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2014.03.06 (Thu)

青春生き残りゲーム 第7話-24

さっきから、腸が煮えくりかえって仕方がない
なに?さっきのなに?

「一緒にいないほうがいいと思う」ってなによ!

ななちゃんと森村くんがさっきまでいた場所を
氷室はぼうっと眺めている
眺めているくらいなら追いかけろよって思ったら
また腹が立ってきた

「氷室!」
「なんだよ」

私は氷室の顎を思いっきり殴る
ふいをつかれて構えられなかった氷室は思いっきり草むらにしりもちをついた

「何するんだよ!」
「何をしたのはあんたでしょ!なにさっきの!」

「バカ!本物のバカ!本当はななちゃんのことが好きなくせに!なんであんなこと言うの!オレもおまえが好きだ!でまとまる話じゃない!なんで…バカ!大バカ!」

「あれでいいんだ!」
「はあ?」

いいわけないでしょ?何がいいのよ

「これでもう、オレのせいで泣くことはないだろ!」
「はあ?」
「嫌なんだよオレも…あいつが泣くのはもう見たくないんだよ…」
「オレなんかといたら、ななは幸せになんかなれないんだよ」

氷室はそのまま膝を抱えてうつむいてしまった
いつも強気でエラそうなのに
こんな風になってしまうんだ
そうなってしまうくらい、本当はななちゃんのことが好きなくせに
やっぱりこいつはバカだ


「あんた間違ってるよ」

「ななちゃんはあんたのことが好きなんだよ!
あんたに必要とされなかったら
ななちゃんは…ななちゃんは幸せになんかなれるわけないでしょ!」


「このバカ男!」

最後にもう一度顔を殴った


森村くんじゃないけど、ななちゃんはこいつのどこが好きなんだろう
私にはわからないけど
ななちゃんが好きになった人だ
全力で応援したい
それに、このバカ男は絶対にななちゃんのことが好きなんだから
2人は一緒になるべきなんだ



「まどかに相談しよう」
「は?」
「なんでもない!」
「なんだよ…」
「くたばれバカ男!」

氷室に背を向けて私は校舎へ戻った
このバカ男が
どうすれば素直になるのか
私なりに考えてみよう


第7話これで終わりです。


いつも応援ありがとうございます(^▽^)










  
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10:00  |  青春小説7話  |  EDIT  |  Top↑

2014.03.04 (Tue)

青春生き残りゲーム 第7話-23

森村くんが追いかけてくる
捕まりたくなくて私は一生懸命走る
だけど、森村くんの足から逃げ切れるはずもなく
あっさりと捕まってしまった

「森村くん、私…森村くんの気持ちには答えられないよ」
「知ってるよ」
「だったらなんで追いかけてくるの?」
「待ってるから」
「え?」
「オレは待てる!玲一のこと忘れてオレのこと見てくれるまで待ってるから!」

こんなに真剣に私のことを思ってくれているって
どうして私は気づかなかったんだろう
鈍いって言われるのも納得する

森村くんの木本は嬉しい
嬉しいけどでも


「いいんだ、今じゃなくていいから」
「森村くん」

さっきと違って
今度は優しく私を抱きしめる

「いつまでも待てるから
だから…
俺を選んで」


私は目を閉じて
森村くんの腕の中で泣いた




いつも応援ありがとうございます(^▽^)










  

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10:00  |  青春小説7話  |  EDIT  |  Top↑

2014.03.02 (Sun)

青春生き残りゲーム 第7話-22

「なんだよ…それ…ふざけっ「いいから!」

「でもヒメ…」
「いいから」


ベランダから身を乗り出して玲一を見る
「玲一…」
「なな」

「玲一は…私がそばにいないほうがいい?」
「それは…」
「そのほうが、玲一はラク?」
「…」


玲一がそれを望むなら
私の答えは一つ


「わかったもう近寄らない」

「ヒメ?」
「ななちゃん?」

玲一がそれが一番だって思うなら
辛いけど苦しいけど
本当は嫌だけど
私は、玲一から離れる

「ごめんね、たくさん迷惑かけたね」

それだけ言って
私はベランダから出て行った



いつも応援ありがとうございます(^▽^)










  

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