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2007.06.30 (Sat)

蒼色のとき 第二章 第三話 デートのお誘い

なんだか楽しそうだなって?
うん、最近楽しいよ。友達が増えたから
え?男の子だよ?それが?
なっ何で怒ってんの?
そんなふしだらな娘に育てた覚えはありません!って・・・
お兄ちゃんに育ててもらった覚え私にもないから!!

【More・・・】

直樹くんと友達になって1ヶ月
時間が合うときは同じ電車に乗って話をする
お互いの学校であったことをただ話すだけなのに
私は楽しくて仕方なかった


直樹くんは優しい
でも、おしつけがましくない
さりげないんだ、その優しさが

武史も優しかったんだけど、
どうも女扱いされてなかったような気がするから・・・・

でも、直樹くんは私を女の子として扱ってくれる
最初はなれなくて、慌てたけどね・・・・


もう少し仲良くなりたいなって思うんだけど
電車以外でも会いたいなって思うんだけど・・・
それを、そうやって切り出していいのかわからない・・・



「デートの誘い方ぁ?」


「誰がデートなんて言った!!どっかよそで遊ぶのに誘いたいって言っただけでしょ!!」


「だから、それがデートって言うもんだろ」


武史に相談した私が馬鹿だった・・・


「メールのやり取りもしてるんでしょ?だったら誘ったっておかしくないじゃない」


「そうだけど・・・でも、断られたら嫌だし」


「そうかな~」


真由が黙ってこっちを見る
こういうときの真由って、たいてい何かに気づいたときなんだけど
私、何も隠し事してないよね?


「気軽にカラオケにでも行こうって誘ってみればいいじゃん」


「い!いきなり密室ですか!?」


「密室って・・・・おまえ、俺と2人きりで5時間カラオケしたことあるじゃん・・・・」


そりゃそうなんだけど・・・・
武史とはどんなに密室で2人きりでも平気なんだけど
確かに武史のこと好きだったけど
近くにいることが当たり前だったから
べつに2人きりでも違和感なかったというか・・・・

でも、直樹くんと2人きりとなるとちょっとちがう
そりゃ、電車で話すときは2人で話をするけど
周りに人がいっぱいいるわけだし・・・・
待ち合わせをして出かけるって
なんかそれとはちがうよね、やっぱり


直樹くんは優しいから、私の誘いを断ったりはしないだろうけど
嫌がられたらショックだし・・・・


「嫌がるってことはないんじゃない?だって、直樹くんって人秋のこと好きだって言ったんでしょ?だったら、誘われたらうれしいじゃない」


「そ・・・それは、でもあの時はそうだったかもしれないけど、今はそうじゃないかもしれないじゃん」


「それだったら、秋と電車の時間合わせないだろうが!誘ってみろよ!すんなりOKもらえるかもしれないぞ?」




・・・・・人事だと思って、簡単に言うな~
誘うって、どこに誘えばいいんだろう
もっとゆっくり話が出来るところってどこ?
やっぱりカラオケとかになるのかな~
それとも映画でも見て、そのあとご飯でも食べに行こうか・・・

考えてみれば、武史以外の男の子と遊ぶなんて小学校以来だよな・・・
しかも小学生だから、公園で格闘ごっこするくらいだし
中学、高校に入ってからは武史とばっかり遊んでたし・・・・
それも、どこかに遊びに行くとかよりも、家でプレステやったりするくらいだし

無理だ・・・・
遊びに誘うなんて私には無理だ・・・・



寝不足・・・目の下にくま・・・・
ファンデーションで隠したけどやっぱりわかるな~
う~今日は直樹くんに会うのにどうしよう


「秋ちゃん!」


「直樹くん!」


ん?直樹くんの後ろにもう一人男の子がいる
同じ制服を着ているから友達なのかな?
今までこの電車に乗ってきたことないよね・・・・?


「こんにちは~直樹から話聞いてます!君が秋ちゃん?かわいいね~」


「え・・・・あ・・・そんなことないです・・・」


「あはは照れてるかわいいな~。ねえ、直樹やめて俺と付き合わない?」


「え・・・?」


「やめろ!困ってるだろ!!」


直樹くんは、友達であろう男の子の襟をつかんで後ろに引いた
顔は心なしか真っ赤になっているような・・・
つられて私も赤くなってしまった・・・

だって、直樹やめて俺と付き合わないって・・・
この人のなかで、私と直樹くんは付き合ってることになってるわけで・・・
直樹くんは、学校で私のことどういう風に話してるのか・・・


「ごめんね、こいつどうしてもついてくるってきかなくて・・・」


「ううん、大丈夫。あの、初めまして須藤秋です」


「俺、直樹の友達の花沢卓!いっつも君のことは直樹から聞いてるよ?」


「え・・・どんな風に?」


「それは・・・・もがぁ!!」


「卓!!いい加減にしろ!」


花沢くんが何かを言いかけると同時に、その口を直樹くんがふさいだ
なんだか友達とじゃれあっている直樹くんがかわいく見える
こういうの私と2人のときじゃ見れないから、なんかうれしい
さっきの話聞きそびれたのは残念だけど・・・


それから私の駅に着くまでの間、3人でいろいろ話をした
学校での直樹くんのことを花沢くんがたくさん教えてくれた
そのたびに直樹くんが花沢くんを小突いていたりして
本当に仲がいいんだなって、うれしくなった
どうしてか全然分からないけど



結局、直樹くんを遊びに誘うことが出来なかった・・・・
まあいいか、2人きりだとしてもどうせ誘えなかっただろうし・・・

部屋でボーっとしてると、携帯が鳴る
え~と、この着信は・・・・直樹くん?


「もしもし?」


「あ!秋ちゃん!直樹だけど・・・・ごめんねこんな時間に電話して」


「ううん。大丈夫。何かあった?」


今までメールの交換はあったけど
電話が来るのは初めてだから
緊張してるけど、それ以上にうれしい


「あのね、今日は卓がいたから言えなかったんだけど、その・・」


「うん・・・」


「もし、よかったら、今度の日曜日どこかに遊びにいかない?」


「え・・・・?」


「だめかな・・・・?」


だめじゃない!だめなわけがない!!


「だめじゃない!うれしい!どこにいく?」


思わず大きな声を出してしまった
あまりにもうれしくて興奮している・・・・

直樹くんから誘ってくれた
電車以外で会うことができる

日曜日まであと3日




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08:04  |  蒼色のとき  |  TB(0)  |  CM(1)  |  EDIT  |  Top↑

こんにちは。
昨日はコメントありがとうございます。

本は好きなので、小説は時間のある時にゆっくり読ませていただきますね~
更新頑張ってください。
ねこみ |  2007年06月30日(土) 10:05 | URL 【コメント編集】

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