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2013.11.30 (Sat)

青春生き残りゲーム 第6話-11

保健室にたどり着いたはいいけれど
なんと声をかければいいんだろう
「大丈夫?は違うか」
大丈夫じゃないから倒れたのであって
そんなことを聞くのはおかしいよね

まあ、なるようになるか
深呼吸をして保健室のドアを少し開けると
中から声がした

ななちゃんと・・・氷室だ!
やばい!変な場面に居合わせてしまった

すぐに立ち去ろうと思ったけど
2人が何を話しているのか気になった

ごめん、と心の中で謝って
私はこのまま2人の話を聞くことにした



氷室がごめんと謝った
自分と関わったせいでななちゃんを苦しめたと言った
ななちゃんが泣いている
氷室に言われた言葉に傷ついている

なんなの?関わってごめんってなにを言ってるの?
ななちゃんがあんたのことどう思っているか
全然気づいてないわけ?

腹が立つ、ムカつく
こんなやつに私は何で相談なんかしたんだろう
こんな人の気持ち何もわからない奴になんで


「氷室!」

保健室から飛び出してきた氷室を呼び止めた
一言行ってやらなきゃ気が済まない!



いつも応援ありがとうございます(^▽^)










  


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10:00  |  青春小説6話  |  EDIT  |  Top↑

2013.11.28 (Thu)

青春生き残りゲーム 第6話-10

「ななちゃんが倒れた?」

朝、教室に入っておはようと言う挨拶より先に
和馬からななちゃんが倒れたという報告を受けた

「もしかして、廊下で森村くんが柱に縛り付けられていたのって」
「うん、まどかがやったんだ、保健室で暴れられても困るからね」
「なるほど・・・」


昨日はあれから鳥居と仲直りして
それから一緒に帰って
私の家で遅くまでたくさん話をした

ななちゃんには今日会ったら
改めてお礼を言おうと思っていたから
昨日は連絡をしなかった

「ねえ、有沢さん」
「なに?」
「最近のヒメなんかおかしいと思わない?」
「うん、そうね」
「有沢さん、何か知っているでしょ?」
「・・・」


もしかしなくても
ななちゃんが倒れた原因は私と氷室にあるよね?

ななちゃん、何も言わないけど
氷室のこと好きだろうし
その好きな人と友達である私との間に立たされて
沢山悩んだよね

「とにかく、謝らなきゃ」

氷室に相談を持ちかけてしまったこと
ななちゃんを巻き込んでしまったこと

1時間目の授業が終わってすぐ
私は保健室に向かった



いつも応援ありがとうございます(^▽^)










  


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2013.11.26 (Tue)

青春生き残りゲーム 第6話-9

「バカ!」

私は枕をつかんで、玲一に投げつけた
枕を投げつけられた玲一は少しだけ後ろによろけた

「関わってごめんってなに?なんでそんな悲しいこと言うの!」

昨日、あれだけ泣いたのに
また涙が目から零れ落ちてくる


「なな・・・」

「私は、私の意思で玲一と一緒にいるの!ごめんなんて言ってほしくない!」
「私から距離を取らないでよ、1人で傷つかないでよ・・・」


「ごめん・・・」
「玲一?」

顔を上げると
玲一はもう私に背を向けて保健室を出て行こうとしていた
行ってほしくなかった
でも、止める力は私にはもうなかった

ぐちゃぐちゃに荒れてしまったベッドの上で
私はただ泣くことしかできなかった




いつも応援ありがとうございます(^▽^)










  


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2013.11.24 (Sun)

青春生き残りゲーム 第6話-8

「大丈夫か?」
「・・・・・うん」

玲一の手が私の頬に触れた
さらに顔が赤くなる

「顔、赤いけど?熱あんのか?」
「ない、大丈夫だから本当」

頬を優しく撫でられて
嬉しいやら苦しいやらで
頭がパニック状態だ

「オレの・・・せいだよな?」
「え?」
「ごめんな・・・・」

何?何で謝るの?
何でそんな苦しそうな顔をしてるの?

「オレがななに関わらなければ、こんなことにはならなかったのにな?」

何それ?
プツンと
私の中の何かが切れた




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2013.11.22 (Fri)

青春生き残りゲーム 第6話-7

考えているうちに
いつの間にか眠ってしまっていた
再び目を覚ましたのは
1時間目の授業が終わった頃だった

コンコンと保健室のドアをノックする音が聞こえるけど
誰も反応しない
カーテンの隙間から除くと
保健室に先生の姿はなかった
先生はいないとドアの外にいる人に言わなきゃと思って
ベッドから足を下ろすと同時に
保健室のドアが開いた

「あ・・・・」
「・・・・・」

そこに立っていたのは玲一だった
びっくりして私はまたベッドに戻って
布団をかぶった

なんで、なんでここに玲一がいるの?


動揺している私をよそに
玲一はこっちに向かって歩いてくる
やばい、どうしよう
絶対今顔赤い!
来ないで!見ないで!

そんな私の願いもむなしく
布団をはぎ取られて
玲一に真っ赤になった顔を見られてしまった



いつも応援ありがとうございます(^▽^)










  


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2013.11.20 (Wed)

青春生き残りゲーム 第6話-6

目を覚ますと
見覚えのない天井が見えた

「目が覚めたのね?」
「え・・・・?先生?」

シャッとカーテンが開いて
入ってきたのは保健室の先生だった
ということは、ここは保健室?
あれ・・・?私玄関にいたんじゃなかったっけ?

「大丈夫?どこか痛いとことかはない?」
「・・・いえ、大丈夫です」
「そう、よかった」

「あの」
「なに?」
「私どうやってここに来たんですか?」

玄関で玲一と和馬と一緒にいたところまでは覚えている
けど、その先のことが何も思い出せない
床がぐるぐる回って
目の前が真っ暗になったから
きっと意識を失ったんだとは思うんだけど

「あぁ、氷室くんが運んできてくれたのよ?」
「玲一が?」
「そう、青い顔し保健室に入ってきたの、ドアを壊されるんじゃないかと思ったわ」
「・・・そうなんですか?」
「よほどあなたのことが心配なのね、大丈夫だから帰りなさいって言ってもなかなか教室に戻らないから大変だったわ」



もう少し寝て行きなさいと言われ
再びベッド周りのカーテンを閉められた
光が閉ざされた空間の中で私はまた
玲一のことを考えた

なんで玲一はこんなに優しいんだろう

変な期待をしてしまう
もしかしたら
友達以上に思ってもらえるかもしれないって
ありもしない期待をしてしまう



いつも応援ありがとうございます(^▽^)










  


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2013.11.19 (Tue)

青春生き残りゲーム 第6話-5

さっきの私の叫び声に反応した玲一が
私と和馬の前にやってきた
いや、やってきてしまった

背中に変な汗をかいているのがわかる
どうしよう普通に、普通にしなきゃ・・・

「別に・・・何もしてないよ?」
「何もしてないやつが急に叫ぶか?」
「本当に何もしてないよ?普通、普通」

ニコッと笑って平静を装おとするけど
背中の汗は尋常じゃない量になっているし
鼓動もすごく速い
ドクンドクンという音が自分の耳に届くって
ちょっと怖い

「大丈夫?なんか絶対変だよヒメ!」
「そ、そんなことないよ、普通だよ」
「普通じゃないだろ?具合でも悪いのか?なな?」

ダメだ、早くこの場から立ち去らなきゃ
このままだと、私やばい

「先に教室行くね?」

下駄箱から靴を出そうとして下を向くと
床がぐるぐる回転していた
あれ?なんかおかしい・・・・

目の前が真っ暗だ


「なな!」
「ヒメ!」

玲一と和馬が私を呼ぶ
でも、その声がどんどん小さくなっていく

私、どうなっちゃっているんだろう



明日も更新します

いつも応援ありがとうございます(^▽^)










  


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2013.11.17 (Sun)

青春生き残りゲーム 第6話-4

変わらない、そう思ってはみたものの
いざとなると意識してしまって話しかけられない
朝、たくさん練習したのに
緊張で体が動かないし、声もうまく出せない

校門付近で玲一を見つけて
話しかけられずに玄関までたどり着いてしまった
話しかけるチャンスはいっぱいあるのに
いまだに話しかけられず
靴箱の隅に隠れて、玲一の様子をただ見つめることしかできない

「ヒメ、何してるの?」
「うひゃぁぁぁぁ!」

まさか誰かに話しかけられると思っていなかったから
思いっきり油断していた

「何?誰!?」
「ごめんなさい!和馬です!」

振り返るとそこにいたのは
顔を真っ青にしている和馬の姿があった
私と同じくらい驚いたんだろう

でも、私は
相手が和馬だったことで何かの糸が切れたみたいで
脱力して下駄箱に寄りかかった

「なんだ和馬か・・・」
「和馬だよ、和馬でごめんね」
「いや、別に何も悪くないんだけどさ」
「そう?それより、ヒメどうしたの?あまり顔色がよくないけど」

和馬にまでわかるくらい、私の顔色よくないのかな
でも、あまり心配かけるわけにいかないから
普段通りにしなきゃ・・・

「なんだ今の叫び声は・・・って、ななと和馬?何してんだ?」

話しかけたかったけど
話しかけたくなかった人が来てしまった




いつも応援ありがとうございます(^▽^)










  


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2013.11.15 (Fri)

青春生き残りゲーム 第6話-3

お父さんが仕事に行くのを見送ってから
私も家を出た

本当は学校なんか行っている気分じゃないけど
行かないと、みんなが心配する

きっと玲一は、私が休んだから心配してくれる
家に誰もいないことを知っているから
電話をかけてきて、食事も作って持ってきてくれる
少し前まではそれが嬉しいと思ったかもしれない
でも今は違う
私は玲一を好きになってしまったから
玲一は私のことを友達としか思っていないと知ってしまったから

きっとそうなっても
苦しいだけだ


玲一は私の気持ちを知らない
だから、私はこれから先も知られちゃいけない


私と玲一は
これからも何も変わらない



いつも応援ありがとうございます(^▽^)










  


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2013.11.13 (Wed)

青春生き残りゲーム 第6話-2

目覚ましが鳴るより先に目が覚めた
机に置いてある手鏡を手にして顔を見る

予想通り目は真っ赤で少し腫れていた

「ファンデーションで隠れるかな・・・」

こんな顔のまま学校には行けない
玲一は、私が話を聞いていたことは知らないんだから
普通に、いつも通りに接しなくちゃ

ベッドから出て、制服に着替える
姿鏡の前に立って普段はあまりしない化粧をした
少しはましに見えるだろうか

ちょっと挨拶も練習しておこうか?

「おはよう・・・」

なんか違うな
普段通りにしなきゃ
でも、私普段どんな感じだっけ?

「おはよう♪」

こんな無理な笑顔じゃだめだ

「おは・・・よう?」

なんで疑問系なんだ

うん、なんか違う

「お父さんは、さっきの少し恥ずかしがっているがいいと思うぞ?」
「え・・・?」

お父さんが私の部屋をのぞいてニヤニヤしているが
鏡越しで見えた

「勝手に部屋に入らないでって言ってるでしょ!」
「ははは、青春だなぁ」

何が青春だよ!
親に見られることほど恥ずかしいことなんかないよ!



いつも応援ありがとうございます(^▽^)










  


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2013.11.12 (Tue)

青春生き残りゲーム 第6話-1

「友達だと思っている
それ以上でもそれ以外でもない」

玲一の言葉が、頭の中で何度も繰り返される
あのあと、森村くんに話しかけられて
森村くんの腕の中で思い切り泣いた

「あぁ・・・また」

自分の意志とは関係なしに涙が出てくる
何度も拭っていたから
もう目は真っ赤に腫れてしまっている

「お父さんが帰ってくるまでになんとかしないと・・・」

そう思っても涙は勝手に出てきて
それと同時に胸もキュッと締め付けられる
苦しい
こんなに苦しいなら、もう玲一のことなんか考えなきゃいいのに
目を開けても閉じても
玲一のことしか浮かんでこない

「もう・・・なんなんだよ・・・」


失恋ってこんなに苦しいものなんだ
和馬の時なんかと比べ物にならない

ああ、私はいつの間にか
こんなに玲一のことを好きになってしまっていたんだ



第6話始まります

応援よろしくお願いします(^▽^)










  


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2013.11.11 (Mon)

青春生き残りゲーム 第5話-29

「なんで?」
「なんでって・・・それはこっちのセリフ」

「何か落ちたような音がして見てみたら、ヒメが座り込んでて、話しかけても反応しないし・・・しかも泣いてるし」
「・・・本当だ・・・」

自分が涙を流していることにも気づかないなんて
そういえば、膝が痛い
色んな感覚がマヒしているんだろうか

「聞いたんだろ?」
「うん・・・・」
「・・・・・・」

森村くんは何も言わずに私をきつく抱きしめた
私も抵抗せずに、そのまま彼に身を任せた

森村くんの心臓の音が心地よくて

森村くんに抱きしめられているのに
浮かんでくるのは玲一の姿
困っていた
困らせた


なんで
こんなにつらくて苦しくて痛いのに

どうして人は
誰かを好きになってしまうんだろうか


第5話終わりました

応援よろしくお願いします(^▽^)










  


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2013.11.09 (Sat)

青春生き残りゲーム 第5話-28

「おま・・・・ふざけんな」
「そういうことだ」
「だから、ふざけんな!ちょっと待てよ!」

二人がまだ何か話をしている
けど、よく聞こえない
目の前が真っ白になる


足がガクガク震えて
そしてそのまま床に座り込む

分かっていたことだった
玲一が私のこと友達以上に思っていないことなんて
分かっていたのに

直接言葉で聞くのは
思った以上につらい

「・・・・メ」


「ヒメ!!」

「・・・・!!」

「森村くん・・・なんで・・?」

はっと我に返ったら
私は森村くんに抱きしめられていた


応援よろしくお願いします(^▽^)










  


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2013.11.07 (Thu)

青春生き残りゲーム 第5話-27

玲一は困った顔をして
ため息をついた
それから森村くんをじっと見て
口を開いた


心臓がやばい
ドクドク脈打っている音が聞こえる
怖い、怖い・・・
玲一がなんて言うのか

聞いちゃいけない気がする
けど、足が動かないし
聞きたいっていう気持ちもある

「ななのことは・・・」

やばい、心臓の音がもっと大きくなった
苦しい、怖い


「友達だと思っている
それ以上でもそれ以外でもない」


どくんと大きな音が一つ鳴って
そのあと心臓が止まったような気がした




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2013.11.05 (Tue)

青春生き残りゲーム 第5話-26

ふと窓の外を見ると
反対側の校舎に玲一の姿を見つけた
森村くんもいる

あの二人・・・まだあんなところにいたんだ
香奈ちゃんのことは解決したし
あとは玲一のことだけだ
さっき、様子が変だったし
森村くんと何を話ているかも気になる

「行ってみよう」

高井とのバトルで体力を随分消耗してしまったけど
残っている力を振り絞って
二人がいる場所へ向かって走り出した

二人がいる場所はもう少し
重たい足を引きずって階段を一つ一つ下って行く

「ヒメのこと好きなんだろ!」

森村くんの声が大きく響く
私の名前が聞こえたよね?好き?
え?何を言ってるの?

森村くんの声だったということは
その質問は玲一に向けて言ったということだよね?
なんで?なんでそんなこと玲一に聞くの?

そっと二人の様子を見てみる
玲一、困ってる
いや、困るでしょ普通
森村くんの真意がわからない

何をどうしてそんな話になったんだ?



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2013.11.03 (Sun)

青春生き残りゲーム 第5話-25

「こ・・・このくらいにしてあげるわ」
「それは・・・こっちの・・・セリフだ」

高井は見た目以上にしぶとくて
結局勝負はつけられなかった

叩きあったせいで、お互いの頬が張れているし
いつの間に引っかかれたのか
手の甲に爪でできたひっかき傷が出来ている

「・・・・姫条・・・」
「なに?今・・・ちょっとやばい」
「やばいのは私も一緒よ・・・それより」
「だからなに?」


「あんた、氷室と本当に付き合ってないの?」
「はぁ?」

思いがけない質問に
間の抜けた声が出てしまった

「どうなのよ?」
「付き合ってない・・・けど関係ないでしょ」
「あんな男と付き合うなんて、大変だと思っただけよ」
「は?」

なんで高井に「あんな男」って言われなきゃなんないんだよ
そりゃ、玲一も今回のことに加担していたけど
理由はあんたとは全然違う!

「あんな面倒でゆがんだ考えの男、私は嫌だなと思ったのよ」
「あんたにゆがんでるなんて言われたくない!」
「ふん!せいぜい苦労すればいいわ!」

捨て台詞のように吐き捨てて
高井は私の前からいなくなった

「なにさ・・・・」

あんたなんか何もわからないくせに・・・

私も高井とは反対方向に歩き出した



応援よろしくお願いします(^▽^)










  


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2013.11.01 (Fri)

青春生き残りゲーム 第5話-24

「バカじゃないの?」
「なによ・・・私の何がバカだって言うのよ!」

「あんたのはただのわがまま!自分が一番じゃなきゃ嫌だ?子供なの?ふざけんな」

高井はギュッと唇を噛んで私を睨みつけた
そして人差し指を私に向かって突き出した

「あんたに何がわかるのよ!あんたも有沢と同じよ!私みたいに惨めな思いをしたことのないあんたにそんなこと言われたくないわ!」
「はあ?」


「勉強もできて、男子や後輩女子にも人気があって?そんなやつに私の気持ちなんかわかんないわよ!」

なにこいつ、本物のバカ?
言ってることめちゃくちゃ、そんなのただの八つ当たりじゃんか
何が惨めな思いだ

「そんなのあんたがチヤホヤしてもらえないから面白くないだけでしょ?
それを香奈ちゃんのせいにして恨むなんてお門違いもいいとこ!頭冷やして出直してこい!」

「何よ!ムカつく!」

高井に思い切りほほを叩かれた
まさか手を出されると思わなくて一瞬固まる
それからじわじわと怒りが込み上げてきた

「痛いじゃんか!バカ女!」

負けずに私も高井の頬を引っ叩く

「・・・・やったわね・・・前からあんたのことも気に入らなかったのよ!」
「上等だ!私だってあんたのことが嫌いだよ!」
「叩きのめしてやるわ!」
「暴力上等!返り討ちにしてやるよ!」


誰もいない校舎に
私たちの叫び声と引っ叩く音だけが響き続けた



応援よろしくお願いします(^▽^)










  


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