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2013.07.30 (Tue)

青春生き残りゲーム 第4話-22

ああ、なんか体がふわふわする
気持ちがよくてこのまま眠ってしまいそう

森村くんが私を呼んでいるような気がする
けど、だめ動けない
もうこのまま寝かせて・・・


「ヒメー!寝るな!せめて寝るならベッドから降りて!!」

なんで寝るのにベッドで寝ちゃだめなんだろ・・・
変な森村くん
あ、もとから変だったかな

「オレの理性が崩壊して、オオカミさんがこんにちはしちゃうから!」

ふふ、オオカミって、こんな街中にオオカミなんかでないよ
もう、いいから眠らせて・・・

もうだめ、瞼を閉じたら落ちちゃう、その時だった
森村くんの部屋のドアが開いて
和馬とまどかが申し訳なさそうな顔をして入ってきた

ああ、仲直りしたんだ
よかったと思うもなく
森村くんはまどかにぶっ飛ばされてベランダに放り投げ出されていた

「・・・・!!何事!」
「大丈夫か?真に何かされたのか?」
「何かって?何もされてないけど?変な和馬」
「だって、ベッドの上に2人で寝転がっているから・・何事かと」
「あぁ、それは私が眠くなったのを森村くんが起こそうとしただけで」
「そ、そっか・・・それだけか・・・おーい!まどか!何もなかったって!」


私と森村くんが何をするというんだ
本当に変なカップル

「それより、仲直りしたの?」
「おかげさまで、最初はどうなるかと思ったけど・・・ありがとうヒメ」
「もう変なケンカで周りを巻き込まないでよね」

2人が仲直りしてよかった
あとは玲一と香奈ちゃんたちの問題を何とかするだけだ



応援よろしくお願いします(^▽^)









  

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2013.07.28 (Sun)

青春生き残りゲーム 第4話-21

森村くんの家に行くと家の人は誰もいなかった
どうやらご両親は旅行で、兄弟はそれぞれの友達の家に泊まりに行っているらしい

「変なことはしないから、まあこれでも飲んで、あっケーキもあるよどうぞ」
「ありがとう」

出されたケーキを一口食べる
あれ・・・?なんだろ・・・なんか気分が

「ヒメ?どうかした?」
「んーん、なんかいい気分」
「へ?」
「なーんか気分がいいの!なんでだろうね」
「何この反応?もしかして!」

森村くんが何やら慌ててケーキの入っていた箱を見る
「マジか・・・ヒメって酒弱いのな」

どうやらケーキには微量なアルコールが入っていて
私はそれに過剰に反応してしまったようだ
なんでもいいか、気分がいいから

「やべぇ・・・オレ耐えられるかな」
「何が?ねえ何が?」

頭を抱える森村くんをよそに
私は残ったケーキをおいしくいただいてしまった



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2013.07.26 (Fri)

青春生き残りゲーム 第4話-20

あの後、どうやって家に帰ったのか覚えていない
けど、寝る前に携帯を開いたら
森村くんからメールが入っていた

今日のことに対して「ごめん」という内容と
和馬とまどかの解決案についてだった

「そうだった、まどかのこと忘れてた・・・えぇっと・・・・
え、これ・・・大丈夫かな?」


森村くんの作戦に
不安はあるけれど、まずはあの2人を仲直りさせなくちゃ
玲一のこと、香奈ちゃんのことは
そのあとじっくり考えよう


翌日、私はまどかを昨日の公園に連れて行った
作戦通り、森村くんは和馬を連れて、その公園で待っていた

「ななちゃん!どういうこと!」
「真!これはどういうこと!」
「「来ているなんて聞いてない!!」」

2人はお互いの顔を見ることもなく
私と森村くんの後ろに隠れてしまった

森村くん、これは作戦というか
無理やりって感じがするんだけど・・・

「まどかー・・・あんた和馬と仲直りしたくないの?」
「し、したいけど、でも」
「心の準備?そんなのいつまで経ってもできないでしょ?いい機会なんだからちゃんと話てきなさい」

私は隠れているまどかの背中を押して和馬に近づけた
和馬も同じく森村くんに背中を押されて2人の距離が久しぶりに近づいた

「いいか、ちゃんと話あってこいよ!そんでちゃんと仲直りしてこいよ!」
「真・・・・」「ななちゃん・・」
「これは自分たちでなんとかする問題でしょ?大丈夫、ちゃんと話せばわかりあえるって」


じゃあね、と私と森村くんは2人を残して公園を後にした
どこに行く?と聞いたら
オレの家で待ってることになってるということで
私は森村くんの家にお邪魔することになった



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2013.07.24 (Wed)

青春生き残りゲーム 第4話-19

「ゲーム・・・ってなにさ」

高井に洗いざらい吐かせて解放したあと
私は家に帰る気力すらなくなって
公園のベンチに座っていた

高井はゲームと言った
香奈ちゃんと鳥居くんを別れさせるゲームだと

「なんでそんなことするの?」
「なんで?そんなの有沢がムカつくからよ」

高井は香奈ちゃんが憎いから
香奈ちゃんの彼氏を奪いたいだけ
香奈ちゃんに勝ちたいだけのために
鳥居くんの気持ちを揺さぶっている

「そうそう、このゲーム、氷室も参加しているから」
「なんで・・・!」
「さあ、氷室も思うことがあったんでしょ?いろいろと」


玲一は何を思って高井のゲームに乗ったんだろう
何を考えているの?
どうしたいの?
玲一・・・

お願いだからバカみたいなことしないで・・・




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2013.07.22 (Mon)

青春生き残りゲーム 第4話-18

「本当に困ります!なんでオレに関わってくるんですか!」
「良いじゃない別に、ここに有沢いないんだから」
「いるとかいないとか、そういう問題じゃないんですよ!」

「それに・・・」

「ここに有沢がいたとして、ヤキモチなんか妬いてくれるのかしら?」


私はこっそり2人の会話を聞いていた
高井の言い方、絶対に鳥居くんの不安を煽っている
玲一といい、高井といい
何を企んでいるの?

「とにかく!もうオレに関わらないでください!」

高井を引き剥がして、鳥居くんは走って行ってしまった
取り残された高井はニヤニヤ笑ってその後ろ姿を見つめている

「もう少しで落ちそうね」


「・・・・なにが?」
「何がって、鳥居よ」
「鳥居くんが誰に落ちるって?」
「だから、わた・・・き、姫条!!なんでここに!!」
「なんで?それは私のセリフだよ!何を企んでいるの!」
「なにも企んでなんかないわよ!」

逃げようとした高井の首根っこを摑まえて動きを止める
「いいから吐け!」
「いやぁぁぁぁ!般若!!」

公園に高井の叫び声がこだました




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2013.07.20 (Sat)

青春生き残りゲーム 第4話-17

ひそひそ話すおばさんの声と
きゃんきゃん吠えている犬の鳴き声
分かっている、理由は私

走って逃げて、疲れてたどり着いたのは
家の近くの公園だった
疲れているのもあって私は電柱にもたれ掛かるように休んでいる
そりゃ不審者に見えるだろうよ
警察呼ばれたらどうしよう
でも、今は動けない
走ったせいもあいまって心臓の動きがおかしくなってる

「森村くんが変なこと言うから・・・」

私が玲一のこと好きだなんて
そんなこと
私自身だってよくわからないのに

「とりあえず家に帰ろう・・帰って頭を冷やそう」

電柱から体を放して家に向かって歩き出す

近道をしようと思って、公園の中に入ると
噴水の前でもめている男女の姿が見えた
あれ・・・なんで

「やめてください!!」
「いいじゃない、誰も見てないわよ?」


揉めていたのは鳥居くんと高井だった
なんで家の近所の公園で揉めてんだよ!
しかも鳥居くん香奈ちゃんどうしたのさ!



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2013.07.18 (Thu)

青春生き残りゲーム 第4話-16


「ちょっと待って!なんで今の話でそこにつながるの!」
「つながるだろ?それだけ玲一のことばっかり考えてるくせに、好きじゃないなんて言うの?」
「私、そんなこと思ったことない・・・」

顔が熱い、動悸も早くなってきた
私が玲一を・・・好き?
そんな、そんなこと・・・

「あ、責めているとかじゃなくて、本当のことを知りたいだけで・・・ヒメ?」
「変なこと言わないで!」
「ヒメ!!」

森村くんに呼び止められるけど
無視して走りだした
とにかく早くこの場から去りたくて
森村くんの姿が見えなくなるまで走り続けた


好き?私が?玲一を?
うそだ
玲一は友達で大事な人で私の・・・・

あ・・・・・
何だろう今
心にストンと何かが落ちてはまったような気がした







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2013.07.16 (Tue)

青春生き残りゲーム 第4話-15

「それを・・・ヒメが聞いちゃう?」
「え?何?」
「いや・・うん、まあいるけど」
「そっか」


自分で聞いておいてなんだけど
森村くんって好きな人いたんだなあ
好きな人がいるのに、私に引っ付きまわっていて平気なのかな
まあ、今はそれは置いといて

「たとえば、森村くんがその好きな人にフラれたとして」
「・・・・・縁起悪ぅ・・」
「その後にまた誰かを好きになれる?もしも別の誰かを好きになったら、今好きな人のことは忘れちゃう?」

和馬に失恋して
きっと、絶対にこの気持ちを忘れることなんかできないって思っていたけど
玲一と過ごす時間が楽しくて
いつの間にか和馬に恋をしていた時の気持ちは忘れていた
今では普通に友達として接することができる
それが悪いことだなんて思わないけど
玲一は、この部分に引っかかっているのかな

「・・・・ヒメはさ」
「うん?」
「玲一のことが好きなの?」



「えぇ!!」




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2013.07.14 (Sun)

青春生き残りゲーム 第4話-14

「さっきの何?ふとももって何?」
「ふとももに虫刺されがあるの、それが結構ひどい腫れで・・そのことよ」
「なんで氷室先輩がそんなこと知ってるの?見せたの?」
「見せるわけないじゃん!たまたま見られたのよ!」
「けど・・・」
「バカじゃない?氷室と私が何かあると思ってるの?」
「・・・・そうだね・・・バカだね・・」


大声で言い合いをしている声が聞こえた
しかもどっちも知っている声
気疲れないように覗いてみたらやっぱりそう
有沢と鳥居だった
ケンカかしら?フフ・・・氷室が何か仕掛けたみたいね
楽しみだわ、もう少しで有沢の悔しそうな顔を見ることが出来るのね




玲一がなんであんなことをしたのかをずっと考えている
でも、理由がわからない
人の気持ちを揺さぶって、試すようなことをして
たとえばそれで香奈ちゃんと鳥居くんがどうにかなったとして
玲一はそれを見て何を思うんだろう

分からない・・・

「・・・・メ・・・」
「ヒメ!!」
「えぇ!」

森村くんに呼びかけられて我に返った
そうだ、一緒に帰っていたんだ
悪いことをしちゃった

「ごめん、ちょっとボーっとしちゃって」
「玲一のこと?」
「うん・・・」

「ねえ、森村くん」
「なに?」
「森村くんって好きな人いる?」




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2013.07.12 (Fri)

青春生き残りゲーム 第4話-13

「玲一、オレもちょっと疑問に思った。今のなんだ?」
「は?」

今まで黙っていた森村くんが口を開いた
しかもなんかイラついている

「おまえさ、有沢のこと好きなの?」
「何それ」
「それはないか・・・」

森村くんの言葉に、私は胸が締め付けられた
そうか、そういう可能性をなんで私は考えなかったんだろう

「まあ、なんでもいいけど、オレはヒメが傷つくことは見過ごせねーな」
「別に、興味があっただけだよ」
「興味?」
「誰かを好きだと思う気持ちが、どれだけのものか見てみたいだけだ」

それだけ言って玲一は図書室を出て行ってしまった

残された森村くんと私に、図書室にいる生徒たちの視線が集まる
騒いでしまったせいで注目を浴びてしまったんだ
居づらくなった私たちも慌てて図書室を出て行った

それにしても
なんで急にそんなことをしようと思ったんだろう
玲一は何を考えているんだろう



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2013.07.10 (Wed)

青春生き残りゲーム 第4話-12

「そういえば、太もも大丈夫?」
「ちょっと氷室!そんなことこんなとこで言わなくていいでしょ!」
「ごめん、気になったから」

「どういうこと香奈ちゃん」
「あぁ、別になんでもないよ!帰ろう!」

香奈ちゃんは顔を真っ赤にしながら
鳥居君の背中を押して図書室を後にした
その様子を黙ってみている玲一になんか変なものを感じる

「今のなに?」
「あぁ、昨日オレの目の前で有沢が派手に転んでさ、その時に見えたの、ふとももにでかい虫刺されがあるの」
「それだけ?」
「そう、だから気になったから聞いただけ」
「それ、鳥居くんのいる前で言わなくてもよかったんじゃない?」
「そう?」

玲一だったらわかるはずだ
そんな風に言ったら鳥居くんが勘違いすることくらい
そして、絶対に2人がケンカになることくらいわかるはずなのに
わざと言っている
なんで・・・

「なんでそんな鳥居くんの嫉妬煽るようなことしたの?」
「・・・・」

これ以上話すつもりがないのか
玲一は自分の荷物をまとめて帰ろうとしている
私はその手を止める
ここで返したらうやむやになっちゃう





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2013.07.08 (Mon)

青春生き残りゲーム 第4話-11

「香奈ちゃん!さっきのはなんでもないんだ!」
「・・・」
「高井さんが最近ちょっと変で・・オレも困ってて」
「別に、気にしていないから」
「香奈ちゃん・・・」
「今日は用事があるから1人で帰る」
「・・・・・そう・・・・じゃあ・・・」





「帰りたい・・・」
「そう思うなら今度からちゃんと勉強しなよ」
「ななの言うとおりだ、ちゃんとしてないからこんな目に合うんだ」

テストまであと1週間になったこの日
私と玲一は補修を回避したい森村くんに勉強を教えていた
今回のテストで3つ以上赤点がついたら
夏休みの半分は補修になってしまうらしく、森村くんに助けてくれと泣き疲れ
放課後、私たちは図書室に集まった

森村くんの勉強のできなさは想像以上で
ノルマをクリアするのは相当骨が折れる作業だ

「あれ?ななちゃん」
「香奈ちゃんと鳥居くん」
「勉強?珍しいねこんなところで」
「私のじゃない、森村くんの」
「あぁ、前回のテスト5教科赤点だったっけ?」
「うぅ・・・有沢とヒメの脳みそ半分ずつほしい」
「寝言は寝ていいなさい」

香奈ちゃんの冷たい一言が森村くんの心にグサッと刺さったようだ



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2013.07.06 (Sat)

青春生き残りゲーム 第4話-10

「玲一はいいの?」
「何が?」
「友達がもしかしたら困ってしまうかもしれないのに、何もしないの?」
「けど、オレらが何かをしたところでダメになるものはダメになるだろ?」
「そんな・・・」

そんなことはない
そうはっきり言えないのは
頑張れば何とかなるものじゃないことを知っているから
人の気持ちだけは、努力だけでどうにかなるものじゃない
自分の気持ちだけじゃどうしようもないことがある
だけど

「けど、私は友達が困っているのを目の当たりにして、無視なんかできない」
「ななの言うことはわかるけど、オレらが助け船を出さなきゃ壊れてしまう関係なら、遅かれ早かれ別れはくるだろ?」
「玲一・・・」
「傷は・・・浅いほうが修復が早いんだ」


玲一はまどかの荷物を私に預けて
その場を後にしてしまった

その後ろ姿がすごくさびしくて
胸が締め付けられた
玲一、玲一の傷はどうすれば治る?
どうすれば癒される?

私じゃ、玲一の傷を
癒すことはできないんだろうか・・・







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2013.07.04 (Thu)

青春生き残りゲーム 第4話-9


「何するのよ!」
「何してるのはあんたのほうでしょ」
「あんたには関係ないでしょ?」
「関係なくはない!香奈ちゃんの邪魔をする奴を私は許せない」
「なに?許せないからってどうするの?暴力ふるうの?バカなの?」
「はあ?」
「やめろ!」

私と高井の間に玲一が入る
玲一の体は大きくて
私はすっぽりと隠されてしまった

「なな、別にあいつらがどうなろうと、お前の考えることじゃないだろ?」
「で、でも・・・」

それは、確かにそうかもしれないけど
でも、友達のことだし
まったく関係ないとは言えない

「ちょっと氷室!飼い犬のしつけはちゃんとしないさいよね!」
「誰が飼い犬よ!」

「高井・・・」

その声がすごく低くて熱を帯びてなくて
私も高井も口を閉じてしまった

「ななに構うな・・・」
「・・・・言われなくても構わないわよ!」

高井はそれだけ言って立ち去ってしまった
気が付けば廊下には誰もいなくなっていて
私と玲一だけがその場所に残されていた





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2013.07.02 (Tue)

青春生き残りゲーム 第4話-8

「あのぉ・・・少し離れてくれるとうれしいんですけど・・・」
「あら、私は鳥居の近くにいるほうがうれしいんだけどな」

どうやら高井が鳥居くんに迫っているようだ
鳥居くんの腕にしっかりと自分の腕をからませて
胸を押し付けている
そのせいか、鳥居くんの顔は真っ赤に染まっていた
何をしているんだあの男・・・

そっと近づいてから、私は高井の背中を思い切り蹴った

「いったーい!何?なんなの?」
「廊下で変なことしてんじゃないわよ!」
「き、姫条先輩!!」
「鳥居くん、廊下で堂々と浮気?いいご身分だね」
「ちっちがいます!!」

分かっている、浮気をしているわけじゃないことくらい
でもね、ここは廊下でいろんな人が見ているし
それに・・・

「あれ」
「え?えぇ!香奈ちゃん!!」

慌てているせいか、周りの状況がよく見えていない鳥居くんは
そこに香奈ちゃんがいることに気づかなかったみたいだ

「私・・・やっぱり先に帰るわ」
「あぁ・・・」

氷室にまどかの鞄を押し付けて
香奈ちゃんは玄関へ向かって歩き出した

「鳥居くん、周りはちゃんと見たほうがいいよ」
「うわぁぁ!待って香奈ちゃん!!」

私の言葉なんて聞こえていないのか
鳥居くんは急いで香奈ちゃんの背中を追いかけようとした
それなのに・・・

「あら、帰るって言うんだから帰らせておけばいいじゃない?」

鳥居くんの背中に抱き着いて、追いかけようとする鳥居くんを高井が静止した

「高井さん!やめて!」
「いや!」
「嫌・・・じゃない!!」

鳥居くんの背中から高井を引きはがす
「早く追いかけなよ」
「ありがとうございます!姫条先輩!」

鳥居くんは急いで香奈ちゃんを追いかけた
その場には、私と玲一と高井の3人が残された





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