだって
息子がいいだして、それにみんなが賛同して

「じゃあ、私のことはママさんって呼んでね」って
お母さんが言い出して・・・・

それで、私は「パパさん」神崎息子は「ママさん」って呼んでるんだよね
でも、息子のことは名前で呼べない、お兄ちゃんとも呼べなくて
「あなた」とか「あの」とかで話しかける
まあ、話しかけることも少ないんだけどさ


でも、お母さんが悲しむなら・・・・ちゃんと呼んであげなきゃだめだよね
あっちは、私のこと名前で呼んでるんだから





「そんなの、お兄ちゃん!って呼べば済むことじゃない」


「そ、そんなに簡単に呼べないよ~いきなりできた兄弟だよ?無理・・・」



「ねえ、ひなさぁ、その息子のこと超意識してるんじゃないの?男として」



「はぁ?」




椿のとんでもない発言に、思わず声を荒げてしまう
周りのクラスメイトの視線がいたい
この間、神崎息子が私の学校にいきなりくるから
それ以来私は何かとうわさの的だったりする・・・・



「ちょっと、椿、あんたなんてこと言うのよ!」


「だって、そうじゃない?何も意識してなかったら、お兄ちゃんって呼べるもん!だけど男として意識してるから、気安く兄弟関係になれない!私はそう見たけど!」



何がそう見た!だよ!
見当はずれもいいとこ!私は全然そんな意識してないから!

お兄ちゃんと呼べないのはね・・・
なんだろ、出会ったその日の印象が最悪だからっていうのと
再婚にメチャメチャ反対していて
不満なのはあなた!とか啖呵切ったこともあって
だから・・・いまさら呼べないというかなんというか



「でもさ、息子さんの言うとおり、他人行儀のままでいたら、お母さんが悲しむよ?好きな人の息子と自分の娘が仲悪いなんて・・・つらくない?」



「う、うん・・・そうかもしれない」



それは分かるけど、どうやってお兄ちゃんと呼べばいいのでしょうか
だれか教えてください
はぁ・・・家に帰りたくない
けど、お母さんのご飯は食べたい


「あ!ひな!!今日もお兄さん迎えに来てるよ!」



「うげ、本当だ・・・・」



朝、迎えにくるとは言っていたけど本当にきた
しかも、これが初めてじゃない
週に何回かこうして迎えにくる
おかげでこの人、私の彼氏ってことになってる
みんなには違うって否定してるんだけど
お母さんの再婚相手の連れ子って言ってるんだけど
それがとんでもないうわさへと発展していって
今では、藤井ひなは男と同棲しているって話になった

ありえない、私まだ15歳・・・・
受験も控えた微妙なお年頃なんですけど・・・





「ちょっと・・・迎えに来なくていいって言ったじゃないですか!」


「だって、少しでもひなと仲良くなりたいし?」



くぅ・・・・この笑顔
悔しいけどかっこいい
なんで神様はこの人のこの顔を与えてしまったんだろう
もう少し崩れていたら思いっきり嫌いになれるのに

こんなにきれいな顔をして・・・罪、罪だ!!



「こんにちはお兄さん!」


「あ、椿ちゃんこんにちは!いつもひなと仲良くしてくれてありがとうね」


「いえいえ、今度お兄さんの友達紹介してくださいね~じゃあねひな~」




椿・・・あんたいつの間にこいつと仲良しになったんですか
しかもちゃっかり男紹介してって、抜け目ないな~
私もそのくらい割り切ってお付き合いしたほうがいいのかな
はあ、悩みは尽きない、尽きない・・・・





「じゃ、帰ろうか?」



「うん・・・・・」





しかし、この人よく毎日しゃべることあるな~
学校であったこととか結構細かくしゃべるんだよね
ま、聞いてて楽しいけど
学校行事も盛りだくさんみたいだし
この人の通ってる高校に言ってみたいかもって思えるし

それにしても、私の学校によく迎えにくるけど
彼女とかいないのかな?
こんなにかっこいい人だったら1人や2人いてもおかしくないよね?

う~んなぞ、彼女とかそういう話は一切しないからな・・・・




「ひな?聞いてる?」


「え、あ、聞いてますよ?」



いけない、いけない考え事すると人の話聞こえなくなるのは悪い癖だよね・・・
何の話してたっけ・・・




「家、ついちゃったし・・・・あ、今日のメシなにかな?ママさん料理うまいよな~再婚して一番のメリットっていったら、あったかい飯が食えることだよな」



「うん、そうだよね・・・・みんなで食事するって楽しいよね」




「あ、ひなもそう思う?俺も・・・・今まで1人でコンビニのメシとか食ってたから、こうしてみんなであったかいもの食うのってなんかいいよな」




そうなんだよね、この人も再婚するまでは1人だったんだ
私とこの人は、こういうところが似てるんだ

私も、いつも1人だった

自分でご飯を作って、食べて、片付けて
仕事が遅いお母さんを待って・・・

寂しかった、1人はつらかった・・・

けど、お母さんが再婚して
1人だった食卓が4人になった

それが私はうれしい・・・・






「ひな~~ご飯できたから龍くん呼んできて!」



「うん!」



リビングのソファで横になっいた体を起こして
息子の部屋までかけていった

あ、これって・・・チャンスかもしれない
お兄ちゃんと呼ぶチャンスかもしれない


いやだったよ?お兄ちゃんって呼ぶの
だけど、さっき思ったんだ

私たちは同じ時間を共有していた

親がいない寂しい時間を共有していたんだ

一緒には過ごしてないけど兄弟って言ってもいいよね?

そう思ったら、お兄ちゃんって呼ぶのも悪くないと思ったわけで

で、今が最大のチャンスなわけで・・・・


「お兄ちゃん!ご飯だよ!」って、部屋をノックすればいいよね?
よし!いざ・・・・・




コンコン・・・
いつものように部屋のドアを2回ノック

そしてこれもいつものように

「はい?」と返事が返ってきて


よし、いまだ・・・行くぞ・・・

龍お兄ちゃん?でいいかな?
名前も呼んだほうがいいよね・・・よし!



「りゅ・・・・りゅうちゃん!ごはん!」



って、あれ?なにか抜かしたような気がするが・・・あれ?



「ひな!今なんていった!!」


私の言葉におどろいたのか
勢いよく部屋の扉を息子が開けた
顔も、なんか驚いているようでしかも赤い・・・
私・・・そっか、お兄ちゃんって単語を抜かしたんだ!
何をやってるんだ私!



「ご、ごめん・・・本当はお兄ちゃんもつけようかと・・・」



しどろもどろしている私をいきなり抱きしめた
え、ちょっと待って・・・なに?


「それ、いい!お兄ちゃんより全然いい!今日から俺のことはりゅうちゃんでいい!!」


ちょっと、まって、決定ですか?
いや、私は・・・そんな呼び方をしたかったわけではなくてあれ?



「ママさん!今日は記念日だよ!ひなが俺を名前で呼んだ~~!」



「きゃ~~本当!だったら今日は特別にケーキもつけなくちゃ!」




私の意志とは関係なく、家族が盛り上がってしまい

私は今日から息子のことをりゅうちゃんと呼ぶ羽目になった


あぁ、なんだかますます学校のみんなに誤解をされてしまいそうな気がするのは
私だけなんだろうか・・・・




ランキングに参加中です。クリックいただけるとうれしいです。
更新のはげみになります!




人気blogランキングへ


ゆったりTeaTimeしませんか? 青春生き残りゲーム、漫画版はこちら
13:53  |  Home sweet home  |  TB(0)  |  CM(4)  |  EDIT  |  Top↑

★サクラサル先生!こんにち(^^)v

夜の仕事前、出勤前にお邪魔しとります♪(^^)v
ひなちゃん!自分自身で殻を破ったんですね!
ますますスウィートホームになってきました♪小さい幸せが一番の幸せですね♪(^^)
いいなぁ~あったかい家庭!憧れます♪
古田 |  2007年11月12日(月) 16:31 | URL 【コメント編集】

★ひなちゃんは…

関西人ですか(笑)?私と同じ匂いを感じるんですが(笑)?
大地オサム! |  2007年11月12日(月) 20:55 | URL 【コメント編集】

古田さんへ

夜の出勤お疲れさまです!
ひなは自分の殻を破りました!間違った方向に・・・
sweethomeなので、甘い生活を書かなきゃなんですが、まだまだ甘い方向には行きません・・・

温かい家庭を書けるように頑張ります!
サクラサル |  2007年11月12日(月) 23:48 | URL 【コメント編集】

大地さんへ

ひなは・・・・北海道ですよ!だって、私が北海道なので・・・でも、大地さんと同じ匂いを感じますか?
だったら私と大地さんは同類ということでいいのでしょうか?(え?迷惑?)
サクラサル |  2007年11月12日(月) 23:49 | URL 【コメント編集】

コメントを投稿する


 管理者だけに表示  (非公開コメント投稿可能)

▲PageTop

この記事のトラックバックURL

→http://aoironotoki.blog109.fc2.com/tb.php/169-923eb828
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | BLOGTOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。