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2007.11.08 (Thu)

ミルクティー

好きな人が、自分の家にいる
これが、恋人同士だったらなんておいしい・・・いや
素敵なシチュエーションなのに

勢いだけで家に上げてしまった
このあと、何を話せばいいんだろうか

【More・・・】



「悪いな、家まであがっちゃって」



「ううん・・・全然大丈夫」



しまった・・・・真崎くんがこの部屋にくるわけないと思っているから
汚い、なんて汚い部屋なんだ!
さっきまで飲んでいたビールは、私が着替えている間にゆりが片付けてくれたっぽいけど
ゴミ箱からあふれてますから!
布団もグチャグチャだし・・・最悪だ
やっぱり外で話をすればよかった



「あの・・・ごめん、汚くて部屋」



「え?あぁ別に気にしてないし、俺の部屋もこんなもんだから」




気を使ってくれてるのがすごく分かります
そんな自分が痛い、痛くてたまらない




「あのさ、今日来たのは・・・・」


「はい・・・・」




いきなり本題に入った!どうしよう緊張する
手に汗かいてる、どうしようどうしよう・・・・
何を言われるんだろう





「最近、俺のこと避けてる?」



単刀直入にきたーーーーー!!
少しもオブラートに包まないできた!
そんなストレートに聞かれたら
なんて答えればいいんだろう

「うん、避けてるよ♪」

なんてかわいく言ってもだめだ!
なんて言えばいい?こんなときは・・・・




「そ、そんなことないよ?最近仕事忙しい、前に言っていた後輩の面倒もみなきゃだし」


ごめん、酒井くん名前出しちゃって


「電話も出たかったんだけど、いっつも仕事の最中で、やっぱり出たらやばいでしょ?」



それは嘘・・・前は仕事中でも出てた
むしろ、電話が鳴るのが待ち通しかったくらい
あぁ、自分でも感心しちゃうよ~嘘が次から次へと出てくる


本当は違うのに
会いたいのに会うのが怖くて
避けているのに

どこまで自分をよく見せようとするんだろう
どこまで素直じゃないんだろう

真崎くんは、私に避けられてると思って
ここまで来てくれたのに
それなのに私は嘘をつく





「そっか、俺の気にしすぎか・・・夜遅くにごめんな、三井にも謝っておいて」



真崎くんは残っていたミルクティーを飲み干して
家を出て行こうとした
口は笑っているけど、目が寂しそうで
それは私の気のせいかもしれないけど
そんな感じがした



「うん、バイバイ・・・・」



ここで見送ってしまったら
なんとなくだけど私は
もう二度と真崎くんと会えないような気がする
どうする?
でも、こうなるようにしたのは私なのに
いまさら引き止めるなんてできる?


靴を履き終えて、ドアノブに手をかけようとした
私はその手を止めてしまった


その行動に真崎くんが驚いている
私も、自分のしたことに驚いている


頭で考えるより先に手が出てしまった
この先の行動を全然考えていないのに


















「はるか?」



「あ・・・その・・・・」




ここまできたんだ!もう言ってしまえ
どうせ、終わるなら本当のことを言ったほうがいいよね?
ふられてもいい、どうせ・・・・会えなくなることに違いないんだから




「私ね・・・・本当は避けてたの。真崎くんのこと」



「・・・・・・」




「ぐ、偶然・・・真崎くんの会社にたどり着いて、そのとき女の子に話していたのを見て・・・あの、車で送ってくれてときなんだけど」



真崎くんは、そのあと「あぁ、あの日」と小さい声で言った
なんのことか分かったみたいだ


「それで、その子に自分を重ねて、もし真崎くんにあんなふうに言われたらどうしよう、怖いって思って」



「なんで?俺がはるかにそんなこと言わなきゃならないの?」




「・・・・・・好きだからだよ・・・・」



「え?」



「真崎くんが好きだからだよ!今も、ううん・・・中学からずっと好きなの!」




言った、ついに言った!
後悔はない、全部本当のことだから
ここでふられても大丈夫、もう私は中学のころと違う
あのころよりは、この失恋に耐えられるはず・・・・だから
ふってくれて構わないから・・・
覚悟は決めている
















「・・・嘘だ」



ポツリと言った真崎くんの言葉に
ふられることを覚悟して閉じていた目を見開いてしまった

嘘・・・なんてつくわけないじゃん!なんでそんな事いうの?




「中学から好きだったなんて、嘘だろ?」



「う、嘘じゃないよ!嘘ついてどうするのさ!」



「だって、はるか俺が誰に告白されたって気にしてなかったじゃんか!」


き、気にしてないわけないじゃん!すっごく気になったつーの!
ただ、それを表に出さなかったわけで
って、今そんなの関係なくない?

さっきまでのシリアスな雰囲気はなくなって
私は真崎くんに突っかかってしまった



「だって、真崎くんバレンタインの日に彼女できたじゃんか!それなのに、好きですなんて言えるわけないでしょ?しかも、彼女ってあの隣のクラスの美人さんでしょ?勝てるわけないじゃん!」



「誰が付き合ってなんて言ったんだよ!俺はただチョコをもらっただけで、周りが勝手にそういう風に言っていただけだろ?俺に確認しないで自己完結するなよ!」



「だったら真崎くんだって、大きく否定すればいいじゃんか!!」




あれ?なんでこんな口論になってるんだ?
今こんな話じゃなかったような・・・・
そうだよ!告白した私がなんでこんな風に責められなきゃならないのさ!
おかしいじゃない!!




「悪い・・ムキになった・・・昔のことなのに」


「ううん、こっちもムキになってごめん」



さっきまで言い争っていたのに
急に静かになって、今度はそれが気まずい
いやだな、なんか話さなきゃ・・・って、私の告白どうなったんだよ!
スルー?結局スルーされてない?


いや、でも「で、返事は?」なんて聞けるわけもないし
うぅ、どうしよう





「あの、会社で女の子に冷たくしたのは、しつこかったから・・・・最初は、場所とか考えてあっちも話しかけてきたんだけど、最後のほうになったら会社でいきなり泣き出したりとか、ところ構わず付き合ってくれとか言い出して・・・・」




「そ、そうなんだ」



「だから、ああやって冷たく言えば、もう寄ってこないと思って・・・優しい真崎さんが好きです!っていうから、冷たくすれば嫌われるかと」




「まさか、その現場をはるかに見られてるとは思わなかった」




そ、そりゃそうでしょ!
お互い会社が離れているのに、見られていると思うほうがおかしいって
そして、見ている私もどうかと思うけど
そっか、そういうことだったんだ・・・・
真崎くんにあんな一面があるのかな?って思っちゃったよ
まあ、それを見て告白するのは怖くなったけど
嫌いにはなれなかったわけだし
結局、私はどんな真崎くんも好きなんだと、再認識したっていうか・・・・


「で、それではるかに避けられてるとは思わなくてここまで来て、まさかはるかが俺のことを・・・・好き・・・」




「あ~~~!改めて言わないで恥ずかしい!!もう、いいから!ふるなら思いっきりふってください!」



顔が真っ赤になる
さっき告白したときのことを思い出してしまった
勢いとはいえ、あんな乙女な自分が恥ずかしくなる
後悔はしてない、これは本当だけど
でも、恥ずかしい・・・・・





「誰も、ふるなんて言ってない・・・俺のほうがずっと前から好きだった」




「そうなんです!俺のほうがずっと・・・・・・え?」



思わぬ発言に、ついまぬけな声を出してしまった
はい?いまなんていいました?





「え?ってなんだよ!これでも勇気をふりしぼってだなぁ、告白してるんだよ!」


「う、嘘だ~~~!!それこそ嘘だ!ずっと好きっていうならなんであの時告白してくれなかったんだよ!」



「そ、それはお前が俺に興味なさそうだったから・・・ふられるのがいやだったというか」



さっきと形勢逆転?今度は私が真崎くんの発言に一言!
俺のほうがずっと好きだったなんていうなら・・・どうして卒業する前に言ってくれなかったんだよ!ちゃんと言ってくれれば私・・・・って?あれ?

これって、両思いってことだよね?
しかも、昔好きだったじゃなくて、今も好きってことだよね?違った?



「あぁ、なんでこうなるんだろう・・・告白するときってもっといいムードとかじゃないっけ?」



「あ、そうだよね・・・お互い好きだって言ってるのになんか変だね?」



ようやくお互い冷静になって、さっきまでの状況を振り返って
好きって言い合ってるのに言い争いになって
なんかおかしくなって笑った




「なんだ・・・そうだったんだ・・・だったら、さっさと言えばよかった」



「私も、まさか真崎くんが同じこと思っていたとは思わなくて」








玄関に立ったままだった私たちは
再び部屋の中に入ってベッドに腰をかけた
しかも手をつないでいる
恥ずかしいけど、うれしい・・・・



「あのさ・・・・バレンタインのときこのカード書いたのはるか?」


真崎くんは、つないでいた手を離して
財布から1枚カードを出した
それを見て絶句・・・・これ、あのバレンタインで書いたカードじゃない!!
なんでまだこれもってるの!?



「・・・・な、なんでこんなものを」


「そうなんだはるかだったんだ!なんとなくはるかの字に似てるからお守りにとっておいたんだよね・・・やば、女々しい俺」



自分で出しておいて、勝手に恥ずかしくなって顔を赤くしている真崎くん
ちょっと待って、恥ずかしいのは私のほうなんだけど
まさか、今になってご対面するとは思ってもないから




「その、普段は持ち歩いてないんだけど、なんとなく同窓会のときに持ち出したんだ、はるかに会えればいいなって・・・そしたら会えたし、これはお守りだなと思って」



以来、持ち歩いているというわけですか・・・・



「変だよな・・・けど、嫌いにならないで欲しいんだけど、ようやく成就したわけだし、長年の想いが」



「き、嫌いになんてならないし!」



むしろ、大好きです・・・ますます好きになってしまいそう
なんでこんなにかわいいんだこの人・・・やばい



「だったら、こんなことしても平気?」




そういって、私の唇に真崎くんの唇が重なった
ちょっと触れるだけの優しいキス

っていうかキスするの初めてじゃないのに
ファーストキス以上にどきどきするのはなんで?



「へ・・・平気じゃない・・・・」



うぅ、まだ心臓どきどきしてる・・・・平気なわけないじゃん
ずっと好きだった人とキスしたんだよ?
まだ、夢を見てるみたいで



「だったらなれなくちゃ」


と、さっきよりも深いキス・・・
飲んでいたミルクティーの味がして
甘くて、それだけで酔ってしまいそうで・・・・



「真崎くん・・・手が早い」


顔を真っ赤にしながら抗議してみた
けど、そんなことは彼に通じるわけもなく



「そりゃあね、あのころと違って俺もそれなりに大人だから」


そういった彼の顔はなんだかキラキラ輝いているような
そして、ここはベッドの上
私たちは26歳の大人・・・・
ということは、そういうことになるってわけで



「あ、あの・・・お手やらかに・・・」


「善処します」




甘い甘い
ミルクティーのような夜を
これから何度も過ごそうね


ようやく実った恋だから
二人で育てよう


この恋を
恋愛にしていこう・・・・・

END



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09:45  |  ミルクティー  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

★(泣)

酒井よ~…

今日はワシと朝までのみましょう…

脇役は脇役同士仲ようしような(泣)!
大地オサム! |  2007年11月08日(木) 14:04 | URL 【コメント編集】

大地さんへ

今夜は酒井くんと飲みあかしてください!そして、先輩として人生の厳しさを教えてあげてください(^^)
サクラサル |  2007年11月09日(金) 09:38 | URL 【コメント編集】

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