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2013.05.31 (Fri)

青春生き残りゲーム 第3話-34

重い足取りで屋上からの階段を下りる
結局何も解決しなかった
分かったのは、氷室が頑なにななちゃんへの思いを認めないということだけだ

私の気持ちは・・・
どうして自分のことが自分で一番わからないんだろうか

「香奈ちゃん!」
「え?」

声をかけられて顔を上げると
ななちゃんとまどかの姿があった
2人ともやけにニヤニヤしているのが気になる

「おはよう、っていうかどこに居たの?探したよ」
「ごめん、ちょっと用事があって」
「まあ、いいじゃない?それより、授業まで時間あるでしょ?ちょっとつきあってよ」
「へ?」

ななちゃんとまどかに腕を引っ張られ
半ば強引に、人気のない視聴覚室に連れて行かれた
こんなところで何の用事があるというんだ?

「まあまあ入って」
ななちゃんが視聴覚室の扉を開けて入るように促す
でも、カーテンを閉め切っているせいか
朝なのに部屋の中は真っ暗で、入る気がしない
「いいから!」と背中をまどかに押されて無理やり中に押し込まれた

押された勢いで足を滑らせて
体が前に倒れてしまった
あぁ、やばい!これは絶対に痛い!はずだったのに

「いた・・・くない?」

倒れたのに、全然痛みを感じない
何かに支えられているみたいだ
何があるのかと一生懸命その辺を探る
暖かい、まさか私のほかに誰かいる?
慌てて起き上がって
手探りで電気のスイッチを探した

なんとかスイッチを見つけて電気をつける
真っ暗な部屋が一気に明るくなった

「・・・・・なんで・・・」

明るくなった部屋にいたのは
今一番会いたくない人物だった


続く


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2013.05.29 (Wed)

清酒に着残りゲーム 第3話-33

「だからって、ななちゃんの気持ちまでも否定するのは違うんじゃない?」
「・・・・しつこいな・・おまえ、姫条に怒られるぞ」
「そりゃ、ななちゃんに確認したわけじゃないけど、恋愛感情じゃないにしろ、ななちゃんはあんたのこと好きだと思うよ?」
「恋愛感情抜きだったら、オレだって姫条のことは好きだぞ?」

これも嘘だ
根拠は?って言われてもわからないけど
なんか・・・うん
恋愛感情を持つことを拒否しているような気がする
だって、私を見ているようなんだもの

「オレのことはどうでもいいんだよ、おまえがどうするんだよ」
「私・・・私は・・・」
「お前こそ、鳥居が好きなら受け入れてしまえばいいだけだろ」
「・・・・でも」

顔を下げてもじもじしていたら
氷室に軽く頭を叩かれた
「何するの!」と頭を上げたら
氷室はすでに屋上の扉の前にいた

「もう面倒だから帰るわ あとは適当にがんばれ」
「ちょっと!」

後ろを向きながら、手をひらひらと振って
氷室は屋上を出て行ってしまった

がんばれって
どうがんばれって言うのよ!





続く


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2013.05.27 (Mon)

青春生き残りゲーム 第3話-32

「じゃあ、あんたはどうなの?」
「オレ?何が?」
「あんたはななちゃんのこと、いつ好きだってわかったの?」
「はぁ?」

はぁ?じゃないでしょ
私そんな変なこと聞いてないでしょ
何なのその顔
眉間にシワなんか寄せて、変な顔して

「オレ・・・別に姫条のこと好きじゃないけど?」
「はぁ?そんなわけないでしょ!あんだけベタベタしてるのに!」
「ベタベタ・・・・?」

好きじゃない?嘘だ
最近のななちゃんと氷室の関係は
本人たちが何と言おうが「恋人」だ
気が付けばいつも2人でいるし
距離も近いと思う
付き合っていないとしても、お互いが好き合っていると思っていた
それなのに、違うと!?

「オレが、姫条と一緒にいるのは・・・まあ、保護者みたいなものだ」
「保護者?同級生なのに?」
「・・・オレはそういうつもりだし、姫条だってオレのことをどうこう思っているなんてないと思うぞ」
「・・・そうかな・・・」

どうも釈然としない
氷室は絶対に嘘をついている・・気がする
そりゃ、私に本当のことを言う必要なんかないだろうけど
でもさ





続く


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2013.05.25 (Sat)

青春生き残りゲーム 第3話-31

朝だからか、屋上に人はまだいない
安心して私は頭の中でごちゃごちゃしたことを
氷室に吐き出した

「・・・認めろよ」
「何を?」
「好きなんだろ?鳥居のことが」
「嫌・・」
「何でだよ」

だって、私は鳥居のこと何も知らない
生徒会の後輩で
しつこくて、変にポジティブで
どんなに拒否しても迫ってくる

それなのに、急に顔を赤くして
あんな表情見せて

「私、鳥居のことよくわからないし」
「あのなぁ」

「知らないから好きになれないんじゃなくて」
「知りたい、気になるから好きになるってこともあるんだよ!」

バカだろ、おまえ
とでも言いたいような顔の氷室
ムカつく、何よバカじゃないわよ!

ただ、この気持ちを
恋と言っていいのかが
分からないだけだよ



続く


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2013.05.23 (Thu)

青春生き残りゲーム 第3話-30

氷室の鞄をつかんで動きを止める
びっくりした氷室が振りかえる
私の姿を確認して睨みつけた

「・・・何をするんだ・・・危ねぇだろ」
「もうわけがわからなくなってきた!気が付けばずっと同じこと考えてるの!」
「おいこら・・・やめろ!」

私は氷室の鞄をつかんだまま
左右に揺らす
何かに当たってないと気持ちがおさまりがつかない

「考えていたら動悸までしてきたの!これって病気!?何科に行けばいいの!もうやだぁ!」
「落ち着け、危ない!殺す気か!」
「殺す気ならもっと本気で襲いかかるわよ!」
「開き直るな!」

「なによ・・・ななちゃんの話は聞けるくせに私の話は聞けないというの!」
「なんでそんな話になるんだよ!っていうかそれが話を聞いてほしい態度か!」

氷室は大げさにため息をついて
私の腕を引っ張った

「ここじゃ目立つから屋上に行くぞ」

自分でやっておいてなんだけど
しぶしぶでも話を聞いてくれたりする当たり
こいつ結構お人好しなんだろうか



続く


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2013.05.21 (Tue)

青春生き残りゲーム 第3話-29

「まどか」
「ななちゃん・・・・」

「これは、私たちがなんとかしなきゃならないかもね!」
「そうだね!ひと肌脱ぎますか!」



翌日、重い体を起こして学校に向かう
ななちゃんとまどかにとりあえず謝らなきゃ
昨日は携帯の電源を切って
すぐに眠ってしまった
朝、電源を入れたら2人から心配するメールが入っていた
あぁ、迷惑かけちゃってるなぁ

学校に入ると
すぐにななちゃんとまどかの姿を見つけた
声をかけようと近づこうとしたけど
2人はすごい勢いで私の前を走り去ってしまった
なんだ?何があったんだ?

話しかけるタイミングを逃してしまったし
とりあえず教室に行こうと階段を上がると
同じく階段を上っている氷室を見つけた

あぁ、私なんか今
すごく誰かに当たりたい気分だ
ごめん、氷室
犠牲になってもらうわ!




続く


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2013.05.19 (Sun)

青春生き残りゲーム 第3話-28

「香奈ちゃん!今日は生徒会あるの?」
「今日はないよ」
「じゃあ、みんなで帰ろうよ!ななちゃんがおいしいクレープ屋見つけたんだって」
「いいね、行こうか」
「和馬くん!香奈ちゃん行けるって!」
「本当?みんなで行ったほうが楽しいもんね」

まどかと和馬はなんてお似合いなんだろう
美男美女というのは言うまでもないけど
空気がいいよね、ほのぼのしていて

「行こう!」とまどかに腕を引っ張られて玄関に連れて行かれた
そこにはすでにななちゃんと氷室、そして森村くんが待っていた
何やら氷室と森村くんが揉めている

なんだ?と思って近づくと
ななちゃんの隣を歩くか歩かないかで争っている

森村くんって、いつななちゃんのこと好きになったんだろう
1年生のころはそんなそぶりまったくなかった
けど、2年生に上がるころにはななちゃんに付きまとっていて
ものすごく好き!というオーラを出していた
鈍いななちゃんは全然気づいていないけど

どこで気づくの?
友達として好きというのと
異性として好きの境目はどこなの?
なんでみんなそれができるの?

「・・・・・・ごめん、私やっぱり帰る」
「香奈ちゃん?どうかした?」
「ううん!なんでもない!誘ってくれたのにごめんね!」

頭が混乱してきた!
許容量オーバーだ
今はとりあえず休みたい!




続く


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2013.05.17 (Fri)

青春生き残りゲーム 第3話-27

仮に・・・
鳥居が私のことを好きだと言葉にしたら
私はどう反応するんだろう
そもそも、私は鳥居のことをどう思っているんだろう

やられていることは迷惑している
メールがしつこいのも
電話もあまり好きじゃないから止めてほしい
人前で抱き着くのも本当に恥ずかしい
でも、嫌という感じはしない

あれ、なんでだ?

「あぁ!わからない!」
「有沢?何かわからないことあったか?」

しまった、授業中だったんだ
あぁ、もう
なんでこんな面倒なことを考えなきゃならないのよ!




続く


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2013.05.15 (Wed)

青春生き残りゲーム 第3話-26

「あー・・のさ」
「なに」
「・・・・なんでもない!」

いつもヘラヘラ笑っているくせに
今の鳥居は顔を真っ赤にしてこっちを見ている
なんでそんな顔するの
つられて私の顔も赤くなる

なんだこの空気・・・

この空気に耐えられなかったのか
鳥居はものすごいスピードで去ってしまった

助かった

「ずいぶん可愛いことしているのね」
「・・・・高井、マジうざ・・・」

ホッとする間もなく
いつの間にか現れた高井に身構える

「私、鳥居もらうから」
「はぁ?」

突然なにを言い出すんだこの女
鳥居をもらうって・・・
鳥居はそもそも物じゃないんだから
そういう言い方ってどうなの

「せいぜい盗られないように頑張ってね」
「バカじゃないの?」

なんかよくわからないけど
すごいムカつく

大体、盗るだの盗られないだの
私と鳥居は付き合っているわけじゃないから
その言葉は適してないのよ
あぁ、私の気持ちなんてお構いなしに
色んな事が勝手に起きていくような気がするよ




続く


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2013.05.13 (Mon)

青春生き残りゲーム 第3話-25

「私たちが介入することじゃないのは重々承知」
「でもさ、こんな風に憔悴しきっている香奈ちゃんを放っても置けないのよ」

ななちゃんとまどかが私の前に立つ
2人とも威圧感が半端ない
その威圧に鳥居はブルブル震えている
美人がキレると怖いのは本当なんだ・・・って
今はそんなのどうでもいい!

「で?なんなの?鳥居くんは香奈ちゃんで遊んでいるの?」
「あの・・・その・・」
「どうなの?鳥居」

2人に迫られて、しどろもどろになっている鳥居
ざまみろ!という気持ちと
変なこと言わないでよ!という気持ちが入り混じって
頭の中がごちゃごちゃしている

「あの、遊んでいるわけではないです」
「なに?煮え切らないなぁ」

うじうじしている鳥居にイラついたのか
ななちゃんは鳥居の肩に腕を回した
まどかも下から鳥居の顔を覗き込む
傍から見たら不良に絡まれる男子高生にしか見えない

「あのさぁ、世の中には、ちゃんと言葉にしなきゃいけないこともあるんだよ」
「はい・・」
「チャラチャラするのは外見だけにしておけ、このヘタレ野郎が!」
「うぅ・・・」

「とにかく、香奈ちゃんの背後に私たちがいることを忘れないでね?鳥居くん」
「香奈ちゃんに何かあったら、ただじゃ済まさないから」

2人は鳥居の背中を強めに押して、私に突き出した
「じゃあね」と教室に入ってしまった
廊下に残された私たちの間には
変な空気が漂っていた




続く


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2013.05.11 (Sat)

青春生き残りゲーム 第3話-23

「相当キてるね」
「そうだね、何を聞いても「いや」「別に」しか言わないし」

昨日からずっと悩んで
ご飯もノドを通らない、睡眠も十分にとれなかった
相変わらず鳥居からメールや電話が来たけど
全部無視した
家の電話は受話器を上げてつながらないようにした

誰かに振り回されるのは好きじゃない
早く解決してしまいたい
こんなに考えているのに、どうして答えが出ないんだろうか

「あ、姫条先輩に天ノ橋先輩だ!ちーっす」
「・・・・ちーっす・・・じゃないんだけど」
「え・・・姫条先輩?」
「能天気な顔しやがって、ちょっとツラ貸しな」
「天ノ橋さん・・・?」


なんだ?ななちゃんとまどかと・・・
なんで鳥居がいるの!
そしてなんで2人はまた鳥居を囲んでいるの!


「なんなんですか!2人とも怖いですよ!」
「怖くない、怖くない」
「ちょっとお姉さんたちとお話ししましょうよ、ね?鳥居」
「嫌ぁぁ!」


「ちょっと待った!何をしてるの2人とも!」
「チッ、気づかれたか」
「チッってななちゃん!」

「ちょっと話を聞きたかったの」
「話って」
「鳥居が香奈ちゃんのこと、どう思っているのかなって」

なんでそれを2人が聞くのよ!



続く


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2013.05.09 (Thu)

青春生き残りゲーム 第3話-22


「もうすぐ生徒会の会議だから迎えに来たよ」
「・・・・・余計なお世話だよ」

呑気な彼にイライラする
誰のせいでこんなに悩んでいると思っているんだか

「なんで構えているの?」
「あんたがいつも変なことするからでしょ?」

「もしかして」
「何よ」
「キスされるかと思った?」

ウインクしながら鳥居はそう言って
人差し指を自分の口に当て、その指を私の唇に当てた

その行為にイラついて、頬を強めに引っ叩いた

「調子に乗るなよ」
「・・・香奈ちゃん、なんか会うたびにパワーアップしてない?」
「誰のせいだと思ってる!」


不覚にも、ドキッとした
鳥居の指の感触がまだ残っている

あいつは何でこんなことを平気でするんだろう
イライラする
なんでこんなに誰かのことを考えなきゃいけないんだろう



続く


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2013.05.07 (Tue)

青春生き残りゲーム 第3話-21

じっと見ていると、氷室が袋からパンを取り出した
確かあれは、購買で人気の満月メロンパン
前にななちゃんが「食べたいけどすぐ売り切れる」と嘆いてたやつだ

いかにも自慢してます!という態度の氷室
私だったらあの段階で蹴りを入れている
ななちゃんは何やら必死で訴えている
多分「一口!」とか言ってるに違いない

そんな必死にお願いしているななちゃんを無視して
氷室はパンを食べ始めた
悔しがるななちゃん
そしてそれを嬉しそうに見る氷室
Sだ、あいつは確実にSだ!

それよりも・・・
あの2人、付き合ってないんだよね?
こうして見ていると恋人がじゃれあっているようにしか見えない
でも、友達なんだよね?
じゃあ、友達と恋人の境ってなんだ?
友達の好きと、異性への好きは一体何が違うんだろう

これ以上考えたら
迷宮に入ってしまいそうだ
ここは一旦、考えるのを止めよう

ふう、と息を吐いて顔を上げると
今、一番会いたくない奴が目の前にいた

「香奈ちゃん、見っけ!」
「うわぁ!」

厄日だ


続く


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2013.05.05 (Sun)

青春生き残りゲーム 第3話-20

「まあ、頭で考えて解けるようなものじゃないだろ」
「じゃあ、どうすればいいのよ」
「そんなの自然に身を任せていれば、いつかわかるだろ」
「何よそれ!」

ダメだ、もう本当にダメだ
今すぐこの場から出て行こうと思ったら
ななちゃんがこっちに向かってやってきた
手にはお弁当を抱えている
もしかして・・・ここで氷室と食べる約束してたのかな

「香奈ちゃんもここでお昼?」
「いや・・・うん・・・まあ・・・」
「じゃあ一緒に」
「もう食べ終わったから」

「香奈ちゃん・・・?」
「明日は一緒に食べようね!」

そう言って私はその場を後にした
氷室がまだにやにやして私を見ている
これ以上一緒にいたら、絶対に殴る!

早足でその場を立ち去り
2人から見えなくなった場所で振り返って
ななちゃんたちの様子を見てみた

ななちゃんは、なんであんな男と一緒にいられるんだろう
私だったら無理だ、イラつく

あれと一緒にいられるななちゃんって
実はすごいんじゃないかと私は思う


続く


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2013.05.03 (Fri)

青春生き残りゲーム 第3話-19

氷室を捕まえて
私は今まであったことを全部話した
もやもやしている私の気持ちも全部

「で?どうしたいんだ?有沢は」
「どうしたいも、こうしたいも、どうすればいいかわかんないの!」
「その鳥居ってやつは有沢のことが好きなんだろ?それに有沢がどう答えるか、それだけじゃないのか?」
「でも!言葉でちゃんと聞いたわけじゃないのに、行動なんかできないでしょ!」

相談相手を間違えた・・・?
なんか全然答えが出ない

「なんかさ」
「なによ」
「はっきりさせて、傷つくのが怖くて言い訳しているように聞こえる」
「・・・・・はぁ?何それ!」

「姫条が言うように、嫌なら嫌ってはっきり言えばいいんだ」
「だから・・・」
「自分がやめてほしいって言うのに、相手の言葉を待つ必要なんかないだろ?」
「それは・・・」

そのとおりだと思った
自分が本当に嫌なら、嫌だって言えばいいだけだ
それなら私は・・・

「本当に嫌だったら、有沢の性格上、とっくに解決しているだろ?」
「何が言いたい」
「そうしないのは、少なからず鳥居のことを気にしているんじゃないのか?」
「そんなこと・・・」

にやにやする氷室に
私はなんだか居心地が悪くなった
やっぱり相談相手を間違えた


続く


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2013.05.01 (Wed)

青春生き残りゲーム 第3話-18

裏庭には誰もいなかった

お弁当を食べながら
ななちゃんとまどかに言われたことを思い出す

嫌ならフレばいい
そうしないということは香奈ちゃんも鳥居が好き?

フレばいいと言うけど
考えてみれば、はっきりと「付き合って」や「好き」と言われたわけじゃない
それなのに「付き合えないから」や「好きじゃないから」と言っていいものなのか
それこそうぬぼれにならないか?
どうなんだろう、わからなくなってきた

「あぁぁぁぁぁぁ!!!」

考えても答えが出るわけもなく
もやもやした感情が変な声になって溢れ出してしまった

「・・・・・」
「・・・・・」

そして、なんでこんなタイミングで人と会ってしまうんだろう

「見たのね、氷室・・・」
「見ました・・・なに?優等生の雄叫び?」
「バカなこと言うな!」

最近、ななちゃんと急に仲良くなった氷室玲一
正直、私は彼が少し苦手だ
何を考えているかわからないし

でも、なんとなくだけど
私よりは恋愛経験はありそうだ
もうこの際、私のもやもやを解消してくれるなら
誰でもいい!
すがる思いで私は氷室に言った

「救世主!」
「は!?」
「迷える子羊を助けなさい!」
「・・・・それが人にものを頼む態度か?」



続く


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