*All archives   *Admin

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告  |  EDIT  |  Top↑

2013.09.10 (Tue)

リプレイ(前編)

青春生き残りゲーム4話終了しました。
ただいま、第5話を執筆中ですが
まだ完成しないので、昔書いた短編小説を少し直しました。

リプレイは
ありがちな恋愛小説ですが
主人公がかわいくできたなぁと
ちょっとお気に入りです。





「俺・・・・その・・・好きな人がいて」


「そっか・・・・うん、わかった」


「え・・・ちょっと・・・・ハナ?」


中学生のとき同じクラスの男の子を好きになった
最初はただの友達
そしてありがちの展開
ちょっとした瞬間に彼を好きになった


周りからも「いい感じ」って言われて
浮かれて告白した

もしかしたらいけるかもって・・・
付き合えるかもって

けど、淡い期待
見事に惨敗・・・・

あっさりふられちゃって
完全失恋


あの日から
彼の番号もメールも
あたしの携帯から
即削除



それなのに・・・・
まだ、フラれてから
そんなに間もないのに




「あ・・・じゃあ、明日・・・遠足が終わったあとにでも」


「う・・・うん・・・なんか、ごめんね」




はあ・・・緊張した
でも、ちょっとは成長したのかなあたし・・・・
ちゃんと顔を見て話をすることができるんだから


あぁ、でもなんでこんなことになちゃったんだろう
失恋した相手と
なんで2人きりで話をしなきゃならないんだろう



「ハナ!斉藤、ちゃんと話してくれるって?」


「あ・・・・うん・・・なんとか・・・・」



そう、元をたどれば
みーちゃんのせいだよね・・・・

みーちゃんは親友で
あたしのこと、とても心配してくれている
だから、いつまでも失恋を引きずっている
未練タラタラなあたしのこと
見ていられないんだと思う
ありがたい、ありがたいけど・・・


「うじうじしてるならちゃんと話をしてみればいいじゃん!」

という彼女の提案により
半ば強制的に
あたしは、失恋した彼
「斉藤くん」と話をする機会を設けたのである・・・・



でも・・・・何を話せばいいの?
そ、そりゃ聞きたいことはたくさんあるよ?

好きな人とうまくいったの?とか・・・いったの?とか・・・とか・・・

それしかないけど

でも、そんなこと聞いてどうするんだろう
どっちにしたって
あたしたちが付き合うことになる可能性はないわけで

それに、「うまくいったよ!」
なんて笑顔で言われたら
それこそ
立ち直れないわけで


付き合ってもいないのに
勝手に嫉妬とかしちゃいそうだし
それでさらに関係がギスギスするのは
つ・・・つらい・・・


はぁ・・・・親友のおせっかい・・・のおかげで
明日は大変な1日になりそうだ







彼・・・・斉藤くんに失恋したのはほんの数ヶ月前
バレンタイン当日

一緒に下校をしているときに
よく立ち寄っておしゃべりした青空台公園
誰もいない、雰囲気もばっちり
最高のシチュエーションで
チョコレートもって告白

そして見事に失恋


あのチョコは・・・苦かったな・・・・
ミルクチョコのはずなのに



彼に恋をしたのは
ほんの些細な出来事

クラス行事のキャンプで
同じ班になって・・・・

話をしたら意外と気があって
友達づきあいをはじめて


それまでは
同性の友達と同じ感覚

朝あったら挨拶して
放課後には一緒にカラオケに行って
テスト前にはみんなで勉強会

だけど・・・・
秋の体育大会・・・


100メートル走で張り切りすぎて
派手に転んだあたしを
斉藤くんは軽く持ち上げた


あたし・・・・そんなに体重軽いわけじゃないし
斉藤くんだって
そんなにたくましいわけじゃない


けど・・・
あたしを持ち上げたその腕は胸は
「男の子」だった・・・・


そんな単純で
ありきりなシチュエーション
でも、恋に落ちた・・・

一瞬だった・・・・


けど・・・・
同じくらい恋が破れる瞬間も
一瞬だったな・・・・


それが中学3年生のとき・・・・



高校に入学したら新しく恋をしようと思ったのにな・・・
同じ高校受験してたことすっかり忘れてたよ
しかも運命のいたずら?なの?

なんで同じクラスになるかな
これから3年間
彼の顔をずっと見ていなきゃならないなんて・・・・
あたし、いつまでも前に進めないんですけど・・・・




「あたしは!好きならあきらめる必要はないと思う!」


「でも・・・・斉藤くん好きな人いるのに・・・それに・・・あたし一回ふられてるのに」



あきらめるのも忘れるのも難しい
だから、あえて斉藤くんには近づかないようにしてたのに
明日、斉藤くんと話なんかしたら
あたし、ますます彼を好きになっちゃうかもしれないじゃない・・・


そうなったら
余計につらいじゃない・・・・



「どうして好きなのに無理やり自分の気持ちをごまかさないといけないの?ごまかす必要ないじゃない!」



「う・・・・・でも・・・・斉藤くん好きな人いるって言ってたし・・・・」


「でも、つきあってるわけじゃないでしょ?だったらハナにチャンスはまだあるじゃん」



チャンスなんてないよ・・・・
だって、ふられてるんだよ?
斉藤くんだって思うよ・・・・
しつこい女だって

そんなことして嫌われたら
あぁ・・・同じクラスで3年間も一緒なんてさらに絶えられないよ!!



「そうやって、うじうじしてるほうが斉藤はいやがると思うけど・・・・」


「・・・・・?」


「とにかく!明日は話をすることに決定!絶対逃げるなよ!!」



はぁぁぁぁ~
明日・・・・雨が降ればいいのに!!!!




あたしの願いはむなしく
とってもいい天気に恵まれた・・・・なんて遠足日和
あはははは~このまま蝶々と一緒になってお空に飛んで行こうかな~
なんちゃって・・・なんちゃって・・・・


だいたい・・・高校生にもなって遠足って・・・・
海なんか見たって楽しくないちゅーの!
海なんてな~
青春をしたい馬鹿なカップルが
勝手にきて、勝手に追いかけっこして・・・
波にでもさらわれてしまえばいいんだよ!

あぁ~卑屈な自分が嫌いだ!!



「ハナ・・・・・」


「・・・・え?さっ斉藤くん!な・・・何?」


ぼけっと海を眺めていたら
斉藤くんが話しかけてくるから・・・

びっびくり
心の準備・・・・してないよ・・・・


も、もう・・・・
お話するんですか・・・・?



「い・・・いや・・・お前、保健委員だろ?なんか・・・田中が具合悪いって叫んでるから・・・」



「へ・・・・?あ!本当だ!呼んでる!ありがとう!」


「おう・・・あ、それと・・・・」


「うん?」


「今日・・・終わったら・・・・・・・・で・・・待ってるから・・・・」



?よく聞こえなかったけど・・・・
先生が大声で呼んでるから・・・行かなきゃ・・・
あとで、もう一回なんていったか
確認すればいいよね?




はい・・・・それが大きな間違いでした・・・・

このとき、ちゃんと確認し手入れば

あんなことにはならなかったのに・・・・・


人生とは
なんとも

うまく回らないものだよね





ランキングに参加中です。クリックいただけるとうれしいです。
更新のはげみになります!








テーマ : 自作小説 - ジャンル : 小説・文学

10:00  |  短編小説  |  EDIT  |  Top↑
 | BLOGTOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。