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2014.02.02 (Sun)

青春生き残りゲーム 第7話-9

外に出ると、すっかり雨は上がっていた
玲一は私の荷物を持ったまま歩き出した
私もそのあとを追って歩く

「玲一…」
「なんだ?」
「ごめんね」

私が謝ると、玲一は立ち止まった

「別に、謝ることないだろ」
「お父さんが帰って来てるのに邪魔しちゃったし」
「ああ、いいんだ…出張でたまたま帰って来てただけで、ななは悪くない」
「出張か、どれくらいぶりに会ったの?」
「1年…だったかな?」
「1年!?じゃあ私1年ぶりの親子の再会をじゃましちゃったの?」
「ああ、だから気にするなって、オレは助かったから」
「え…?」

玲一はまた歩きだした
私も後をついて行く
それから玲一は何も話さなかった

「助かった」
それはどういうこと?と聞けなかった
キッチンでも不穏な空気が流れていた

お父さんがこの名刺を渡したということは
もしかしたら私から玲一のこといろいろ聞きたいんじゃないのかな?
もしそうだとしたら
玲一とお父さんはあまり会話をしていないのかもしれない
仲、悪いのかな?
名刺をもらったことは玲一に黙っているほうがいいかもしれない

握っていた名刺をポケットにしまって
玲一を見る

玲一は、あまり自分のことを話してくれない
私に話す必要がないってだけかもしれないけど

なんだろう、目の前にいるのに
すごく、遠くにいるように感じてしまう



いつも応援ありがとうございます(^▽^)










  

テーマ : 自作小説 - ジャンル : 小説・文学

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