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2007.11.03 (Sat)

ミルクティー

おはようございます。
今回も短編小説です!

主人公は働くOL26歳!

恋より仕事!!がモットー


けど、その裏側は・・・
昔好きだった男の子が忘れられない・・・・


ちょっと乙女な部分もチラホラ見せます!


それではどうぞ!

【More・・・】











「悪い・・・俺、もう耐えられない・・・・」




私、中島はるか
現在26歳
20時14分
留守番電話にてフラれる


今日は忙しかった。ううん、今日だけじゃない
昨日もその前も、仕事を始めたその日からずっと忙しい
土、日、祝日の休みはちゃんとあるけど
仕事でつぶれた日も多い

うん、だから
彼を放っておいたっていう事実はあるし
それは、悪いと思っている
だけどね?
それでもいいよ。仕事をしているはるかが好きだよって言ってくれたのは



「どこのどいつだこのやろー!!」


「ええい!窓から叫ぶな恥ずかしい奴!」



フラれたっていう悔しさ(?)とはちょっとちがうけど
なんだか飲まないとやってられなくて
中学時代からの友達である三井ゆりを巻き込んで
自宅で買い込んだビールを浴びるように飲んでいた

けど、それだけじゃ気分が収まらなくて
窓を前回にして叫んでみる
ゆりはやめろって言うけどさ
大声出すのってストレス発散にすっごくいいんだから!
わかってないな~ゆりってば




「そんなことばっかりしてるからフラれるんだと思うんだけど」


「だって、仕事が忙しいの承知で付き合ってって言ったのはあっちのほうだもん」



取引先で知り合った前の彼氏
顔もなかなかで優しくて
まあ、仕事での一つの楽しみだったわけよ、彼に会いに行くのは
私はそれだけだった
だけど・・・・5回目にその会社を訪ねた帰りに
「食事でもどうですか?」って誘われて

まあ、食事だけならって・・・・OKして

話も合うし、一緒にいて楽しかったし
私も仕事で疲れていたし
いい一日だったわけよ

で、その日に
「付き合って欲しい」って言われた


私はね、最初に言っておいたんだよ?
仕事忙しくて、あんまり連絡取れないかもしれないし
会うことも難しいかもしれないって
だけど
それでもいいよって言うから

私もフリーだったし
この人と一緒にいて楽しかったし


それなのに
何が耐えられないだよ!ふざけんな!!

こうなることは覚悟しておけっていうんだよ!





「あのさ・・・はるか」



「なによ?」



「あんた、なんでそんなにやさぐれてるの?フラれたから?」



「う~ん・・・・フラれたってことがショックじゃなくて、耐えられないって、なんだか自分を否定されたみたいで悲しいというか・・・」



「はあ、これだもん・・・」



ゆりは大きなため息をついて
やれやれって、ちょっとオーバー気味に手を挙げた
なに?なんなのよ・・・・ゆりがこんなジェスチャーをするときは・・・
あまりいいことがないのは
長年の付き合いで分かっている




「いいか、よく聞け!この恋愛下手が!」



「はい!?」



やれやれのポーズから一転
私の前に仁王立ちをする
それから人差し指を思いっきり私の前にさして
それこそ仁王のごとく私をにらみつける

はい・・・怖いです
中学からの付き合いでわかります・・・・
こうなったゆりから浴びせられる毒舌の数々を
私は体験済みです・・・・





「あんたさ、相手が悪いってばっかりいうけど、悪いのは全部あんた!ええ、そう全部あんた!仕事が忙しくてもいいって言ったのは本当かもしれない。だけどね、本当に連絡一切しない!電話にもでない!メールもしない!絶えられなくて当たり前!あんたが悪い!」




そんな早口言葉で捲くし立てないでよ・・・怖い
仕事でヘロヘロになって
しかも、フラれて、それも留守電で
その上、友達にもこんなに怒られて
つ・・・疲れた・・・


「留守電でフラれるのだって、あんたが忙しくて会えないからでしょ!」



追い討ちですか・・・・
いいや、今日はもう寝よう
明日も仕事だし、寝れば全てを忘れるかもしれないし



「今日、泊まって行くから~女の子の夜道一人歩きは危険だし~」



「何が女の子よ・・・もう26歳にもなって」



「うるさい!」


って、ゆりが近くにあったクッションを私めがけて投げた
痛い・・・・うぅ、一人で飲めばよかった



頭、痛い・・・・
飲みすぎた
バカだ、いつもこうなんだ
フラれるたびに自棄酒して、二日酔い
でもまだ救いがあるよね、今日は外回りないし




「中島さんおはようございます!あれ?なんか顔色悪いですよ?大丈夫ですか?」


っ~~~~!後ろから多きな声で叫ぶな!話しかけるな!響く!!
振り返ると、今年入ったばかりの新人である酒井くん

元気はあるんだけど、仕事はいまいち
まあ、やる気のない顔ばっかりいじってる新人よりはいいんだけど

なぜか私、この人の教育係りになっちゃったんだよね
仕事が一つ増えてさ、正直面倒なんだよ

自分の書類を作るほかにも、彼の作った書類のチェックもしてさ~



「おはよう、大丈夫だから・・・それより、今日締め切りのアレ、できてるの?」



「あ・・・今すぐ作ります!」




ほら、これだもん
今日も彼は残業かな?あ、でも締め切り今日だから残業までもって行かれたら困るけど



でも、心配してくれた人に
あの返し方はよくないよね
嫌だな、自分でも分かってる
こんなんだからフラれるってことは重々承知している
だけど、やめられないんだなぁ






「分かってるなら、さっさと仕事人間なんかやめて!恋に生きればいいじゃない!」



「恋・・・・ねぇ・・・できるもんならしてみたいもんじゃよ」



「じゃよ・・ってあんた」




そりゃ、私もう26歳だし
適齢期?いや過ぎたか?
彼氏もいない仕事しかない寂しい女ですよ
恋をしろって言われても、恋をしたいような人もいない

あの日以来・・・好きな人がいない



中学のときに好きだった人
結局告白もしないで終わった恋

すっごく好きだったけど
何もできなかった


今の私からは想像もつかない乙女だったな・・・・
甘い、甘いミルクティーみたいな恋だった
あぁ、あんな恋
もうできないのかな~





「あんたさ~まだ真崎のこと忘れられないわけ?」



「え!な、何を言うのかな?ゆりちゃん!」



「いきなりチャン付けするな!気持ち悪い」




鋭い、鋭いぜゆり!
さすが付き合いが長いだけあって、わかってらっしゃる




「真崎がいい男だったことは認めるよ?だけどね?もう11年も前なんだよ?いい加減真崎だって彼女くらいいて、へたしたらもう結婚してるかもよ?」




それは、そうかもしれない
真崎くんだっていい年なんだし、彼女くらいいるだろうし、結婚もして子供がいるかもしれない
だけど、今のところ私が一番好きになったのは真崎くんしかいなくて
それ以上の人がいない
見つけることもしなかったからだけど
あの人以上の人はいない




「思い出って、美化されるからね~」



「それは、そうかもしれないけど」



「あ、でも、真崎もあんたを美化してるかもしれないよね~あんた顔はかわいかったからさ~」



「それって、今はかわいくないみたいなかんじじゃんか!」



「そうは言ってないでしょ?今だってきれいだよ?外に出るときは、でも・・・今のあんたの格好はどうなの?」




私の格好・・?
言われて、自分の姿を改めて鏡で見てみる


最悪だ・・・・
長く伸びた髪は、一本にまとめてるだけ、しかも手グシだからぼさぼさ
高校時代から愛用しているスウェット上下、しかもちょっとしみつき
めがねをかけて、背中はちょっと猫背気味


ひ・・・・ひどいですよね?これはないですよね?
仕事に行くときとまったく違いすぎですよね?

こんな女・・・男ができなくて当たり前ですよね?




「そんな、あなたに朗報~~~」



「なにが?どうせ私はやさぐれOLですよ・・・・汚い格好でビール片手に恋を語るおろか者ですよ・・・」



「うざったいな~いいから人の話は聞け!・・・なんと、中学校のときの同窓会を開きます!こい」



「強制ですか・・・っていつ?・・・え?平日じゃん!無理無理、仕事忙しいし!」




気分転換に同窓会に行くのもいいけどさ
平日でしょ?仕事忙しいもん
ここ最近、定時に仕事終わることないし、無理だよ~
って、そんな考えがゆりに通じるわけもなく


「私が来いって言ってるんだから大人しく来いよ。な?」



襟をつかまれて上に上げられる
自然に首がしまってものすごく苦しい・・・逆らえない、殺される・・・



「行かせていただきます・・・・」



「よろしい」





半ば強制的に参加することになった同窓会
はあ、忙しいのに
面倒だな・・・・






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10:01  |  ミルクティー  |  TB(0)  |  CM(4)  |  EDIT  |  Top↑

★サクラサル先生!

サクラサル先生の真骨頂の恋愛ものですね!
前回はちょっとした怖いお話でしたし、今回は仕事に生きるOLのお話ですね!相変わらずグイグイと物語に引っ張り込まれる引力は凄いですね!あっと言う間に読んでしまいました!早く続きが読みたいです!サクラサル先生の作品は本当に面白いですね!決してお世辞じゃありませんよ!同級生との絡みなんか映像が浮かんできますよね(^-^)

さて、私は仕事終わりましたのでこれより帰宅いたします!大阪もだいぶ寒くなりましたが北海道はもうかなり寒いんでしょうね(^_^;)

それでは次回を楽しみにしてます!


大地オサム(永遠の15歳)




大地オサム! |  2007年11月03日(土) 17:50 | URL 【コメント編集】

大地さんへ

お仕事お疲れ様です。大阪も寒いんですね~
北海道はめちゃめちゃ寒いですよ~~!朝は寒くておきられません(*0*)

今回の主役は働くOL26歳。適齢期も過ぎてやさぐれています。

大地さん含む、読んでくださる皆さんのおかげで、小説を楽しく書いています!
また読んでくださいね。
サクラサル |  2007年11月03日(土) 18:49 | URL 【コメント編集】

★コンチャ_φ(・ω・`)゚+.

面白いですね。
引かれたのは題名。
「ミルクティー」好きなんですよ、マジで。
親友?との関係、やり取りが面白い。
さぁ、また続きはゆっくり読みますね。

ポチ応援。
いつも訪問、応援ありがとう。
|ω・`)ノ |Юマタクルネ
雫 |  2008年01月23日(水) 13:40 | URL 【コメント編集】

雫さんへ

私もミルクティー好きなんですよ!
タイトルに悩んでいるときに、「あ!ミルクティー好きだからそれにしよう!」っていう単純な理由でつけちゃいました!
こちらこそ、いつも来てくれてありがとうございます!
サクラサル |  2008年01月25日(金) 10:00 | URL 【コメント編集】

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