青春生き残りゲーム 第7章 第8話
俺は、自分のことなんか好きじゃない
それなのに
ななは、俺のことを好きといった
あんなに涙を流して
俺を好きといった
泣かしてしまうような俺なんかの
どこが好きだというんだ
「ななちゃんが、泣きながら教室出て行ったんだけど。あんた何したの?」
「告白・・・・された・・・」
ななが教室を出て行った後
すぐに有沢が入ってきた
怒っているのか?
俺がななを泣かせたから
友達思いなんだな・・・有沢は
「その様子だと、ななちゃんの気持ちしらなかったみたいだね?」
「有沢は知っていたのか?」
「知ってたよ。ななちゃんは何も言わないけど、見てればわかるから」
「そう・・・・」
驚いたってのが正直なとこ
だって、ななは和馬のことが好きだったわけだし
それはずいぶん前のことだから・・・いいとしても
真にも告白されて
抱きしめられているの見たし
ななは、てっきり真と付き合っているもんだと思ってたから
俺のことが好きだなんて
全然気づかなかった
「人のことは目ざといくせに、自分のことは疎いんだね」
「それは、有沢のほうだろ」
「うるさい・・・」
そういって有沢は教室を出て行った
有沢が気づいているくらいだから
他のみんなもとっくに気づいてたんだろうな
俺だけか、知らなかったの
いつからだ?なながそんな風に俺を見てたのは
知らない間に
たくさん傷つけたんだろうな・・・
ななは俺にとって特別な存在
彼女にしたいとか
そんなんじゃない
だからって、和馬や真と同じ友達って見かたをしているわけじゃない
うまく言えないけど
ななは特別・・・
特別だから
俺の親父にも合わせることができた
他のやつだったら
そんなことできなかった
だから、今のこの関係を壊したくなかったけど・・・
もう、無理なのかもしれないな・・・
ななは、俺なんかじゃなくて
他の男と恋をすればいい
俺なんかを好きになっても
つらいだけだ
俺は、人を好きになることができないんだから
「話ってなに?」
「まあ、いいから座れよ」
放課後、有沢を多目的広場に呼び出した
ここだったら、他の生徒の目にも触れるし
有沢も警戒しないで来てくれると思ったから
有沢に対しての一連の行動については
謝ろうと決心した
俺が勝手に裏切られたと暴走して
有沢を傷つけたこと
全部謝りたかった
頭を下げて済む問題じゃないけど
「俺さ、お前のいうとおり、有沢に執着してた」
「今頃気づくな」
「まあ、いいから聞けって!有沢に彼氏ができて裏切られたって思ったんだ、俺に黙って人を好きになって恋なんてして浮かれやがって!って」
「なんて勝手な言い分」
「そ、勝ってなんだよな。いまさらだけど、ごめん・・・・」
「もう、いいから・・・それよりさななちゃんのことどうするの?」
ななは・・・・俺を好きといったけど
俺は、ななのことどう思ってるか正直分からない
特別な存在なのは変わらないけど
これが好きってことか?って思うと
なんか違うような気がする
こんな風に
あいまいにしか考えられない男よりも
真みたいに、ちゃんとななを好きだって言ってくれる奴と
一緒になったほうが
ななは幸せだと思う
「ねえ、それ・・・本当に心から思ってる?」
「あたり前だろ・・・こんなに周りを傷つけている俺が、ななを幸せになんてできるか」
「けど、ななちゃんはあんたのことが好きなんだよ?」
「いつか、俺のことなんて忘れる」
そうだ
人の気持ちは一生じゃない
今は俺のことが好きかもしれないけど
真と付き合えば
そのうち、俺のことなんて忘れる
幸せになれば
過去の恋なんて
忘れてしまうんだ
「それは、氷室に当てはまることじゃない?」
「なんで」
「氷室は過去につらい経験したんでしょ?だったら、ななちゃんと新しい恋をして、幸せになって、それで、昔の女のことなんて忘れちゃいなよ!」
「だから、何回も言うけど、俺はななを幸せになんてできない」
「そんなのやってみなきゃわからないじゃん!」
なんでだ、有沢に謝りにきたのに
いつの間にか口げんかになってるような気が・・・・
俺は、お前とけんかしたくてここに呼び出したんじゃないっつーの!
「だから!俺は!ななと付き合うつもりはない!」
ギャーギャー言っている有沢を大人しくさせようと
立ち上がって叫んだ
何もそこまでしなくてもと
有沢が抗議するけど、気にしない
冷静になって思う・・・
俺は、有沢に恋愛感情なんて一つも持っていなかったんだ
持っていたら、もう少し
有沢の気持ちを考えて
有沢の幸せを願ったよな
今、ななの幸せを考えるように
って、あれ・・・・これって・・・・
自問自答しているときに
バサッと後ろから何かが落ちたような音がした
目の前にいる有沢の顔が
青くなっていく
誰がいるんだ?
「ごめん・・・聞くつもりはなかったんだけど・・・あの・・・」
「なな!」
なんてタイミングよくこんなとこに
となりに真もいるし
まあ、玄関行くには通らなきゃならない道だからしょうがないけど
でも、なんか、やばい場面を見られたような
そんな気になる
さっきまで、付き合う気はないとか
強気だったくせに
急に怖くなる
「ななちゃん!違うのこれは!」
有沢が必死に弁解しようとしても、ななは首を横に振って話を聞こうとしない
「ううん・・・分かってた・・・玲一が私のことを好きじゃないのはわかってた・・・だから・・・もう、いいよ」
もういいって言いながら
足、震えてるし
「なな・・・俺は・・・」
体全体をななのほうに向けて一歩一歩近づく
けど、それを
真によってさえぎられた
「近づくな!半端な気持ちで慰めるなら二度とひめに近づくな!」
「行くぞ!」
と言って、真はななが落としたかばんを拾って
ななの肩を抱いて、その場を去っていった
その光景を見て
胸がチクっと痛んだ
なんだ、このもやもやした感じ
真がななに触れたとき
瞬時に「やめろ」って思った
なんだ?これは・・・・・
俺は・・・本当は・・・・
ななのことを・・・・
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それなのに
ななは、俺のことを好きといった
あんなに涙を流して
俺を好きといった
泣かしてしまうような俺なんかの
どこが好きだというんだ
「ななちゃんが、泣きながら教室出て行ったんだけど。あんた何したの?」
「告白・・・・された・・・」
ななが教室を出て行った後
すぐに有沢が入ってきた
怒っているのか?
俺がななを泣かせたから
友達思いなんだな・・・有沢は
「その様子だと、ななちゃんの気持ちしらなかったみたいだね?」
「有沢は知っていたのか?」
「知ってたよ。ななちゃんは何も言わないけど、見てればわかるから」
「そう・・・・」
驚いたってのが正直なとこ
だって、ななは和馬のことが好きだったわけだし
それはずいぶん前のことだから・・・いいとしても
真にも告白されて
抱きしめられているの見たし
ななは、てっきり真と付き合っているもんだと思ってたから
俺のことが好きだなんて
全然気づかなかった
「人のことは目ざといくせに、自分のことは疎いんだね」
「それは、有沢のほうだろ」
「うるさい・・・」
そういって有沢は教室を出て行った
有沢が気づいているくらいだから
他のみんなもとっくに気づいてたんだろうな
俺だけか、知らなかったの
いつからだ?なながそんな風に俺を見てたのは
知らない間に
たくさん傷つけたんだろうな・・・
ななは俺にとって特別な存在
彼女にしたいとか
そんなんじゃない
だからって、和馬や真と同じ友達って見かたをしているわけじゃない
うまく言えないけど
ななは特別・・・
特別だから
俺の親父にも合わせることができた
他のやつだったら
そんなことできなかった
だから、今のこの関係を壊したくなかったけど・・・
もう、無理なのかもしれないな・・・
ななは、俺なんかじゃなくて
他の男と恋をすればいい
俺なんかを好きになっても
つらいだけだ
俺は、人を好きになることができないんだから
「話ってなに?」
「まあ、いいから座れよ」
放課後、有沢を多目的広場に呼び出した
ここだったら、他の生徒の目にも触れるし
有沢も警戒しないで来てくれると思ったから
有沢に対しての一連の行動については
謝ろうと決心した
俺が勝手に裏切られたと暴走して
有沢を傷つけたこと
全部謝りたかった
頭を下げて済む問題じゃないけど
「俺さ、お前のいうとおり、有沢に執着してた」
「今頃気づくな」
「まあ、いいから聞けって!有沢に彼氏ができて裏切られたって思ったんだ、俺に黙って人を好きになって恋なんてして浮かれやがって!って」
「なんて勝手な言い分」
「そ、勝ってなんだよな。いまさらだけど、ごめん・・・・」
「もう、いいから・・・それよりさななちゃんのことどうするの?」
ななは・・・・俺を好きといったけど
俺は、ななのことどう思ってるか正直分からない
特別な存在なのは変わらないけど
これが好きってことか?って思うと
なんか違うような気がする
こんな風に
あいまいにしか考えられない男よりも
真みたいに、ちゃんとななを好きだって言ってくれる奴と
一緒になったほうが
ななは幸せだと思う
「ねえ、それ・・・本当に心から思ってる?」
「あたり前だろ・・・こんなに周りを傷つけている俺が、ななを幸せになんてできるか」
「けど、ななちゃんはあんたのことが好きなんだよ?」
「いつか、俺のことなんて忘れる」
そうだ
人の気持ちは一生じゃない
今は俺のことが好きかもしれないけど
真と付き合えば
そのうち、俺のことなんて忘れる
幸せになれば
過去の恋なんて
忘れてしまうんだ
「それは、氷室に当てはまることじゃない?」
「なんで」
「氷室は過去につらい経験したんでしょ?だったら、ななちゃんと新しい恋をして、幸せになって、それで、昔の女のことなんて忘れちゃいなよ!」
「だから、何回も言うけど、俺はななを幸せになんてできない」
「そんなのやってみなきゃわからないじゃん!」
なんでだ、有沢に謝りにきたのに
いつの間にか口げんかになってるような気が・・・・
俺は、お前とけんかしたくてここに呼び出したんじゃないっつーの!
「だから!俺は!ななと付き合うつもりはない!」
ギャーギャー言っている有沢を大人しくさせようと
立ち上がって叫んだ
何もそこまでしなくてもと
有沢が抗議するけど、気にしない
冷静になって思う・・・
俺は、有沢に恋愛感情なんて一つも持っていなかったんだ
持っていたら、もう少し
有沢の気持ちを考えて
有沢の幸せを願ったよな
今、ななの幸せを考えるように
って、あれ・・・・これって・・・・
自問自答しているときに
バサッと後ろから何かが落ちたような音がした
目の前にいる有沢の顔が
青くなっていく
誰がいるんだ?
「ごめん・・・聞くつもりはなかったんだけど・・・あの・・・」
「なな!」
なんてタイミングよくこんなとこに
となりに真もいるし
まあ、玄関行くには通らなきゃならない道だからしょうがないけど
でも、なんか、やばい場面を見られたような
そんな気になる
さっきまで、付き合う気はないとか
強気だったくせに
急に怖くなる
「ななちゃん!違うのこれは!」
有沢が必死に弁解しようとしても、ななは首を横に振って話を聞こうとしない
「ううん・・・分かってた・・・玲一が私のことを好きじゃないのはわかってた・・・だから・・・もう、いいよ」
もういいって言いながら
足、震えてるし
「なな・・・俺は・・・」
体全体をななのほうに向けて一歩一歩近づく
けど、それを
真によってさえぎられた
「近づくな!半端な気持ちで慰めるなら二度とひめに近づくな!」
「行くぞ!」
と言って、真はななが落としたかばんを拾って
ななの肩を抱いて、その場を去っていった
その光景を見て
胸がチクっと痛んだ
なんだ、このもやもやした感じ
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