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2014.01.21 (Tue)

青春生き残りゲーム 第7話-3

玄関を開けてびっくりした
ずぶ濡れになったななが立っていたから

「なな!」

雨に濡れたせいでななの体は冷え切っていた
寒いのか震えている
オレに伝えたいことがあるからと
雨が降っているのに傘もささずに
ここまでやってきてくれた

「私は、玲一が何をしたって、玲一のことを好きだから
だから、オレ何かって自分を否定しないで」
「そんな悲しいことを言わないで、私を遠ざけないで
1人になろうとしないで、1人で傷を抱えないで」
「玲一のために泣きたいの」

その言葉に
オレは心をグッとつかまれた
ななを抱きしめて
オレもななのことが大事だって言えたら
どんなに楽だろうって思った
けど、オレにそんな資格はない
オレはななを傷つけることしかできないから
せめて、頬を撫でるくらいは許してくれ

「冷た…」
「玲一?」

ななの顔は思った以上に冷えていて
このままじゃ風邪をひいてしまう
とりあえず今はななを温めることが先だ

「体、すごい冷えてる とにかく中に入れ」
「大丈夫だよ、すぐに帰るから」
「大丈夫なわけないだろ、髪も濡れてるし」
「こんなの大丈夫だよ」
「さわんな、ぐちゃぐちゃになるだろ」

そんなやり取りをしていたら目があってしまった
やばい…
涙で潤んでいる瞳にオレが映っている
頬も冷たいのに赤くなっていて
なんていうかすごく
かわいいと思ってしまった



いつも応援ありがとうございます(^▽^)










  

テーマ : 自作小説 - ジャンル : 小説・文学

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