*All archives   *Admin

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告  |  EDIT  |  Top↑

2013.06.30 (Sun)

青春生き残りゲーム 第4話-7

「どうしたんだ?急いでるけど」
「あぁ、まどかが具合悪いから保健室に迎えに行って一緒に帰ろうと思って」
「天ノ橋が?和馬に行かせればいいんじゃないか?」

HRが終わって教室を出ようとしたところを玲一に呼び止められた
本当は高井とのことも気になっているけれど
今はまどかが優先

私はさっき起こったことを玲一に教えると
「まったく、あいつらは」と深いため息をついた

「放っておけばいいんじゃないのか?他人が入ると面倒だろ」
「それはそうだけど、まどかはこういうの初めてだし、話を聞いてあげるくらいはしてあげたいから」
「相変わらずお人好しだな」
「・・・・玲一には言われたくない」
「え?」
「なんでもない」

まどかのクラスにまどかの荷物を取りに行った
「私もついて行く」と香奈ちゃんもついてきた
そしてなぜか玲一もついてきた
なんでついてくるの?って聞いたら
保健室が玄関と同じ方向にあるからだって言った
口ではそんなこと言っているけど、心配してくれてるんだ
やっぱりお人好しは玲一のほうだ

保健室へ続く廊下を歩いていると
聞き覚えのある声が聞こえてきた
近づくとその正体が明らかになった

「鳥居くんと・・・高井?」

こんな人がたくさん通る廊下で
この2人は何をしているんだ?




応援よろしくお願いします(^▽^)









  


スポンサーサイト

テーマ : 自作小説 - ジャンル : 小説・文学

10:00  |  青春小説4話  |  EDIT  |  Top↑

2013.06.28 (Fri)

青春生き残りゲーム 第4話-6


「まどかも泣きついてきたんだ」
「まどかもってことは・・・・」
「そ、和馬も泣きついてきたの、俺のところに」

とりあえず、午後の授業が始まってしまうので
まどかを落ち着かせて保健室まで連れて行った
あの状態じゃまともに授業は受けられそうもない
保健室へまどかを送った帰りに
森村くんと廊下で鉢合わせした
森村くんもなんだか疲れ切った表情をしていて
どうしたの?って話しかけたら
和馬から泣き疲れて、さっきまでなだめていたらしい

「あの2人・・・ケンカしちゃったみたいだね」
「内容はすっげぇくだらないけどな」
「くだらなくはないでしょ?誰でも思うことなんだろうし」
「まあ・・な・・・」

ケンカの原因はカップルにありがちな「やきもち・嫉妬」
モテる癖に、まともな恋愛をしてこなかったせいか
初めての感情にどうしていいかわからずに
爆発してしまったらしい
2人に必要なのはちゃんと話をすることだろうけど
今はそんな状態じゃない

「和馬ってさ、あんなんだけど結構頑固だろ?簡単に折れたりしないと思うんだよな」
「それならまどかだってそうじゃない?似たもの夫婦って感じだよね」

はてさて、どうしたらいいものか

「そうだ!」
「え?」

どうかした?と森村くんを見ると
何かをたくらんでいる、悪い顔をしていた

「オレに任せてくれる?ちゃんと解決させるから」
「・・・・」

なんだか不安でしかたがない


応援よろしくお願いします(^▽^)









  


テーマ : 自作小説 - ジャンル : 小説・文学

10:00  |  青春小説4話  |  EDIT  |  Top↑

2013.06.26 (Wed)

青春生き残りゲーム 第4話-5

「ねえ、誰も好きにならないって本当?」
「関係ねーだろ、それより何の用事だよ」
「・・・・私とゲームをしない?」
「ゲーム?」
「人の気持ちがどれだけ脆いものなのか証明するゲーム」
「はあ?」

「見てみたくない?人の気持ちがどれだけ脆くて淡いものなのか」




「ななちゃん!!」
「へ!?まどか?」

教室へ戻ると、泣き顔のまどかが私の前にやってきた
悲しい物語を読んでも、怖い話をしても
絶対に泣かないまどかが泣いている

「どうしたの?」
「どうしよう、私・・・」

鼻声でうまくしゃべれないまどかの背中を優しく撫でる
どうしたんだ、こんなまどか初めてだ
けど、ここで私が取り乱したら
まどかが余計に混乱しそうだ

「和馬くんに・・・嫌われたかもしれない」
「え?」
「うぅ・・・・」
「まどか?」
「うわーん!!!」


クラスのみんなが私とまどかに注目する
どうしよう、どうすればいいのこんな時!!




応援よろしくお願いします(^▽^)









  

テーマ : 自作小説 - ジャンル : 小説・文学

10:00  |  青春小説4話  |  EDIT  |  Top↑

2013.06.24 (Mon)

青春生き残りゲーム 第4話-4

香奈ちゃんと同じ部活で
なぜか香奈ちゃんを敵視している高井雅美
同じクラスになったことはないけど
彼女の悪い噂はよく聞く
高井は彼氏ができても続かない
すぐに別の人に乗り換えてしまう
ここまでは昔の和馬や森村くんと似ているけど
決定的に違うのは
その彼氏たちが、全員香奈ちゃんに告白をしているということ

つまり、高井は香奈ちゃんのことを好きになった男子たちを
片っ端から自分のものにしてしまう
その目的はよくわからないけど
高井と1か月以上続いた男子はまずいない

次のターゲットは鳥居くんだと思っていたけど
なんで玲一に声をかけてくるんだ?

「立ち聞きしないでよ」
「人聞きが悪いわね、聞こえたのよ」

嘘だろ絶対

「ねえ、それより私、氷室に用事があるんだけど?」
「え・・・?玲一に?」
「姫条には関係ないでしょ?ちょっといいかしら?氷室」
「あぁ」
「玲一・・・・」
「大丈夫だ、先に戻ってな」

玲一に背中を押されて私はその場から出て行く
本当は2人が何の話をするのか気になる
けど、私にそれをのぞき見する権利なんかない
後ろ髪引かれながらも、私はその場を後にした



応援よろしくお願いします(^▽^)









  

テーマ : 自作小説 - ジャンル : 小説・文学

10:00  |  青春小説4話  |  EDIT  |  Top↑

2013.06.22 (Sat)

青春生き残りゲーム 第4話-3

「ねぇ、玲一」
「なんだ?」
「玲一はいいの?噂が流れっ放しで」
「なんで?別にかまわないけど?」
「好きな人とか・・・いたらさ、誤解されない?」
「失恋したばかりのオレに好きな人?」
「そ・・・そうだけど、でもさ、もしもできたらさ・・・」

やばい、なんか傷をえぐるようなこと言ったかな

「オレはいいんだよ、もう誰かを好きになるとかないだろうし」
「え・・・?」


「そんな顔、するな」
「・・だって」

玲一、まだあの人のことを引きずっているのかな
私は、玲一と一緒にいることで失恋の傷は癒えたし
和馬とまどかが仲良く一緒にいることが嬉しくも思えるようになった

でも、玲一は
玲一はまだ忘れることが出来ないのかな

「ふうん、誰も好きにならないんだ」
「・・・・高井!?」


応援よろしくお願いします(^▽^)









  


テーマ : 自作小説 - ジャンル : 小説・文学

10:00  |  青春小説4話  |  EDIT  |  Top↑

2013.06.20 (Thu)

青春生き残りゲーム 第4話-2

差し出されたジュースを一口もらう
あ、これおいしい
私が好きな味だ

「なんてやつ?」
「新発売とかなってたな」
「よく知らないで買ってるの?」

玲一って、しっかりしているように見えるけど
結構、適当なんだよね
新発売ってなっていると確かめずに買っちゃったりとか


「今の見た?ジュース飲ませてもらってた」
「付き合ってるよね、何で否定するんだろう」
「さあ?」

遠くから、私たちのことをひそひそいう声が聞こえる
たしかに、氷室の手から直接ジュースを飲んだわけだから
傍から見たら、飲ませてもらっているように見えても仕方がない
あぁ、またあらぬ誤解をさせてしまったような気がする


「こんなことしていたら、付き合ってるて思われても仕方ないよな」
「そうですね・・・」

顔が熱い・・・



応援よろしくお願いします(^▽^)









  


テーマ : 自作小説 - ジャンル : 小説・文学

10:00  |  青春小説4話  |  EDIT  |  Top↑

2013.06.18 (Tue)

青春生き残りゲーム 第4話-1


最近、よく言われることがある

「あれ?今日は玲一と一緒じゃないの?」
「今日は氷室と一緒じゃないんだ!ラッキー!どっか行こう」
「あれ?ななちゃん今日は1人?」
「氷室先輩は一緒じゃないんですか?」

・・・・・・・

私、そんなに玲一と一緒にいる?


「まあ、いるんじゃないか?現に今も一緒にいるし」
「・・・そうだね」


昼休み、私は玲一と裏庭でご飯を食べていた
まどかと香奈ちゃんはそれぞれ彼氏と食べる日らしく
一人さびしくとぼとぼ歩いている私に玲一が声をかけてくれて
一緒にお昼を食べることになった
よかった、玲一がいて本当に良かった


「言われると気にしちゃって、なんか意識しちゃうというか」
「ふうん」
「付き合っているって噂も消えてないし」
「ふうん」
「ちょっと、聞いてるの?」
「これ」
「なに?」
「ななが好きな味だと思う」

まったく聞いてないなこいつ!



第4話開始しました

応援よろしくお願いします(^▽^)









  

テーマ : 自作小説 - ジャンル : 小説・文学

12:58  |  青春小説4話  |  EDIT  |  Top↑

2013.06.16 (Sun)

青春生き残りゲーム 第3話 おまけ-3

動揺している?
そりゃそうだよな、急に名前で呼ばれたら驚くよな

下の名前で呼んだら
ドキドキするかと思ったけど
別になんてことないな

「行くぞ」
「うん・・・・・れ、玲一!」
「・・・・・!?」

「何、驚いてんのよ」
「・・・・そりゃ」
「あんたの名前でしょ?」

姫条の顔を見ると
ニヤニヤしている
いたずらが成功して喜んでいる子供みたいだ

けど、頬が赤い
恥かしがってんのが丸わかりだバカ
けど、名前で呼ばれるのは
悪くない

「そうだな・・・」

えへへ、と笑ってオレの隣を歩き出す
姫条の歩幅に合わせてオレもゆっくり歩く
誰かに歩幅を合わせるなんて初めてだ
けど、それも悪くない



「ずっと、このままでいられたらな」
「?何?なんか言った?」

「なんでもない」




第4話へ続く


これで第3話すべておわりました

応援よろしくお願いします(^▽^)









  

テーマ : 自作小説 - ジャンル : 小説・文学

10:00  |  青春小説3話  |  EDIT  |  Top↑

2013.06.14 (Fri)

青春生き残りゲーム 第3話 おまけ-2

「氷室!」
「姫条・・・・?」
「見つけた、こんなところで何しているの?寝てた?大丈夫?」


姫条はにこにこ笑いながらオレに近づいてくる
さっきまでバカみたいなことを考えていたせいで
まともに顔が見れない

「授業始まるよ?教室に戻ろう?」

両手を広げてオレの前に立つ
なんで広げているんだ?
なんでこいつはこんなに無防備なんだ?
こんなんだから放っておけないんだ
やっぱりオレは保護者だな、保護者

隙だらけの姫条に抱き着く
案の定驚いた顔をしている
面白いな、本当に
見ていて飽きない

「えぇ!何?」
「両手を広げるからだ」
「え、えぇ?」

好き・・・・だと思う
けど、それは恋愛感情とは違うと思う
こうして抱き着いても変な気にはならない
むしろ落ち着く
こうして姫条のそばにいるのは心地いい

「氷室・・・?」
「教室に戻るか・・・・・なな」
「・・・・・え・・・・?」
「お前の名前だろ?」
「そ、そうだけど」



続く


応援よろしくお願いします(^▽^)









  

テーマ : 自作小説 - ジャンル : 小説・文学

10:00  |  青春小説3話  |  EDIT  |  Top↑

2013.06.12 (Wed)

青春生き残りゲーム 第3話 おまけ-1

有沢が屋上から出て行ったのを確認してまた屋上に戻る

「あんたはななちゃんのこと、いつ好きだってわかったの?」
「だからって、ななちゃんの気持ちまでも否定するのは違うんじゃない?」

有沢が言っていた言葉を頭の中で反芻する

オレが姫条を好き?
姫条が俺を好き?
まさか

オレはつい最近まで好きな人がいたし
姫条だって和馬のことが好きだった
まあ、オレはあの女のことはもう吹っ切ったし
姫条も和馬のことは引きずってないと思う

一緒にいるのは楽しい
それに、危なっかしいから目を離せない
保護者みたいなもんだとオレは思っているし
あいつもオレのことは友達の1人だと思っているはずだ

けど、もしも俺たちが付き合ったらどうなるんだ?

「名前を呼び合うとか、普通のカップルみたいなことするのか?」
オレが?ななって呼ぶのか?
姫条もオレのことを下の名前で呼んだりするんだろうか

いや、馬鹿なことを考えるのはよそう

授業開始5分前のチャイムがなる
あぁ、もうこのままサボってしまうか



続く


応援よろしくお願いします(^▽^)









  

テーマ : 自作小説 - ジャンル : 小説・文学

10:00  |  青春小説3話  |  EDIT  |  Top↑

2013.06.10 (Mon)

青春生き残りゲーム 第3話-39

「今日から・・彼氏彼女ってことでいいんだよね?」
「そうね」


そうはっきり言葉にされると、なんだかさぁ・・・・
恥ずかしいっていうか・・・
私はこういうの慣れてないんだってばぁぁぁ!!


「香奈ちゃん!」

「なに?」

!!!!???

呼ばれて振り返ったらキスをされた
ほほじゃない
口だ!

「へへ、しちゃった」

「・・・・・」


言葉が出ない
だって、これ私のファースト・・・・・


「バカ!!!」


思わず鳥居を殴ってその場から走り去った

だめだ!きっと今すごく顔が赤いに決まってる
だって熱い!尋常じゃないくらい熱い!



でも、嫌じゃなかった・・・

あぁ、私

恋をしたんだ

今はっきり自覚した




続く


応援よろしくお願いします(^▽^)









  

テーマ : 自作小説 - ジャンル : 小説・文学

10:00  |  青春小説3話  |  EDIT  |  Top↑

2013.06.08 (Sat)

青春生き残りゲーム 第3話-38

「やったぁ!」
「は・・・わぁ!!」

さっきまで不安そうな顔をしていたくせに
今度はすごい笑顔になって
力いっぱい私に抱き着いた
苦しいけど、まあ嫌じゃないからいいか

「やったよ!先輩たち!」
「え?」


「「グッショブ」」

ほんの少し開いたドアの隙間から
ななちゃんとまどかの顔が見えた

「グッジョブじゃないわよ!何してるの2人とも!」

鳥居の腕からすり抜けて
ドアに駆け寄るけど、2人はすでに走って逃げてしまった

「こらー!!」

無駄だとわかっていても叫んでしまう
あの恥ずかしい場面を見られていたなんて
穴があったら入りたい

「まあまあ香奈ちゃん」
「まあまあじゃないわよ!」
「先輩たちのおかげで、こうして告白できたんだもん、いいじゃない、ね?」
「・・・・・・そうね・・・」

ふにゃりと笑う鳥居の顔を見たら
なんだかどうでもよくなってきた
あぁ、でも・・・少しくらい動揺させてやりたい

「香奈ちゃん!」

動揺させてやりたいと思いついたのが
私から抱き着くということしかなくて
イメージ力の貧困さに泣きそうだけど
動揺しているまあいいか・・・



続く


応援よろしくお願いします(^▽^)









  

テーマ : 自作小説 - ジャンル : 小説・文学

10:00  |  青春小説3話  |  EDIT  |  Top↑

2013.06.06 (Thu)

青春生き残りゲーム 第3話-37

「うん・・・」

断るはずだった
鳥居がはっきりと私に何らかの意思を伝えてきたら

付き合えないと、鳥居のことなんて何とも思っていないと
だから付きまとうのはやめてほしいと
はっきり言うつもりだった

それなのに、私の口からでたのは
鳥居の告白を受け入れる言葉だった

「うそ・・・」
「うそじゃない」

鳥居が驚いた顔をしている
もともと大きい目をさらに大きく開いている
そりゃそうだよね
私だって驚いている

「え・・香奈ちゃん・・オレのこと・・好きなの?」
「・・・う・・ん、それは」
「え?好きじゃないの?」
「はっきりと好きだってまだ言えないんだ」
「じゃあ、なんで・・・」
「その・・」

驚いたり、不安そうな顔をしたり
前から思っていたけど、表情がコロコロとよく変わる
見ていて飽きない、面白い

「私ね、鳥居のことが気になるのよ・・人前でべたべたされるのは好きじゃないから止めてほしいと思っているけど、だけど完全に離れられるのはさびしいと思ってる」
「・・・・?」
「鳥居がそばにいればドキドキして落ち着かないけど、それが嫌なわけじゃないの」
「それって、好きってことじゃないの?」
「それはまだよくわからない!」
「じゃあ、なんで彼女にはなってくれるの?」
「・・・・・だから・・・」


深く息を吸って心を落ち着かせる
そうしないと感情任せに怒鳴りつけてしまいそうだ

「香奈ちゃん?」
「そうね、好きってことなのかもしれないわ」

認めてしまったら、急に心が楽になった
あぁ、そうか
私はいつの間にか鳥居のことを好きになっていたんだ



続く


応援よろしくお願いします(^▽^)









  

テーマ : 自作小説 - ジャンル : 小説・文学

10:00  |  青春小説3話  |  EDIT  |  Top↑

2013.06.04 (Tue)

青春生き残りゲーム 第3話-36

「・・・・!?」
「ごめん、顔を見るのが恥ずかしいから、こうしていい?」

いつの間にか私は鳥居の腕の中にすっぽりと収まっていた
もう抵抗する力も残っていない私は
鳥居にされるがままだった

「好き・・・・です・・・」

耳元で静かにささやかれた言葉を
理解するのに時間がかかった

好き・・・・?って言った?
え、えぇ!!

顔がさらに熱くなっていくのがわかる

私の動揺をよそに、鳥居は話続ける
いつもみたいに大きい声じゃない
小さくて、少し震えた声だ
こんな鳥居も初めてだ

「好きになったのはつい最近・・・でもそれを言葉にする前に、オレのことを意識してほしかったんだ」
「・・・・・」

確かに意識はした
だから今こんな状態になっているわけで
いや、そんなことはどうでもいいんだけど

「でも、姫条先輩と天ノ橋先輩に言われたんだ・・・ちゃんと言葉にしなきゃ伝わらないこともあるって・・・」

あの2人・・・そんなことを鳥居に言ってたの?

「だから、ちゃんと伝えたくて・・・・」

私を抱きしめていた腕の力が緩んだ
ゆっくり鳥居から体を放した
視線を感じて、顔を上げると
鳥居は私の目をまっすぐに見ていた
今度は逸らせなくて
私もジッと鳥居の目を見つめる

「好き・・・・香奈ちゃんが・・・好きです」

「オレの彼女になってくれませんか?」



続く


応援よろしくお願いします(^▽^)









  

テーマ : 自作小説 - ジャンル : 小説・文学

10:00  |  青春小説3話  |  EDIT  |  Top↑

2013.06.02 (Sun)

青春生き残りゲーム 第3話-35

「香奈ちゃん・・・おはよう」
「なんであんたがここにいるの!!」

はめられた!ななちゃんとまどかにはめられた!
鳥居がいると知っていたら
こんな人気のないところにのこのこついて来たりしなかった!

「逃げないで!姫条先輩と天ノ橋先輩にお願いして、香奈ちゃんを連れてきてもらったんだ」
「・・・・なんでよ」
「どうしても、話したいことがあったから」

また、私の見たことのない表情だ
いつものチャラチャラした顔じゃない
あのとき、赤くなったときの顔じゃない
真剣でまっすぐに私を見ている

「わ、私は!話すことなんかないから!」

その目に耐えられなくて、私は鳥居に背を向けてその場を立ち去ろうとした
けど、鳥居に腕をつかまれて身動きが取れなくなってしまった

「放してよ!」
「だめ!お願いだから話を聞いて!」

ダメなのは私のほうだよ
心臓がおかしい、ドキドキ動悸が止まらない
苦しい、苦しくて熱い

顔が、つかまれている腕が
どこもかしこも熱くて仕方がない


続く


応援よろしくお願いします(^▽^)









  

テーマ : 自作小説 - ジャンル : 小説・文学

10:00  |  青春小説3話  |  EDIT  |  Top↑
 | BLOGTOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。