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2013.09.30 (Mon)

青春生き残りゲーム 第5話-18

「な、なんなのよ、あんた・・・!!」
「うるさい、黙れ!」

すっかりキャラが変わってしまった香奈ちゃんは
片手で高井の口をふさいだ
細い腕からは想像できない力だと思う
だって、高井が香奈ちゃんの手を振りほどけない

もごもご言っている高井をよそに
香奈ちゃんは鳥居くんのほうに体を向けた
二人が向かい合うと
空気が張りつめたような気がした
お互いに何もしゃべらずに
ただただ見つめ合っていた




「鳥居・・・」
「な、なに?」

長いようで短い沈黙を先に破ったのは香奈ちゃんだった

「鳥居は、どうしたい?」
「どうしたいって?」
「別れたい?」


別れたい?
香奈ちゃんの口から出たその言葉に
鳥居くんは固まってしまった




応援よろしくお願いします(^▽^)










  


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10:00  |  青春小説5話  |  EDIT  |  Top↑

2013.09.30 (Mon)

青春生き残りゲーム 第5話-9

「じゃあ・・・オレ教室戻るわ」
「え・・・・」

恥かしがっている場合じゃない
やっぱりちゃんと言わなきゃダメだ
こんなことはもうやめようって
ちゃんと言わなきゃ

「玲一!」
「な、なんだ」
「しつこいけど、もうやめようよ!」

もう一度玲一の腕をつかんだ
今度は胸を押し付けないように

私は玲一の目をしっかりと見た
ちゃんと目を見て話さなきゃ
分かってもらいたいんだ

「何があっても変わらないものがあるって、玲一は信じたいんでしょ?」
「だったら、こんなこともうやめて、2人がどうなるか見守ってようよ」

あの2人が
色々不安を乗り越えて
元の仲良しに戻れたら
きっと

「きっと玲一の傷も癒えると思うの」

私はじっと玲一の目を見つめる
分かって、私の気持ちを
分かってほしいと
願いを込めて


応援よろしくお願いします(^▽^)










  


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10:00  |  青春小説5話  |  EDIT  |  Top↑

2013.09.28 (Sat)

青春生き残りゲーム 第5話-8

香奈ちゃんの姿が見えなくなって
私はホッと胸をなでおろした

「なな・・・」
「ごめん、でもこうするしかなくて」
「わかった、わかったから・・・腕を放してくれないか?」
「あ、ごめん・・・」


玲一の顔を見ようと思って
視線を上にあげると
玲一は顔を真っ赤にしていた、耳までも
何があったんだろうと顔を覗き込もうとすると
彼の大きな手でそれを阻止された

「玲一?」
「胸が・・・」
「何?」
「さっきからあたってて・・・その・・・オレも一応男なんで・・・」

胸?
言われて自分の状況をよく見てみると
玲一の腕にギュッと自分の胸を押し当てていた
そんなつもりはなかったとはいえ
この状況がすごく恥ずかしくなって
思わず玲一を突き飛ばしてしまった
玲一は何も悪くないのに

「ご・・・ごめん!!」
「いや、あ・・・うん・・・」

お互い恥ずかしくて
目を合わせることが出来ずに
変な沈黙が続いてしまった



応援よろしくお願いします(^▽^)










  


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2013.09.26 (Thu)

青春生き残りゲーム 第5話-7

「でも、鳥居はオレの言葉を信じた」
「それは・・・」
「信じたということは、鳥居の中にもともとあったんだ、お前に対する不信感が」

玲一の言葉に香奈ちゃんが黙り込んでしまった
さっき香奈ちゃんが言っていた
鳥居を不安にさせた私が悪いって
きっと、図星をつかれて、何も言い返せなくなっているんだ

ダメだ、これ以上香奈ちゃんが傷つくのはダメだ
これ以上
玲一に傷つけさせたらダメだ!

「玲一!やめて!!」

私は玲一の腕にしがみついた

「なな?」
「香奈ちゃん!鳥居くんを探しに行って!」
「でも・・・」
「いいから!」

私の必死さが伝わって
香奈ちゃんは「ありがとう!」と言って
鳥居くんを探しに走って行った

「なな・・・」
「行かせないよ!」
「なな!」
「絶対に行かせないから」

玲一が香奈ちゃんを追いかけないように
玲一の腕を強くつかんだ



応援よろしくお願いします(^▽^)










  


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2013.09.24 (Tue)

青春生き残りゲーム 第5話-6

「玲一・・・・」
「・・・・鳥居のこと探してるの?」
「そうだよ」
「探してどうするの?仲直りでもして何もなかったことにするの?」


そのまま玲一の前を通り過ぎようとした
だけど、玲一の言葉で私たちは立ち止まってしまった

香奈ちゃんが

「何よそれ」
「無理だと思うぞ、鳥居は有沢に不安と猜疑心しかない」
「そうさせたのは誰よ!」

香奈ちゃんの叫び声が廊下に響く

「そもそもあんたたちが鳥居に嘘をついたことが始まりじゃない!
私が鳥居を好きじゃないなんて、私一言もあんたに言ったことない!
こんなことしてどうするの?何がしたいの?」

肩で大きく息をしている
こんな風に感情をむき出しにしている香奈ちゃんを見るのは
初めてだった


応援よろしくお願いします(^▽^)










  


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2013.09.22 (Sun)

青春生き残りゲーム 第5話-5

「香奈ちゃんは鳥居くんのこと好きなんだよね?」
「そ、それは・・・うん」
「じゃあこのままじゃよくないよ!だから鳥居くんに会いに行こう」
「ななちゃん・・・なんでそこまでしてくれるの?」

それはいや・・・
香奈ちゃんが小さい声でそうつぶやいた

私は香奈ちゃんの手を取って
保健室を出た
戸惑う香奈ちゃんに「鳥居くんのクラスに行くよ!」とだけ告げた



「いない?」
「は・・はい、さっき高井さんに連れて行かれて

せっかく走ってきたのに
鳥居くんは高井に連れられてどこかへ行ってしまったらしい

「仕方ない、探そう!」
「うん!」

きっと人目に付かない場所に行くはずと
私たちは空き教室が多い西校舎へ向かって走った

「ごめんね!ななちゃんを巻き込んで」
「そんなこといいよ!今は一刻も早く2人を見つけなきゃ!」

がむしゃらに走っていたその時
一番会いたくない人の姿を
私は見つけてしまった





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2013.09.20 (Fri)

青春生き残りゲーム 第5話-4

「私が無理して鳥居とつきっているって・・・氷室がそう言ったの?」
「うん・・・」

香奈ちゃんの顔色がみるみる悪くなっていく
ごめんね・・・何もできなくて・・・
玲一を止められなくて

「ごめんね・・・」
「なんでななちゃんが謝るの?」

「悪いのは・・・高井たちじゃんか」
「でも、私・・・玲一を止められな「ちがうよ!」

私の声を遮るように、香奈ちゃんは大声を出した
びっくりして言葉が喉の奥に引っ込む

「私にも・・悪いところがあったんだ」
「香奈ちゃん?」
「ちゃんと、鳥居の気持ちに応えてあげられなかった・・・鳥居はずっと不安だったんだ
私にちゃんと好かれているのか・・・」


「わかっていたのに、私は恥ずかしくて何も言えなかっただから」


私が悪い・・・
香奈ちゃんはうつむいて、今にも泣きそうで
少し震えている

「・・・じゃあ、早く鳥居くんの誤解を鳥居に行こう」
「ななちゃん・・・?」

私まで落ち込んでいる場合じゃない
私が今できることをしなきゃ!



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2013.09.18 (Wed)

青春生き残りゲーム 第5話-3

なかなかしゃべりだそうとしない私を心配して
香奈ちゃんは私の手を引いて保健室まで連れて行ってくれた
先生は私の様子がおかしいのを見て、何かを察したのか
不在という札をドアにかけてどこかに行ってしまった
この部屋に私と香奈ちゃんの2人きり
話をするなら今しかない

「ななちゃん・・・大丈夫?」
「うん、あのね・・・今から大事な話をするから」
「え・・?」

私は生唾をゴクンと飲み込んで
重たい口を開いた

「香奈ちゃん、鳥居くんとの間で何か変なこと起こってない?」
「なんで・・・?」

「なんでななちゃんが知っているの?」
「あのね・・・」


私は玲一と高井がしようとしていることを全部話した
玲一が鳥居くんに言ったこと
高井が鳥居くんに言ったこと
全部話した

悩んだけど、香奈ちゃんは知っておかなきゃいけないと思った
だって、こんなことで
香奈ちゃんと鳥居くんの仲が
壊れてしまってはいけないと思ったから




応援よろしくお願いします(^▽^)










  


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2013.09.16 (Mon)

青春生き残りゲーム 第5話-2

「ななちゃん!」

「・・・・香奈ちゃん?」

声をかけられて我に返る
いつの間にか私はこの場所で眠ってしまっていたらしい
学校だからいいけど、これ外だったらやばいな
気をつけなきゃ

「ななちゃん、大丈夫?どうしたの?」
「何もないよ?大丈夫・・・」
「本当?氷室、ななちゃんを保健室に・・・あれ?」


「おかしいな・・・さっきまで一緒にいたんだけど」
「・・・・玲一と一緒にいたの?」
「あー・・うん、ちょっとそこであって・・まあ」


私と別れたあとに香奈ちゃんに会いに行ったの?
それとも偶然会ったの?
どっちにしても玲一は今
高井と手を組んで香奈ちゃんと鳥居くんを別れさせようとしている

「玲一と何かしゃべった?」
「なんで?」
「ちょっと、気になって」
「別に変なことはないよ!氷室とは変な関係じゃないよ!」
「あ・・うん、そういうことじゃなくて・・・」
「じゃあ何?」
「あのね・・・」

その後の言葉が
なかなか出てこなかった



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2013.09.14 (Sat)

青春生き残りゲーム 第5話-1

「最低だってわかってる・・・ごめんな、なな」

その言葉通り玲一は
本当に悪いことをしたと思っているような
思いつめた顔している

何も言わない私の横を通って
玲一はどこかに行ってしまった

何か言わなきゃ
何か言って玲一を引き留めなきゃ
けど、私にはそれはできない

私は人の気持ちがいつか変わることを知っている

少し前まで私は和馬が好きだった
けど、告白して、
失恋して
それを玲一が慰めてくれて
そしていつの間にか
私は玲一のことを好きになってしまった

和馬を好きだったころは
彼以外を好きになることはないと思っていた
でも、それは違った
気持ちは変わる

だから
私に玲一を止める権利なんか
ないんだ



第5章始まります!

応援よろしくお願いします(^▽^)











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2013.09.12 (Thu)

リプレイ(後編)

先生に呼ばれて、田中くんのケアをして・・・・
それから、さっき斉藤くんがなんていっていたのか
確認しようとしたんだけど

斉藤くんはなかなか捕まらない

ううん・・・あたしが
臆病なだけだ・・・・


斉藤くんが一人になったら話しかけようって思って
だけど、なかなか一人にならなくて


べつに、友達といるときにちょっと
呼んで話を聞いてくるだけでいいのに・・・


告白する前は
そんなこと簡単にできたのに

なんでだろう・・・・
今はそれができない・・・・


「さっき・・・・なんていったのかな・・・・」



不安だけが募って
時間は過ぎ
学校に戻る時間になった・・・・



遠足と言っても、バスで目的地の近くまで行って
そこから少し歩くだけ・・・・

帰りも同じ
バスが止まっているところまで歩いて
そこから学校まで走って、そこで解散



で、斉藤くんとお話しなきゃなんだけど・・・・

どこにいるの?


考えてみれば
待ち合わせなんてしてなかった・・・・


もしかして、さっき聞きそびれたのは
待ち合わせの場所なのかな?


ど、どうしよう・・・・
斉藤くんの姿が見当たらない



そ、そうだ・・・電話!
電話すれば・・・


って!メモリ消去したんだった・・・・


だれか、斉藤くんの番号知ってる人いないかな・・・・


みーちゃん!
みーちゃんなら斉藤くんの番号知ってるかもしれない!



あたしは走ってみーちゃんを探す
校舎中を駆け回って
ようやく見つけた!!



「みーちゃん!!」



「うわ!な、何・・・・ハナ!なんでここにいるの!斉藤と話してないの?」



「そ・・・・そのことなんだけど・・・・」


まあ、驚くのも無理はないよね・・・・
友達が汗だくで、たぶん目は血走ってるだろうし・・・
うん、でもね今はそんなのどうでもいいわけよ!!
あたしは肩で息をしながら
みーちゃんに「お願いポーズ」をとった・・・・

混乱しているみーちゃんから
なんとか斉藤くんの番号をゲットした・・・・


よ、よかった・・・これで・・・・斉藤くんの居場所がわかる・・・・


震える指で番号を押す
気を利かせてくれたのか
みーちゃんはもうそこにはいなかった


プルル・・・・プルル・・・・コール音が聞こえる
緊張が高まる・・・・

こうやって、電話をするのは久しぶりだな・・・・



「もしもし・・・?」


「あ!斉藤くん!!ハナだけど!」


間髪いれずにあたしは話を続けた
どこにいるの?今すぐいくね!とか・・・・


でも・・・・
聞こえてきたのは・・・・

斉藤くんの声じゃない・・・・・


えぇ!?



「は?ハナって・・・・鈴本か?なんで俺の携帯に・・・って・・・斉藤と掛け間違えんなよ!」



「・・・・・・・・佐藤・・・・くん?」


ちょっと待ってよ!これ佐藤くんの番号!?
なんで佐藤くんにかかって・・・・


み・・・みーちゃん!!
これ佐藤くんの番号ですよーーーー!!

なに間違ってんだよ!!



「ご!ごめんね!佐藤くん!それじゃまた!」



あわてて電源を切る
な・・・佐藤くん相手に斉藤くん!って呼びかけちゃったよ・・・
か、かなりの勢いで恥ずかしいんですけど

こりゃ、明日にはうわさになってるな・・・・
はぁ・・・・



って!ため息をついている場合じゃない!
斉藤くんを探さなきゃ!
斉藤くんに連絡をとらなきゃ!

あ~~~でも、どうやって?
さっきからみーちゃんの携帯にかけても
みーちゃんは電話にでないし・・・・


そっか、斉藤くんと仲のいい友達を探そう!
その人に斉藤くんの番号を聞けば・・・




あたしは再び校舎を走る
遠足だったから、ほとんど生徒は残っていない
バスから降りてすぐに家に帰った人がほとんどだから

斉藤くんを探すのも
斉藤くんの友達を探すのも
困難だ・・・・

でも、あきらめない!
斉藤くんはきっと待ってる・・・・

だから・・・
絶対に会いにいかないとだめなんだ!!





こんなに探してるのに・・・・
全然見つからない
斉藤くん自身も
斉藤くんの友達も・・・・

あぁ、ついに天はわれを見放したか・・・
って、詩人?哲学者?みたいなことをいってる場合じゃないんだけど・・・

うぅ・・・・斉藤くん・・・・
今、どこにいるの?
もう、待ちくたびれて
怒って帰ったかな・・・・



会いたいよう・・・・
斉藤くん・・・・

どこなの?



さっきまで嫌になるほど青かった空が
オレンジ色に染まってきた

あたし・・・・どのくらい探しまわったんだろう

足も・・・ぼろぼろ
こんなに走ったの久しぶり


もう・・・帰ろうかな?
斉藤くんだって・・・・さすがに
待ってないよね・・・もう・・・・


涙・・・こんなところで出てこなくてもいいのに
視界がぼやけて歩けないじゃんか・・・・


ピルルルルル・・・・・

私の携帯・・・・・?
あ、みーちゃんかな・・・・さっきから何回もかけてるから・・・・


ポケットにしまってあった携帯を取り出して開いた
みーちゃんだと思って開いた画面に表示されているのは
知らない番号・・・・
でも、この数字見覚えあるような・・・


まさか・・・・・・?




「も・・・もしもし!」



「よう・・・・いつまで待たせるんだよ・・・・」



「さ・・・・斉藤くん?」




この声・・・・この話し方・・・・
斉藤くんだ・・・・

いろんな疑問があったけど
素直に・・・うれしい
斉藤くんの声が聞こえた

それだけで・・・・
安心・・・
涙がさらに
あふれでる・・・・・




「・・・な・・・なんであたしの番号・・・・」



「なんでって・・・・っていうか、ハナ・・・・俺の番号まさか消去したの?」



「・・・・・うん・・・・」



「はぁ・・・それでか。まあ、いいや・・・・今どこにいるの?俺がそっちに行く!」



「あの・・・まだ学校に・・・・」




分かった、っていって斉藤くんは電話を切った
斉藤くん、私の番号消去してなかったんだ・・・
そっか・・・斉藤くんの携帯の中には
まだあたし・・・・入っていたんだ・・・・




教室で斉藤くんが来るのを待っていた
その間、何度も着信履歴を開いては
斉藤くんからの着信を確認して
にやけていた・・・・


あたしも登録して・・・いいのかな・・・?




遠くから人が走ってくる音が聞こえてくる
だんだん近づいて
教室の前で音が消える・・・・


斉藤くん・・・きたのかな?

携帯を閉じてポケットにしまう
自分の格好にへんなところがないかチェックして
斉藤くんがドアを開けるのを待った



少しずつドアが開く
逆行になってよく顔が見えないけど
斉藤くんだ・・・・


本当に来てくれたんだ・・・・





「よう・・・・ずいぶん待ったぞ・・・」


「ご・・・・ごめん・・・・」


二人っきりの空間
オレンジ色の光に包まれて
ムードは最高


一回ふられていなければ
絶好の告白のシチュエーションなんだけどな




「青空台公園で待ってるっていったのに・・・・・」



「ご、ごめん・・・聞こえなくて・・・・」


「相変わらず、大事なところは抜けてるんだな・・・・」



「・・・・・・相変わらずってなによ・・・」



あ、この感じ
あのころと同じ

仲良くしていたあのころと


青空台公園・・・・・学校帰り
よく二人で行った公園
中学生にもなってブランコにのってよく遊んだよね・・・・
楽しかった・・・・私の思い出の場所


そこで・・・待っていたの?
どうしてそこなの?

斉藤くんも・・・・私と同じ思いなの?
二人の思い出って思ってくれてるの?


「ちゃんと話・・・したほうがいいって・・・・園田も言ってたし・・・・あそこだったら誰にも邪魔されないと思って・・・・」



「う・・・うん・・・・そうだね・・・・あの・・・・」



ふぅ・・・緊張してきた
そうだよね、今日はちゃんと話をしようってことだった

あきらめよう、忘れようとしたけど・・・・
私、まだ斉藤くんのこと好きだ

今日、走り回って
必死に斉藤くんを探して
かかってきた電話に喜んで・・・・・

これは・・・まだ好きって証拠・・・・

だから、玉砕覚悟で
私は・・・・もう一度
あなたに告白します・・・・


「ごめんね・・・あたしまだ、斉藤くんが好き・・・・・」



「・・・・・・・・」



「あきらめようって何度も思ったけど・・・・今日、電話もらってすっごくうれしかった・・・・斉藤くんが、まだ私のメモリ携帯に入れていてくれたって・・・」


たとえばそれが、消すのが面倒だとか
そういう理由だったとしても・・・・
でも、電話をかけてくれたってことだけでも
うれしいから・・・・




「だったら・・・・・なんで・・・俺のメモリ消すんだよ・・・・」


「だって・・・それは・・・・!」



ふられたからに決まってるじゃん・・・・
それに斉藤くん、好きな人いるって言ってたし・・・
だから・・・・


「お前って、本当、人の話最後まで聞かないよな・・・・」


「それ・・・今なんか関係あるの?この話の流れに・・・」



「ある!たく・・・・あの日も、ちゃんと最後まで話を聞いてくれたら、こんなことにはならなかったのに・・・・」




そういって斉藤くんは頭を抱えてその場にしゃがみこんだ

あたしもそれにつられてしゃがみこむ・・・・
なに?なんなの?



「あの日・・・・お前が俺に告白してくれて・・・・それで・・・俺・・・好きな人いるって・・・言ったよな?」


「う・・・・うん・・・・」



だから・・・失恋したんじゃない・・・・なに?なんなのよ?


「話・・・続きがあったのに・・・お前逃げるから・・・・だから、話せなくなった」



「続き?」



斉藤くんの好きな人の話なんて聞きたくないから逃げたんだけど
続きってなんだったんだろう・・・

今、聞けるのかな?



「次の日、ちゃんとお前に話そうと思ったのに・・・お前、俺を避けるだろ?電話も出ないし、メールも返さない・・・・だから・・・ずっと話せなくて・・・・今日はチャンスだと思ったのに・・・・お前・・・・来ないし・・・」



「だから・・・それはごめんって言ってるじゃない・・・」



って・・・あれ?
なんかさっきのあたしの告白流されてるような気がするんだけど・・・・
あれ・・・・?えーっと・・・・


「ねえ・・・黙ってないでなんかいってよ・・・・」


「う・・・・うるせー!心の準備ってもんがあんだよ!」



な・・・・なによ!なんで斉藤くんの顔が真っ赤になってるのよ!

こ、こっちまで顔が赤くなるじゃない!
何よ・・・・続きってなんなのよー!!




「あー・・・・よし!言うぞ!一回しか言わないからよく聞けよ!」



「う・・・・うん・・・!ど・・・どうぞ・・・・」



しゃがんだまま、斉藤くんは私の両肩をつかんだ
私の目をしっかり見て
そして、深く深呼吸をした

なに?
もう、何を言われても
覚悟はできてるよ!

だって、私は・・・・
斉藤くんをあきらめないって
決めたんだから!!




「俺は、お前が好きなんだ!」



ハナロボット、ただいま斉藤くんの言葉を分析中・・・・
分析中・・・ぶんせきちゅう・・・・ブンセキ・・・・・



「・・・・・・・・・・はぁ?」



「はぁ?じゃねーよ!!なんだよ!人の告白を!」



「ちょっと・・・今日はエイプリルフールじゃないよ?」


「分かってる!つーかうそなんてついてねーよ!」



意味がわかんない!
あたしが好き?う・・・うそだ!

あたしが好きだったら、なんであの時断ったりしたんだよ!

いまさら・・・・そんなこと言ったって・・・・
あ、うれしいはずの言葉なのに
信用できない・・・・




「だーーーー!!よく聞け!俺はな!あん時・・・・好きな人がいる・・・それはおまえだ!って・・・言いたかったのに!おまえが逃げるからこんな目に!!!」



「はい?ちょっと待って!それあたしのせいなの?ねえ、そうなの?違うよ!だったらあんとき素直に「俺も」って言えばよかったじゃん!!」



「お・・・・俺は・・・・・」


「何よ!」




「俺は・・・好きな女には自分から告白したかったんだよ!!!」




あ~~~恥ずかしい・・・・
って言って、斉藤くんは顔を鎮める・・・・

耳まで真っ赤にして
だけど、両手はあたしの肩をつかんだまま離さない

だから・・・・あたしもその場を動けずにいた・・・・


思いがけない告白に
頭がついていけなくて
肩をつかまれていなくても
動けなかったと思うけど・・・・・




なんだ・・・あたしたち・・・・
すれ違って、空回りばっかりしていただけなんだね・・・・





それからしばらくして
あたしたちは手をつないで帰った・・・・

あのころみたいに
笑いあって

でも違うのは
お互いの手をつないでいるっていうこと




「なんだかな・・・・俺ら馬鹿だな・・・・お互い好きあってるのに、何ヶ月も離れ離れで」


「うん・・・・でも、いいや!こうして斉藤くんと前見たく仲良くできて・・・・それに・・・好きって言ってくれてうれしいし」


「お・・・・う・・・・」


「こういうの・・・・世間ではバカップルっていうのかな?」


「馬鹿はお前だけで十分だ・・・・」


「なにおう!」



オレンジ色の空は
すっかり暗闇に飲み込まれて

あたしたちの影も
その暗闇に落ちて行く

でも、つないだ手はそのまま
もう一生離さない

これからはずっと一緒だよ!


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2013.09.10 (Tue)

リプレイ(前編)

青春生き残りゲーム4話終了しました。
ただいま、第5話を執筆中ですが
まだ完成しないので、昔書いた短編小説を少し直しました。

リプレイは
ありがちな恋愛小説ですが
主人公がかわいくできたなぁと
ちょっとお気に入りです。





「俺・・・・その・・・好きな人がいて」


「そっか・・・・うん、わかった」


「え・・・ちょっと・・・・ハナ?」


中学生のとき同じクラスの男の子を好きになった
最初はただの友達
そしてありがちの展開
ちょっとした瞬間に彼を好きになった


周りからも「いい感じ」って言われて
浮かれて告白した

もしかしたらいけるかもって・・・
付き合えるかもって

けど、淡い期待
見事に惨敗・・・・

あっさりふられちゃって
完全失恋


あの日から
彼の番号もメールも
あたしの携帯から
即削除



それなのに・・・・
まだ、フラれてから
そんなに間もないのに




「あ・・・じゃあ、明日・・・遠足が終わったあとにでも」


「う・・・うん・・・なんか、ごめんね」




はあ・・・緊張した
でも、ちょっとは成長したのかなあたし・・・・
ちゃんと顔を見て話をすることができるんだから


あぁ、でもなんでこんなことになちゃったんだろう
失恋した相手と
なんで2人きりで話をしなきゃならないんだろう



「ハナ!斉藤、ちゃんと話してくれるって?」


「あ・・・・うん・・・なんとか・・・・」



そう、元をたどれば
みーちゃんのせいだよね・・・・

みーちゃんは親友で
あたしのこと、とても心配してくれている
だから、いつまでも失恋を引きずっている
未練タラタラなあたしのこと
見ていられないんだと思う
ありがたい、ありがたいけど・・・


「うじうじしてるならちゃんと話をしてみればいいじゃん!」

という彼女の提案により
半ば強制的に
あたしは、失恋した彼
「斉藤くん」と話をする機会を設けたのである・・・・



でも・・・・何を話せばいいの?
そ、そりゃ聞きたいことはたくさんあるよ?

好きな人とうまくいったの?とか・・・いったの?とか・・・とか・・・

それしかないけど

でも、そんなこと聞いてどうするんだろう
どっちにしたって
あたしたちが付き合うことになる可能性はないわけで

それに、「うまくいったよ!」
なんて笑顔で言われたら
それこそ
立ち直れないわけで


付き合ってもいないのに
勝手に嫉妬とかしちゃいそうだし
それでさらに関係がギスギスするのは
つ・・・つらい・・・


はぁ・・・・親友のおせっかい・・・のおかげで
明日は大変な1日になりそうだ







彼・・・・斉藤くんに失恋したのはほんの数ヶ月前
バレンタイン当日

一緒に下校をしているときに
よく立ち寄っておしゃべりした青空台公園
誰もいない、雰囲気もばっちり
最高のシチュエーションで
チョコレートもって告白

そして見事に失恋


あのチョコは・・・苦かったな・・・・
ミルクチョコのはずなのに



彼に恋をしたのは
ほんの些細な出来事

クラス行事のキャンプで
同じ班になって・・・・

話をしたら意外と気があって
友達づきあいをはじめて


それまでは
同性の友達と同じ感覚

朝あったら挨拶して
放課後には一緒にカラオケに行って
テスト前にはみんなで勉強会

だけど・・・・
秋の体育大会・・・


100メートル走で張り切りすぎて
派手に転んだあたしを
斉藤くんは軽く持ち上げた


あたし・・・・そんなに体重軽いわけじゃないし
斉藤くんだって
そんなにたくましいわけじゃない


けど・・・
あたしを持ち上げたその腕は胸は
「男の子」だった・・・・


そんな単純で
ありきりなシチュエーション
でも、恋に落ちた・・・

一瞬だった・・・・


けど・・・・
同じくらい恋が破れる瞬間も
一瞬だったな・・・・


それが中学3年生のとき・・・・



高校に入学したら新しく恋をしようと思ったのにな・・・
同じ高校受験してたことすっかり忘れてたよ
しかも運命のいたずら?なの?

なんで同じクラスになるかな
これから3年間
彼の顔をずっと見ていなきゃならないなんて・・・・
あたし、いつまでも前に進めないんですけど・・・・




「あたしは!好きならあきらめる必要はないと思う!」


「でも・・・・斉藤くん好きな人いるのに・・・それに・・・あたし一回ふられてるのに」



あきらめるのも忘れるのも難しい
だから、あえて斉藤くんには近づかないようにしてたのに
明日、斉藤くんと話なんかしたら
あたし、ますます彼を好きになっちゃうかもしれないじゃない・・・


そうなったら
余計につらいじゃない・・・・



「どうして好きなのに無理やり自分の気持ちをごまかさないといけないの?ごまかす必要ないじゃない!」



「う・・・・・でも・・・・斉藤くん好きな人いるって言ってたし・・・・」


「でも、つきあってるわけじゃないでしょ?だったらハナにチャンスはまだあるじゃん」



チャンスなんてないよ・・・・
だって、ふられてるんだよ?
斉藤くんだって思うよ・・・・
しつこい女だって

そんなことして嫌われたら
あぁ・・・同じクラスで3年間も一緒なんてさらに絶えられないよ!!



「そうやって、うじうじしてるほうが斉藤はいやがると思うけど・・・・」


「・・・・・?」


「とにかく!明日は話をすることに決定!絶対逃げるなよ!!」



はぁぁぁぁ~
明日・・・・雨が降ればいいのに!!!!




あたしの願いはむなしく
とってもいい天気に恵まれた・・・・なんて遠足日和
あはははは~このまま蝶々と一緒になってお空に飛んで行こうかな~
なんちゃって・・・なんちゃって・・・・


だいたい・・・高校生にもなって遠足って・・・・
海なんか見たって楽しくないちゅーの!
海なんてな~
青春をしたい馬鹿なカップルが
勝手にきて、勝手に追いかけっこして・・・
波にでもさらわれてしまえばいいんだよ!

あぁ~卑屈な自分が嫌いだ!!



「ハナ・・・・・」


「・・・・え?さっ斉藤くん!な・・・何?」


ぼけっと海を眺めていたら
斉藤くんが話しかけてくるから・・・

びっびくり
心の準備・・・・してないよ・・・・


も、もう・・・・
お話するんですか・・・・?



「い・・・いや・・・お前、保健委員だろ?なんか・・・田中が具合悪いって叫んでるから・・・」



「へ・・・・?あ!本当だ!呼んでる!ありがとう!」


「おう・・・あ、それと・・・・」


「うん?」


「今日・・・終わったら・・・・・・・・で・・・待ってるから・・・・」



?よく聞こえなかったけど・・・・
先生が大声で呼んでるから・・・行かなきゃ・・・
あとで、もう一回なんていったか
確認すればいいよね?




はい・・・・それが大きな間違いでした・・・・

このとき、ちゃんと確認し手入れば

あんなことにはならなかったのに・・・・・


人生とは
なんとも

うまく回らないものだよね





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2013.09.08 (Sun)

青春生き残りゲーム 第4話-42

鳥居くんの動向が気になる
香奈ちゃんにひどいことを言うんじゃないかって
気が気じゃない
でも、今は鳥居くんを追いかけている場合じゃない

「なな」
「・・・・なに?」
「傷なんかつきすぎて、もう痛みもわからない」
「・・・・・?」

「ななだって経験しただろ?思っていれば、好きでいれば絶対に実るなんてことばかりじゃないってこと」
「それは・・・そうだけど」

「だからって、香奈ちゃんと鳥居くんの仲を壊していいわけじゃないでしょ?」
「・・・壊したいわけじゃない・・・期待してるんだどこかで」
「期待?」


期待という言葉とは反対に
玲一の目はさびしそうに揺らいでいる
それを見て私の心臓がまた苦しくなった

「人の気持ちに絶対なんかない、でもどこかで何があっても変わらないこともあるんじゃないかって期待している」

「それを・・・見てみたいと思ったんだ」


「最低だろ?」と玲一が笑う
悲しそうに、今にも泣きだしそうに


玲一を抱きしめたい
そして、大丈夫、変わらないものもあるよって言ってあげたい
けど私にそれを言う資格がない
だって私は
玲一を好きになってしまったから



第4話終わりました。

応援よろしくお願いします(^▽^)










 

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2013.09.06 (Fri)

青春生き残りゲーム 第4話-41

「何を言っているの?」
「オレの押しに負けて無理して付き合ってくれているんでしょ!」
「鳥居!!」

香奈ちゃんが何か言っている
けど、オレの耳には何も入ってこない

「どうせ、オレが高井さんと一緒にいてもヤキモチも妬かないでしょ?オレが何をしても関心ないんでしょ?オレのことなんて本当は好きじゃないんでしょ!」


そばにいた森村さんが「いいすぎだ!」と言っているのが聞こえる
けど、これはずっと思っていたことなんだ


「・・・・!」

しばらくの沈黙のあと
香奈ちゃんに思い切りほほを叩かれた

「香奈ちゃん・・・?」

香奈ちゃんの目には涙が浮かんでいて
唇を噛んで少し震えていた

オレ・・・何かひどいことをしてしまった・・・?

そのまま香奈ちゃんは何も言わずに屋上を飛び出してしまった
「香奈ちゃん!!」

追いかけようにも足が震えて動けなかった
あんな香奈ちゃん初めて見た

傷つけた・・・
好きな人を
傷つけてしまったんだ



応援よろしくお願いします(^▽^)










  

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2013.09.04 (Wed)

青春生き残りゲーム 第4話-40

鳥居が見る景色

屋上の扉を開けると
そこにいたのは香奈ちゃんと森村さんだった
なんだか2人で仲良く話をしている

久しぶりに香奈ちゃんの笑顔を見たような気がする
なんで、彼氏であるオレの前じゃなくて
他の男の前で笑っているんだよ

氷室さんに言われた言葉を思い出す
“おまえだけじゃない?ヤキモチ妬いてるの”
胸が痛む
オレだけが香奈ちゃんを好きなじゃないかって
不安ばかり募っていく

「香奈ちゃん」
「鳥居・・・」

オレが話しかけると香奈ちゃんの笑顔が消えた
なんで?

「楽しそうだね」
「え?」
「オレといるときよりずっと楽しそう」
「鳥居?何を言ってるの?」

香奈ちゃんが手を伸ばして近づいてくる
本当ならギュッとつかみたいはずなのに
その手を払いのけてしまった

「鳥居?」
「無理して付き合ってくれてるんでしょ?」





応援よろしくお願いします(^▽^)









  

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2013.09.02 (Mon)

青春生き残りゲーム 第4話-39

「ヒメに直接聞こうとも思ったんだけど、彼氏でもないのにそんなこと聞けないだろ?」
「・・・・付き合っていたって言えないでしょ?」
「なんで?」
「なんでって・・そんなのウザいって思われるじゃん」
「そんなのウザいって言われてから考えればいいだけじゃんか」
「はあ・・」

それが出来たら苦労しないって
私のほうが年上なのに
余裕がないなんて格好悪いというか
本当はそういうことじゃないことくらい
分かってるけど、でも・・・

「何があったか知らないけどさ、お前ら付き合ったばかりだろ?お互いのことよくわからないんだから、いろいろ話して徐々にわかりあって行けばいいだけじゃんか」
「森村くんのクセに正論言わないでよ」
「クセにって」

なんか、森村くん変わった・・・と思う
前までは女好きでとっかえひっかえで
こんな人とななちゃんが付き合うなんて考えられなかったけど
今ならななちゃんと付き合うことも許せそうな気がする

「森村くん、ななちゃんのこと好きなんだね」
「何をいまさら」
「ふとそう思っただけ」

こんな風に素直になれたら
私は鳥居ともっとうまくやっていけるんだろうな



応援よろしくお願いします(^▽^)










  

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