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2013.08.31 (Sat)

青春生き残りゲーム 第4話-38

香奈が見る風景

鳥居が来てくれるかわからないけど
私は電話を切ってすぐ屋上へ向かった
重たい扉を開けるとそこには真っ白に燃え尽きた森村くんがいた

「森村くん?何してるの?」
「・・・・・」
「ちょっと?」
「あ・・・あ・・・・」

森村くんはあ、あと言葉にならない声を発しながら
ふらふらと私に近づいてきた
こんな森村くんは初めてだ
気持ちが悪い

「有沢―!!オレどうしよう!」
そう言って私の体にギュッとしがみついてきた
「何!何すんのよ!!」
「有沢、オレどうしよう!ってか、有沢の体硬い!ヒメと違う!」
「抱き着いておいて失礼な!」

思い切り森村くんのお腹にパンチをした
うずくまってしまったのは私の所為じゃない
自業自得だ


「さっきはごめん、ちょっと知った顔を見たら緩んじゃって」
「別に、いいけど何かあったの?」
「うん、あのさ・・・ヒメのことなんだけど」

何か言いたそうなのに、モジモジしたまま森村くんは何も言わない
そんな態度されると気になっちゃうんだけど
一体ななちゃんに何があったんだろう

「あのさ・・・ヒメと玲一って」
「うん」

やっと森村くんが話てくれた内容に私はびっくりした
ななちゃんと氷室が同じベッドで寝た?
それってさ、そういうことをしたとかしてないとか
そういう次元の話?
でも、私ななちゃんからそんなこと聞いたことないし!

「私はそんなこと聞いてないよ!」
「じゃあ、玲一の嘘なんかな」
「そうだよ!そうに決まってる!」

ななちゃんが・・・ななちゃんが付き合ってもいない男とそんなことするはずがない
きっと氷室が森村くんを牽制するために言った出まかせに違いない
そう信じたい




応援よろしくお願いします(^▽^)










  

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10:00  |  青春小説4話  |  EDIT  |  Top↑

2013.08.29 (Thu)

青春生き残りゲーム 第4話-37

「なな」
「!?」
「出てくれば?」
「・・・知ってたの?いること」
「影が見えたから、たぶんななだと思った」
「そう」


呼ばれてベランダに入っていく
玲一と2人きりになることなんて初めてじゃないのに
緊張している
だって、玲一がすごく

「辛そう」
「え?」
「そんな辛そうな顔・・・嫌だ」
「なな?」

本当は嫌なんでしょ?
人の気持ちを試すようなこと
したくないんじゃないの?

「誰も・・・誰も幸せになんかならない、そんなことしても」
「あぁ」
「誰かを傷つけた分、玲一も傷ついちゃう、そんなのおかしいよ、やめようよ」

お願いだから
やめようよ、玲一





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2013.08.27 (Tue)

青春生き残りゲーム 第4話-36

「ヤキモチ妬いて何が悪いんですか!」
「悪いなんて言ってないだろ?」
「じゃあ、これ以上香奈ちゃんに関わるのはやめてください!」
「それって、鳥居が決めることじゃないだろ?」
「でも!」

オレは彼氏で、だから香奈ちゃんがオレ以外の男と仲良くしているのなんて
本当は見たくなくて
でも、それはオレのわがままだから、絶対に言わないようにしていたけど
氷室さんは別だ、この人と関わっていたら
香奈ちゃんとの仲を壊されそうな気がする

「なあ、おまえさ・・・有沢が笑っているの最近見た?」
「え?」
「オレには苦しそうに見えるけどな、お前といるときの有沢が」

そう言われてオレは何も言えなくなった
確かに、ここ最近笑った顔を見ていない
それに、香奈ちゃんとちゃんと話をしていない
ケンカにすらならない、だって香奈ちゃんはすぐに黙ってしまうし
香奈ちゃんが何を思っているのか俺には分からない

「おまえと無理して付き合っているのかもな」
「そ、そんなこと・・・」
「だってさ、実際有沢がヤキモチとか妬いてるの見たことある?おまえだけじゃない?妬いてるのは」

不安に思っていたことをはっきりと口に出されて
オレは何も反論できなかった
けど、それを

「氷室さんに言われたくない!オレは!オレが聞いたことだけを信じるんですから!」
「それは自由だろ?」


香奈ちゃんはオレを好きだと言った
だからその言葉だけを信じたい!

氷室さんの言葉なんか聞きたくない!

これ以上話をしたくなくて、オレは図書室を後にした
出て行く途中で姫条さんを見かけたような気がするけど
確認している余裕はなかった


図書室を出て廊下を走っていると
携帯の着信音が鳴った
見るとディスプレイには香奈ちゃんの名前が出ていた
電話を出ると、いつもの香奈ちゃんからは想像できないくらい弱弱しい声で
「話がしたいんだけど・・・屋上で待ってるから・・いつでもいいから来てくれる?」
と言われて、オレは
「・・・・うん・・」と返事をして電話を切った


そうだ、まずはちゃんと香奈ちゃんと話をしなきゃいけないんだ



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2013.08.25 (Sun)

青春生き残りゲーム 第4話-35

鳥居が見る景色

学校には来たものの、授業を受ける気分にならなかった
生徒会の一員としてどうかと思ったけど
本当に気分が乗らなくて
前に香奈ちゃんに教えてもらった図書室のベランダで休もうと思った
けどそこには先客がいた

「・・・・・氷室さん」
「・・・ああ、鳥居か、何してんの?生徒会が授業サボっていいわけ?」
「いいんですよ、それより・・今メールしてましたよね・・・誰とです?香奈ちゃんですか?」
「そうだけど?って言ったところでどうするんだ?」

氷室さんは持っていた携帯を閉じてポケットにしまった
本当に香奈ちゃんとメールをしていたのかもしれない

香奈ちゃんが誰とメールをしようがオレが縛る権利なんかない
けど、ここ最近の氷室さんの態度が
どうもオレを挑発しているように見えて仕方がない

「姫条先輩に、悪いとか思わないんですか?」
「はあ?なんでそこにななが出てくるんだよ」
「だって、彼女だったら嫌じゃないですか、自分以外の女とマメに連絡取ってたら」
「ふうん・・・つまり鳥居はオレと有沢が仲良くしているのが嫌なんだ」


「ヤキモチ、妬かせちゃってごめんね?」

氷室さんの口角が少しだけ上がる
嫌な笑顔だ、ムカつく!




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2013.08.23 (Fri)

青春生き残りゲーム 第4話-34


図書室のドアを開けて中に入る
当たり前だけど、授業中なので誰もいない
先生もいないから図書室はシンと静まりかえって・・・いなかった
ベランダのほうから声が聞こえる
やっぱりここにいた!

けど、そこにいたのは玲一と森村くんではなく
鳥居くんだった

声をかけるのを止めた
いや、かけられなかったというのが正しい
だって、なんか鳥居くんの雰囲気が怖い
本当は立ち去るべきなんだけど
気になって私は声を潜めて2人の会話を聞くことにした




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2013.08.21 (Wed)

青春生き残りゲーム 第4話-33

「氷室と森村はどこだ!」

先生が怒るのも無理はない
授業はとっくに始まっているというのに
玲一と森村くんが帰ってこない
それに、何の話をしているんだろう

私は昨日のことを後悔した
なんで森村くんに玲一のことが好きだなんて言ってしまったんだろう
もしも森村くんが口を滑らせて
玲一に私の気持ちを伝えてしまっていたらと考えると恐ろしい

「・・・・姫条・・・姫条!!」
「はっはい!?」

先生に大声で呼ばれた勢いで私も大きな声で返事をしてしまった

「お前、2人を探してこい」
「はあ?なんで私が?」
「お前あの2人の保護者みたいなもんだろ?」
「違います!!」

保護者ってなんだ、友達でいいだろう!
と思いながらも、心配だったし、先生の公認のもと
私は2人を探しに行った


けど、どこにいるのか
思いつくところを手当たり次第探しているけど見つからない

「・・・図書室のベランダ・・・と屋上・・そこに居なかったらもうわかんないわ」

とりあえず図書室に行ってみよう


なな視点に戻りました。


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2013.08.19 (Mon)

青春生き残りゲーム 第4話-32

「なんで鳥居を狙っているの?」
「あれ?気づいてた?」
「気づかないほうがおかしいわよ、あれだけあからさまな態度していれば誰だって気づく、で?なんで?」

高井は一瞬目を逸らしてから私のほうを見た
少しバカにしているような
そんな表情をしている

「好きだから、それでよくない?」
「好き?あんたが鳥居を?まさか」
「あら?なんでまさかって思うの?」
「だって、あんた私の彼氏だからほしいだけじゃないの?」

「だから、私の彼氏がほかの人だったら、その人を狙ったんじゃないの?」

失礼なことかもしれない
けど、好きだなんて
そんな純粋な気持ちがあるように思えない
絶対、絶対何か裏があるはずだ

「ふふ・・・」
「何?」
「さすが学校一の秀才って言われているだけあるわ」
「なにが言いたい?」


高井は私に向かって指をさし
「そうよ、あんたの男だからほしいのよ」

ニヤッと嫌な笑顔でそう言った

「は・・・・?」
「あんたのものを奪うこと、それが私のすべてよ
まあ、せいぜい盗られないように頑張るのね」


そう言って高井はトイレから出て行った

高井がなんで私を嫌っているかわからない
けど、私から鳥居を奪って優越感を感じたいのは分かる
そんなくだらない理由で鳥居に近づいてほしくない


もしも、高井のアプローチで鳥居が高井を好きになってしまったら・・・
しばらく優越感に浸って、そしてすぐに鳥居のことを捨てるだろう
そんなことになったら鳥居が傷つく
そんなのは絶対に嫌だ

それよりも何よりも
鳥居の気持ちが、私から離れてしまうほうが嫌だ

ダメだ、私・・・
素直に、素直にならないと・・・


私は携帯を開いて発信ボタンを押した
ちゃんと、鳥居と話をしなくちゃ



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2013.08.17 (Sat)

青春生き残りゲーム 第4話-31

香奈が見る景色



氷室にメールを送った後、私は後悔した

「早まったかな」

携帯を握り締めたまま
女子トイレで私は動けないでいた
幸い、ここには誰もいないから
変に思われることもないからいいのだけど

それにしても恥かしい
恋愛で悩んでいることが恥ずかしい
けどななちゃんやまどかには相談できない
今まで興味ありません!みたいなことを言っていたくせに
鳥居と付き合いだして急に普通に恋愛の相談なんかできない
恥か死する、絶対

携帯を開くけど返信はない
もう少しで授業が始まるし鞄に携帯しまっているかもしれないよね

送ってしまったものは仕方がない
後悔したって事実は消えないとあきらめて
トイレを出ようとしたとき
高井と入り口で出くわしてしまった

「・・・・チッ」
「しつれいね?何?携帯握って、鳥居と別れ話でもしてた?」
「してないし、あんたには関係ないでしょ?」
「強気ね、どこまでその強気がもつかしら?」

高井は、なぜか昔から私に突っかかってくる
原因はよくわからない
ただ、わかっているのは
私に告白をしてきた男子と絶対に付き合っているということ
そして、すぐにその男と別れて、また別の人とすぐに付き合う
何が目的でそんなことをしているのかわからないけど
私に対して何かをしたくて仕方がないことだけは分かる

何にしてもあまり関わりたくない女だ
だけど、聞いておきたいことが一つだけある



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2013.08.15 (Thu)

青春生き残りゲーム 第4話-30

玲一が見る景色

屋上を出て向かったのは図書室のベランダ
意外と誰にも見つからなくて
サボるにはちょうどいい場所だ

ベランダの柵にもたれ掛かっていると
メールを知らせる曲が鳴る
差出人は有沢だった


“ヤキモチってさどこまで表に出していいものなのかな?そっけないのは良くないよね・・・”

有沢がこんな風に悩んでいるのを知っているのはたぶんオレだけだろう
恥かしいのか、ななや天ノ橋には相談しない
でも、その選択は間違いだったな有沢
オレは、お前たちを使って実験をしようとしている
人の気持ちがどれほどの強さがあるのかを知りたいために

“ヒメがオレを選んでも文句言えないからな!”

なぜか真の言葉が頭の中で再生された
そしてズキンと胸が痛む

なんだ、この感じは

ななが、誰を選ぶのかなんてオレの決めることじゃない
ななが真を好きだと言うならそれはそれで構わない
構わないはずなのに
なんでこんなに気になるんだ?

“オレとななは一つのベッドで一緒に寝た仲だから”

そして、なんでオレはあんなことを言ったんだ?
あれじゃ牽制しているみたいじゃないか?

誰を選ぶかが自由とか言いながら
心の奥ではそれを望んでいない?

何がしたんだ?なんて
オレが一番知りたいことだ





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2013.08.13 (Tue)

青春生き残りゲーム 第4話-29

「わけのわからねーこと言ってられるのも今のうちだ!後悔しても遅いからな!」
「そうか」
「ヒメが俺を選んでも文句言えないからな!」
「ななが誰を選ぶかはななの自由だから、オレは何も言わねーよ」

だから、その余裕がムカつくんだよ

「ただ」
「あ?」
「オレとななは一つのベッドで一緒に寝た仲だから」
「はぁ?」

一つのベッドで一緒に寝た・・・?
それって、え?
でも、付き合ってないんだよな?
え・・・えぇ!

「じゃあな、オレは戻る」

玲一が屋上から出て行ってすぐ
オレは膝から崩れ落ちた

待って、どういうことだ?
ヒメと玲一の間に何があったんだ?





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2013.08.11 (Sun)

青春生き残りゲーム 第4話-28


「彼氏でもないのにべたべたしすぎじゃね?」
「は?」
「おまえさ、なんなの?ヒメのことどう思ってんの?」

ずっと知りたかった
玲一はヒメのことどう思っているのか
傍から見てれば2人は両思いだ
お互い自覚していないだけで
あぁ、ヒメは自覚したんだったよな

けど、ヒメがどんなに玲一を好きだとしても
玲一には絶対にヒメを任せられない

「オレのことよりお前のことだろ、ななのやつ、絶対おまえの気持ちに気づいてないぞ?」

その言葉が俺の心臓を貫く
そ、それは・・・オレが一番よく知っているんだよ!

そ、それはおいおい解決するとして

「オレのことは今どうでもいいんだよ!お前の気持ちを聞いてんだよ!」

オレは思わず玲一の胸ぐらをつかんでいた

「好きなんだろ!認めろよ!」

掴んでいる手にを玲一に引き剥がされた
睨んでやろうと顔を見ると、玲一は真顔で
ただオレの顔をじっと見ていた

「オレは・・・誰のことも好きはならない」
「はあ?」

くそ、絶対に本心を見せない気なのか!
ムカつく・・・
ムカつくんだよ!



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2013.08.09 (Fri)

青春生き残りゲーム 第4話-27

森村が見る景色




気が付いたら目の前に黒い影が出来て
それが玲一の手だと認識するのにしばらくかかった
なんとか玲一の手を払いのけたところに見えたのは
ヒメの肩を抱く玲一だった

くそ、なんでそんなに簡単にヒメに触れるんだよ
ヒメはヒメで顔を赤くして
今まで見たことのないような顔をしている

玲一を好きだと自覚したからなんだろうな
嬉しいけど、戸惑っているって感じだ

クソ、なんでその顔をさせるのがオレじゃないんだよ


「玲一・・・」
「あ?」
「ちょっと話があるんだけど」
「あぁ?」


教室に鞄を置いて
俺たちは屋上に向かった
朝の屋上は本当に人がいなくていい
誰かにあまり聞かれたくない話だしな

「こんなところまで連れてきてなんだよ」
「わかるだろ?ヒメのことだよ」

玲一はやれやれと言ったような表情だ
やれやれはこっちなんだよ!




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2013.08.07 (Wed)

青春生き残りゲーム 第4話-26

「昨日のこと・・・」
「大丈夫、気にしてないから!森村くんなりの慰めの方法なんだよね!」
「違う・・あれは・・」
「でも、誰にでもあんなことしたら勘違いされちゃうよ!自分のこと好きなんだって・・いたっ!」

私の手首をつかむ力が強くなった
なに?何か怒らせるようなこと言った?

もう一度森村くんの顔を見ると
今度は苦しそうにゆがんでいる表情をしている
何でそんな顔をしているの?

「オレは・・・・」
「!!」

森村くんが何かを話し出そうとしたとき
グイッと誰かに体を引き寄せられた
見上げるとそこにいたのは

「玲一?」
「朝から何をしてるんだ?万年発情期」

森村くんはというと
玲一の大きな手で顔を覆われてしまっている
フガフガと苦しそうにしている
あ、なんかかわいそう

「玲一!何すんだ!放せ!」
「放したらお前またななを襲うだろ?」
「玲一!私別に襲われてないから!話をしようとしていただけで!」
「オレよりおまえだろ!いつまでヒメの肩を抱いているんだ!」
「「あ」」

さっき引き寄せられたままの格好だから
傍から見ると、玲一が私の肩を抱いているように見える
体中の血液が顔に集まってくるのがわかる
恥かしい、顔が熱い!

「スキだらけなんだよ」
「スキだらけって・・・そんなこと・・・」
「あ・る・ん・だ!」

玲一は私の頭をぐりぐりと撫でる
やばい、馬鹿にされてるってわかってるのに
嬉しい

ああ、私本当に玲一のこと好きなんだな




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2013.08.04 (Sun)

青春生き残りゲーム 第4話-25

気が重い
未遂とはいえ、森村くんにキスされそうになった
あれは彼なりの慰めの方法なのだろうけど
なんというか、顔を合わせずらい
あんな至近距離で男の子と顔を合わせたことなかったし
ドキドキするのは仕方がない

「・・・メ・・・」

「ヒメ!」
「うわぁ!」

呼ばれて、肩を叩かれて
それが森村くんだとわかって思わず叫んでしまった
やばい、まだちゃんと顔を合わせる準備ができてない!

「おはよう!今日もいい天気だね!それじゃあ!」

早くこの場から立ち去りたい
恥かしい、絶対顔が赤い

「待って!」
「あ・・・」

逃げる前に森村くんに手首をつかまれ動けなくなってしまった
恥かしいのを覚悟で森村くんの顔を見ると
森村くんの顔も真っ赤になっていた

なんで、なんで森村くんまで真っ赤になってるの!




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2013.08.03 (Sat)

青春生き残りゲーム 第4話-24

口に出したら急に苦しくなった
私は玲一のことが好きなんだ

友達以上の感情を持ってしまったんだ
だから苦しいんだ

「ヒメ・・・」

呼ばれて顔を上げると
森村くんの顔がものすごく近くにあった

「何!!」

びっくりして森村くんの体をグッと押して引き離そうとしたけれど
森村くんの力が強くてすぐに体が近づいてしまう

「何してるの?」
「キス・・・しようとしてる」
「なっ!なんで!」

もしかして慰めてくれようとしてる?
それにしてもなんでキス?
モテる人の考えることがわからない!

あ、でもこんなことぐるぐる考えている場合じゃない
どんどん顔が近づいてくる、やばい!どうしよう!

「お願い・・やめて!」
「やめない」
「なんで・・・・」


どうしよう!このままじゃ本当にキスしちゃう!
私、まだ誰ともしたことないのに!!

「・・・・ななちゃんに・・・」

ガラッと窓が開いた音がした
振り返ると鬼のような形相のまどかが仁王立ちをしていた

「やば・・・」

「ななちゃんに簡単に手を出せると思うなよ!!」
「いやー!!」


本日2度目のパンチを食らった森村くんの叫びは
キレイな夜空にいつまでも響いた



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2013.08.01 (Thu)

青春生き残りゲーム 第4話-23

ベランダに投げ飛ばされた森村くんはふてくされたように
隅っこのほうで体育座りをしていた

「ごめんね、なんかあの2人勘違いしたみたいで」
「・・・・いや、うん・・・オレが2人の立場なら同じこと思っただろうし」
「じゃあ、なんでそんな風にふてくされているのさ」
「いや、うん・・これは冷静になろうと思って」
「ん?よくわからないけど・・そっか」

それからしばらく
何を話すわけじゃないけど、2人でベランダで佇んでいた

その沈黙を最初に破ったのは森村くんだった

「あのさ・・・昨日はごめんな」
「あぁ、うん、こっちこそいきなり逃げ出してごめん」

そしてまた沈黙が続く
次の沈黙を壊したのは私だった

「あのさ」
「お、おう!」
「森村くん、昨日私に聞いたじゃない?玲一のことが好きなのかって」
「あ、あぁ」
「それで気づいたんだ、私」


「玲一のことが好きなんだと思う」







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