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2007.11.07 (Wed)

ミルクティー

すっかり、告白する勇気がなくなってしまった

あんなところを見たら無理、絶対に無理!

あんな冷たい目でみられたら

私はもう二度と

「恋」なんてできないと思う

【More・・・】






あの日以来、私は真崎くんの誘いを理由をつけて断っている

友達でいようって思ったけど
会うことも怖くて、顔を見たらやっぱり好きと言ってしまいそうで
関係が壊れるのが怖かった
思い出すのは、中学のころ、バレンタインの目前


それこそ、ゆりに「告白しちゃえ!」といわれて
バレンタインというイベントに乗っかってしまおうと思ったんだけど
真崎くんは、彼女を作ってしまった
しかも、隣のクラスのかわいいと人気の女の子

彼女は、誰が見ても真崎くんのことが好きで
真崎くん自身も絶対に気づいていたと思う
だけど、付き合うとかそんな話はなかったのに

いつから?どうして付き合おうと思ったの?
あの日、彼女のチョコを受け取った真崎くん
もてるのに、今まで誰からもチョコをもらってなかったのに
だから、私も安心していたのに
期待もしていたのに
私のチョコなら受け取るかなって・・・・


せっかく用意したチョコを自分で食べるのも忍びなくて
こっそり、真崎くんの下駄箱に入れておいた
小さな、名刺サイズのメッセージカードをつけて
たった一言「ずっと好きでした」と書いて


初めての恋に初めての失恋
苦しくてもう二度と恋なんてしないと思ったこともあった


あれから何年も経って、私も大人になって
いろんな人と付き合った
だけど、どれもうまくいかなかった
頭の片隅には、必ず真崎くんがいたから
あの人くらい好きになれる人がいなかった

急がしいを言い訳にして、適当に付き合っていた
最低な女


そんなときに、真崎くんとまた出会うことができて
今度こそって思ったけど

でも、だめだ
また真崎くんを失ったらって思ったら
伝える勇気なんてなくなってしまった
会う勇気もなくなってしまった


本当に、どうしようもない女だ
なんで肝心なときに素直になれないんだろう






「中島さん・・・最近、同じものばっかり飲んでますね?」



「え?そうだっけ?気づかなかった」



「そうですよ~前はコーヒーばっかり、しかもブラックだったのに、いつから甘党になったんですか?」



後輩の酒井くんに言われるまで気づかなかった
無意識でミルクティーばっかり飲んでいたんだ
しかも、ちゃんと砂糖まで入れて
だめだな、こうやって、仕事をしていても
真崎くんのことを考えている証拠だよね?
真崎くんが好きだったものをこうして飲んでいる

昨日も連絡が来た
「最近忙しいのか?暇になったらまたメシでも食いに行こう」って
うれしいよ?誘ってくれるのは
だけど、会う勇気がない
そのくせ、こうして真崎くんのことを考えてるんだから
未練たっぷりのだめな女と自覚してしまう



「でも、中島さん、最近きれいですよね~」



「は・・・・お世辞言っても何もないから!」


「お、お世辞じゃないですよ!前からきれいだな~と思ったけど、最近はもっときれいになって・・・・素敵ですよ」



素敵って、酒井くんは男の子なのに、なんでこんな恥ずかしげもなく
照れくさいことを言うんだろうか・・・
最近の若い子はこうなのか?いや、4歳しか離れてないけど
でも4歳って結構な差かな・・・って今はどうでもいいけど
そんなくさいセリフをさらっというな!年上をからかうな!
お世辞だって分かっていても照れてしまう


きれい・・・か
そんなわけない、最近の私の顔は不細工だよ
好きな人に素直になれない自分に嫌気がさしているぶっ細工な顔・・・
こんな顔がきれいなわけないじゃない






「素直じゃない女は損をする~♪」



「変な歌、歌わないでよゆり・・・どうせ私は意地っ張りですよ」



「分かってるならさっさと素直になってこい!ぐずぐずしてるとさらに後悔するよん」




ビール片手に恋の話が最近の定番・・・・
といっても、愚痴を聞いてもらうのは前から変わってないけど
飲まなきゃやってられないってもんですよ
今日のおつまみは、ゆりが買ってきたさきいか・・・
って、あんたなんでいっつもこんな渋いものをチョイスするんだ?




「でも、その後輩くんのいうとおり、最近のはるかはきれいになったよ?」



「どこがきれいなのよ・・・・」



残りわずかのビールをグビっと一気飲みして、空になった缶をぐしゃっとつぶした
最近、握力もついてきたような気がする、ビールの缶つぶしまくってるからか?



「恋をして、誰かを思ってるときの女は、誰でもきれいなんだよ!せっかくきれいになったのに、そのままで終わっていいの?真崎だって、その女の子がしつこくて冷たいことを言っただけかもしれないじゃない!確認もしないうちに全部自己完結しちゃうのはいかがなものでしょうか?」



ですます口調が怖いんですが、ゆりさん・・・
でも、前向きな考え方をすれば、そういう考えもあるかもしれないけど
どうなんだろう、真崎くんにとって私はどういう女なんだろう

嫌われてはいない、それは絶対
だって、嫌いだったら誘われないよね?
けどそれは、昔を懐かしんでいるだけかもしれない
中学時代を思い出して楽しんでいるだけかもしれない


だって、付き合ってとか、そういうこと言われたことないし
真崎くんが私を好きだったら、そういうこと言ってくれてもいいはずだし





「でたでた他力本願・・・そういうのは絶対だめ!相手が言ってくれるのを待っていたら、私たちはあっという間におばさんだよ!」



「うわ~言った、おばさん言った!!まだ26歳だもん!大丈夫だもん!」



「今はね!でもね、こうしてチャンスを逃していったらあっという間なんだから」




恐ろしいことをたんたんと言うな!怖いっつーの!
別に年齢によって恋愛するのが制限されるわけじゃないけど
26歳ともなれば、結婚もそれなりに考える年齢ではある、うん
でも今はそんなことよりも
真崎くんとの関係をどうしようかってことしか頭にない




頭冷やそう・・・うん、そうしよう
冷たい紅茶でも飲んで・・・・・



飲みすぎた頭に、ガンガンとなる着信音
うるさい、バイブにしておけばよかった
いや、むしろ電源切っておけばよかった

っていうか誰だよ、こんな時間に電話よこすやつ!うるさい!!!




「はるか・・・・真崎からだよ!!」


私の携帯を見たゆりが、大きい声を出してキッチンに走ってきた
着信画面を見ると確かに真崎くんだ!
ど、どうしてこんな時間に、こんなときに!



「ど、どうしよう~~~!」


「どうしようって!でればいいじゃない!」


私があせっていると、ゆりもつられてあせっている

携帯電話が宙に浮いたままずっと着信音がなりっぱなし・・・・




「とにかく出ろ~~~!!」



ゆりの大声にびっくりして、思わず通話ボタンを押してしまった
当たり前だけど
「もしもし」という真崎くんの声が聞こえた


なるべくあせっていることを隠そうと、深呼吸をして息を整えて
何事もなかったかのように
「もしもし?」と私も答えた

笑いをこらえているゆりのことはとりあえず放っておくことに決定!
でもむかつくから一発蹴ってやる!





「ごめんな、こんな時間に」



「う、ううんまだ起きていたし大丈夫だよ?」



「久しぶりだな、電話でてくれんの」


「そうだっけ?」




なにがそうだっけ?だよ私!避けていたくせに
声を聞くのが怖くて・・・電話は全然でなかったくせに
メールしか受け取らなかったくせに

片思いしてるのは私のほうなのに
なんてえらそうなんだ私!
好きな人が連絡くれているのに最低だ





「うん、最近はるか付き合い悪いからどうしたのかな~って思ってさ」



「そ、そうかな?そんなことないけど」



っていうか、気のせいかもしれないけど
真崎くんの声が近くで聞こえるような気がする
当たり前だけど、電話を耳に当ててるんだから
でも、そういうことじゃなくて
なんか近くにいそうな感じがするんだよね




「はるかが大丈夫なら、ちょっと顔見たくて、はるかの家の近くに来てるんだけど」



「え・・・・・?」




本当に?え?
びっくりしてカーテンを勢いよくあける
そこには、街灯の下で電話をしてる真崎くんの姿があった


なんで、こんなところまで来てるの?
う、うれしいけど心の準備ができてないよ
今すぐにでも飛び出していきたいけど
でも見てください私の格好

さすがに最近ジャージーはやめたけど
ゆるゆるのジーンズにゆるゆるトレーナー・・・・
しかもめがねに無造作に束ねた髪の毛・・・

ありえない、こんな格好で真崎くんに会えない



「そ、そうなんだ・・でも今ゆりが・・・・」



そういいかけたとき、そばで笑っていたゆりが走ってきて
私の携帯を奪った
奪ったと思った次の瞬間に


「あ?真崎?今行くから!ちょっと待っててね!」



真崎くんの返事も聞かず、私の許可も取らず
電話を切ってしまった・・・・
ちょっと、ゆりさん?あんた何を勝手なことを!



「さ、とりあえず着替えろ!少しでもいいからきれいな格好をしろ!髪もとかして!真崎待ってるよ!」



「ちょっとゆり・・・私は」




「せっかく会いに来てくれた男を帰すな!いいから会って来い!あとは成り行きに任せろ!」



強引なゆりに押されるがままに
急いで着替えて、髪をとかして
真崎くんが待っている街灯まで歩いていった
ついてきたゆりは、「あとはごゆっくり~」といいながら
どこかに言ってしまった
自分の家に帰ったのかな?近いから大丈夫だと思うけど


それにしても、なんで真崎くんここまで・・・・




「三井きてたんだ・・・悪かったな」



「あ、うん、ゆりにはあとでちゃんと謝っておくし・・・ね、立ち話もなんだから家に入って?」



真崎くんを家に上げて、さっき飲もうとして入れかけていた紅茶を出した
真崎くんが好きなミルクティー
自分で入れるのも上手になった



どうしよう、こんな状況想定してなかった・・・・
何を、何を話せばいいんだろうか








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10:03  |  ミルクティー  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

★こんばんは!

はるかさんは石橋を叩いて渡るタイプなんですね(^-^)
ただ今回に関しては叩きすぎのような気がしないでもないですが(笑)!
って思っていたら成り行きとは言え真崎さんを部屋にあげちゃいましたな!
さて、ここから急展開になるんでしょうか!
私、月9ドラマを見るかのように続きを楽しみにしとります!

~追伸~
サクラサル先生にジャイアンの片鱗が見えたと失礼な事を申し上げてすいません(^_^;)
古田さんのブログのコメントに…
『加賀ぁぁぁぁ!』って叫んではったんでサクラサル先生もはじけてはるなぁと思っただけなんです(^_^;)
気分を害すような事を申し上げてすみませんでしたm(_ _)m
大地オサム! |  2007年11月07日(水) 21:00 | URL 【コメント編集】

大地さんへ

気分を害したなど、どんなことはないですよ!!
ただ、よそ様のブログでジャイアン振りを発揮するとは、性格は隠しきれないな~って思って・・・・それだけなんです・・・ごめんなさい。

はるかは慎重ですよ~でも、ときに大胆な行動をとってしまうんです。
部屋に上げてしまった・・・さあ、次はどうなるか・・・
私、まだ続き書いてないんです。
サクラサル |  2007年11月07日(水) 21:51 | URL 【コメント編集】

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