蒼色のとき 第二章 第四話 偽り
最近浮かれてるなって
そんなことないよ?普通じゃん
う・・・うるさい!デートなんかじゃないって!!
動揺なんてしてないでしょ!
もう!いいから出て行って!お兄ちゃん!!
そんなことないよ?普通じゃん
う・・・うるさい!デートなんかじゃないって!!
動揺なんてしてないでしょ!
もう!いいから出て行って!お兄ちゃん!!
「これなんかどう?秋に似合うよ?」
「う〜ん・・・」
「これは?」
「似合うかな・・・」
「どっちでもいいんじゃないか?早く決めろよ!!」
私は今、真由と武史と一緒にショッピングモールに来ている
なぜかというと、2日後に迫った直樹くんとのデートちがった外出に着ていく服を選んでもらうために・・・
自分のセンスにいまいち自信がないんだよね
スタイルがいいわけじゃないから、夏だけど露出は避けたい
直樹くんだって、そんなものみたら迷惑だろうし・・・・
「じゃあ、これは?」
そういって真由が手にしたものは、淡い水色のキャミワンピ
え・・・これ?これ私にはかわいすぎるんじゃ・・・・
「いいんじゃね?秋に似合いそう」
「でしょ?絶対似合うよ〜ちょっと着てみなよ・・・」
真由と武史に促されて試着した
確かに・・・似合うと思う
丈もちょうどいいし、これにちょっとヒールの高い靴を履いたらかわいいかも
というわけで、2人に進めらるままワンピースを買ってしまった・・・
制服以外でスカートをはくことはめったにない
なんとなく恥ずかしくて避けていた・・・・
けど、直樹くんと歩くなら
少しはきれいに自分を見せたい
だって、直樹くんはきれいだから・・・・
「明日だね。電車以外で会うなんて初めてだから楽しみだよ」
「そ・・・・そうだね」
この日も直樹くんと同じ電車で帰る
直樹くんの様子はいつもと変わらない
なんだか、私一人で緊張してて変な感じ・・・
「明日、どこか行きたいところある?」
「え〜と・・・そうだね」
「秋ちゃんは友達といつもどんなところに行くの?」
「う〜んと・・・」
友達と・・・真由と武史だよね
う〜ん、カラオケ・ボウリング・天気がいい日は外でバスケットやったり、たまにプロレス見に行ったりするかな〜
そんなこといえない・・・
ぜんぜん女らしいところがない・・・
カラオケ、ボウリングはいいとしてもプロレスとか格闘技が好きとかいえない
「俺の行きたいところでいい?」
「え・・・うん・・・」
「じゃあ、明日待ってるから」
ついに迎えてしまったデート当日
真由と武史に選んでもらったワンピースを着て、待ち合わせの場所に行く
直樹くんは・・・まだ着てないのかな?
今のうちに全身チェックしておこう・・・
う〜ん・・・やっぱり違和感があるな〜
スカートをはいている自分・・・
レギンスをはいてるから、まだパンツの感覚もあるんだけど
こんなヒラヒラなもの着るのは小学生ぶりというか・・・
「ごめんね〜遅れちゃって・・・」
「ううん!!私が早く来ただけだから」
「・・・・・・」
「え・・・と・・・」
やっぱり変?この格好やっぱり変?
真由と武史は似合うって言ってくれたけど
やっぱり私着こなしてないかな?
「・・・・いい・・・」
「?」
「秋ちゃんかわいい!いいね、その色秋ちゃんに似合ってる」
うわ・・・・そ、そんなに喜んでもらえるとは思わなかったから
なんか照れるんですけど・・・
「そ・・・そうかな?」
「うん、すごく似合う。秋ちゃんていつもそういう格好するの?」
しない・・・普段はTシャツにジーンズ、もしくはショートパンツ・・・
動きやすい格好ばかりです・・・
でも、言わない・・・・
上機嫌な直樹くんと、少々不安を抱えた私は、直樹くんが行きたいといっている場所に向かう。
どこに行くのか直樹くんは教えてくれない
でも、この道は・・・・確か・・・・
やっぱり・・・市営体育館・・・そして今日は「ランブルアワーズ(超人気の格闘団)」の試合じゃないですか・・・
人気がありすぎてチケットが取れなくて、武史と2人で涙を流した記憶がよみがえる
直樹くん・・・格闘技好きなの?
趣味合うかも・・・・
試合のゴングがなる
この瞬間が一番好き
血湧き肉踊る!男同士の真剣勝負!
筋肉のぶつかり合い!燃える!燃えるわ〜〜〜〜!!
って・・・女らしくするって決めたばっかりなのに・・・
いつも見たく野次を飛ばすところだった・・・
そんなことしたら絶対に直樹くんひく・・・・
いくら直樹くんが格闘技が好きだといっても
こんな野次を飛ばす女みたら確実にひく・・・
というわけで、私はいつもの自分を抑えて
らしくもなく「きゃー!」とか「痛そう!!」とか
女らしくかわいい言葉を並べて試合を観戦した・・・・
正直疲れる・・・
格闘技を見ているって感じがしない・・・
はやく・・・はやく終わってくれ・・・・
「こういうの嫌いだった?」
あまりにもぐったりしている私を心配して、直樹くんが話しかけてくれる
「ううん・・・そんなことないよ!こういうの生でみるの初めてだったから」
「・・・・・・・」
え〜と、なんでまたそこで黙っちゃうかな〜
せっかく誘ってくれたのに、疲れた顔したのがよくなかったかな〜
ここは・・・ちょっと雰囲気を変える必要があるかな・・・・
「おなかすかない?」
「え・・・?うん、そういえば空いたかも・・・」
「ね!あそこで食べよう」
と、私が指をさしたのは、女の子が好きそうなおしゃれなカフェ
実際私は行ったことないけれど、真由がいい雰囲気だったと言ってた
「いいけど、秋ちゃんいいの?」
「え?いいよ。ここおしゃれだし好きだよ?」
行ったことないけどね!!
それにカフェのご飯じゃぜんぜん足りないけど・・・・
本当はその先にあるラーメン屋さんが大好きなんです
にんにくたっぷり味噌ラーメンが大好きなんです・・・
でも、そんなの食べたいなんて私はいえません・・・
確実に嫌われる・・・
ええ、おしゃれな店でした・・・
おしゃれなさらに、出てきたサンドイッチは確かにおいしかったです・・・
けど、これだけで1,200円って・・・ぼったくりもいいところじゃないですか?
ラーメン2杯は食べれちゃいますよ・・・・
しかも、店員さんに通されたのはテラスのほうで
行きかう街の人の視線をめちゃめちゃ浴びるわけで・・・・
それはきっと直樹くんがかっこいいからなわけで
その証拠に、女の人の視線が直樹くんに集中する
私に対する批判の言葉交じりでね・・・・
聞こえてるよ〜全部
どうせつりあってませんよ・・・・
兄と妹のようですよ・・・・
わかってる・・・わかってるよ・・・・
食事が終わって店を出た
時間も遅かったからもう帰ろうって事になった
駅に向かう道のり、私たちに会話はない
いつもなら、会話が途切れることなかったんだけど
今日は・・・違う
「電車来たね。あれ?乗らないの?」
「うん、俺は1本あとのやつで帰るよ・・・」
「え・・・・?」
「おやすみ、また電車でね」
どうして違う電車で帰るの?
私何かしたかな・・・
格闘技でテンション低かったから?
カフェでご飯食べてるとき挙動不審だったから?
それとも、行きかう人たちにいろいろ中傷されたから?
思い当たることが多すぎる・・・
もしかしたら私は嫌われたのかもしれない・・・
初デート・・・失敗に終わったのかな・・・・
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「う〜ん・・・」
「これは?」
「似合うかな・・・」
「どっちでもいいんじゃないか?早く決めろよ!!」
私は今、真由と武史と一緒にショッピングモールに来ている
なぜかというと、2日後に迫った直樹くんとのデートちがった外出に着ていく服を選んでもらうために・・・
自分のセンスにいまいち自信がないんだよね
スタイルがいいわけじゃないから、夏だけど露出は避けたい
直樹くんだって、そんなものみたら迷惑だろうし・・・・
「じゃあ、これは?」
そういって真由が手にしたものは、淡い水色のキャミワンピ
え・・・これ?これ私にはかわいすぎるんじゃ・・・・
「いいんじゃね?秋に似合いそう」
「でしょ?絶対似合うよ〜ちょっと着てみなよ・・・」
真由と武史に促されて試着した
確かに・・・似合うと思う
丈もちょうどいいし、これにちょっとヒールの高い靴を履いたらかわいいかも
というわけで、2人に進めらるままワンピースを買ってしまった・・・
制服以外でスカートをはくことはめったにない
なんとなく恥ずかしくて避けていた・・・・
けど、直樹くんと歩くなら
少しはきれいに自分を見せたい
だって、直樹くんはきれいだから・・・・
「明日だね。電車以外で会うなんて初めてだから楽しみだよ」
「そ・・・・そうだね」
この日も直樹くんと同じ電車で帰る
直樹くんの様子はいつもと変わらない
なんだか、私一人で緊張してて変な感じ・・・
「明日、どこか行きたいところある?」
「え〜と・・・そうだね」
「秋ちゃんは友達といつもどんなところに行くの?」
「う〜んと・・・」
友達と・・・真由と武史だよね
う〜ん、カラオケ・ボウリング・天気がいい日は外でバスケットやったり、たまにプロレス見に行ったりするかな〜
そんなこといえない・・・
ぜんぜん女らしいところがない・・・
カラオケ、ボウリングはいいとしてもプロレスとか格闘技が好きとかいえない
「俺の行きたいところでいい?」
「え・・・うん・・・」
「じゃあ、明日待ってるから」
ついに迎えてしまったデート当日
真由と武史に選んでもらったワンピースを着て、待ち合わせの場所に行く
直樹くんは・・・まだ着てないのかな?
今のうちに全身チェックしておこう・・・
う〜ん・・・やっぱり違和感があるな〜
スカートをはいている自分・・・
レギンスをはいてるから、まだパンツの感覚もあるんだけど
こんなヒラヒラなもの着るのは小学生ぶりというか・・・
「ごめんね〜遅れちゃって・・・」
「ううん!!私が早く来ただけだから」
「・・・・・・」
「え・・・と・・・」
やっぱり変?この格好やっぱり変?
真由と武史は似合うって言ってくれたけど
やっぱり私着こなしてないかな?
「・・・・いい・・・」
「?」
「秋ちゃんかわいい!いいね、その色秋ちゃんに似合ってる」
うわ・・・・そ、そんなに喜んでもらえるとは思わなかったから
なんか照れるんですけど・・・
「そ・・・そうかな?」
「うん、すごく似合う。秋ちゃんていつもそういう格好するの?」
しない・・・普段はTシャツにジーンズ、もしくはショートパンツ・・・
動きやすい格好ばかりです・・・
でも、言わない・・・・
上機嫌な直樹くんと、少々不安を抱えた私は、直樹くんが行きたいといっている場所に向かう。
どこに行くのか直樹くんは教えてくれない
でも、この道は・・・・確か・・・・
やっぱり・・・市営体育館・・・そして今日は「ランブルアワーズ(超人気の格闘団)」の試合じゃないですか・・・
人気がありすぎてチケットが取れなくて、武史と2人で涙を流した記憶がよみがえる
直樹くん・・・格闘技好きなの?
趣味合うかも・・・・
試合のゴングがなる
この瞬間が一番好き
血湧き肉踊る!男同士の真剣勝負!
筋肉のぶつかり合い!燃える!燃えるわ〜〜〜〜!!
って・・・女らしくするって決めたばっかりなのに・・・
いつも見たく野次を飛ばすところだった・・・
そんなことしたら絶対に直樹くんひく・・・・
いくら直樹くんが格闘技が好きだといっても
こんな野次を飛ばす女みたら確実にひく・・・
というわけで、私はいつもの自分を抑えて
らしくもなく「きゃー!」とか「痛そう!!」とか
女らしくかわいい言葉を並べて試合を観戦した・・・・
正直疲れる・・・
格闘技を見ているって感じがしない・・・
はやく・・・はやく終わってくれ・・・・
「こういうの嫌いだった?」
あまりにもぐったりしている私を心配して、直樹くんが話しかけてくれる
「ううん・・・そんなことないよ!こういうの生でみるの初めてだったから」
「・・・・・・・」
え〜と、なんでまたそこで黙っちゃうかな〜
せっかく誘ってくれたのに、疲れた顔したのがよくなかったかな〜
ここは・・・ちょっと雰囲気を変える必要があるかな・・・・
「おなかすかない?」
「え・・・?うん、そういえば空いたかも・・・」
「ね!あそこで食べよう」
と、私が指をさしたのは、女の子が好きそうなおしゃれなカフェ
実際私は行ったことないけれど、真由がいい雰囲気だったと言ってた
「いいけど、秋ちゃんいいの?」
「え?いいよ。ここおしゃれだし好きだよ?」
行ったことないけどね!!
それにカフェのご飯じゃぜんぜん足りないけど・・・・
本当はその先にあるラーメン屋さんが大好きなんです
にんにくたっぷり味噌ラーメンが大好きなんです・・・
でも、そんなの食べたいなんて私はいえません・・・
確実に嫌われる・・・
ええ、おしゃれな店でした・・・
おしゃれなさらに、出てきたサンドイッチは確かにおいしかったです・・・
けど、これだけで1,200円って・・・ぼったくりもいいところじゃないですか?
ラーメン2杯は食べれちゃいますよ・・・・
しかも、店員さんに通されたのはテラスのほうで
行きかう街の人の視線をめちゃめちゃ浴びるわけで・・・・
それはきっと直樹くんがかっこいいからなわけで
その証拠に、女の人の視線が直樹くんに集中する
私に対する批判の言葉交じりでね・・・・
聞こえてるよ〜全部
どうせつりあってませんよ・・・・
兄と妹のようですよ・・・・
わかってる・・・わかってるよ・・・・
食事が終わって店を出た
時間も遅かったからもう帰ろうって事になった
駅に向かう道のり、私たちに会話はない
いつもなら、会話が途切れることなかったんだけど
今日は・・・違う
「電車来たね。あれ?乗らないの?」
「うん、俺は1本あとのやつで帰るよ・・・」
「え・・・・?」
「おやすみ、また電車でね」
どうして違う電車で帰るの?
私何かしたかな・・・
格闘技でテンション低かったから?
カフェでご飯食べてるとき挙動不審だったから?
それとも、行きかう人たちにいろいろ中傷されたから?
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