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2013.10.30 (Wed)

青春生き残りゲーム 第5話-23

高井によると

中学に上がるまでは、周りからちやほや甘やかされていた
告白されない日はないというくらい
周りにたくさんの男子がいたらしい

けど、中学生になって
香奈ちゃんと出会って
自分がいた場所を、完全に香奈ちゃんにとられてしまったらしい

「だから、あの女を好きだという男を片っ端から自分の物にしたのよ」
「なんで・・・・」
「私のほうがいいと思わせるために決まっているじゃない」

だけど、それはなんの意味もないことだった
香奈ちゃんを好きな男子が何人いようとも
その男子をどれだけ自分の虜にしても
香奈ちゃんは何一つ傷つかない

「気づいたのよ、あの女の大事なものを奪わなきゃ意味がないって」
「それで、鳥居くんに目を付けたの?」
「そうよ、あの女が自分から好きになったということが重要だって言ったでしょ?」

「それなのに、せっかくのチャンスをあんたなんかに潰されるなんて、信じられない」

やんなっちゃうと、ため息をついて
大げさにやれやれと言ったポーズをとる高井

ふざけんな、そんな自分勝手なことで
あの二人を傷つけるなんて
許さない!



応援よろしくお願いします(^▽^)










  


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10:00  |  青春小説5話  |  EDIT  |  Top↑

2013.10.28 (Mon)

青春生き残りゲーム 第5話-22

「なんでこんなバカなことをしようと思ったの?
鳥居くんのことが好きなの?」

「まさか、そんなわけないじゃない」

私の質問に高井は鼻で笑った

「有沢の男ってことが重要だったのよ」

「有沢の好きになった男がほしかったのよ」


その言葉に私は黙り込んでしまった
なにそれ?
人のもの欲しがるなんて
そんなのただの駄々っ子じゃない

「人のもの欲しがっちゃダメじゃん、その前に人をもの扱いするなんてどういうこと?」
「私が悪いわけじゃないわよ!有沢が悪いのよ」
「は?」
「私はね、小さい頃から頭がよくてかわいいって言われ続けてきたのよ」
「はぁ?」

「それを・・その地位をあの女が横取りしたのよ!」



応援よろしくお願いします(^▽^)










  


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2013.10.26 (Sat)

青春生き残りゲーム 第5話-21

「なんなのよあれ・・・」
「残念でした」
「姫条!あんたまでここにいたの!?」
「ゲームオーバー、あんたの負け」

「大人しく引き下がりな」

「なんであきらめなきゃいけないのよ」
「あれを見てもまだそれ言う?」

私は高井の腕を引っ張って廊下連れ出した
廊下の一番端っこに香奈ちゃんと鳥居くんがいちゃいちゃしているように見えた

甘いオーラーが二人を包んでいる
砂糖をキロ単位で飲まされたような気分だ
むせ返る

「・・・・入る余地なしって感じでしょ?」
「バカバカしい」

「どうせ、今だけよ」

負け惜しみなのか、本気で言っているのかわからない
それはどっちでもいい
気になることがまだ解消されていない

「なんで?」
「は?」

私は高井を呼び止めた


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2013.10.24 (Thu)

青春生き残りゲーム 第5話-20

「あ・・・・あぁぁぁ」
「香奈ちゃん?」

香奈ちゃんの顔がみるみる赤くなっていく
気のせいか湯気が出ているようにも見える
恥かしかったのかな
初めてだよね、香奈ちゃんが誰かに好きなんて言ったの


「ごめん!今の忘れて!!」
「香奈ちゃん!?」

きゃぁぁ!と叫びながら
香奈ちゃんは教室を飛び出した

「なんなのよあれ・・・」

それまで口をふさがれていた高井が
呆れている

「高井さん・・・」
「なによ?別れたくなったでしょ?あんな変な女」
「ごめんなさい!オレやっぱり香奈ちゃんのこと大好きです!」

「かーなーちゃーん!待ってぇ!」

嬉しさで緩みきった顔で、鳥居くんは教室を出て行った
甘ったるい声で香奈ちゃんを呼ぶ声が響く

さっきまでのシリアスな雰囲気はどこへやら
急にこの空間がコメディのように変わってしまった



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2013.10.22 (Tue)

青春生き残りゲーム 第5話-18

「な、なんなのよ、あんた・・・!!」
「うるさい、黙れ!」

すっかりキャラが変わってしまった香奈ちゃんは
片手で高井の口をふさいだ
細い腕からは想像できない力だと思う
だって、高井が香奈ちゃんの手を振りほどけない

もごもご言っている高井をよそに
香奈ちゃんは鳥居くんのほうに体を向けた
二人が向かい合うと
空気が張りつめたような気がした
お互いに何もしゃべらずに
ただただ見つめ合っていた




「鳥居・・・」
「な、なに?」

長いようで短い沈黙を先に破ったのは香奈ちゃんだった

「鳥居は、どうしたい?」
「どうしたいって?」
「別れたい?」


別れたい?
香奈ちゃんの口から出たその言葉に
鳥居くんは固まってしまった


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2013.10.20 (Sun)

青春生き残りゲーム 第5話-19

何をやっているんだよ!
別れたくないって言えよ!バカ!鳥居くんのバカ!
そう言ってやりたいけど、ここは私の出る幕じゃない
ここまで首を突っ込んでおいてなんだけど
これは香奈ちゃんと鳥居くん、二人の問題だから


「オレ・・・オレは・・・」
「私は・・・」

ごくりと鳥居くんが唾を飲み込んだ音が聞こえた
緊張している
あたりまえだ
だって、私も緊張している
この後、香奈ちゃんがなんて言葉を発するのか
ドキドキする

「私は・・・・別れたくない」

「え・・・・」


その言葉に私はほっとした
香奈ちゃんは、きちんと自分の言葉を口にできた

「あの、ちゃんと・・・その・・・言葉にしたことなかったけど」



「私、鳥居のこと好きだから
だから別れたくない」


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2013.10.18 (Fri)

青春生き残りゲーム 第5話-17

香奈ちゃんはそのやり取りに動じることなく
どんどん2人に近づいて行った

そして2人の目の前にたどり着く直前でピタッと止まり
足を高くあげて
そして一気に2人の間に置いてあった机に振り下ろした
机の表面が少しだけ凹んでしまった
あの細い足にどれだけの威力があるんだろう

そんなことは今はどうでもいい!

「な・・・なんなのよ!何するのよ!」
「か、香奈ちゃん・・・?」

「大人しく・・・・」
「なによ」

「人が大人しくしていると思って調子に乗ってんじゃねーよ!高井!」


キャラが・・・・
キャラが変わってる!!

怒りが頂点に達して
香奈ちゃんのキャラが変わってしまった!


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2013.10.14 (Mon)

青春生き残りゲーム 第5話-16

ガシャンと大きな音を立ててドアが倒れる
ドアについていたガラスが割れてそこら中に散乱してしまった

「香奈ちゃん・・・・」

その音で高井と鳥居くんの動きが止まって
私たちのほうへと視線を向けた
真っ赤だった鳥居くんの顔は一気に真っ青になった

香奈ちゃんは割れたガラスなど気にも留めずに
教室に入って2人に近づいて行く
もうこうなったら
私はこの様子をただ見守ることしかできない

「香奈ちゃん!これは違うんだ!高井さんとは何もしてないよ!」

一生懸命言い訳をする鳥居くんに対し
余裕の表情を崩さない高井は
鳥居くんの首に回していた腕に力を入れて
ギュッと鳥居くんに抱き着いた

「あら、今さら鳥居くんを連れ戻そうとしても無駄よ?」

まるで香奈ちゃんを挑発するかのように

「高井さん!やめてください!!」

さらに真っ青に染まっていく鳥居くんの顔
必死に高井を引き離そうとするけれど
しっかり捕まっているのか
なかなか高井は鳥居くんから放れない

なんか・・・昼ドラを見ている気分になってきた


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2013.10.12 (Sat)

青春生き残りゲーム 第5話-15

「有沢は、鳥居くんのことなんか全然好きじゃないんだもの」
「そんなことは・・・ないです」

否定する鳥居くんの声は小さく、そして弱い
はっきりと違うと言える自信がないのかもしれない
そうさせた原因が玲一にもあると思うと
胸のあたりがギュッと締め付けられる

「自信ないんだ」
「そんなこと・・・」
「ないじゃない」

何も言えずに鳥居くんはうつむいてしまった
そんな鳥居くんの顔を無理やりあげて
高井は鳥居くんの顔をグッと覗き込んだ

さらに2人の距離が近くなる


「ねえ、私だったらあなただけを好きでいてあげられるわ」
「高井さん?」
「つらいでしょ?止めちゃいなさいよ、有沢なんか」


ね?
そう言って高井は鳥居くんの首に腕を回した
このままでいくとキス・・・しちゃいそう
今乗り込まないとやばい

ドアに手をかけて開けようとしたとき
その手を香奈ちゃんに止められ、少し後ろのほうに押されてしまった
そして次の瞬間
香奈ちゃんはドアを思い切り蹴飛ばして壊してしまった



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2013.10.10 (Thu)

青春生き残りゲーム 第5話-14

高井がスッと手を伸ばして
鳥居くんの顎に指をかける
そして上目づかいで鳥居くんを見つめる

まどかや香奈ちゃんを見続けているせいか
可愛い人に抗体ができてしまって
忘れていたけど
高井も結構美人だよね
鳥居くんもこうやって見つめられたら
ドキドキするよね
その証拠に
顔真っ赤だし

「ななちゃん・・・」
「香奈ちゃん、どうどう」

2人のやり取りにやきもきしている香奈ちゃんをさっきよりも強い力で抑える
けど、もう限界かもしれない


私たちの存在に気づいていない
高井は顎にかけた指鳥居くんの頬に移動させて
優しく撫でだす
その行動に戸惑う鳥居くんの顔はさらに真っ赤になっていく
そして、それと反対に
私と香奈ちゃんの顔は青ざめて行く


「ねえ、ケンカをしたとき、有沢はどんな顔をしていた?」
「高井さんに関係ないでしょ!」
「どうせ、表情一つ変えずにいたんでしょ?あの人物事に冷めている感じするし」
「そんなこと・・・・!」

言い返そうとした鳥居くんの口を、高井は人差し指で抑えた


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2013.10.08 (Tue)

青春生き残りゲーム 第5話-13

西校舎の3階へたどり着いた
あまり大きな音を立てるとばれてしまうので
静かに2人がいる教室を探す

耳を澄ますと、奥から人の話し声が聞こえる
「一番奥の教室・・・」
「うん、行ってみよう香奈ちゃん」

音を極力立てずに
話し声が聞こえる教室の前まで進んでいく
そっと教室のドアを開けて中を覗くと
思った通り高井と鳥居くんの姿がそこにあった

「・・・・何を話てるんだろう」
「ろくなことじゃないわよ・・・」

今にも飛び出していきそうな勢いの香奈ちゃんを抑えて
2人の話に耳を傾ける

「ねえ、どうする?別れる?」
「だから、別れませんよ・・・」
「でも、ケンカしているんでしょ?」
「だ・か・ら!それだけで別れるとかないって言ってるじゃないですか!」

香奈ちゃんと別れさせたいからって
それはちょっとストレートすぎない?

しかし・・・
なんでこんな広い教室なのに
あの2人はあんな密着しているんだろう
高井の手口なんだろうか



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2013.10.06 (Sun)

青春生き残りゲーム 第5話-12

走って2人を探している香奈ちゃんを見つけて
私はその場へ駆け寄っていった


「香奈ちゃん!」
「ななちゃん!氷室は?」

「大丈夫、それより2人は西校舎の3階にいるって!急ごう!」
「なんで?」
「玲一が教えてくれた!」


私の言葉に香奈ちゃんの足が止まる
どうしたの?急がなきゃと言っても
香奈ちゃんは動かない

「香奈ちゃん?」
「それ、信用していいの?」

不安、ううん・・・玲一に対する不信感でいっぱいなんだ
当たり前だ
してはいけないことを玲一は香奈ちゃんにしたんだから
でも

「私は玲一を信じてる!だから急ごう!」

私は、玲一が嘘をついているとは思わなかった
だから信じているし、信じたい

「・・・・・わかった」

私の気持ちが通じたのか、それは分からないけど
私たちは2人がいる場所に向かって走り出した



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2013.10.04 (Fri)

青春生き残りゲーム 第5話-11

「あれ?偶然だねヒメ、こんなとこで会うなんて」
「・・・・・森村くん?なんでここに?」
「いいから、いいから、早く有沢のとこに行ってあげなよ」
「うん」

森村くんに背中を押されて
私は香奈ちゃんを探しに走り出す
ってあれ?
なんで香奈ちゃんのところに行くって知ってるんだ?
もしかして・・・

話聞いてたな!
ああ!もう!
後で覚えてろ!



しかし
なんであんなところに森村くんがいたんだろう
ううん、そんなことどうでもいいや

今は香奈ちゃんを探して
鳥居くんのところに向かわなきゃ!



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2013.10.02 (Wed)

青春生き残りゲーム 第5話-10

「高井は・・・西校舎の3階にいる」
「本当・・・?」
「あそこならまったく人が来ないし、有沢の目にも留まらないからって」
「ありがとう・・・香奈ちゃんに伝えに行くね」

「玲一?」

玲一の頬がまた赤く染まっている
あれ?胸が押し付けてないんだけど
どこか具合が悪いのかな・・・?

「大丈夫だ」
「でも」
「いいから、早く行ってやれ」
「うん・・・・」

玲一のことは心配だけど
今は香奈ちゃんが第一だから
私は玲一を気にしながらも
香奈ちゃんが走っていた方向に歩き出した

そのとき
「わっ!」

誰かにぶつかって
進行を妨げられてしまった


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